水音の乙女   作:RightWorld

157 / 193

書くかもと言っていた最終戦闘終了後から支援部隊解散までの一晩、最後の話です。





第150.5話「芳佳の保健体育」

 

 

「それと天音ちゃん。天音ちゃんはいつでも子供作れるんだよ」

「「「え?!」」」

 

芳佳の思わぬ発言に、天音のみならず、優奈や千里も声を上げた。ジェシカが意外そうな顔をして口を挟んだ。

 

「扶桑では教えないんですか? リベリオンではウィッチの発現があると大きな病院に連れてかれて教えてもらいます」

「扶桑はそういうの遅れてるんだよね」

 

そう言って芳佳は説明を続けた。

 

「普通の女性は、ホルモンの影響で卵子が熟成すると卵胞から放出されて、子宮で受精を待つ。同時に子宮内膜も熟成して受精卵を待つ。受精しないで一定期間が過ぎると役目を終えて子宮内膜は剥がれて外に出される。それが生理。そこまでは教わったよね?」

 

天音と優奈は頷く。シィーニーは首を傾げている。

 

「だけどウィッチの場合、卵子も子宮内膜も劣化しないの。だから排出されない。つまり生理にならない。天音ちゃん、あなたは初潮以来生理がないんだとしたら、その後に排卵した2個目の卵子を今も良い状態のままお腹の中に持ち続けているはず。いうなればいつでも子供ができる状態にあるってこと」

「ええー?!!」

「だから男性とのお付き合いはずごーく慎重にしなきゃいけないのよ」

「天音、ヤバイよ! あいつ近寄らせない方がいいんじゃない?!」

「え? だ、誰のこと?」

「天音ちゃん、そういう人がいるの?」

「なんだ。天音さんはもうそういう人がいらっしゃるんですね」

 

芳佳が目を丸くして驚天動地。

シィーニーは達観した顔でいる。

 

「え? え?」

 

わたわたと左右を見る天音に、優奈が溜息ついて言った。

 

「あいつよ。あんたの専属整備員みたいになってる……」

 

天音がみるみる赤く染まっていった。

 

「い、一宮くんのこと言ってる?」

「他に誰がいるのよ」

「まだ裸見られてないよ!」

「見たいって言われたら見せちゃうくせに」

「う……」

 

ひと呼吸、いやふた呼吸ほどしてブンブン首を振ると慌てて叫んだ。

 

「そ、そんなことするわけないじゃん!」

「今の間は何だったのかしらねえ」

「何ですか? 裸がどうのって」

 

首を傾げるジェシカに、千里が耳元に口を近付けてこしょこしょぼそぼそと説明した。聞き耳を立てていたジョデルと一緒に二人は頬を赤くしてほころんだ。

 

「まあやだ、カワイイ」

「あははは」

「結婚ならアマネさんの歳にもなれば普通では?」

「?!?!」

 

皆が発言者の方へ振り向く。それはシィーニーだった。意外な人物からの発言だったが、その後の話にさらにびっくりさせられる。

 

「わたしの同い年は半分はもう夫を持ってますし、そのうちの半分は子供もおりますし」

「「「はあ~?!!」」」

「12歳超えれば目つけられますでしょ。夜、嫁にしたいと思った男が侵入してきて、連れてっちゃうんです」

「あなた、どんな未開人よ!」

 

優奈が顔を紅のようにして言う。

 

「ひどい! まあわたしやアマネさんはまだお声かからないでしょうけど、ユーナさんは連れ去られますね」

「ひぇっ?!」

「なんで優奈は連れ去られて、わたしやシィーニーちゃんはまだなの?」

「殿方は相手をしっかり吟味しています。元気な子を産めるか、成長具合を観察しています」

「成長?」

「ズバリ、胸です」

「「!」」

「女が成長してるか確かめる確実な方法は、おっぱいを見れば一目瞭然です」

「た、確かに……」

 

天音も芳佳も千里も自分の胸を見下ろす。そして優奈に目を向ける。大きい。

 

「な、なんで皆してあたしを見るの?!」

 

優奈が上半身を捻って身を隠す素振りをした。芳佳が助け舟を出す。

 

「ゆ、優奈ちゃんは確かに年の割にはずいぶん大きいけど、他はまだまだ発育途上だよ」

「優奈、もっと大きくなるんですか?!」

 

天音はまだ突き離されるのかと思って驚愕する。

 

「おっぱいじゃなくて、他のところね。全体的に見たら、優奈ちゃんはまだまだ大人っぽさがないよ。例えば……坂本さんや卜部さんと並ぶと分かるかな」

 

確かに……。二十歳過ぎて完全な大人である坂本や卜部は、色っぽさという点が断然違う。出っ張っていればいいというわけではないというのがよくわかる。普段軍服なんか着てるから気付きにくいが、ドレスなどで着飾って妖艶さをアピールされたら世の男性は黙ってはおるまい。だいたいウィッチというのは、よほど面食いの神様が選んでいるのか、漏れずして美少女ばかりが発現するのだ。

 

「で、でも、男の人と関係持つと……魔法力、失くなっちゃうんでしょ?」

 

優奈は朱に染めた顔で芳佳に問いかける。芳佳はちょっと恥ずかしそうにして答えた。

 

「そう言われてるけど、実際のところは、怖くて確かめられてないってのが本当かな。ほら、もしそれで貴重なウィッチが一人減っちゃったら一大事だから」

「そ、そうですよね。……そしたらあがり間近の人ならよくないですか? 卜部さんとかで試してみたら……」

 

優奈のとんでもない発言に、的にされた卜部ががばっと立ち上がった。

 

「私ならいなくなってもいいって言ってるのか?! あんまりだ! その前に人の初めてを試すなんて……」

 

卜部は赤くなった顔を両手で覆ってしゃがみ込んだ。

 

「あがり間近の人じゃ、本当にあがりが来たのかもしれないから判別つかなくて実験にもならないよ」

「た、確かに」

 

変な話になってきて皆一様に顔を火照らせて、頭から湯気を上らせる。

 

「そ、その代わり、女の子同士は大丈夫だから……」

「ホントですか宮藤さん! 女所体でずっと過ごしてるとそういう気になってっちゃうって噂、本当だったんですね?!」

 

またまた優奈が食いついた。思春期の女子はどっちに転んでも興味つつだ。

芳佳さん、火消しするどこか、新たな火をつけてしまった。

 

「女の子同士は大丈夫って、もしかして宮藤さんもそういう気が? そ、そういえばあたしの胸よく見てらっしゃいましたよね……」

「あ、あうあう!」

「ほほー、そっちはデータが沢山あるってコトですね?」

 

シィーニーはニンマリすると秋山の方を向く。

 

「な、なぜ私の方を見るんです?! シィーニーさんこそ、さっき天音さんといちゃいちゃしてたじゃないですか」

「あれは身体検査です。それに天音さんは懇意の人がいるっていうし、ちゃんと男性の。それに対し秋山さんの場合は公然とレアさんと……」

 

秋山はおもいっきりシィーニーを突き飛ばした。シィーニーは壁に激突するまで空中を飛翔した。

 

「そ、そんなふしだらなもんじゃありません! レアさんはかっこいいんです! 凛々しくて頼りになるんです!」

「宝塚の男役を見てるみたいだね」

「そ、それ! 勝田さん、解ります?!」

「確かにナドー少尉は体力もあったし身体の作りもしっかりしてて、男性ぽさがありましたね」

「宮藤さん見たんですか?!」

「いえ、私は治療で……」

「羨ましい! なんて役得! もしかして人払いしたのはそのため?!」

「秋山さん冷静に冷静に。やだわあ、あの時軍医先生も一緒に治療してたじゃないですか~」

「まあ秋山曹長のは百歩譲って男性への想いに近いものだとして……」

「シィーニーさん、百歩譲ってってどういうことですか?」

「ナドー少尉はどうでしょう。分かってて完全に同性に手をつけようとしてますよ。さっき熱いキスを交わしたそうじゃないですか」

 

シィーニーに指摘されて、やっぱり秋山とレアは特殊な世界に堕ちていってしまっていたんだなと、皆も思いを改めた。

 

「見ないで! そんな目で私を見ないで下さい!!」

 

錯乱する秋山をしり目に優奈は天音の方に振り向く。

 

「天音……」

 

肩に手を置くと、うんうんと頷きながら語りかける。

 

「あたし、あんた達を応援する」

「はえ?!」

「一宮とでいいわよ、あんた達は正常だわ! こんな風になっちゃダメよ!」

 

優奈は力一杯諭す。こんな風にと指された秋山は泣いて抗議する。

 

「優奈さんあんまりです~!」

「で、でもどうかな、一宮くんにそんな気持ちないかもしれないよ。結構わたしにつっけんどんだし……」

「ンなの間違いないわよ、あんなの男子特有の照れだわ! 男なんて幼稚なんだから!」

「そ、そうなんだ」

「だからって一線超えちゃダメよ。あんたは世界で一人しかいない貴重なウィッチなんだから。それで魔法力失ったら一宮死刑確実だよ!」

「き……気を付ける」

「心配だわ! あんた博打打ちだから、試しかねないわ! ああ、もうどうしよう~」

「た、試すって何を?」

「うーん、それで行為に及んだとしても、魔法力無くなるかどうかは五分五分ですねぇ」

「?!?!」

 

皆が発言者の方へ振り向く。それはまたもシィーニーだった。続く話にさらにびっくりさせられる。

 

「海峡植民地軍にいたマラヤ人植民地兵のウィッチ先任軍曹は、フィアンセがたまに忍び込んできては夜の営みをしておりましたが、魔法力はなくなりませんでした。むしろ調子良かったそうです。しかしある日、宗主国様のならず者兵士に夜這いされ、強制的に行為をさせられた結果、魔法力を失ってしまいました。夜這いした兵士は翌日、何の痕跡も残さず抹消されました。軍籍は勿論、名簿や名札、使用していたロッカーに、私物の一切合財含め、姿形跡かたなくです」

「な、何ですかその話……」

「やだホラー?!」

 

ジョデルとジェシカは青ざめる。芳佳は男の方よりウィッチが気になった。

 

「そのウィッチの人、あがりを迎えたわけではなくて?」

「先任軍曹は当時16歳です」

「それじゃぁあがりじゃないね」

「その歳でフィアンセって……」

 

優奈が引き気味になる。

 

「12歳を超えればいつ結婚してもおかしくないと言ったではないですか」

 

扶桑だって少し前には15歳にもなると嫁ぐことも不思議ではなかった国ではある。シィーニーは続ける。

 

「先任軍曹は14歳でフィアンセに射止められたそうですが、直後に魔法力が発現してしまったので、ブリタニア軍に連れて行かれたそうです」

「なんて未開人なの!」

「ユーナさん、酷い!」

「その人もグラディエーターを使ってたの?」

 

天音が聞く。

 

「いえ、先任は陸戦ウィッチでした。わたしはブリタニア軍に連れてかれて調べられたら飛ぶ素質が見つかったので、航空歩兵になるよう命令されたんです」

 

二人とも連れてかれてって、植民地人が魔法力発現するとブリタニア軍はかっさらってっちゃうの?

聞いてるとまるで人さらいだ。優奈は一段と引き下がる。

 

「ブリタニア軍も酷いわね。魔法力発現すると連れてかれちゃうの?」

「軍にウィッチを差し出すと村にお金が落っことされます。それにウィッチは給料がいいから、仕送りでも村が潤うので、諸手で送り出されます」

 

それ人身売買じゃないんだろうか? 児童労働や子供からの搾取、虐待、後々の時代で問題になりそうな事案が目白押しだ。

 

「なんて未開人なの!」

「ユーナさん、さっきから酷いです。でもわたしとしてもタダで読み書きとか計算とかの教育を受けられるので、メリットは多いです。あがりを迎えれば退職金もらって村に帰れますし、怪我で退官や死んじゃったとしても恩給をちゃんと出してくれます」

「と、ところで、その人とフィアンセの人との話って、確かなの?」

 

芳佳はとにかく自分の分野の方を確かめる。

 

「勿論。夜の営みもわたし見てしまいましたし」

「えぇ……見ちゃったんだ……」

「ねえ優奈。コーイとかイトナミって何するの?」

「天音、し、知らないの? それ、今ここで聞く?」

「えー……? じゃあ後で聞く」

「植民地での事は治外法権で無理やりもみ消されちゃって、記録が残ってないだけで、実は事例結構あるのかな」

 

芳佳は腕を組んで考えた。

 

「ちなみにそのマラヤ人ウィッチの人は今はどうしてるの?」

「村に戻ってフィアンセとようやく一緒になれました。今はお子さんも産まれ……あ、ならず者兵の子ではなかったそうです。よかったです」

「どういう事なのかな。純潔を守る事は魔法力を失わないでいることと関係ないのかな。うちのお母さんやお婆ちゃんの例もあるし」

 

芳佳は頭を撚る。周りでも秋山や千里、優奈が一緒になって考えた。

 

「かえって調子良かったっていいますしね」

「体の相性とか」

「愛だよ! 無理やりされたら失ったっていう事は、愛してる人となら良いんじゃない?! ある意味貞操と関係するのよ」

「これも怖くて確かめられないねえ」

 

芳佳は苦笑いした。

 

「天音、試しちゃだめよ! いくらあんた達が両想いだとしても!」

 

天音は真っ赤になった。ようやく察したようだ。

 

「た、試すって、子供作ることだったんだ。け、結婚もしてないのにしないよ、そんなこと」

「あいつから迫ってくるかもよ!」

 

天音は宙を見上げてエヘヘっと顔を緩ませたが、慌てて真顔になった。

 

「し、しないよ!!」

「その間は何なのよ」

「シィーニーちゃん、意外と大人なんだね」

 

肩をすぼませて恥ずかしげに語りかける天音に、シィーニーはムフフと返す。

 

「生えてませんけどね」

 

艦内放送のスピーカーがピガーっと雑音を放った。

 

≪消灯5分前。消灯5分前≫

 

おかしな話で盛り上がって熱気に満ちていた談話室が一瞬シンとなる。

卜部がガバッと立ち上がった。

 

「寝るぞおめーら!」

 

静かだと思ったら、勝田共々ウトウトしていた美緒がハッと起きる。

 

「宮藤、明日は早いぞ!」

「は、はい!」

 

天音、優奈、千里は一列になって芳佳に頭を下げた。

 

「貴重なお話ありがとうございました!」

 

ぼそっと千里が付け加える。

 

「保健体育の先生」

「ええ~~」

 

12航戦の乙女達に変な印象を持たれてしまったかもしれないと心配になる芳佳だった。

 

 

------------------------------

 

 

翌朝、まだ暗いうち。

空母サンガモンの格納庫では、HK05船団を支援したウィッチ達が一列に並び、司令のスプレイグ少将から一人一人に感謝の言葉がかけられた。

少将が力強く握手してくるので、若手のウィッチ達はジンジンする手をフーフーしている。卜部は握られる前に使い魔の耳を出して挑戦的な笑みで待ち構えたが、少将が臆する事なく握ってきたので、「参りました」と頭を下げた。

 

サンガモンに残り、シンガポールまで運んでもらうシィーニーと秋山が列から離れると、12航戦の乙女達と美緒&芳佳に、ジェシカからたっぷりとサンドイッチの入ったバスケットが手渡された。その重さ、朝昼晩と食べられそうだ。

そのままジェシカとジョデルは美緒の前に立った。

 

「坂本少佐、魔眼のご指導ありがとうございました」

「いやなに、ジョデルの見たいと想う強い気持ちが視える域に到達したということだ。まだまだできる事は増えるぞ。その強い想いと集中力を忘れるな。ジェシカへも指導してやってくれ」

「はい!」

「ジョディに聞いてもわからなかったら、少佐のところに習いに行っちゃうからね」

「あたしって信用なし?」

「はっはっは、ジョデルはきっと大丈夫だ。ジェシカ、魔法力というのは気持ちの持ち方で弱くも強くもなる。魔眼持ちなんだから何がなんでも視るんだという強い想いを持て。そうすれば視えるようになる」

 

ジェシカはフルフルと震え、早く魔眼を使いたいと、いても立ってもいられない感じになった。

 

「ありがとうございます!」

 

代わって卜部と勝田が歩み寄る。

 

「坂本、達者でな」

「そっちもな。お前達に会えていい刺激になった。まだまだやって見せるから見いてろ」

「期待してるよ~」

 

芳佳のところも天音と優奈、千里が囲む。

 

「皆元気でね」

「宮藤さん、お怪我にお気をつけて」

「私達欧州へもそうだけど、扶桑向けの船もお願いね。私の実家のお薬も、お友達が食べてる甘味の砂糖も、皆がいないと届かないんだから」

「はい! お願いされました!」

 

芳佳は笑って、いい子いい子と皆の頭をなでなでした。そして次に秋山へ手を振る。

 

「秋山さん、欧州で一足先に待ってるよ。もう誰かに代わってもらわなくても大丈夫だよね?」

 

先を制せられた感じの秋山。だが僅かな間だったが、秋山も大先輩にしっかり見られてたんだと嬉しいような恥ずかしいようなだ。

 

「はい。ほんの少しですけど、自信が付きました」

 

ジェシカ達も天音達のところにやって来る。

 

「天音先生、またシンガポールで」

「うん。もうひと踏ん張り、護衛がんばろうね」

「シィーニーちゃん、シンガポールでねー」

「はい~。椰子の実ジュース作って待ってます」

 

 

 

 

飛行甲板に出ると、空が白やんできている。

 

≪一足先に行くよ。皆世話になった≫

 

横を進んでいく伊401からだ。艦橋の上で手を振るイオナと千早艦長だった。皆が手を振り返す。

そして振り返ると、卜部が力強く号令した。

 

「さあ帰るぞ、全機搭乗!」

「「「「了解!」」」」

 

 

 

 

朝日が昇る静かな海上。

水上機と水上ストライカーが白い航跡を引いて飛び上がる。

護衛空母サンガモンの上をパスする水上機隊のフロートから落ちる雫が朝日を浴びて輝き、空にクリスタルが散りばめられたように、美しい輝きの粒が見送る者たちの頭の上で舞った。

 

 

 





毎度駄文を失礼いたしました。
150話と151話の間の出来事を5回に亘りお送りしました。(12時間くらいの間の出来事をまた1ヶ月もかけて……)
こんな内容&長さゆえ、本編に入れるのは憚られるものでしたので、おまけとしました。
天音ちゃん達も芳佳ちゃんと交流を深めることができたんだよということであります。

駄文ついでにもう1エピソード掲載を考えてます。
前からいつか書きたいと思っていた、卜部さん&勝田さんの現役時代の話です。
坂本さんともちょっと接点を持てるはず。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。