聖杯奇譚 魔王降臨   作:ヤッサイモッサイ

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「あれ?信長キチのアホが騒いでないな。もしかして……」なんて人への生存報告を兼ねて溢れたパトスを綴りに来たぜベイベー。
というわけでどうもまたまたまたまたお久しぶりです、作者です。
帝都コラボ、来ましたね!(コラボ終わってる)
いやぁ、熱いですね!(繰り返すが終わってる)
ガチャ引いてますか!?(何度も言うが終わってる)


……逆に考えるんだ、小説を書く余裕が無いほどコラボに集中していたんだと、考えるんだ!
実際2日目くらいにはエピローグまでのミッション全部終わってたんですがね。コラボ始まった瞬間に諭吉4人を触媒に噂のノッブオルタを引いたんですがね?え、実装されてない?魔神セイバーは沖田オルタに変わりました?……(´・ω・`)そんなー
まぁ、自分の中では未だに2人の融合体の設定なので全力で引きましたがね。ノッブシリーズはLv100にすると決めているから聖杯もあげてますがね。

しかしイベントよろしいですねぇ、新キャラもすごい魅力的だし、これは毎年グダグダシリーズが出ると安心できるようになってきたし!今回ばかりは関係者の方々全てに感謝の極みです。コラボが発表された瞬間カラオケで絶叫しましたからね。友人がドン引きしてましたけど。


さて、まぁゲームの話はそこそこに小説の話ですね。ぶっちゃけ番外です。しかもノッブ出てきません。短いしマスターも凜くんかわからない上にセリフはふたつだけというね。おっと皆まで言うな、私は正常だ。たまには自分だってノッブが出てこない話を書いたりしますよ。えぇ、ほんとたまにはね?
今回はちょっとこの時間になって小説書きたくなったのとコラボが終わったとはいえタイムリーはタイムリーだろうと、今回のメインキャラである魔神セイバーにピントを当てた話を書いただけです。細かいこたァ気にすんな。中身もほとんどストーリーのまんまだ。
というわけで茶々っといこう、裏帝都だけに。あ、裏帝都だけに!(ドヤ顔)
それでは番外どぞ!


此処ハ帝都、イザ!イザ!イザ!疾レ!

何かが流れ込んで来る───否、これは……!これは我が脳髄の奥より溢れ出るもの!白銀と黒金が焔の花弁を咲かすが度に、進むのでなく、浮かぶでなく!我が身を打つ音こそ響かせて、これは戻り、沈んでいるのだと!他でもないこの霊基が足を降ろす。

 

「戦場に事の善悪無し、唯ひたすらに───斬ルノミ」

 

これは戦場の記憶。浅葱色が翻る度に、噎せ返る程の血煙の記憶が褪せながらに流れゆく。この身体の使い方が甦る。二十五年の遥か先ゆく背中へと、切先が近づいて行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「───追いついたぞ」

 

 

 

 

 

 

やはり私は───沖田総司(オマエ)

 

 

 

 

 

 

 

 

切先がその背を、沖田総司が誠を貫き通す。

 

「な……っ!消えて、何処に!」

「遅い───ッ!」

 

極地───沖田総司であり、そしてやはり沖田総司では無い我が究極の一。其れは完全にして無欠の歩法、刹那は愚か阿頼耶(アラヤ)すら許さぬ無際限の一歩。

 

この身は万全、故に最後まで立ち続ける。一切の制約すらなく、最期を作るものとして、戦場にて刀を振るい続ける。それこそが沖田総司(ワタシ)の誠。死してから願うでもなく、そう願われて生まれた沖田総司の背負う義務(だんだら)である。なればそれは黒にも塗れよう。他と同じ色ではあるまい、それを背負うのはただこの身のみ。同じ沖田総司であろうがなお足りぬ、ワタシだけの宿業であれば……!

 

───やはりワタシは(オルタ)なのだろう

 

「……一歩、ただの一歩ずつで追い付いていく?いや、追い抜いていく……これが、万全の沖田総司なのか?」

 

必然───我がマスターがサーヴァントとして選んだのはこの沖田総司である。であればその色すら受け入れよう。我が宿業すら笑顔で抱きしめよう。たとえその先にある運命が別れであろうとも、その運命の終わりまで駆けることこそ沖田総司が誠───これが願いであるっ!

 

「くっ、何故!この身は病魔に落ちず、魔力とて聖杯の───!なれば互角の筈だ、なればこの身は最期まで───ッ!」

「なればこそだ、ここに沖田総司(オマエ)の最期はない。」

 

一歩音越え───これを無量とし

 

「ここにあるのはただ沖田総司(ワタシ)の運命。沖田総司(オマエ)の運命は過去に、沖田総司(ワタシ)の運命は今ここに!」

 

二歩無間───これを無碍とす

 

「ワタシはマスターを守るために戦いたいっ!」

 

三歩絶刀───これ無辺とならば!!

 

 

即ちこれら三光束ねて無窮と成す

 

「バ、か……な」

沖田総司(オマエ)の戦場は、此処じゃない」

 

我が黒刃が、沖田総司を貫いた。届いた。正規のセイバーではなかろうと、たとえ黒であろうとも、此処はやはりワタシの戦場であったのだ

 

「───なるほどォ、そういう訳ですか。そりゃ勝てない訳です。斬ろうとも思えない訳ですよ。だって此処は違うんでしょう?」

 

ゴフッ、と口から漏れた血を、何処か懐かしむように沖田総司はそう言った。

 

「アナタは沖田総司(ワタシ)です。自分のために生きてしまった私の、オルタナティブだ」

 

傷が開くことをものともせず、彼女はワタシの刃をスルりと外す。消滅間際の霊基にはそれすら致命的だろう

 

「沖田っ!」

「───結構!私は負けた身、そもそもここにいるのが正しく無い。だが、アナタは違う……コレを、あなたに預けます」

「コレは……」

 

浅葱色のだんだら……沖田総司を彩る、ひとつの記号。

 

「此処はアナタの戦場だ。だったら戦装束も必要でしょう?ハハッ、それに新選組ってば無断の金策は切腹ですし。それを着たら、アナタはもう戻れない。私達の借金を返すまでは、止まれなくなる」

 

───またひとつ、願いが積み重なる。

 

 

虚空へと消える彼女を背に、羽織へと肩を通す。これよりこれは我が戦装束。黒きワタシの、黒き誠。背負った宿業は、無論彼を守ることだ。

 

 

 

「あぁ、止まれない。だってそれが───」

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

「───魔ヲ裂キ、神ヲ穿ツ、人ノ願イヲ束ネシ者。我ハ魔神・沖田総司ナリ」

 

 

 

もし、

 

 

そう、もしこの魔神の願いすら、叶うのであれば……もう一度だけ、ワタシは彼と戦いたい。

 

 

 

───なるほど。結局のところ、沖田総司は沖田総司……願う願いも、一緒だったな

 

 




今回は魔神セイバーこと、沖田総司オルタこと、ノッブオルタの説明しますね。


え、最後は違うって(以下略)
では真面目に……ある日沖田が起きたらオルタ化していてびっくり!以上!!











もちろん嘘です!

はい、今回の限定星五サーヴァント、アルターエゴ魔神・沖田総司オルタさんはコハエースにて設定だけ明かされたサーヴァントです。後に帝都聖杯奇譚にて登場、さらにその後コハエースに出てきてはまさかの設定変更を宣言した、結構異色なサーヴァントです。
そもそもどこの段階でも詳しい設定、つまりは成り立ちやスキル、宝具などが明かされておらず、こうして具体的に実装されたのはFGOが初めてという時点で自分のようなノッブや沖田狂いの人でもなければキャラ愛とかは無かったんじゃないですかね?
始まりは先述の通りコハエースの一ページに乗せられたイラストと名前ですね。サラーっと設定も乗ってました。コラボが始まるまでは1番詳しい情報資料だったと思います。いうても見開き1ページレベルくらいだと思いますけど。次に出てきたのが帝都の本編ですね。ネタバレになりますが、これはゴテンクスよろしくノッブと沖田がフュージョンして登場します。本編ラストの敵、キャスター……と言うよりも今回のコラボの巨人やステイナイトの聖杯の泥みたいな感じの敵を滅ぼすために登場し、一撃でこれを消し飛ばして役目終了です。その後無事に分解された2人ですが何故かノッブはちびノブ化してたので無事かはやっぱ怪しいとこですね。




そしてその後、コハエース内の四コマにて設定変更が成りました。ノッブ成分が消えて沖田総司のオルタという暴挙に出たわけです。しかもその理由が「FGOに、出たいから」……まぁ正直、ノッブ厨の自分としては「あぁん?」でしたが、まあノッブは非公式キャラ故是非も無いよね!……是非もないよ泣
実際、コラボ始まるまでの彼女はこんなもんです。Fateを終わらせるものであるとか、宝具が12個あるとか何とかもう少し詳しい話もありますが、話し出すとキリがないのでそこら辺は見開き1ページをお読みください。

さて、ここからは今回のコラボ内の話に移りましょうかね。今回のコラボにおいては例の如くどこぞの特異点に紛れ込んだ主人公を助ける形で登場します。しかし物語初期の彼女は記憶が無く、また戦闘経験も無かったためにとても脆弱でした。主人公が沖田総司と面識があったが故に何となく正体に関してはわかるような空気になってましたが、実力の方はもうなんというか……小手調べレベルのノッブに歯が立たないレベルです。ゲームの性能的にもその時の戦闘が高難易度ということを抜いてもLv1のしかもクラス不利という事で文字通り一撃で沈んでいきます。後に以蔵さんと戦うことになりますが、ここでも「お前本当にセイバーか?」といわれるほどには弱いです。以蔵さんがアサシンにしては剣の扱いがうますぎるということを抜いてもこの時までの彼女はやはり本領を発揮することができずに、弱さが目立ちます。
その後道中の敵をなぎ倒したり、オリジナルの沖田総司と邂逅したりしながら、書文先生を下し成長。ここで漸く従来のセイバークラスレベルの強さには戻ったようですね。しかし記憶は未だに戻らない!だが時は待ってはくれない。今度は自分の意思で沖田総司との戦いに臨むことになります。以下に成長しようとも、相手は正規のセイバークラス。しかも並み居るセイバー達を退けてそこに立っている設定の沖田さんです。やはり最初は剣の振り方や足の使い方の甘さを指摘されるほどには実力差が存在しました。しかし剣を合わせながら想起される過去の記憶に、彼女の動きはだんだんと精細さを取り戻していきます。彼女の正体はやはり沖田総司……そのIFの姿です。幼少期に病魔によって死にかけた沖田は、生きる為に世界と死後の契約を交わします。その約束を果たすための召喚が今回の聖杯戦争……つまり彼女は聖杯が呼んだ存在ではなく、世界が呼んだ抑止の守護者としての権限だったわけですね。そうして呼ばれた彼女は沖田総司が健康体として育ったIFとしてステータスが高かったり、発育がよかったり、病魔を克服していたりします。何はともあれ過去を思い出し、本来の実力を発揮し始めた彼女はオリジナルに遂に追いつき、これを打倒。新選組の纏を受け継ぎ、自身の役割を果たすために最終決戦の場へと望むことになります。生き残った多くのサーヴァント、加えてライダークラスの龍馬が用意した数々の奥の手を持ってしても滅ぼせないラスボス天海に、彼女は覚悟を決めます。宝具の行使……しかしそれは同時に自身の消滅を意味するものでもある。彼女は今回限りの特別な存在。ラスボスが討たれれば、彼女が存在する意味もなくなる。今回の聖杯戦争を通じて、この世に未練を持ってしまった彼女には重い決断でした。しかし彼女には約束がありました。守りたい人もいました。であればと、抜き放たれた刀は天海を貫き、滅ぼして見せます。その後、消滅までの僅かな時間。無窮の空間にて主人公と対話し、その思いの丈をぶちまけると、主人公からのささやかな贈り物を胸に完全に消滅してしまいました。



まぁ、カルデアにヒョイっと帰ってくるんだけどな!?しかも唐突に何時ものぐだぐたした感じで!シリアスを返せ!!
はい、こっからメタな話、もといゲームの話です。そもそも彼女はクラスがセイバーではありません。沖田総司のアルターエゴ、つまりは偽物的なサムシングという扱いでアルターエゴのクラスで登場します。ストーリー上ではあくまでセイバー扱い(いや、確かにセイバーか?とか聞かれてたけども)ですが、捜査するうえではだいぶ特殊なクラス相性なので注意が必要です。間違えても槍に連れていくなよ、振りじゃねぇぞ。
設定に反してスキルはピーキーな性能のものはなく、どれも汎用的なものをさらに汎用的にしたものを揃えています。なんでクラスがピーキーなのにそっちは大人しいんだ、逆だろ普通。
宝具演出やモーションはなかなか力が入っていますが……これまたぐだぐだコラボのメインだけあり寝た成分も豊富です。戦闘中の立ち絵は船を漕いでるし、スキル発動時には3分の1くらいで寝ます。宝具を打つ時も2分の1位は宝具の名前を忘れます。いや、個人的にはリソース使われてるようで嬉しいがそれでいいのか魔神セイバーさんよ。また再臨段階によって攻撃のエフェクトが変化するギミックが搭載されており、攻撃時及びスキル発動時の稲妻と炎が第1臨では青と黒、2では赤と黒、3では金と白と黒と言った感じになります。見た目も結構変わってどれも可愛い。個人的には1臨が好みです。そういえば見た目言ってなかったのでついでに言いますが沖田さんの肌の色を褐色に変え、胸と背を少し大きく、そこに沖田さんの2臨ベースの服の配色を変えた版の胸の内側にスリットが入り、めちゃくちゃ底の厚い具足を装備して、どこぞの片翼の天使よろしく太刀を持たせたら大体1臨沖田オルタです。そこから髪が伸びたり、だんだら着たり、鎧きたりする変化をします。
これは理由がわかりませんが、何故か登場時からマスターLOVE勢の仲間入りをしているので、これが刷り込みか……なんて言われてますがよく分かりません。ほんとに分かりません。なんでなんやろね。
ちなみに刀の銘は煉獄。名付け親はノッブ。好物はおでんのちくわぶ。
ゲーム性能的にはカード性能が優秀で3ターンバフと星集中のスキル、加えて宝具に付くバスターデバフを持つためクラス混成クエストに連れていき、全体宝具でなぎ払い、宝具からのバスターCHAINとかすると強いです。ただ、普通に運用する分にはバーサーカーの方がまだ耐久性があったりすることもあるので運用はよく考えて行ってください。また、マーリンと相性のいいサーヴァントは数多くいますが、その中でも特別相性がいいほうだとは思います。というのもNPチャージ30持ち、カードのヒット数が多く、エクストラバスタチェインが可能、自前でバスターバフデバフを持ち、宝具威力アップを持つという点で、NP50礼装をつけていくとマーリンがいると初手で無駄なく宝具が打てる、マーリンの星生成アップスキルで多くの星を回収できる、攻撃力アップバフと言う別のバフ持ちなので3種類のバフが乗算ではいり、宝具以降はデバフも乗算する。本人の耐久性が難アリだがHPアップと無敵、宝具の回復と本人の回避1回である程度フォロー可能。というわけで、元々強いマーリンなのでこういうのもあれですが、マーリンを使う上での無駄が少ないです。元々のステータスの攻撃力が高いので3騎士が一体しか出てこないとかであればぎりぎり戦えます。なので総合的に使い所としては、周回か、もしくは3騎士以外しかいないウェーブにおける宝具エクストラクリティカルバスターチェインでのボスワンパンとかですかね。何度も言いますがバーサーカーでよくねになることがほとんどです。オンリーワンな働きはほとんどしません。ですが逆に3騎士しかいないとかでもなければ殆どの場所で採用可能ですし、バスターデバフはオンリーワンです。今は少ないフォーリナーが、今後増えた場合は最適解まであるので、ぜひお使い下さい。
自分は可愛いので使います。なにせ信長オルタ(ry


さて、いつものことですが勢いで書いているので何言ってるか分からない。間違えてねーか?話漏れてるよ!ってことは全然あるでしょう。察してください。そしてあとがきが番外の文字数の2倍以上になっている。怖い

そろそろ終わりましょう。それではまた次回の更新で、それでは!

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