ねこだまし!   作:絡操武者

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06 ネコとメディア対策計画

 那須隊での最後の防衛任務の日である。学校の先生にボーダーの防衛任務だから早退すると告げればクラスメートに囲まれた。

 

「ネコってボーダーだったの!?」

「そだよー」

 

「防衛任務ってB級以上なんだろ!?」

「そだよーB級だよー」

 

「嵐山さんのサイン貰ってきて!」

「今度会ったら聞いてみるよー」

 

 質問タイムが長いと早退させてもらう意味がなくなってしまう。俺は切り上げて学校を後にした。それでも時間に余裕はある。日浦ちゃんは大丈夫かなと考えながら本部に向かっていると、ゲート発生の警報が鳴った。

 

 那須隊の前の防衛任務って誰だったっけ。確か那須隊と同じで、読みが2文字の名前のチームだった気がする。俺はゲート発生場所が近かったので、念の為トリガーを起動して現場に向かった。

 

「おー、まだ誰もいない……稼ぎ時か」

 

 目の前にいるのはバムスターと、なんだっけあれ? ぱんだ……バンダーか。その2匹がいた。バンダーは確かトリオンビーム撃ってくるとか言ってた気がする。先に落とすか。多分バムスターよりも金になるだろう。

 

 スコーピオンを目玉のようなところに突き刺すが即死には至らなかったようだ。ならばと、十字に刃を入れるようにもう一度切り裂くとバンダーは倒れた。少しタフなトリオン兵なのか。弧月の威力の高さを思い知った。でも弧月って邪魔だしなーと内心で愚痴る。

 

 もう一匹のバムスターに飛びかかると、散弾がバムスターを撃ち抜いていった。気が付けばレーダーにも味方識別の反応がある。レーダーにも注意を払わないとランク戦とか戦えないな。

 

 そんな事を反省しつつ死体となったバムスターの上に着地しながら現れた防衛任務らしき3人組に目を向ける。

 

「諏訪隊現着したぜ」

 

 隊長らしきタバコを銜えた金髪ツーブロックの兄ちゃんがショットガンを構えて俺を見てる。あーそうだ諏訪だ。諏訪隊。確かランクは那須隊よりも上の順位だった気がする。タバコ銜えてるし、大学生ぐらいだろうか。

 

 諏訪隊の隊服は緑を基調としていて、ショットガン装備だしアーミー仕様なイメージだろうか。かっこいいなーと思っているとバンダーの死骸を指しながら声を掛けられた。

 

「アレはお前がやったのか? 名前は?」

「この前B級になった音無ネコです。この後、防衛任務です」

 

「あ? この後って那須のとこだろ? 何で男が……」

「諏訪さん。本部長から話しがあったじゃないですか」

『あったあった。音無ネコって子がレンタルで防衛任務に付くって』

 

 諏訪隊のオペレーターさんだろう人がオープンチャンネルで会話に参加してくる。レンタルネコの話はある程度広まっているらしい。

 

「あー思い出した。Neko2って奴か」

「え、何それ?」

 

 ネコツーとは何だ。俺はサイボーグか何かか。すると同い年だと言うそばかす顔の笹森日佐人が説明してくれた。俺が初期訓練で2秒の成績を残したり、すぐに開発室行きになったことから色々と噂になっていたらしい。もっと褒めていいんニャよ? 脇腹パンチとかじゃないなら大歓迎さ。

 

「しかし那須隊に男か……羨ましいよなぁ日佐人!」

『あー、日佐人も男の子だからねー』

「何で俺に振るんですか!? おサノ先輩まで!」

 

 ふむふむ、那須隊はやっぱり人気があるのか。女性だけって言うのがカッコいいよね。注目を集めても全然不思議じゃないチームだ。って時間が結構経ってるな。

 

「集合時間ヤバイかもしれないんで俺はこれで」

「おう、またな。おサノ、ネコって奴にバンダー付けとけ」

『はーい』

 

「あざっしたー。レンタルあった時はよろしくです」

 

 うへへへ、バンダーゲットだぜ。C級には味わえない金を稼ぐ感覚が良いね。俺はトリオン体のまま本部に向かった。流石はトリオン体、割と早く着いた。

 

 

 

「那須隊でのネコ最終日です。よろしくお願いします」

「ネコ最終日ってなによ? また来ることもあるんでしょ? ってか何でもうトリガー起動してんの?」

 

 クマちゃん先輩にチョップで突っ込まれつつ俺は敬礼を崩した。今日は全員揃っているようだ。

 

「日浦ちゃんおはー」

「おはようございマス」

 

 日浦ちゃんは少し固いようだけど、一昨日ほどではないようだ。1日間を置いたこともあって少しは冷静に慣れたのだろう。これなら取り敢えずは大丈夫だろう。

 

「はい小夜もおはー」

「お、おはー……」

 

 おぉ、ぎこちない顔をしてはいるが、かなり良いのではないだろうか。固さはあるが苦手意識は薄いように見える。そして、奥の休憩室のゆったりチェアから起き上がったのは体調悪そうな隊長さんだ。

 

「おはようネコ君」

「相変わらず体調悪そうですね。ちゃんと食べてるんですか?」

 

「あ、この前はご馳走様」

「いえいえ」

「ん? 何かあったの?」

 

 クマちゃん先輩の質問に俺の住むアパートの家と那須先輩の家が隣だと伝えると、那須隊は隊長を除いて固まった。そして那須先輩はクマちゃん先輩に奥の休憩室に連れて行かれ、小夜も日浦ちゃんもそれに続いた。

 

「あの、防衛任務……」

「まだ大丈夫です。ネコ先輩はここで待っててください」

 

 イジメかな。そうか、家が近くって情報は個人情報か。アレかな、家にシュールストレミングとか言うパンパンに膨れ上がった缶詰送り付けられたりするんだろうか。怖いな怖いなぁ。

 

(ご馳走様って、何があったの玲)

(え、えっと、ネコ君の家でうどんをご馳走に……)

(上がったんですか! 一人暮らしの男の子の家に上がったんですか!)

(こ、今度作戦とか練るときは、私頑張って那須先輩の家に行きます)

 

(小夜子が仕事以外で外に出る……!)

(い、いつもは私だけ通信で済ませてて申し訳ないからですよ!?)

(いやいや~建前とかいいですから。凄いですよ小夜先輩!)

(いつの間にか茜ちゃんも元気になって、ネコ君のおかげね)

 

 

 何か会議してるよー。ちょー不安だよー。

 防衛任務の時間になり、その辺はしっかりしていて時間通りに任務開始。一応さっきの事を聞いてみたけど、とりあえずイジメチックな話ではないらしい。何やらいつもランク戦の時とかの作戦を立てる時は先ほどの作戦室ではなく那須先輩の家でやってるらしい。

 

 それでも小夜とかは基本引き篭もってるらしく通信での参加が普通らしい。それで今度、那須先輩の家に皆で集まる話しをしていたそうだ。まぁ面と向かって話し合ったほうが色々と思い付いたりすることが増えるかもしれない。……ふぅー、俺関係なかった。よかった。その会話から日浦ちゃんの固さも取れてるし、女の子って凄いと思った。

 

 

 

「おう、ネコ交代だな」

「あ、お疲れ様です、日佐人もおつー」

「あぁ、ネコは頑張ってな」

 

 入れ違いで防衛任務を終わらせた諏訪隊が帰ってきた。「やっぱ小せーなー」と諏訪さんに頭をガシガシと撫でられる。日佐人も笑いながら止めてくれるし、これもコミュニケーションという奴だ。見た目怖くても良い人なのだろう。

 

「ネコって諏訪さんと知り合いだったの? あーあーボサボサにされて」

「いえ、本部に来る時にネイバー倒して知り合いになりました」

 

 クマちゃん先輩が軽く頭を直してくれる。その光景を見て那須先輩が口を開いた。

 

「ネコ君、ウチの隊に入る気はない?」

「え、何言ってんの?」

「コラ」

 

 後ろからクマちゃんチョップが飛んで来る。つい反射的に素の感じで答えちゃうんだよなー。悪気はないからトリオン体なのに顔色悪くしないで欲しい。

 

「ん~。那須隊ってB級唯一の女性チームですよね? それを壊すのは駄目だと思うんですよね」

「まぁ玲がいきなり言い出したことだし私も驚いてはいるけど、何が駄目なのよ? ネコならバランスも良さそうだけど……」

 

「女性だけって凄くカッコいいじゃないですか。華やかですし。ファンも絶対いますよね?」

「私たち嵐山隊みたいな活動もしてないのにファンがいるんですか?」

「いやーいないでしょー」

 

 いるよ、クマちゃん先輩って意外とバカだな。那須隊の隊服も女の子らしくて人気があるだろうし、『綺麗・可愛い・かっこいい』が揃ってるチームだ。人気が無いわけがない。最初にこの那須隊にレンタルされると忍田さんに言われた時に、迅さんが本気かどうかは読めなかったけど羨ましがってた。更にその迅さんは本部長補佐の沢村さんというお姉さんにジト目で見られていた。何かやってるなあのエリート……。それはさておき、人気があるのは間違いないだろう。

 

 

「確かA級にも女性だけのチームあるんですよね?」

「加古隊ね」

 

「ん? 加古さん? あ、スカウトの時のお姉さんか」

「ネコ先輩って加古さんからスカウトされたんですか」

「へー、知らなかった」

 

 実際のファーストコンタクトは双葉ちゃんだけど―――。

 

「まぁ、それは置いといて、女性だけのチームが頑張ってる姿は結構影響力あると思いますよ。2つと無いからカッコいいんだと思います。だから、A級に上がって女性チームが2つにでもなるなら誘ってください」

「A級に入ってから言えってこと? 言うじゃん」

「そっか、でもネコ君考えておいてね。冗談とかじゃないから」

「あの……それって私がいなくなった時の―――」

 

 あ、そういうことか? いやいや、那須先輩はそこまでアホじゃないだろう。日浦ちゃんがいなくなった時のことを今考えるとかデリカシーが無さ過ぎる。せっかく持ち直した日浦ちゃんを更に落とすとか鬼悪魔も宴会開くレベルの所業だ。

 

 まぁ単純な戦力増強とかを考えてるんだろう。アタッカー2の構成に出来れば作戦の幅が広がるとかだろう。戦略的なこととかは知らんけど。しかし俺はアタッカーと言うわけじゃない。ただ単に今使ってるトリガーが弧月とスコーピオンというだけだ。弧月が3800pt、スコーピオンが4400ptってだけだ。

 

 シューターを諦めたわけではないが、シューターに関して言えば3000pt行ってる物が無い。スナイパーはアイビス以外は3000ぐらいだった気がする。大体平らにポイントが上がったものだ。

 

「―――違うのよ茜ちゃん。この間のことは驚いたけど、茜ちゃんがいなくなった時のことは今は考えてない。ネコ君が入ってくれた時は小夜ちゃんが大変になるだろうけど」

『わ、私が何で大変になるんですか!?』

「はははっ、そりゃオペレートフォローが増えるって事でしょ。それとも他に何かあるのかな小夜子~ん~?」

 

 あーそっか。人数が増えるってだけで大変なのに、小夜の場合はそれが男だと更に大変だ。男が苦手ならプレッシャーを感じて上手く機能しない可能性もあるな。その面でも俺は那須隊に参加すべきじゃないと思う。

 

 話をしている内に日浦ちゃんも理解したようで、誘う側に回った。しかし、そこは流石の那須隊長。防衛任務中ということでこの話は終わりとなった。

 

 

 

 今回は何事も無く任務時間は過ぎていく。もう少しで終わりと言うところでゲート発生現場に向かい、日浦ちゃんのライトニングがバムスターをすぐに仕留め、那須先輩の変化弾(バイパー)も建物の奥にいたモールモッドに直撃して終わった。

 

「何度か見てるけど、やっぱ那須先輩の変化弾(バイパー)カッコいいなー。軌道が毎回違うし、設定してないんですよね?」

「えぇ、設定しちゃうと対応取れないことってあるでしょ?」

 

 変化弾(バイパー)は事前にどういう軌道で対象に飛んでいくか設定できる。銃手(ガンナー)は設定しとかないと戦えないレベルだろう。でも射手(シューター)は別だ。設定しておくことも出来るけど、ガンナーとは違って設定しながら戦えるのが利点だ。でもそれをやると動けない人が多い。

 

 実体験でも分かるけど考えながら動くことは非常に難しいからだ。凄いシューターがA級にもB級にもいるって聞いたことはあるけど、那須先輩も間違いなく凄い部類だろう。

 

「あーあ、今日で那須隊での合同防衛任務も終わりかー。結局教えてもらえなかったなー」

「体調が良くて空いてる日があればいつでも大丈夫よ」

 

 体調が良い日って、そんな日ないんじゃね? 俺は微笑む那須先輩に無言のジト目で返事した。

 

『防衛任務終了です。お疲れ様です』

「終わったー」

「お疲れ様です」

「お疲れ様」

「この後は反省会だけど、今日は目立った事は無かったね、強いて挙げるとしたら今日は話しすぎたかな」

 

 那須先輩が本部に向かいながらそう言う。確かに今日は那須先輩が止めるまで話が止まらなかったし、止めるのも遅かった。まさか隊に誘われるとは思いもしなかった。まぁ、女性だけのチームに男が入るわけには行かない。

 

 一般人がテレビで嵐山隊を見てアイドルでも見ているかのような目と同じように、男性諸君の目から見れば女性だけのチームは愛らしいものだ。そこに異物混入事件が発生すれば叩かれるに決まってる。このレンタル活動だけでも知り合いから何か言われそうだ。そんな知り合いなんていないけど。

 

 

 

 さて、那須隊に『またよろしく』的なお別れの挨拶をして忍田本部長のところに向かう。俺の直属の上司はとりあえずで忍田本部長ということになっているらしい。

 

 迅さんが言うにはボーダーには『派閥』があるらしく、未来予知に従うとすれば忍田本部長のところか玉狛支部がお勧めらしい。俺はまた裏を考えたが、聞いてみると確かにそうかもと思い、今のところは忍田さんの指示で動いている。手続きはあるが、いつでも鞍替えしていいらしいので、とりあえずである。まぁ城戸司令の派閥はトップの顔が怖いし止めておく。

 

 ちなみに派閥は大きく分けて3つだそうだ。城戸司令の近界民(ネイバー)殲滅派と、

 忍田さんの街や市民の安全平和第一主義派と、玉狛支部の敵意が無いならネイバーとも仲良くしようぜ。という3つらしい。

 

 ネイバーと仲良くか。なるほどやはりかと思う。ボーダーを作ったりトリガーをこの世界に持ち込んだ人がいるということだ。ネイバーが襲ってくるなら、こっちからネイバーの世界に行くことも出来るだろう。地球の人間がネイバーの世界に行ったのか拉致られたのかは知らないけど、この世界を救おうとした人間かネイバーがいるって事だ。

 

 だからと言って、「じゃあ玉狛入る」とはならない。少し離れて見ていた方がいいだろう。仮に仲良くなったはずのネイバーからの騙まし討ちとかもありそうじゃないか。出来れば人間型のネイバーにも出会わない方が動きやすい。ならやはり忍田本部長の下にいたほうが良いだろう。本当に仲良くなれるなら玉狛に行けばいいだろうしね。

 

 会議室に着くと忍田さんと根付さんがいた。何故に根付さん? 苦手なんですけど。それに根付さんは城戸派じゃないのか? ……とりあえず挨拶しないと始まらないか。

 

「失礼します。お疲れ様です」

「音無、次の合同の防衛任務は嵐山隊なんだが……」

 

 忍田本部長が言葉を濁す。すると引き継ぐかのようにメディア対策室長の根付さんが続けた。

 

「君は茶野隊を知っているかな?」

「茶野隊? いえ知らないです」

 

「では嵐山隊は?」

「? そりゃあテレビでも見たことありますし、入隊したての頃からお世話になってますから知ってますけど?」

 

 根付さんは俺の答えに「うんうん」と頷いて見せた。何だろうと思ったら、実は茶野隊というのはB級の最下位の方に位置するガンナー2人の隊なのだが、根付さんが作ったメディア向けのチームということらしい。広報向けのチームって嵐山隊以外にもいたのか。

 

 茶野隊は嵐山隊ほどではないにしても、ちょこっとテレビに出たり小さい取材を受けたりもしているらしく、将来的には音楽業界も視野に入れているらしい。すげーな茶野隊。知らんけど。

 

 で、俺に関係があるのはここからだ。根付さんはメディア対策室長として俺の評価を見直したらしい。開発室での研究があったので最速でのB級昇格というわけではないが、規定に基づけば入隊日にB級になれたはずの俺だ。メディア受けするだろうと目を付けたとのこと。大人って汚い。

 しかし悲しいな根付さんよ。俺は形式上は忍田派に身を置いているのだよ。どうせ口利き程度でここに着たんでしょ? 俺が忍田さんにやりたくないと言えば断れるのだよ! だから自分が如何に汚れているか理解させるために力強く言ってやろうじゃないか!

 

「おことわる!」

「音無、すまないが決定事項だ」

 

 忍田派の力よえーな! いや、派閥関係ない仕事だからだろうか。そもそも何でそんな話になっているかと言えば、イレギュラーゲートによるボーダー隊員の対応の遅れが少しずつ目立ってきたらしい。イメージ回復に新たな要素はないかと見出したのが俺らしい。では先ほどの話にあった茶野隊はなんだったのかと言えば、やはり知名度がまだまだ低く、今回は別のアプローチを考えたとのことだ。マジかー……。もっと良いの居ると思うよ?

 

 仕事内容も聞いてみるとそこまで大変なことではないそうだ。嵐山隊の次のメディア向けの仕事は雑誌の取材らしいのだが、俺の事はあくまでも根付さんがメディア受けするだろうと考えているだけで、取材する側が俺に興味を持たないならそこまでらしい。

 

 ……別に根付さんも雑誌の取材に同行するわけではないのだから、「あ、木虎さん肩に糸くずが―――」とかで補佐に徹してればいいかと俺は考えた。仕方ない決定事項なのだから。

 

 はー、明日から嵐山隊の3日間か。菓子折りは何が良いかなー。

 俺はデパートによって菓子折りを選ぶのだった。

 

 

 




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◇ネコのトリガーポイント◇
C級の訓練を全てやったわけではないが訓練をやった結果、初期の4200ptから少し上がってます。一番難しく感じているシューターはあまり伸びてない模様。

◇『おことわる!』◇
【賢い犬リリエンタール】のリリエンタールの名台詞です。作者さんが同じで全4巻の漫画です。とても面白い。読んでない人は読んでみよう。

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