IS インフィニット・ストラトス ~天翔ける蒼い炎~   作:若谷鶏之助

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 少し時間が過ぎて、放課後。更識簪は、保健室の前で立ちすくんでいた。

 

(どういう……こと……)

 

 翔が倒れたという情報を聞き、保健室に向かった簪。とにかく見舞いに行こうと、本音から話を受けた途端に飛び出して来た。

 それに、もう一つ言いたいことがあった。ペアのことである。簪がペアの申し込めるような相手は、翔しかいない……いや、翔が良かった。翔と一緒に出場したい。本当は真っ先に言いに行くべきだったのだが、なかなか言う勇気が持てず、言い出せなかった。もう翔は誰かと組んでしまったと思っていたが、幸いなことに、今朝の時点ではまだ翔のペアは決まっていないという。だからこそ簪は、僅かな勇気を振り絞って言おうと思ったのである。

 しかし、その簪を待ち受けていたのは……

 

「で、ですから、何度も謝っているではありませんか!」

「いや、ダメだ。今日は君を半径二メートル以内に入れないからな」

「……せっかくお見舞いに来ましたのに……」

「そもそも俺が保健室にいるのは誰のせいだ?」

「う……わ、わたくしのせいですけれど……」

 

 ベッドの上でぶつぶつ文句を言う翔と、反対側のベッドに座って不満そうに膨れるセシリアだった。

 先客がいた。しかもその先客は、あのセシリア・オルコット。付き合っているのではないかと噂されるぐらい、翔と仲が良いあの人。最悪である。

 

「大体、翔さんも入学して半年以上経つのですから、そろそろお慣れになっても……」

「それが出来れば苦労はしない。とにかく、何を言ってもダメだ。今日は絶対に近寄らせないぞ」

「む……カチンときましたわ。そこまで言うのでしたら……えいっ」

「なっ!? セ、セシリア、やめろ、寄るなっ!」

「いいえ。翔さん、良くお考えになって。ここで我慢できたら、きっと女性が苦手ではなくなりますわ」

「だとしても今はいい! とにかく離れろっ!」

 

 一見喧嘩しているように見えて、じゃれ合っている二人。お互い気を許しているからこそあんなやり取りが出来るわけで、簪はこんなに取り乱して必死になる翔を知らない。

 食べるのが好きなこと、ISの操縦が上手なこと、女性が苦手ならしいことは知っている。でも、それだけ。どんな食べ物が好きか、専用機はどんな機体なのか、本当に女性が苦手なのかは、知らない。

 ――そう、簪は彼のことを知らないのだ。ほんの、少ししか。何となく分かっていたけれど、その事実を改めて認識するのは、心がずきりと痛んだ。

 しかし、そこに追い打ちをかけるようなことが耳に飛び込んできた。

 

「もう、これから一緒に大会に出るというのに、そんな軟弱なことでは困りますわ」

 

(え……っ!?)

 

 ――衝撃だった。一緒に大会に出る。それは、翔とセシリアがペアになったということ。

 

「いや、何故俺が女に慣れる必要がある?」

「優勝したときに必要ですわ。抱き上げて勝利のインタビューを受けるとか、記念撮影もありますし……」

「誰がするか」

 

 誰も入り込めない空間の中で、翔とセシリアの会話は続く。

 翔とペアを組めないということは、自分はあぶれ者になってしまったということ。他の一年専用機持ちは、もうほとんどペアが決まるだろうと噂されている。

 段々と、自分が惨めに思えてくる。見舞いにも行けず、ペアも組めず、ただ立ちすくむだけ。そっと手を差し伸べてくれた翔が、今はこんなにも遠い。

 

(うぅ……)

 

 目の前の光景から、そしてそれを見て何もできない自分から目を逸らしたくて、簪は保健室と反対に走り出した。

 

 

 

 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 

 

 

 夕暮れのIS学園。部活動の時間も、IS訓練の時間もそろそろ終盤で、それぞれの生徒はそれぞれの活動に精を出していた。

 その中庭を歩くのは、仏頂面のラウラ・ボーデヴィッヒ。銀色の眉を釣り上げ、白い頬を膨らませたラウラは、放課後すぐに聞かされた事実に、未だ苛立ちを隠せずにいた。

 

(お兄様の馬鹿者! お兄様の馬鹿者ぉ!)

 

 薄情な兄へ憤るラウラ。翔は、ラウラが目を離した一瞬の内にセシリアと話を纏め、ペアを組んだのだという。ラウラがその事実を知ったときには、既に申請は受理されていて、手遅れであった。

 多分、確信犯なのだろう。あれこれ言われる前に、既成事実を作っておいたに違いない。あの箒の誘いも、もしかしたら兄の策略かもしれない。兄は優しい人だが、目的があれば策を巡らす狡猾さを持っている。自分が兄の手のひらの上で転がされていたとしても、不思議ではない。

 翔とペアを組めなくても、ラウラは一夏からペアの申し込みを受けている。ならば一夏と組めばいいのだが、まだ返事は保留中だ。

 保留しているからと言って、一夏とペアになることは、ちっとも嫌ではない。実力は多少他の専用機持ちに劣っていようと、彼の本当の強さは、ラウラ自身よく知っている。最近また新たな技を身につけたらしく、一段と表情が良くなってきていて、どこか頼もしささえ感じる。ラウラがしっかり援護できれば、他のペアとも十二分に渡り合えるはずだ。

 ただ、今は苛々していて気持ちの整理がつかない。もう少し落ち着いてから返事をしよう、とラウラは考えていた。

 

「ふん、お兄様め。今に見ていろ、大会本番でセシリアもろとも倒してやる!」

 

 大会で憎きあの二人を叩き潰す自分を想像し、ラウラはふっふっふと悦に浸る。

 そうだ、もし兄に買った暁には、何か特別なおねだりをしてやろう。一日中くっつき権でもいいし、兄の料理三食フルコース権でもいい。

たとえ兄と組めなかったとしても、それで負けが決まったわけではない。薄情な兄には、大会後に優勝で以て盛大におねだりすることにしよう。

 今後の方向性が定まったラウラは、妙に気分が良くなって寮の食堂向かった――のだが……。

 

(……ん?)

 

 中庭のベンチ。誰もいないそこに、一人俯いている生徒がいた。その生徒が目に留まり、ラウラは歩みを止める。

 

(あれは……更識、簪だったか)

 

 彼女は、この前に紹介された新たな専用機持ちだった。下を向いてときどき目元を拭う姿は、泣いているように見える。

 まあ、私には関係ない。一人で泣いている者は一人で泣いていればいい。私が構うのも余計な世話というものだろう。

 

(……いや)

 

 歩き始めたラウラだが、またぴたりと足を止めた。

 

(……お兄様なら、どうしただろう)

 

 もし今の状況になったら、あのお人好しな兄はどうするだろう。見て見ぬふりをするのか、それとも、余計な世話を承知で声をかけるのか。

 兄は、セシリアを傷つけ、憎かったであろうラウラにさえ、心の声に耳を傾け、救いを求める声に応えた。そんな彼が、目の前で泣く友人を見捨てるだろうか。……否、断じて否である。

 ラウラは数秒前の自分を恥じた。一人でいることの辛さは、何よりも自分が知っていたはずなのに。兄が余計な世話を焼いてくれたからこそ、今の自分がいるというのに。

 気がつけばラウラは、そのベンチへと向かっていた。そして、俯く簪に、言い放つ。

 

「……何を泣いている、更識簪」

 

 簪はびくりと体を震わせ、赤く晴れた目でラウラを見上げた。ラウラが不敵に笑うと、その銀髪が秋風に吹かれ、たなびく。簪は目からこぼれた涙をごしごし袖で拭って、半信半疑に尋ねた。

 

「……ボーデヴィッヒ、さん……?」

「そうだ」

 

 夕焼け空の下、仁王立ちするラウラと、泣き顔ベンチからラウラを見上げる簪。それが、二人の妹の邂逅だった。

 

 

 

 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 

 

 

「……ふむ、なるほど。お兄様のところへ行ったらセシリアと楽しげに話していて、入る隙もなかった上に、セシリアと組んだ事実を知ってしまって落ち込んでいた、ということだな!?」

「う、うん……」

 

 ラウラのやや興奮した確認に、簪は控えめに頷いた。ラウラはおのれセシリアめ、とライバルの進撃に地団太を踏んだ。

 最近、妙にセシリアが積極的である。全く以て油断ならない。今度の試合あたりで叩いておかねばなるまい。ますますライバルへの闘志を燃やしつつ、ラウラは簪に視線を戻す。今では腫れていた目は元に戻り、様子も幾分落ち着いている。簪は、何か聞きたそうにちらちらとラウラの視線を確認していた。

 

「どうかしたか、更識?」

 

 ラウラが促すと、簪はあの、とラウラに問いかけた。

 

「どうして、お兄様って呼んでるの?」

 

 不思議そうに、簪は言う。確かに簪はまだ翔と親しくなって日が浅く、翔とラウラの関係をよく知らない。故に、ラウラが翔を兄と呼ぶのが疑問なようだ。

 

「ん? そんなもの、決まっているだろう。お兄様がお兄様だからだ」

 

 全く答えになっていない。

 

「そうじゃなくて……どうして、翔と兄妹なの?」

「ふむ」

 

 兄と知り合った頃を思い出し、ラウラは自嘲するように語り出す。

 

「ここに来た頃の私は、言ってしまえばハリネズミのようなものだった」

「……ハリネズミ?」

「そうだ。誰も寄せ付けず、誰にも近づかず、孤独でいることにこだわっていた」

 

 ラウラは孤独だった。出自の闇を抱え、自らの存在意義を能力に限定していたから、誰とも関わろうとしなかった。周りの人間に傷つけられるよりは、傷つけるほうがいい。まさに、ハリネズミだ。そして、初めて自分を認めてくれた織斑教官に心酔し、その織斑教官が大切に思う一夏に嫉妬した。

 誰も、自分のことなんて見てくれなかった。あの織斑教官ですら、人格を認め、能力を称えただけで、ラウラの心の奥底の感情には踏み込まなかった。

 

「だが、お兄様は違った。お兄様は、お兄様だけは、『私』を見てくれた」

 

 翔は、ラウラの本当の気持ち……寂しい、哀しい、苦しい、それら全てを理解してくれた。ハリネズミの針で傷つくことも厭わず、その針ごとラウラを包み込んでくれた。そして、俺は仲間だと、同じ痛みを持った家族だと言ってくれた。

 ――救われた。泣いた。本当に、嬉しかった。

 生涯、あの瞬間を忘れることはないだろう。あの瞬間、ラウラの全ては変わったのだから。

 

「お兄様が家族だと言ってくれたから、私はお兄様の妹で、お兄様は私の兄だ。血の繋がりは関係ない。私がそう思うから、お兄様がそう思ってくれるから、私たちは兄妹なのだ」

 

 いまいち要領を得ない答えかもしれないが、ラウラにとってはそれが全てだった。兄が、ラウラが、お互いに家族だと認めているから、二人は兄妹であるのだ、と。

 

「……そう」

 

 それでも、簪は何かを理解したようだった。あまり感情を表に出さない簪が、少し嬉しそうに見える。

 

「……私も、同じ」

 

 簪は小さく呟く。ラウラはそうか、と微笑んだ。

 お互いに、妹という立場で、翔に救われた者同士。だからかもしれない。今日初めて話したはずなのに、不思議と親近感が湧くのは。それは簪も同じなようで、普段はあまりしゃべらないが、今は口数が多い。

 だからラウラは、前から言いたかったことも躊躇いなく言える。

 

「それはそうと、更識」

「……何?」

「貴様、お兄様のことが好きだろう」

「!?」

 

 それは、劇的な変化だった。簪の顔がみるみる赤くなり、大人しくしていたのが一気にあたふたとし始めた。

 

「え、ちち、ちちち違う……ッ! か、翔とはっ、その、お、お友達なだけで、別に、好きとかそういうわけでは……!」

「ふっ、甘いな。私の目を誤魔化せるとでも思っているのか?」

 

 ラウラは得意になって笑う。今の簪の様子を見れば、翔にその気があるのは誰にも分かっただろうが、そんなことは関係なく、ラウラには簪が翔を好いているのが分かった。

 

「貴様は知らんだろうがな、私にはお兄様センサーが装備されている」

「お兄様、センサー?」

「そうだ。お兄様によからぬ感情を抱く人間を即座に判別できる、対お兄様専用のセンサーだ」

 

 どうだ、とラウラは胸を張る。お兄様センサー、要は「女のカン」ならぬ「妹のカン」である。

 

「……じゃ、じゃあ、最初、から……?」

 

 簪は小さく尋ねた。

 

「ふん、勿論だ。貴様がお兄様を好いていることは、貴様がお兄様と食堂に入って来た瞬間から分かっていた」

「……うぅ」

 

 簪は一層赤くなって縮こまる。ラウラは面白くなってくつくつ笑った。

 おかしいことで、普通に笑える。ドイツにいた頃、こんな風に笑ったことがあっただろうか。

 

『天羽翔。私と組め』

『――いいだろう、組んでやる』

 

 ラウラはふと、兄がペアの申し込みを受けてくれたことを思い出した。あのときから、ラウラを救いたいと思っていてくれたのだろう。だから申し込みを受けた。

 今、簪にペアはいない。自分もまだ決まっていない。なら、良い機会だ。

 ラウラの心はもう、決まっていた。

 

(……すまんな、一夏)

 

 心の中で親友に詫びて、ラウラはすっくと立ち上がり、右手を簪に差し出した。

 

「更識簪、私と組め」

 

 ラウラは、兄のように優しく傲慢な笑みを見せた。

 

「……え?」

「お兄様がセシリアと組んでしまって、アテがないのだろう? なら、私と組め」

「そ、そんな、でも……」

 

 目を逸らし、簪は曖昧に言葉を紡ぐ。

 

「何だ、私と組むのが嫌なのか?」

「ち、違う……! そうじゃない、そうじゃ、なくて……!」

 

 なら何故だ、とラウラは問う。

 

「……ボーデヴィッヒさんには、ちゃんと誘ってくれる人、いるでしょ……?」

「……ああ、いるな」

 

 確かに、いる。誰よりも心が真っ直ぐな心の持ち主が。

 

「なら、私なんかと組む必要は――」

「そんなことは関係ない」

 

 簪の言葉を遮り、ラウラはそれを真っ向から否定する。

 

「確かに、幸い私には誘ってくれる仲間がいる。だが、私が聞いているのは、お前が私と組みたいのかどうかだ。私のことは、関係ない。私のことを決めるのは、私だ。そして、私はお前と組みたいと思ったから言ったのだ」

 

 そう、ラウラは簪の本音が聞きたかった。周りの状況がどうかだなんて、関係ない。

 聞きたいのは、自分と組みたいのかどうか。ラウラと組んで、本気で勝ちたいと思っているのか。そんな、偽らざる本音だ。

 

「改めて聞こう。……お前は、私と組みたいのか?」

「…………」

 

 一瞬、二人の間を満たす沈黙。

 

「……わ、私は……」

 

 ゆっくりと、簪が口を開く。震える手でスカートを握りしめ、簪はきっとラウラを見上げた。

 

「で、出来るなら、ボーデヴィッヒさんと組みたい……」

 

 今まで簪を包み込んでいたのは、自信の無さ、遠慮、消極性。

 

「完成した『打鉄弐式』の力を見せたい……か、翔と、オルコットさんに、勝ちたい……!」

 

 それらが少しずつ取り払われて、感情が発露されていく。心の奥底に眠る、「したい」と願う気持ちが。

 

「……ゆ、優勝して、私は無能じゃないって、姉さんに負けてないんだって、証明したい……っ!」

「……そうか」

 

 ラウラは、ふっと笑みをこぼす。

 そうだ、私はお前のその気持ちが知りたかった。胸に抱え込んでいた思いは、口にしなければ形にならない。

 いつの間にか、日が沈もうとしている。自分で思っていた以上に、時間が経っていたらしい。

 

「お前の気持ちは、よく分かった。……私はな、今回のトーナメントで優勝したい。優勝して、キャノンボール・ファストの借りを返したい。セシリアを叩き潰し、お兄様に精一杯甘えたい。目的は一緒だ」

 

 ラウラはもう一度、簪に手を差し出した。簪は、もう目を逸らさない。

 

「――更識簪。私と組め」

「……うん」

 

 簪が立ち上がって、ラウラの手をしっかり握った。翔を想う二人の妹の、翔に対する小さな同盟。その承諾の証の握手だったが、ラウラはしかし、と一言忠告を加えた。

 

「勘違いするなよ。私は貴様とお兄様をくっつけようとしているわけではないからな。セシリアが憎いから、貴様に力を貸すのだぞ」

 

 無論、冗談半分である。簪はくすりと笑った。

 

「……うん、分かってる」

「ならいい。早速明日から訓練、といきたいところだが――その前に」

 

 ラウラは親交を深めるために、いつも専用機持ちの間でしていることを思い出す。

 

「……まずは一緒に夕食、というのはどうだ?」

 

 ニヤリと、ラウラは口元を歪ませた。その表情はどこか、ラウラが慕ってやまない翔に似ていた。

 

「……うん、食べる」

 

 簪は、ほんのり顔を赤らめて頷いた。

 

「なら、行くぞ!」

「……うん」

 

 歩き出したラウラは、簪を引っ張るように食堂へ向かった。

 

 

 

 

 

 ――以下は、二人の食堂での会話の一部である。

 

「更識簪。私はな、試合に入る前に、お兄様に一言言っておかねばならないことがある」

「どんなこと?」

「『お兄様め、覚悟しろ! セシリアと組んだことを後悔させてやる!』とな。……どうだ?」

「そのセリフ、昨日見たアニメの悪役と一緒……」

「ほう、いいではないか、悪役。私は悪役の方が好きだぞ。で、どんな悪役なのだ、そいつは?」

「……一言で言うなら、典型的」

「何?」

「戦ってる最中に追い詰められて、主人公の恋人を人質にしたけど、結局ヒロインを助けた主人公に、必殺技でやられた」

「……なん、だと」

「ああいうセリフは、言ったら負けるっていう、負けフラグなの。言わないようにしないと」

「……そ、そんなものに私は負けんぞ! 私には、絶対に負けられない理由があるのだからな!」

「それ、負けフラグ」

「な、何故だ! 何故負ける!?」

「……それも」

「ぐ……っ!?」


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