どうもこんにちは、タイトルで展開をそれとなく伝えていくスタイル私です。
大学生、念願の春休みだヤッターなんて思っていましたが......二月はむしろ授業があった時よりも忙しくて死ぬかと思いました。今は暇です。でもやはり習慣的な問題か......筆は進みません。
FGOはとても楽しく続けております。新宿、とてもよかった。新衣装可愛いよオルタちゃんズ。
あとアラフィフ紳士もとても良かった。人気の出そうなキャラでしたね。自分的には新宿のアヴェンジャーが引けて満足です。ワンちゃん可愛いからね。手元にただまぁ、ゴルゴーンとワンチャンと邪ンヌと被られても、多分一番使いやすいのが邪ンヌなんで使わないのですけども......てか並べてみるとゴルゴーンとワンチャンの人外組がラスボスチックすぎてやばいでかい。正直笑いました。
あと最近のものでいえば......あぁ、バレンタイン。自分初課金(福袋除く)はいずれ来るであろう星5信長に捧げると決めていたのですが、つい可愛さに負けてえっちゃんに捧げてしまいました。とても可愛いです。めっちゃ可愛いです。課金してよかった、ありがとうFGO、ありがとうデイライトワークス。ここまで媚を売ればきっと信長もさらに強化されることでしょう。
うん、そろそろ無理があることに気がついたので素直に行きます。
更新するする詐欺とか色々メンゴ☆
遠くで日輪が輝いている。
人が営む気配が漂ってくる。
死の香りすら、どこか遠かった
そう思わずにはいられないほど、幼少期の彼女は遠い存在であった。実際の距離の話ではない。彼女自身の認識の話、彼女は歩み寄ることもあれば、近寄らせる事もある。しかしその分だけ、その後にちゃんと離れていく。
そんな少女であった。
「わしが変えねばならぬ。さもなくばとても外には───
それは彼女が胸中に秘めた......否、秘めずに晒していた野望を隠すため、実現するため。
少女の身なりでこの戦国を生きるともなれば、不自由することこの上なかった。
それゆえに彼女は被ったのだ。天下に響く信長の名、それを“尾張の大うつけ”とする汚泥を。
蓄えねばならなかった、考えねばならなかった。さりとて彼女にはそれが出来てしまった。
人は彼女のその破天荒を、カリスマと呼んだ
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
さて、結局俺たち2人は都に一泊することなく歩き出した。歩き出した、と言っても馬を借りての旅、もはや気分は物見遊山だ。
「......抜かったわ。あのド派手レッドめ、まさか今日中に出発することになろうとは」
まぁ、横でブーたれている魔王様は気分では無く完全に物見遊山に来たようだが
「当たり前だろ、俺達は遊びに来たんじゃないんだぞ」
「お主どんだけ自分の事を棚に上げれば気が済むのか......まぁよい。宴は今度に取っておく。ローマとて、また帰ってくれば良い話......いつでも見れるもん」
立ち直って無いじゃないか......全く、困った話だ。こんな調子でこの特異点は大丈夫なのか?
既にローマを離れて数刻、彼方にすらその輝きは見えなくなってしまった。ガリアへは山越えを経て行かねばならない。必然、日も跨ぐことになる。
「どこかで今日は休まなきゃならないな」
「まぁ、時たま現れる土塊の化生やら猫男みたいなのもそろそろ打ち止めじゃろうよ。少なくとも視界の範囲には居らんしの」
大概は索敵範囲に入った瞬間火縄銃の洗礼を受けて散っていくのだが、流石に山岳地帯......射角の問題というのはサーヴァントになろうともついて回る。山を削り取っても良いというのであれば、すぐさま数千とも言える銃器が轟いて、重機もかくやという勢いで、獣鬼ごと吹き飛ばしてくれようが、流石にそんなことで魔力を無駄に使うこともなかろう。
どうせ長くもない旅路、出来ることを済ませておくに越したことも無い。
「......しかしローマとは、考えるも何も取っ掛かりがなさすぎるね」
「すべての道はローマに通ず、とはよく言ったもんじゃ。これこの時代のローマの縁というは正しく言葉通りと言えよう。故に特異点となり得ておる。呵々ッ、まさに日ノ本とは真逆よな。何せあの国周り全部海故な!」
「あぁ、なら安心だ。少なくとも日本の道はローマに通じてない。信長みたいなのは敵にはいないってことだ。分かってよかった」
若干おかしなテンションになりつつある信長をさり気なくディスりながら、しかして疑問はつき無いものだ。ローマにありながら、ローマが敵に回る......果たしてなぜそんなことが起きようか?
フランスのことを思い返してみても分かるとは思うが、召喚されたサーヴァントにもそれなりの意思が存在する。あの魔女の様な例外は置いておくとしても、普通自国に牙を向くサーヴァントなぞいないものだ。なぜならそこは英雄と呼ばれた己が、生前に護った場所......今更害をなす理由がない。
全員か全員あの様な復讐心に囚われているならばまだしも、そんなものに囚われる理由なぞ歴代の皇帝の多くは持ち得ていない。
故にあるとすればこの時代より前にローマに敗れた列強諸国のサーヴァントであると、俺は最初考えた。まぁ、ネロ自身の口より「敵は皇帝を名乗っている」とまで言われ?挙句この目でカリギュラを見てしまった以上その説は無くなったわけだが?
「なぁ、信長。馬鹿なことを聞いてもいいか?」
「戯け主の言うことなんぞ、いつも馬鹿で溢れておろうに、繰り返してしまえばそりゃ聞かれる前からこう返してやる。“馬鹿馬鹿しい”......とな」
こいつは......!
まぁいい。馬鹿馬鹿しいことは百も承知。それゆえに俺にもわからないんだから。全く愚かしいにも程がある。英雄の概念から勉強し直したい気分だ。
「例えば、お前が日本へ攻撃をする様な事態って、どんな時?」
呆れたように口をポカンと開けて、彼女はこちらを見てきた。馬鹿を見るような眼だ。全くひどい話だが、彼女という存在はどこまでも偽りが無い。馬鹿正直に有言実行してくださる頼もしい相棒の第一声は先程よりも感情の乗りが良かったように感じた。
......まぁつまるところ
「馬鹿馬鹿しい」
......との事だ。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
『さてさて、時は微妙に流れて君たちの愛しき隣人ダヴィンチちゃんがガリア到着をお知らせするぞー』
「......主、さっさとそのやかましい通信を切れ。全くなんだってこっちの担当が貴様なのか、嫌がらせに全力を出しすぎじゃろうて」
相変わらず相性の悪いおふたりだ事で。
ともあれガリア到着である。援軍要請を出したとのことだった故にいきなりドンパチかと思ったが......思っていたよりは静かだ。
「うん、まだちと遠いがあれはローマ兵の装い......野営地の様じゃ。一先ずあそこに向かえば間違いも無かろうよ───あん?」
「どうした、何かあったのか?」
夜の帳にあってなお卓越した信長の視力が、何かを捉えたようだ。
「いや......おい何かが接近してきとる様じゃが?」
『接近?おかしいな、そんな反応は───いや、来てるっ!この反応はサーヴァントだ。気をつけたまえ2人とも。隠そうともしないこの大胆さ、大した大物だよ全く』
自身でも強化の魔術をかけることでようやくこちらへと高速で近づく土煙を捉える。中心にあるのは岩......否、そんな生温いものではない。あれは鋼だ。鋼色に脈動せし、いい笑顔の───
「「ま、
素晴らしい姿勢で全力疾走をみせてくれる敵影。その正体は分厚い筋肉に身を包んだ巨漢。雰囲気はどう見てもバーサーカー!
「信長、迎撃準備!」
「分かっとるわ!全く、わしの相手ちょっとバーサーカー多すぎないっ!?」
どこが遠くに聞こえるアッセェェエエエエイッへという叫び声に意識を飛ばしながら、俺たち2人は白目で筋肉を迎え撃つのであった。
いや、なんで文字通りの熱烈歓迎なのか。ローマという国はどこまでも情熱的である
......ありゃ?3000文字行ってない。やばい。短い。久々で感覚が鈍ったのか、あるいはマテリアル見ながら書いてたからたくさん書いた気になっていたのか......まぁ、まぁしょうがないと思って先に進みましょう。
今回も特に紹介するサーヴァントはいませんね。筋肉についてはまた次回でよろしいでしょうし。
マジで今度こそなる早で更新したいと思います。流石にこの春休みという機会を無駄にするわけには行かない......!少々お待ちを、それではまた