正義の魔王 [改稿版]   作:しらこつの

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第37話 夏休みの終わり

Side エリカ

 

スウェーデンに到着後、道中で叔父様から連絡を受け現場へ急行していた。

現に天候は悪く、辺りには神の神気を感じる事が出来る。

 

「・・・・・やっぱりこうなったわね。」

「連れていかれた時点で何か起こるとは思っていたけど・・・・・。」

「仕方ありませんわ・・・・・それが神殺しという物です。」

 

途中直前まで昴と一緒に居たと言う現地の結社へと向かう。

そこには大きな疲労感を顔に浮かべた現地の結社メンバー達が私達を待っていた。

 

「・・・・・お待ちしておりました。」

「挨拶はいいわ、それよりも・・・・・。」

「わかっております。」

 

此処のリーダーだと言う男に今の状況を掻い摘んで教えてもらう。

その大方は私達が予想していた通りの物だった。

状況を確認し終えたので、彼らに指示を出す・・・・・これも大手結社の役目だ。

 

「私達はこのまま王の下へ向かいます。

 あなた達は引き続き辺り一帯の立ち入り禁止を行って下さい。」

「・・・・・畏まりました。」

 

私達が早速移動しようとした時・・・・・。

 

「私は先に現地に向かいます。」

 

アリス様は一言そう告げると音も無く消えた。

今まで一緒に居たのはアリス様の幽体。

私達に付き合い一緒に行動して下さったけど、もう必要はないと判断したのか先に向かったみたいだ。

私達もアリス様に追い、昴と合流する為移動を開始した。

 

彼の戦っている場所はここから程近くの海辺だという。

私達は魔術で強化した体を最大限に使って駆けていた。

戦場に近付くにつれて、戦闘音と共に感じ取れる神気と昴の呪力が高まっていく。

最愛の人が戦っていると思うと居ても立っても居られない。

それは隣で並走している馨さんも同じだろう。

急に気温が高くなり、肌が汗ばんできたが今は気にしている暇はない。

 

現場が近くなり走るスピードが上げる。

そして遂に昴の戦っている海辺に到着した。

 

 

 

到着して最初に目に入ったのはアリス様とその隣に立つスーツの男。

少々草臥れたスーツになってしまっているが彼は間違いなくアレクサンドル様だろう。

 

状況が分からなかったが今は昴が最優先だ。

 

私達は脚を止める事無くアリス様の隣に辿り着いた。

そしてその先で見た物に私は一瞬動きを止めてしまった。

 

「・・・・・。」

「追い付きましたか・・・・・エリカ、馨。」

 

私達を一瞥してすぐに視線を前に戻したアレクサンドル様。

そしてアリス様が声を掛けて来た。

だけどその声に私達は反応を返すよりも先に体が動いていた。

 

 

何故なら今まさに神の一撃を受け、吹き飛ぶ昴の姿があったからだ。

 

 

だが私達が動くよりも先に神の苦悶の声が上がる。

昴が吹き飛ばされた直後に巨大な炎の槍が神を貫いたからだ。

その炎の槍は直後に膨張を始め、凄まじいエネルギーと共に視界を真っ白に染め上げた。

危機を察知した私達は自らの身を守るべく、最大力を持って防御魔術を行使する。

 

直後に迫り来る凄まじい衝撃に思わず吹き飛ばされそうになる。

それ程の衝撃に耐えきり、視界も色を取り戻した先に見た物は・・・・・。

 

 

 

腹の真ん中に大穴を開けながらも立つ大男・・・・・神の姿と。

その少し離れた場所で倒れ伏す昴の姿だった。

 

 

 

間違いなくどちらも重傷。

その中で先に動いたのは神の方だった。

ピクリと体が動いたかと思うと、ゆっくりと一歩前に踏み出した。

昴の方へ動き出した神に私達は同時に飛び出していた。

 

・・・・・がその一歩に踏み留まる事が出来ずそのまま崩れ落ちた。

 

地を揺らしながら倒れる神の姿に驚きながらも、私達はそのまま昴の下へ駆け寄る。

体中には大小様々な火傷の痕。

そして何より彼の両腕は真っ赤に腫れ上がり、右腕は肘から先が変な方向に折れ曲がってしまっている。

とても痛々しい姿だ・・・・・だが、それでも息をして心臓が動いている事にほっと息を吐く。

 

「ハハハっ・・・ガハッ・・・・・ふん、どうやら私の負けの様だ。」

 

彼の笑い声にすぐさま臨戦態勢に入るが、その後の言葉にその必要はないと悟った。

振り返れば既に崩れ始めている神の姿があった。

 

「聞こえておるかは分からぬが、良き死合であった・・・・・だが、次は負けん。」

 

その言葉を最後に神の姿は消えた。

 

 

 

静まり返った場に波の音だけが響く。

その中で最初に音を出したのはアレクサンドル様だった。

いつの間にか消えていた彼は、突然に昴の隣に見下ろす形で現れると視線だけ私達に向けて口を開いた。

 

「俺の見ていた範囲で、この場で起こった事を資料に纏めて送って置く。」

 

そう言うと私達に背を向け、次の瞬間には権能を行使しこの場から去ってしまった。

一瞬の出来事に唖然としてしまうも、またも突然現れたアリス様に現実に引き戻される。

 

「昴様も御無事のようですし、私も御暇させて頂こうと思います。

 昴様に宜しく御伝えておいて下さい。」

 

そう言うと私達の返事も待たずにアリス様もこの場から姿を消した。

再び訪れる静寂に私達は自然と昴に目が行く。

痛々しい姿は変わりないが、それとは裏腹な穏やかな寝顔に思わず笑みが零れる。

 

「・・・・・人をどれだけ心配させたか分かっているのかしら。」

「ホントにね・・・・・でも無事で良かった。」

 

戦闘後とは思えない可愛らしい寝顔に思わず手が伸びてしまう。

汚れが目立つその顔を優しく撫でても、身動ぎ1つしないほど深く眠っている。

 

「良く眠ってるね。」

「それ程の激闘だったんでしょ。」

 

彼の顔を見ていると愛おしさが抑えきれなくなってきた。

それは彼の頭を撫でている馨さんも同じ様だ。

 

そんな彼を見て私達は顔を見合わせると、静かに笑い合う。

私達を心配させた罰と、神を討伐したご褒美の為に行動を開始するのだった。

 

 

 

 

 

Side 昴

 

目を覚ますとそこは病院のベッドの上だった。

僕は自分の状況を確認する為に体を起こし、その時に体中に包帯が巻いてある事に気付く。

少し動き辛くはあるが特に痛みは感じない。

でも一番目に付くギプスの填められた右腕は動かすと少しだけ痛みが走った。

でもそれも軽微な物だったので大丈夫だろうと少し安心した。

 

ガラッ!!

 

体の調子を確認していると病室の扉が開きエリカさんと馨さんが入って来た。

2人は僕を見ると表情を綻ばせ近寄って来る。

 

「やっと起きたのね、昴。」

「おはようございます、エリカさん、馨さん。」

「その様子から見るにもう大丈夫そうだね。」

「えぇ、ご心配おかけしました。

 右腕は少し痛みますが、それ以外は大丈夫そうです。」

「その様子を見ると、本当に大丈夫そうね。」

「でも激しい戦闘だったみたいだからね、もう少し休んでいると良いよ。」

 

そう言って僕を再び横にする馨さん。

万全の状態で無い事は僕が一番わかっているので大人しく従った。

 

横になった後、僕達は少し話をした。

僕がアレクさんに連れ出されてからの事や雷神トールとの戦いの事を・・・・・。

その話をエリカさん達は真剣な顔付きで聞いていた。

 

「・・・・・やっぱりあれは『雷神トール』だったのね。」

「アレクサンドル様の推測は正しかったという事か・・・・・。」

「どういう事ですか?」

 

どうやら僕の眠っている間にアレクさんが僕の戦闘の詳細をまとめて送ってくれたらしい。

ただ僕が眠っていたのはあの戦いから1日ほど・・・・・アレクさん、資料作成は早過ぎではないでしょうか。

 

ともあれ、その資料と僕の話の大まかな内容は殆ど一緒だったみたいだ。

少し無駄になったかなと思っていたら、当事者の話も大事な情報だと言ってくれた。

 

「この戦いで得られたものは大きいね。」

「1つは雷神トールから簒奪したであろう権能ね。」

 

新しい権能・・・・・言われて意識してみれば、確かに僕の中に新しい力を感じる・・・・・様な気がする。

 

「確かに新しい力を感じる気がします。

 それにトールから簒奪したから『雷』関係の権能ですよね。」

「多分そうだと思うよ。」

「何か心当たりでもあるの?」

 

エリカさんの問いにさっきは端折って話さなかった『太陽』の力を手に入れる時の意識下の事を話した。

其処で激しく轟いていた『稲妻』の話を・・・・・。

 

「そう・・・・・炎の権能には『稲妻』の力もあったのね。」

「でも確か『稲妻』は『雷光』の事だった筈。

 もしかすると同一の力として統合される可能性があるね。」

「神話的観点からすれば違いはあるけど・・・・・馨さんの言う通りかもしれないわね。

 まぁ、結局は権能を掌握してみないと分からないわ。」

「そうだね、機会を待ちながらこうして色々と考察を続けて行けばいいさ。」

「はい、そうですね。」

 

話をしている最中に馨さんが入れてくれた水を口に入れひと息つく。

 

「そしてもう1つは新しい炎の力・・・・・『太陽』の力に目覚めた事ね。」

「でもあの力を使い熟すには、まだまだ時間が掛かりそうです。」

「使うのに随分負担が大きかったみたいだね。」

「最後の最後は幾分かましになった気がしますけど、『炎』と同じ様に使えるかといったら・・・・・。」

 

僕の言葉に神妙に頷く2人。

 

「昴君の話だと、まだその段階に行くのは早かった・・・・・って事なんだろうね。」

「神殺しとしての成長が不可欠になって来るわね。

 ・・・・・これからもいっぱい経験を積んで貰わなくちゃ。」

「え?」

 

エリカさんの不穏な言葉に思わず聞き返してしまう。

しかし2人はそんな事お構いなしに話を続ける。

 

「去年同様今年も騒動が多くなりそうだし。」

「暫くは休む暇も無い位忙しくなるんじゃないかしら。」

「僕達も昴君の為に頑張らないとね。」

「えぇ、私達の働きが昴の成長に繋がるんですもの・・・・・気合を入れて頑張りましょう。」

「い、いや、ちょっと待って下さい。」

 

僕の言葉は全く届かない。

2人はとても楽しそうな笑顔を浮かべてこれからの事を相談し始めるのだった。

 

 

 

・・・・・彼女達の話が現実になったら、僕は生きて居るのだろうか。

 

 

 

僕が諦めて外を眺めていた頃、病院の先生が入って来た。

でもその表情はとても強張っていたので、魔術関係者何だと察しがついた。

ビクビクしている彼を刺激しない様に気を使い、さっきの事も相まって少し疲れてしまった。

そんな僕に気付いた2人は、また僕をベッドに横たわらせた。

 

「今日はもう休みなさい。」

「病み上がりなのに、沢山話させてごめんね。」

「いえ、僕の方こそすみません。」

 

そう言うと2人は優しい笑みを返してくれた。

 

「じゃあ、お休みなさい。」

「お休み。」

 

両頬に2人の口付けが降ってくる。

されるがままで少し恥ずかしく、少し顔を赤くしながら『おやすみなさい』と返し、僕はまた眼を閉じた。

 

 

 

 

 

次の日、無理言って退院させて貰った僕は一路イタリアに戻って来た。

右腕は吊っているから不便ではあるけど、夏休みも残り少ないので戻る事にしたのだ。

 

「アレクさんとアリスさんから?」

「あぁ、御2方から昴君に伝言を預かっている。」

 

赤銅黒十字に漸く辿り着き、パオロさんに挨拶に来た時、そこで彼から切り出された。

そしてパオロさんは1枚のメモを取り出すと、僕に差し出してきた。

それを受け取ると、乱暴に『一度だけお前に力を貸してやる』と書かれていた。

 

「それはアレクサンドル様からだ。

 先日送られてきた資料と一緒に入っていた、恐らく昴君宛てで間違いないと思う。」

「でも、心当たりが無いんですが・・・・・。」

「彼は捻くれ者であり、全て自分でやろうとする所がある。

 だから今回昴君を巻き込み、まつろわぬ神と戦わせてしまった事を『貸しを作った』と考えたんじゃないかな。」

「貸し…ですか?」

「まぁ、彼の考えは理解できない所が多い・・・・・あまり深く考えず、心の片隅に留めて置く程度でいいと思う。」

 

若干彼に対する言葉に毒を含んだパオロさんらしからぬ物言いに少し驚いてしまった。

 

後でブラウさん達に聞いた所、昔アレクさんの起こした騒動に巻き込まれ死ぬ様な思いをしたのだとか。

パオロさん含め命を助けて貰った事があるから普段は王として崇めているみたいだけど、ふとした時に当時の記憶が蘇って口が滑ってしまうらしい。

 

・・・・・パオロさんも大変なんだなぁ。

 

大人で落ち着きのある人だと思っていたけど、人間らしい所もあるんだと思ってちょっと親近感が湧いた。

そしてパオロさんの武勇伝を聞いてみたいとも思った。

 

 

 

「次はアリス様からだ。」

 

そう言って僕の方にパソコンの画面を向けて来る。

画面の中にはアリスさんの姿があった。

 

『昴様の雄姿・・・・・しかと拝見させて頂きました。

 そしてこの様な形でしか姿を御見せ出来ず申し訳ありません。』

 

アリスさんは画面の中から喋り出した・・・・・ビデオレターみたい。

何でも力を使い過ぎてこういう形でないと顔を出せなかったみたいだ。

 

『あの神々しくて凄まじい『太陽』の力・・・・・思わず体が震えておりました。』

 

途中から恍惚とした表情で僕の戦いをべた褒めし始めるアリスさん。

如何も『太陽』を掌握した頃からアレクさんと一緒に見ていたらしい。

 

『何か力になれる事がありましたら何でも仰って下さい。

 また御逢い出来る事を心から願っております。』

 

最後にそう締めくくると映像は終わった。

アリスさんからの映像を見た感想は・・・・・。

 

・・・・・・・・・・は、恥ずかしかったぁ。

無我夢中にやっていた事を事細かに称賛される事がこんなに恥ずかしかったなんて・・・・・。

 

途中から始まった称賛に僕は顔を真っ赤にしていた。

エリカさん達は興味津々に話を聞いているし、恥ずかし過ぎる時間だった。

 

 

 

「・・・・・え、えっと、アリスさんにはこれから沢山お世話になりそうですね。」

 

何とか落ち着きを取り戻した僕は何とかそう切り出した。

 

「だがその分あちらの要望を聞く事になるだろう。」

「ですがアリス様も昴・・・・・神殺しに対してそこまで強くは出ないのでは?」

「いや、神殺しの力を知っているからこそ必要な時は必ず昴君を頼って来るだろう。」

「神話関連の場合・・・・・ですか?」

「来るとしたら間違いないくそうなる筈だ。」

 

という事はヨーロッパで何か起きたら連絡が来る可能性があるのか。

等と考えているとパオロさんから否定の言葉が出た。

 

「とはいえ、ヨーロッパには3人の神殺しが居られる。

 昴君まで話が行く事はまず無いだろうね・・・・・何か大きな出来事が起こらない限りはだが。」

「そうですね。」

 

パオロさんの最後の一言が妙に引っかかった僕だった。

 

 

 

それからは休みを取り戻す様にゆっくり過ごし、夏休みも残り3日・・・・・遂に日本へ帰る。

結社を出る際は皆さん惜しむ様に送ってくれたのが嬉しかった。

 

今年の夏休みは激動の日々を過ごしたなぁ・・・・・かなり大変だったけど。

アリスさんという協力者も得て、サルバトーレ卿とアレクさん・・・・・2人との接点を持つ事も出来た。

でもちょっと疲れたなぁ、暫くはゆっくりしたい・・・・・。

 

帰りの飛行機の中でそんな事を思いながら両隣に座るエリカさん達との会話に花を咲かせるのだった。

 

 

 

 

 

余談

 

イタリアに戻って来た夜の事。

今迄電源の落ちていた携帯に漸く充電する事が出来た時の話。

 

何か連絡が入っているかもしれないと電源を入れ、表示された画面を見て思わず大声を上げてしまった。

それに反応したのはエリカさんと馨さん。

 

「いったいどうしたの、昴。」

「エ、エ、エリカさん・・・・これはいったい、どういう事ですか!?」

 

責める様にエリカさん達に携帯を突出すが、しれっとしたままの2人。

僕の方は映っている画像のせいで顔が真っ赤になっていた。

 

其処に映っていたのは画面を2分割して、それぞれ2人とキスしている画像。

 

「やっと気づいたの?」

「こんなの何時撮ったんですか!?」

「勿論昴君が眠っている時に、だよ。」

 

聞けばトールとの戦闘の後2人してこの画像を撮り合ったらしい。

何故と問い詰めると・・・・・。

 

「何でって・・・・・ねぇ?」

「昴君一人で頑張ったから、ご褒美だよ。」

「恥ずかし過ぎで、ご褒美どころじゃないですよ!!」

「当たり前よ、ご褒美だけじゃないんだから。」

 

僕が反論すると、エリカさんはさも当然の様に言った。

その言葉に「へ?」と間抜けな声を上げてしまう。

 

「貴方が神殺しであり、とても強い事は分かっているわ。

 でも、それでも私達は貴方の事が心配なのよ。」

「・・・・・そ、それは。」

「だからそれは僕達を心配させた罰ってわけ・・・・・でも昴君も嬉しかったりするんでしょ。」

 

後ろから凭れ掛かる様に抱き締めてきた馨さんの声が耳を擽る。

その甘い声と香りに更に顔が熱くなる。

けどそれも次の言葉で一気に冷え切ってしまった。

 

「後、それにはロックが掛けてあるから。」

「へ?」

「当たり前でしょ、簡単に変えられたら罰にならないじゃない。」

 

そう言ってエリカさんは僕に顔を近づけ、そして妖艶な手付きで僕の唇をなぞる。

 

「そうね、貴方から私達に熱い口付けをしてくれたら解除してあげてもいいわ。」

「んなっ!?」

 

艶のある彼女の笑みと衝撃的な言葉に開いた口が塞がらなくなる。

エリカさんは満足した様に小悪魔チックな笑みを浮かべて離れ、それと同時に背中の温もりも無くなった。

彼女達は並んで僕の前に立つと、とてもいい笑顔で・・・・・。

 

「「楽しみにしている(ね)(わね)。」」

 

そう言って2人はさっきまでの行っていた作業に戻って行った。

残された僕は呆然とするしかなかった。

 


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