はい、忘れてください。ちょっと精神がね……今回は番外です。視点はあの人。朝から今の今まで書いてました。即興なので設定はまぁ割とめちゃくちゃ。キニシナイキニシナイ。
先日はたくさんの感想をいただきました。少し総合評価や点数?の基準がわからないのでなんとも申し上げにくいのですが夜に色々ございまして、言わせていただきたいことがあったので急いで話を仕上げた所存です。本編じゃない理由は戦闘は急いで仕上げるとか無理だからです……はい、少し前に“作品とは関係の無い感想”ということで消されてしまった感想がありまして。その時は確かゲームのパーティの話をされていたと思うのですが、少し昨日の感想の多くはそれに近かったような気がします。みなさんと話すのは楽しいですし、イベントの話をして下さるのも嬉しいのですが、その中に少しでもこの作品の事を混ぜてくれると私も純粋に喜べます。書いてもらっておいてなんだそれは!となる方もいらっしゃるのかも知れませんが、感想欄ですからね……それに凄い「公式ノッブ」の名前を借りてしまった感が凄くてですね。はい、無事沖田を当てられた方、早くも信長を宝具MAXにし最終再臨させてレベルMAXにしてフォウ君でカンストさせてスキルレベルもオール10にした上で礼装をノッブにした方等様々な人がいるとは思うのですが、どうかその喜びを伝える言葉の中に作品への言葉もいれてくださいな。
それとは別にポイント全然たまらんのじゃが?信長未だに期間限定のアイコンが取れないんじゃが?
では、番外です。どうぞー
それは特異点ではなく、カルデアなるモダン建造物の中で起こったこと。ある日突然わしに襲いかかった悲劇の話。
その日は特にすることも無く、備蓄庫から迷惑神が団子を盗むことも、ドラ娘がキャンキャン吠えることも、プリティな意匠の小さいマスコットが爆発したり銃を乱射したりすることもなかったが故に、平和な日常と言うものを謳歌していた。だからこその油断、というのもあったかもしれん。何にせよわしはそんな平時で召喚後最大の危機を迎えたわけじゃから、人生というのは本当にわからない。既に人間ではないけれど
ともかく、昼下がりになってわしが点てたお茶を主と二人で飲んでいると、唐突に妙なことを言い出したのじゃ。これが始まり、原因と言ってもいいのぅ。
「石たまったねー」
「石?何じゃそれ」
大人しく適当にお供を見繕って狩りにでも出ていればあるいは結末は変わったかもしれん。今となっては詮無きことじゃが……何故見抜けなかった過去のわし、わしの間抜け!と思うのは仕方の無いことだと思う
まぁ、当時のわしはそんな今の悔恨などつゆ知らず、呑気にものほほんと主が何時ぞやの金平糖のような石を取り出すのを黙ってみていた。
「これだよ、聖晶石だっけ?俺は信長の容量が大きいからできないけど、シロが今度誕生日だっていうしこれを上げようかなって」
「……地道に拾っておったのかい。誕生日に霊体をプレゼントというのは斬新が過ぎるが、まぁ喜ぶんじゃないか?お主と同じく、英霊を見る度に興奮しとる変態じゃからの」
それは失礼だろ、と嗜めるようにいいはするものの、主のそれももはや形だけの言葉の様で、本心が透けて見えている。本人が見ていたらきっと苦笑いを浮かべていることじゃろう。盾子ならば噛み付いておる
「まぁ、変なサーヴァントを召喚しないことを祈るんじゃの。あの
「あぁ、清姫ね……清姫、ごめん。その話は出さないでもらえるかな?折角今は居ないんだから」
「本心ばかり出していればいいという話でもないだろうに……まぁいいわい、これ以上あの
────フム、しかし聖晶石か。純度の高い魔力を物質化しているだけあってなかなかどうして面白そうじゃ。少し興味が湧いてきた
「うん、やはりそうじゃのう」
「……なんか変な事考えてないか?」
そう言って主は石を詰め込んだ袋の口を塞いで、わしから遠ざけてしまう。失礼な話じゃ、自分のサーヴァントに対する態度ではない。まぁ、今はそんなことはどうでもいい
「ほれよく考えてみい。自分のサーヴァントよりも先に、所詮は他人でしかない女に贈り物等おかしいじゃろ?」
「……おかしいか?」
「おかしい、ちゃんちゃらおかしい!……とまぁ、そこでじゃ!その石どうせ余るじゃろ?わしに少し寄越してみんか?」
「…………。」
あの顔は「ろくでもないことをかんがえているな」と考えている顔じゃ。主は内面がよく表情に出る。対照的にもう一人の小娘はいっつも変な思考をかぶせているせいで読みにくい。愉快な事に、魔術師と一般人の立場が逆転しておるのよな
「一つだけだからな、いやそれでも怖いんだけど」
「なに、そうビクつくでない。可愛い少女からの、可愛らしいお願いじゃ!」
むぅ、今度は「自分で言うか」って顔じゃの。わしらほどになるとアイコンタクトではない、フェイスコンタクトが可能になるのじゃ!どっちが難易度が高いかは知らん!
「……ほらよ。本当に頼むから変なことに使うなよ?サーヴァントだから大丈夫だとは思うけど、暴発しただけでも危ないんだから」
「少なくとも、そこら辺の有象無象よりかは扱いに慣れとる。任せろ主」
今度のは顔を見るまでもない。空気が“信用出来ない”と言葉を具現化させている。主に失礼さを競わせたらもう限界などないかもしれんな……まぁそれでこその主じゃが
「うむ、大義であった!」
「贈り物を受け取る態度じゃねぇ!?献上品じゃねぇかこれじゃあ!」
────本当に、それでこそ主じゃ。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
さて、主から無理やり奪った────もといプレゼントされたこれ。一応設備自体は整った施設故に、やろうと思えば何でもできるが……取り敢えずは複製するか。ガワを揃えて適当に同じ波長で魔力をいじってればなんとかなるじゃろ。
後はそれを使って何をするか、じゃが……ふむ、デミサーヴァントなんて酔狂を研究している機関よ、似たような物も探ればあるか……もっと単純に爆弾に改造するのもあるが────主ごと吹き飛んでも困るしのぅ。
「しゃーない、此処はプランAで妥協するかのぅ」
「何がプランAなんだい?」
────ゾワッとした。
もう一度いう、ゾワっとした!
「キモッ!?どこから湧いた
「おいおい、ちゃんを付けて、そしてワタシの役職をよく考えてから言ってくれよ。施設が勝手に使われていたら確認に来るのは当たり前だろう?責任者的にも、実力的にも」
……あぁ、そういえばこの変態は技術開発が畑じゃったの。レイシフトの技術を流用して物質をマナへと変える技術と、それによって精製されたプリズムをまた物質に戻す────簡単に言えば錬金術で軽く売店みたいな事をしているから、すっかりわしの中ではコンビニの店員程度の位置付けじゃったわ
「行ったこともないくせに、全く随分と酷い絵面を押し付けてくれるねぇ。絶世の美女に着せる服がコンビニの制服とかマニアックが過ぎるだろうに」
「そういうところがキモイんじゃ!大体コンビニに行ったことがないのは貴様も同じじゃろうに!」
「え?あるよ?ワタシはあまり利用しないけれど、シロちゃんたってのお願いだからねぇ……職員たちも平時は暇を持て余してるし。喜び勇んで“トゥエンティフォー”カルデア店をやってるみたいだよ?」
これが嘘をついている顔ではなく、純然たる事実を述べるように言われているのだから反応に困る
「……馬鹿に技術をもたせるとロクなことに使わんな」
「アッハッハ!それ、ワタシが今一番言いたいことなんだけどなぁ。聖晶石を増やすのはいいけど、何に使うつもりだい?魔力だけ揃えても、サーヴァントである君じゃ召喚はできないし、そもそもフェイトシステムの都合上、そんな量産品の異物は見抜かれて弾かれちゃうぜ?」
「やはりか、聖杯も無駄にハイスペックじゃのう。まぁ、そうでないならわしは手を出さんがの」
「いい加減その性格直しなよ、治すでもいいけれどさ。だからきよひーちゃんとも仲良くできないんだ」
「いや、あれは絶対にわしの性格の問題ではないと思うがの」
ついでにいえばあのドラ娘も同じじゃ。わしが悪いのではない、あやつらが致命的に人間として間違えているのだ。
「欲望は肯定するのに彼女らは否定するのか、つくづくわからないねぇ」
「別に、美を求める気持ちは否定せん。恋に焦がれるもよかろう。じゃがあれらが見取るのは所詮空想、憧れのみで
「難しく考えるんだねぇ。まぁ、自身の欲をキャンパスに写したワタシに、自身の欲を世界に映した君の考えはわからないけれど、でもそれ理由にならないからね?」
喧しい、貴様はオカンか。
「なんでもいいけど本当に変なことはやめてくれよ?ロマニなんかは適度〜に休んでそう辛そうに見えないかもしれないが、それは彼が要領がいいからだ。他の研究員の多くはトラブルが発生する度に死にそうになってるんだから」
「……それはコンビニをやめれば今すぐにでも解決すると思うのじゃがの」
「彼らから趣味まで奪うとは、さすが魔王だね」
「趣味で24時間体制にするな。普通にイレブンオープンセブンクローズで良かったじゃろ。そしてそれ趣味じゃなくて、名前を副業と改めよ」
どうしてコイツとの会話はこんなにも疲れるのか……なんか聖晶石とかどうでもよくなってきた。お茶飲みたい、茶器を持て、サル
「そうだね、打診しておくよ。それじゃあくれぐれも頼んだからね。石遊びも程々に!」
そう言ってようやく変態は帰っていった。下手な遠征よりも疲れた。手強すぎるじゃろう、あのサーヴァント
「……さて、どうせやるなら出来ないと言われたことをやりたいが、さてさてどうしたものやら」
サーヴァントによるサーヴァントの召喚……全く意味が無いから研究もしてなさそうじゃしのう……一応漁るか、所長室
「────怪しい」
……何時から変態から変質者に変わったのじゃあやつは。三度目だが言わせてもらうぞ?ゾワっとした!!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
無理やり変質者を振り切り、溢れる覇王の才で所長室に侵入し研究資料を少々拝借。アレをこうしてこうやって、溶かして混ぜて分離して、繋げて包んで切断して、ハイ完成!サーヴァントによる、サーヴァント召喚魔法陣!
「まぁ、魔力は主のだけどね!間接的に召喚するだけだし」
複製品は主殿の小袋の中身に混ぜてその分純正品をかっぱらってきた。コレならわしでもサーヴァントを召喚できる。召喚して何をするわけでもないがもうここまで来たらあの女────男?を一瞬でも驚かせたい。どうせ後で記録見られて大したことしてないのバレるけど
「それじゃ────召喚に応じ、顕現せよ!わしのサーヴァントォォォォッ!!」
呪文?知らん!そんなもの書いてない!そもそも主じゃってそんなの読んでなかったじゃろ?お前今更そんなこと突っ込んでどうするんじゃ?
────っと、失敗するとは思ってなかったが、実際成功するとまた思うところも出てくる。浮かび上がる三つの光の円環、迸る金色はサーヴァントの性質に染められでもしたのか?主が呼んだ扱いなので令呪こそ無いが確かに繋がりを感じる。荒れ狂う風の中心、立ち上る光の中から現れたのは────
「────うわ、
「契約に従い参じょ────え、なんでノッブ?というかパスがつながってる?え?……自害させて下さいマスター」
たなびく金糸は黒色のリボンでまとめられ、少し不健康な肌色ながらも端正に整った顔に、それら引き立てるように身に纏う桜色の着物……その手にもつ刀も含め、どこかで見たことがあるような少女の名前は沖田総司。
二人の関係を一言で説明すれば────そう、まさにライバルというのが正しいだろう
ネタ時空です。今後本編が進んでいった時に話がズレる可能性がありますがその旨、ご承知ください。
というか一発で沖田を当てる信長……自分の願望が出てしまった
さて、今回のサーヴァントは……ジャンヌかな。特別なサーヴァントですからね。
既に本編でも述べていますが彼女は聖人というジャンルの偉人です。と言っても認定されたのは死後しばらくたってから。聖人認定されなくとも、残した功績は大きく、また英雄に相応しいその人生から座に呼ばれるでしょう。fateの世界ではサーヴァント達は何らかの願いを持って限界しますが、聖人達はその願いを持ちません。願いを持たない英霊は特別なクラス、ルーラーとしていわば聖杯戦争の審判、裁定者として君臨することになります。対象を制限しない令呪等ですね。ただマルタの様に普通のクラスで持って限界することも可能です。ジャンヌの場合は……セイバーだかセイヴァーだかです。松平アーラシュみたいなことをしてきます。加えて言うなら信長も望みなんてなく、強いて言ってお茶飲みたい程度のものらしいですがルーラーとして呼ばれるという話は聞かないのでやはり聖人であることが絶対の理由でもあるんでしょうね。
用紙は後ろに伸ばした金髪を、大きい一房の三つ編みにして垂らしてる感じです。解くとロング。頭には飾りみたいな鎧がついてます。魂の色がアーサー王と似ているらしくそれぞれの信者が勘違いして襲いかかったり襲いかかったり(物理的にと性的に)してます。
宝具は旗、突き刺した範囲から一定内を自身の陣地とし、絶対防御を張る宝具です。詳しい説明もどっかで見ましたが弱点もあるみたいですね。覚えてませんが。
あとは小説の黒と赤に分かれて戦う某作品ではジークフリートに対して少しまずい発言を残したらしく、一部では聖処女なのに隠れ痴女扱いされることもあります。ジャンヌファンの友達に言ったらもしかしたら喧嘩になるかもしれないので黙ってましょう。
ジャンヌは……このくらいでいいんじゃない?うん。だって有名だし。それではまた次回!