IS インフィニット・ストラトス ~天翔ける蒼い炎~   作:若谷鶏之助

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(つ、ついに一夏さんの、執事姿をこの目に!)

 

 一年一組の教室の前で、五反田蘭は心臓の高鳴りを隠せないでいた。

 本来なら来てすぐに行くべきだったのだが、緊張のあまり向かうことができず、今に至る。もともと蘭は来年このIS学園を受験する予定で、学園内の見学という建前で来た以上、学園をしっかり見ておきたいという真面目な理由もあったが。

 ともあれ、せっかく憧れの先輩であるラウラに与えてもらったチャンス。有効に活用したいところである。

 

(よ、よし、五反田蘭、入りますっ!)

 

 この先には、執事姿の一夏が待っているはずだ。そして、あの屈託のない笑顔で言うのだ、「いらっしゃいませ、お嬢様」と。

 

(えへへぇ……)

 

 顔のだらしなさ、そして口から滴る、所謂よだれと呼ばれる液体。孫娘のこんな姿を見たら、祖父は泣くに違いない。

 

(あ、あれ?)

 

 だが、中に入ると一夏はおろか、メイドもほとんどいない。客もちらほらと居るだけで、大盛況だった頃とは程遠い。

 

「あれっ、あれっ!?」

 

 思っていたのと、違う。

 

「い、一夏さんっ、どこに行っちゃったんですかぁ!?」

 

 

 

 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 

 

 

「ははははっ!」

 

 オータムの高笑いが響き、銃弾がばら撒かれた。左右同時に挟撃してくる銃弾を、一夏はスラスターの加速で跳躍して躱す。

 更衣室内の空間は非常に狭い。とてもではないが自由に飛び回ることは出来ない。故に、細かい機体操作を行わなければ障害物に激突することになる。だが、一夏はここ一ヶ月の猛特訓によって機体のマニュアル操作に関してはかなり上達していた。障害物を物ともせず、一夏は狭い更衣室内を移動する。

 

「何が目的だ!」

 

 手に《雪片弐型》を展開した一夏が、天井からスラスターを吹かして急降下、その勢いのまま上段斬りを叩き込んだ。

 

「さっき言っただろ! てめえが付けてる、そいつを頂くんだよぉ!」

 

 オータムはその斬撃を装甲脚二本で受け止め、さらに二本の装甲脚で《雪片弐型》をホールドした。

 

(う、動かねえっ!?)

 

 右手の雪片弐型が抜けない。

 まずい、このままではただの的だ。

 

「くらいな!」

 

 余った装甲脚四本の一斉射撃が白式を襲った。シールドエネルギーが減少し、機体コンソールに赤い文字が浮かぶ。

 

「くっ!」

 

 止むを得ず一夏は一度《雪片弐型》を手放し、後方へ宙返りして、攻撃が止んだのと同時に突進、装甲脚に蹴りをかまして《雪片弐型》を奪い返した。奪ったと同時に後退、再び刀を構えて体勢を整えた。

 

「やるじゃねえの、ここアラクネ相手にちょこまかと!」

 

 オータムの右腕にマシンガンが構築され、距離の空いた白式へ発射された。一夏はロッカーを遮蔽物にして、その弾丸を防ぐ。

 

(厄介だな……)

 

 一夏はこの数分の戦闘で、正体不明のIS、アラクネの特徴をまとめた。

 見たところ、射撃は実弾のみ。特別高い破壊力は感じられないが、マシンガン、装甲脚の先からの砲撃での弾幕は中々に厚い。そして、最も厄介なのがあの装甲脚。それぞれが独立したPICで機動しているらしく、動きが読めない。

 

(どうする……!?)

 

 敵が実弾兵器しか使ってこない以上、エネルギーを無効化する零落白夜の盾は意味を成さない。

 荷電粒子砲も使えない。荷電粒子砲は破壊力が高すぎて、外した場合、下手をすれば近くの生徒に危害が及ぶ。それを顧みれば、おいそれと放つことはできない。

 こうなれば《雪羅》はクローモードで固定し、《雪片弐型》と《雪羅》クローモードを並行しての接近戦で一気に方を付ける。

 

(『アレ』は、まだつかえるもんじゃないしな……)

 

 実は、一夏にはまだ誰にも見せていない『とっておき』がある。が、それはまだ練習段階で、うまく行った試しがなく、到底使えない。実戦で失敗したときのリスクは膨大だ。

 一夏は方向性が定まると、遮蔽物から飛び出した。

 

「覚悟しやがれ!」

 

 クモのように装甲脚が蠢くアラクネへと瞬時加速(イグニッション・ブースト)で突っ込んだ。

 

 

 

 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 

 

 

 一方の第四アリーナでは、一夏の戦闘には気付くこともなく女子たちが入り乱れていた。だが、事態の急展開に気付いた者が若干名いた。常に専用機を持つ、専用機持ちの面々である。一夏のISが展開されたことと、未確認のISが現れたことをコア・ネットワークで把握したのだ。

 

「翔くん!」

「会長!」

 

 ことに気付いた翔は、すぐさま楯無と合流した。

 

「……例の組織でしょうか?」

「でしょうね。どうやら外来客に紛れてたらしいわ。やられた……!」

 

 ぎりり、と楯無は唇を噛む。

 

「会長、俺は今から一夏の援護へ向かいます」

 

 翔が向かおうとすると、楯無は首を横に振った。

 

「ダメよ、翔くん。翔くんは他の専用機持ちを学園周辺に待機させておいて。ここは私に任せて行きなさい」

「心配ありません」

 

 俺なら負けませんよ、と翔はいつものように言うが、楯無は却下する。

 

「君を、一人にさせるわけにはいかないの。この何週間か、何故私が君と一緒にいたか、それに気付いてなかったとは言わせない」

「…………」

 

 楯無が翔を生徒会へと勧誘し、同居を決め込んだ本当の理由とは何か?

 ――それは、「保護」と「監視」。特に、翔に関しては監視の方が意味合いが強い。保護という意味なら、一夏にも同様のことが言えるからである。

 クラス対抗戦での未確認ISの襲撃。それには未登録の新しいコアが組み込まれていた。この世でISのコアを生み出せるのは篠ノ之束一人。当然、犯人は篠ノ之束である、と学園側は判断した。

 では、その篠ノ之束の弟子たる天生翔はどうか? ――当然、怪しい。

 つまるところ、翔は疑われているのだ。

 もし翔が篠ノ之束のスパイだったとしたら、翔から目を離すのは危険である。脅威のハッキング能力を持つ翔だ、混乱に乗じて何をされるか分かったものではない。また、侵入者との関係性も否定できない。もしもグルだった場合、一夏はさらに危険にさらされる。

 だからこそ、楯無はこの単独行動を許さず、他の生徒――特に専用機持ちの目が届く範囲での行動を命じた。

 

「……俺の監視は、織斑先生からの指示ですか? 『更識家』の『楯無』さん」

「…………」

 

 敢えて含ませた意味が分かるように翔は言ったが、楯無は驚かない。楯無も自分の正体が翔にばれていたのには気付いていた。

 更識楯無。

 更識という家は、古来より日本の名家だが、その一族の名が持つもう一つの役割は、対暗部用暗部。常に影から国を守ってきた、護国の一族である。「楯無」の名は、その更識家の当主に与えられる「称号[だ。

 この「更識楯無」は十七代目の「楯無」である。

 

「……織斑先生ではない、とだけ言っておきましょう」

「…………」

「翔くん、勘違いしないでね。私個人としては君のことはとても信頼してるの。君のお友達との関係も嘘だなんて思ってないわ」

 

 楯無は笑顔で言う。

 楯無は分かっている。この男が、仲間のためになら、自らの危険も何も顧みずに進んで渦中へ飛び込んでいくということは。そんな男が、仲間を危険に晒すはずはないと。

 

「でもこうしなければならないのは、私の立場の問題よ。この学園の生徒会長としての、私の責任なの。分かって」

「…………」

 

 これから先の翔の行動は、楯無への信頼がどれほどのものかによって変わる。

 楯無に任せるか、倒してでも行くか。もし後者ならば、楯無への信頼はその程度でしかない。

 数秒、正対して動かない時間が続いた。

 その膠着状態を破ったのは、翔だった。

 

「……分かりました。俺も、あなたを信じましょう」

 

 翔は楯無にさっと頭を下げた。

 

「――一夏を、よろしくお願いします」

 

 楯無にそう言うと、翔はすぐ近くにいた鈴の方へ走って行った。

 

「…………」

 

 楯無はそんな後ろ姿を見ながら、呟く。

 

「おねーさん、嬉しいなあ。キミがそんなに信頼してくれたなんて」

 

 あの翔が、仲間のことを任せるほどに信頼してもらえたようだ。

 ここ一月ほど散々いじり倒していただけだったが、翔はそんな中でも、信頼するに値する何かを楯無に見出してくれたらしい。

 

「――翔くんのそういうところ、おねーさんは好きよ」

 

 その言葉が冗談か否か。

 嘘、というか冗談で人をからかうのが大好きな楯無だ、それを口調から判断するのは難しい。

 ただ、それは、ほんの少し赤く染まった頬が全てを物語っていただろう。

 

「まあ、任せておきなさい。学園を守れるのは、君だけじゃないんだよ?」

 

 少なくとも、可愛い後輩からの信頼を無下にするほど、楯無は薄情でも、無能でもなかった。

 

 

 

 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 

 

 

「おおおおおおおっ!!」

 

 右手は《雪片弐型》、左手は《雪羅》クローモード、それぞれから零落白夜の眩い光を発生させた一夏は、両の手の輝く刃をオータムのアラクネへと振るう。

 砲弾は機動力にものを言わせて回避、間合いに入ったら攻撃開始。

 まずは右の《雪片弐型》、その次は《雪羅》。第二形態で新たに得た力を活用して、オータムへ手を止めることなく斬りかかる。

 

「おー、危ねえ危ねえ。意外に鋭い攻撃してくるなあ」

「うるせえよ!」

「じゃあ、そろそろオータム様の本領発揮といこうかあ!?」

 

 オータムは手の得物をマシンガンからカタールという両刃の刀剣を腰部装甲から引き抜き、背の機動装甲脚も全て格闘モードにして、一夏に連続攻撃を仕掛けた。

 

(飛燕を避けるのと一緒だ!)

 

 翔との模擬戦でボコボコにされ続けている一夏にとって、この程度の攻撃は取るに足らない。上下左右から迫る刃を、一夏は機体のPIC操作で躱した。

 好機と見て、一夏はさらにもう一歩踏み込み、《雪羅》でオータムの両手のカタールを上へ弾いた。

 

「くらえっ!」

 

 無防備な銅へ《雪片弐型》を突き立てる――。

 ――だが、目の前に見えるオータムの表情は、笑み。

 一夏はぞくりとした。

 

「ッ!?」

 

 不気味な殺気を感じ、一夏は直感で攻撃を止めて右へ飛んだ。

 ――刹那、一本の装甲脚が一夏の頬を掠って行った。一夏の頬にできた赤い線から血が伝う。

 横に飛んだ一夏にまたも装甲脚の執拗な攻撃が加えられ、一夏はその間合いから退く。

 

「あ、危ねえ……」

 

 もしあのまま突きに入っていたら、絶対防御があっても深く斬られていたかもしれない。肝を冷やす一夏。

 

「思った以上にやるじゃねえの。初心者って言うからただの雑魚かと思ったぜ」

「…………」

 

 一夏はかなり低く見られていたようだ。

 舐められていたことと、オータムの余裕が一夏を苛立たせる。

 

「……あ、そうだ。いいこと教えておいてやるよぉ」

 

 オータムがにいっと口角を上げて言う。

 

「何年か前、てめえ、一度誘拐されてるだろ?」

「!?」

 

 千冬が第二回モンド・グロッソの決勝戦を棄権したのは世界中の人間が知ることだが、その理由が一夏が誘拐されたからだと知るものはほとんどいない。

 

「な、何でそのこと……!?」

「あれはな、うちの組織のしたことだ! 感動の再会ってわけだ! はははぁっ!」

「!」

 

 オータムの言葉で、一夏の怒りが爆発した。感情のリミッターも、すべて振り切れた。

 

「そうか……」

 

 ――当時の記憶が蘇る。

 何が起こったか分からないまま意識を失い、目が覚めたら、本来なら決勝戦で戦っているはずの姉がいた。

 

「そうかよ……!」

 

 あのとき、姉が見せた表情が蘇る。心から安心した、だが申し訳なさそうにすまないと謝ったときのあの顔は、忘れられるはずもない。あの強い姉があそこまで弱々しく見えたのは、初めてだった。

 そして、そのときに生まれたのは、強烈な無力感。憧れの姉に、あんな表情をさせた自分への自己嫌悪。棄権したことで世界中から批判される姉を見て、どれほど惨めに思ったことか。そのときほど、一夏が自分の無力を呪ったことはない。

 刀を握る腕が、怒りで震えていた。《雪片弐型》からは、荒々しく光が溢れ出ている。

 ――確かに、この女の言う通りだ。これは感動の再会だ。

 

「――なら、今すぐあんときの借りを返してやらぁッッ!」

 

 ボウッ、と一気にスラスターからエネルギーから放出された。

 怒りの赴くまま、一夏は爆発的な加速でオータムへ急接近した。

 

「はっ、やっぱガキだな! ちょっと揺さぶっただけで真っ直ぐ突っ込んで来やがって!」

 

 オータムはあやとりをするように手を動かすと、その手からエネルギーの塊を投げつけた。

 それは一夏の目の前で広がり、クモの巣のような形をしたエネルギーのワイヤーになった。

 

「エネルギーは効かねえ――……ッ!?」

 

 《雪羅》の爪で切り裂こうとした一夏だが、斬っても斬ってもワイヤーが伸びて、一夏をがんじがらめにしてしまった。

 

「く、くそっ、何だよこれ!?」

 

 糸が絡みついて腕が上手く使えない。結果、一夏は完全に動きを止められた。

 

「ヒャハハ、ちょろいなぁ! あっけねえあっけねえ」

 

 嫌な笑みを浮かべたオータムが、動けなくなった一夏のところへ近づいて行く。

 その手には見たことのない四本の足がついた装置が。そして、その装置の足が、開いた。

 

「――んじゃあ、お楽しみタイムと行こうぜ」

 

 一夏の胸部に張り付いたそれは、一夏に取り付くと、その足を閉じる。

 

「な、何だ……!?」

「さーて、お別れだ」

 

 一夏はオータムが言った言葉の意味が理解できない。

 お別れ? 何とだ?

 しかし、その答えはすぐにオータムからもたらされた。

 

「――てめえの、ISとな!」

「なっ!?」

 

 次の瞬間、一夏の全身に電流が走る。

 

「がああああああっ!」

 

 身を裂かれるような痛みが襲う。

 

「……く、うっ」

 

 電流が止んだ。同時に拘束も解けた。

 行ける。一夏は手のひらに力を込めた……が、右手に《雪片》の感触がなかった。

 

(ま、まさか……!?)

 

 ――無い。全身を包み込んでいた、純白の装甲が、無い。

 

「てめえの大事な相棒は、ここにいるぜ?」

「!」

 

 オータムの広げた掌の中には、光り輝く菱形のクリスタルがあった。

 あれは、ISの核。コアだ。

 

「あれはなあ、剥離剤って言うんだよ。よかったなあ、生きてるうちに見れてよぉ」

「てめえっ!」

 

 一夏は飛びかかるが、オータムの回し蹴りが腹に決まり、一夏は壁に叩きつけられた。

 

「がはっ、ごほっ!」

「ま、ISがねえ生身の人間なんて大したこたあねえ……なっ!」

「がっ!?」

 

 またも蹴られる。口が切れて血が出ていた。

 

「おらっ、おらあっ!」

 

 そこから、また何発も蹴り込まれた。いたぶるように、何度も、何度も。

 

(は、ははは……っ)

 

 一夏は笑うしかなかった。

 

(人間、キレすぎるとこうなんのか……)

 

 激昂して沸点などにとうに越しているのに、心の中に渦巻くのはまた無力。

 福音のときは、この右手に相棒が、白式がいた。だが、今はいない。不思議な少女も、甲冑の女性も助けてはくれない。

 ――何も、変わってない。俺は、無力だ。

 

(でも、俺は、俺は……許せねえ!)

 

 この感情がいけなかったというのか。怒ったから奪われたのか。悔しさも、怒りも、すべて必要ないというのか?

 

「――違うわ」

「!」

 

 別の声がした。

 

「君は、それでいい。許せないことに怒ることは、決して間違いじゃない」

 

 その方向には、生徒会長、楯無がいた。

 

「た、楯無……さん?」

「助けに来たよ、一夏くん。遅くなってごめんね」

 

 ISを展開した楯無は、いつものように、無邪気に笑いかけた。

 

「誰だ、てめえは!? ここは今、全箇所をロックしてんだぞ!」

「私は通りすがりの生徒会長よ。天才のね」

「邪魔すんじゃ、ねえよ!」

 

 ドスッ。

 鈍い音と共に、アラクネの装甲脚が、楯無を貫いた。笑顔そのままに、楯無はその身に刃を突き立てられていた。

 尊敬する先輩が凶刃に倒れる様に、一夏は呆然とする。

 

「た、楯無さ――!」

「安心しなさいな」

「え!?」

 

 貫かれたはずの楯無が一夏の横にいた。

 じゃあ今のは、と楯無が元いた場所を見ると、アラクネの攻撃を受けた楯無の体が水に変わった。

 

「ふふ、水の分身よ。おしゃれでしょ?」

「てめえ……」

 

 オータムが憎らしげに楯無を睨みつけた。楯無は気にすることもなく、一夏に語りかける。

 

「――君はそれでいいんだよ。許せないことを、許せないって怒れるのは、立派なことなんだから」

 

 楯無は続ける。

 

「でも、怒り方を覚えなさいね。そうやってなりふり構わずに怒ったら、自分の首を締めることになる。感情が先走る怒り方じゃなくて、感情が力に変わる怒り方をしなさい」

「……はい」

 

 楯無は手に大型ランス――《蒼流旋》を召喚し、くるくると回した。

 

「強く願って。君の相棒は、君の呼びかけに答えてくれる」

 

 楯無はそう言い残すと、装甲脚が蠢くアラクネと交戦した。


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