正義の魔王 [改稿版]   作:しらこつの

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第03話 エリカ・ブランデッリ

Side エリカ

 

私の名前は『エリカ・ブランデッリ』。

テンプル騎士団の系譜に連なる由緒ある魔術結社『赤銅黒十字』に所属する大騎士だ。

『赤銅黒十字』はただの魔術結社では無い。

武芸に長け気高き騎士道精神を受け継いだ、栄誉ある魔術師なのだ。

 

現在の『赤銅黒十字』の総帥が私の叔父『パオロ・ブランデッリ』であり、私の両親も結社の幹部を務めている事から、私は幼い頃から結社の力になる為鍛錬を続けてきた。

努力を重ねた私はライバル達に競り勝ち、将来は『赤銅黒十字』の筆頭騎士の証である『紅き悪魔(ディアヴォロ・ロッソ)』を受け継ぐ事が確定している。

 

それと同時に他の結社の同年代の中でもトップレベルの実力を誇っていた。

しかし・・・。

 

 

 

・・・今から丁度一年前の事だ。

日本に七人目の神殺し『草薙 護堂』が誕生したのだ。

彼はイタリア・サルデーニャ島にて軍神ウルスラグナの殺害に成功。

その後の彼の活躍は目覚ましく、女神アテナ・斉天大聖・ランスロットなど多くの神に勝利している。

 

そして最近よく耳にするのは・・・『最後の王』についてだ。

 

神殺しを殺す為に顕現すると言われている『最後の王』。

その神は顕現する度にその時代に生きる神殺し達を皆殺しにしていたと言われている。

今回の顕現でもこの神に挑んだ最古の王『デヤンスタール・ヴォバン侯爵』。

そして妖しき洞穴の女王『アイーシャ夫人』。

この御二方は最後の王に敗れ去り命を落としている。

まだ詳しい情報は入っていないが『草薙護堂』がそんな『最後の王』に勝利したらしい。

 

 

 

そして彼が神殺しを成し遂げたその場に居合わせた人物がいる。

それが魔術結社『青銅黒十字』の騎士であり私の幼馴染でもあるリリアナ・クラニチャールだ。

彼女は幼馴染であると同時にライバルでもある。

同年代にあまり敵の居なかった私達はお互いに意識し合いながら育ってきた(リリィは認めないだろうけど)。

そんな彼女が『草薙 護堂』に気に入られ、彼の騎士の座に就いてしまったのだ。

彼女は『草薙 護堂』と共に行動している事もあって様々な経験をしている事だろう。

多くの神との戦いを目の当たりにして急激な成長を見せている。

 

・・・彼女にまた差を広げられてしまった。

 

才能に差があるとは思っていない。

私自身、努力を怠っているつもりはない。

 

原因があるとすれば、それは・・・環境だ。

 

私にはまつろわぬ神に遭遇した事が無ければ、カンピオーネの戦闘を間近で見た事も無い。

リリィがこの1年で得た経験が私には足りないのだ・・・この差は大きい。

私はまだ若い事もあってそういった経験をまだ積ませて貰えていない。

将来の筆頭騎士だという事もあって・・・お父様もお母様も叔父様も皆過保護なのだ。

 

 

 

そんな憤りもあって、鍛練にも身が入らなかった私は今特に用もなく街を歩き回っている。

 

・・・こうして街をゆっくり歩くのは久しぶりね。

リリィに差を付けられた事に気付かない内に焦っていたみたい。

 

見慣れた街並みを歩いていると心に余裕が生まれてきた。

気分転換にこのままショッピングでもしようかと思っていると・・・。

ふと前に視線を向けると中学生と思われる日本人の少年(ボーイッシュな少女にも見える)が目に涙を浮かべながら周囲にきょろきょろ視線を泳がせていた。

 

迷子かと思い声を掛け様と少年の方に足を向ける。

しかし彼の動きを見た瞬間思わず歩みを止めてしまった。

 

この子、武術を嗜んでる・・・しかも、かなりの達人ね。

恐らく私と同等か・・・いや、それ以上の実力者。

 

華奢に見えて体幹がしっかりしている。

不安気な表情とは裏腹に動きの一つ一つが洗練されている。

一瞬何処かの魔術結社の人間かとも思ってが、そんな考えはすぐに切り捨てる。

 

・・・あの不安そうな顔、演技だとは思えないわね。

 

自分でも馬鹿らしいとは思ったが、心の隅に少しだけ警戒心を持って彼に声を掛ける。

 

「そこのあなた・・・大丈夫??」

 

私の声に反応して彼はこちらに顔を向ける。

改めて近くで彼を見たが、一瞬女の子に見間違える程可愛らしい顔立ちをしている。

男の子にしては身長も低いし、服の上からでは鍛え上げられている肉体も分からない。

可愛らしい顔立ちと細身な体が相俟って、一目見ただけでは男の子か女の子か見分けがつかない。

そんな彼は瞳を涙で潤ませながら、上目使いで私を見上げていた。

 

「あ、あの・・え、えっと・・・・。」

 

突然声を掛けた事であたふたし始めた彼に再び優しく声を掛ける。

 

「落ち着いて、日本語で大丈夫よ。」

「えっ!!ホントだ!!

 あ、あの・・僕、卒業旅行に来てて。

 そ、その・・・皆と逸れちゃって・・・。」

 

落ち着きを取り戻した彼は、閊えながらも自分の状況を話してくれた。

嘘を吐いている様にも見えないし、魔術関係者にも見えない。

予想通り、ただの迷子みたいだ。

 

気分転換に外を歩いていただけだから丁度いい。

私は彼の道案内を買って出た。

 

「そう・・・迷子なのね。

 他の人と連絡もつかないのよね・・・次に皆で行こうとしていた場所はわかるかしら??

 私で良ければ案内するわ。」

「あの・・そんな・・・ご迷惑じゃ・・・。」

「気にしなくていいわよ、ここで貴方を見捨てるのは淑女として私の矜持が許さないから。」

 

何て言ったがただの暇潰しに過ぎない。

 

「そう言えば自己紹介がまだだったわね、私はエリカ・ブランデッリ・・・あなたは??」

「は、はい、ぼ、僕は神藤 昴と言います!!」

 

『神藤 昴』・・・『神藤』・・・。

何処かで聞いた事のある名前だ・・・一体何処だっただろうか。

しかし直ぐに思い出す事が出来なかったので重要な事では無いのだろうと思って考える事を止めた。

・・・折角の気分転換だ、そういう事は後で考えればいい。

 

「それじゃさっそく行きましょうか。」

 

笑顔を向けると昴の顔が赤くなった・・・顔を赤くしながら私を見つめる彼が少し可愛く思えてきた。

そんな昴をからかう意味を込めて、彼の手を握る。

予想通り、昴はさらに顔を真っ赤にする。

それが何だか面白くて私の顔も自然に笑顔になった。

 

 

 

昴達が行く予定だった場所を見て回ったが彼の友達とは会う事は出来なかった。

不安そうな顔をするので私はそのまま彼を色々な場所に連れ回した。

普通の観光では行かないであろう地元の人しか知らない様な所ばかり。

 

彼の顔に笑顔が戻った・・・本当に可愛いな。

弟がいたらこんな感じだろうか・・・。

 

そんな事を考えているとふと懐かしい記憶が頭を過った。

小さい頃、よく一緒に遊んでいた男の子の事を・・・。

確かいつも今みたいにあの子の手を引いて遊び回っていた。

 

ちらっと昴に目を向けると、楽しそうに周囲を見回していた。

そんな彼の様子が何処か懐かしく、胸を優しい温かさが包み込んだ。

 

 

 

結局1日中彼を連れ回し、その後日が暮れる前に彼の宿泊先のホテルに連れて行った。

ホテルに入れば昴を見つけた彼の友達が集まって来た。

・・・友人と合流出来たみたいで良かった。

それに私自身いい気分転換が出来た・・・あんなに楽しかったのはいつ以来だろう。

 

彼等の楽しそうな笑い声に笑みを浮かべながら見つめていると、ポケットに入れていた携帯が鳴り出した。

取り出して確認してみると表示には『パオロ・ブランデッリ』の文字があった。

叔父様から連絡が入るなんて・・・何かあったのだろうか??

緊急の要件だと判断した私は電話に出る為、昴に別れを告げる。

 

「今日は楽しかったわ、昴。

 機会があればまた会いましょう。」

「あっ!!今日は本当にありがとうございました!!」

 

彼のお礼を背にその場を急いで後にした。

 

 

 

周りに人の居ない事を確認したら電話に出る。

 

「叔父様、エリカです。」

『エリカ、今何処にいる!!』

 

電話に出ると緊迫した様子の叔父様の声が耳に飛び込んできた。

いつも落ち着きのある叔父様がここまで取り乱している何て・・・本当に緊急の用件だったみたいだ。

 

「今日は少し街に出ていました、丁度帰ろうとしていた所です。

 ・・・何かあったのですか??」

『そうか、それなら良かった。』

 

叔父様の安堵の様子が電話越しに伝わってくる。

しかしそんな様子も一瞬の事。

1拍間を置いたと思ったら此方の背筋が自然と伸びる様な真剣の声音で語り掛けて来た。

 

『・・・少し厄介な事が起きたかも知れん。』

「どういう事でしょう??」

『確認はとれていないのだが・・・このミラノ周辺に『まつろわぬ神』が顕現したという情報が入った。』

「っ!!それは本当ですか!!」

『・・・まだわからない。

 本来であれば、すぐにでも幹部メンバーを派遣して確認させるのだが・・・。

 ・・・今手の空いている人材がいないのだ。』

「お父様とお母様は??」

『ブラウとサーシャも別件で出払っている。』

 

叔父様の言葉に私の心が躍り出した。

・・・チャンスだ!!

私は浮かれ出しそうな心を鎮めながら、落ち着いて口を開く。

 

「・・・叔父様、私に行かせて下さい。」

『・・・・・。』

 

叔父様からの返事は無い。

私はこのチャンスを逃す訳にはいかないと再び口を開いた。

 

「叔父様、私はだって大騎士です。

 次期『紅き悪魔』を受け継ぐ者として経験を積みたいのです。」

『・・・お前は我らの宝だ。

 お前の実力は私も認めている・・・しかし如何せんまだ若い。

 お前にはまだ学ぶべき事柄が多くある・・・神に近付くのはまだ早い。』

「それでは遅いのです!!」

 

私の叫びに叔父様の言葉が止まる。

叔父様も気付いているのだろう・・・私の想いに。

 

『草薙 護堂』の出現によって同年代の魔術師達が活躍。

遠い日本で起こった事であるにも係わらずここイタリアでも大きな注目を集めた。

そしてそれは・・・今までの私の功績が霞むという結果を生んでしまった。

 

「今のままでは私は『紅い悪魔』を受け継ぐ事は出来ません。

 それは私自身がそれを許す事が出来ないから・・・。」

 

叔父様が今まで守ってきた栄誉ある『紅い悪魔』の名。

それを私が穢す事なんて出来ないから・・・。

しばらく無言の状態が続くと、電話の向こうから息を吐く音が聞こえた。

 

『・・・エリカ、今すぐ現場に急行しろ。』

「叔父様!!」

『お前にこの事を話した時点でこうなる事は予想していた・・・だが、決して無理はするなよ。

 お前の役目はまつろわぬ神の確認と、可能であればどういった神かを調べて来る事だ。

 絶対に神を刺激するな・・・間違っても神殺しに何て挑もうとするんじゃないぞ。』

「わかっています、さすがの私もそこまで無謀ではありません。」

 

一度言葉を切り、背筋を伸ばし・・・そして高らかに宣言する。

 

「・・・その役目、確かにエリカ・ブランデッリが仰せつかりました。」

『ブラウ達にも連絡を入れる・・・勇気と無謀を履き違えるなよ。』

 

その言葉を最後に叔父様は電話を切った。

電話が切れた事を確認すると、私はその場を駆け出した。

 

・・・やっと私にもチャンスが巡って来た。

必ずこのチャンスをものにしてみせる。

 

その時の私は『まつろわぬ神』に遭遇できる高揚感と、功績を上げる事しか頭になかった。

そして私は『まつろわぬ神』がどれ程の存在だったのか・・・身をもって知る事となる。

 

 

 

私は『まつろわぬ神』が目撃されたと報告があった辺りに到着した。

・・・確かにこの近辺は濃密な呪力に満たされている。

少しでも気を抜くと私の方がおかしくなってしまいそうだ。

 

気を引き締め直して街の中を捜索する。

恐らくこの辺りに在住している結社の仲間も行動を開始している筈だ。

日が落ちた事もあり、町の中は閑散としている。

 

・・・そんな中で、ふと目に留まった人物の姿があった。

 

現代ではありえない妙に古めかしい服装。

誰もいない通りを真っ直ぐ歩いているだけの姿に・・・私は目を奪われた。

そして、その人物と目が合った瞬間・・・私は全てを理解した。

押し潰されそうな圧倒的存在感。

ただ目が合っただけだと言うのにその場に立っている事すら出来ず、彼の前に膝を付き頭を垂れていた。

 

・・・こ、これが、まつろわぬ神。

 

その時の私は初めて目の当たりにした圧倒的存在に呑まれ、一種のパニック状態に陥っていた。

だからだろうか・・・叔父様の言い付けが頭から抜け落ちていた。

 

「御身の御名を伺わせて頂きたく存じます、まつろわぬ神よ。」

 

『まつろわぬ神』は落胆した様子を隠す事もせず、深く息を吐いた。

ただそれだけだ・・・たったそれだけの事なのに体の震えが止まらない。

そんな私に目もくれず、神は口を開いた。

 

「・・・もう見つかってしまったか。

 もっと趣のある場所で高々と宣言する予定だったのだが・・・。」

 

神の声を聴いた瞬間、私は自分の失敗を悟った。

思わず顔を上げるとそこには・・・その表情を獰猛な笑みに変えた神の姿があった。

 

「問われたならば答えねばなるまい!!

我が名は『アグニ』・・・火神『アグニ』だ!!」

 

自分はここにいると宣言する様に火神『アグニ』の呪力が爆発した。

『アグニ』が放った呪力が街を覆い尽くす・・・その呪力は火神の真骨頂である炎に変わる。

街は瞬く間に炎に包まれ・・・そして私は意識を失った。

 

 

 

「・・・うっ・・・う~~ん・・。」

 

私は体に鈍い痛みと暑さを感じて意識が戻った。

ふらつく頭を振りながら周囲を見渡して、先程の事を思い出す

私は神の呪力を目の前で受けた事で勢いよく壁へと打ち付けられたのだ。

あの時咄嗟に防御魔術を自分に掛け何とか被害を最小限に抑える事に成功した。

何とか耐え切ったみたいだが、相手は神・・・無傷という訳にはいかなかった。

いつも瑞々しく保たれていた肌は至る所に火傷を負い、動ける様に着替えた服も焼け焦げている箇所がある。

 

私は改めて周囲を見渡し・・・自分の犯した愚かな行為の代償を突き付けられる。

・・・辺り一帯が火の海と化していた。

街は炎に飲み込まれ、この通り沿いにあった建物は全て崩壊している。

 

自分の軽はずみな行動で・・・いったいどれだけの人の命が失われたのだろう。

私は浮かれていたのだ・・・『まつろわぬ神』に会う事の出来るこの状況に。

・・・それがこの大惨事に繋がってしまった。

 

それでも私は唇を噛み締めながら立ち上がる。

・・・ここで諦める訳にはいかない。

これでは信頼して送り出してくれた叔父様に面目が立たない。

そして何よりこんな失態で躓いていてはエリカ・ブランデッリとしての誇りが許さない。

 

ふらつく体を強引に動かし、次の行動に移す。

まずはこの状況を作り出した張本人・・・『まつろわぬアグニ』を探さなければ。

 

 

 

神はすぐに見つかった・・・神はゆったりとした速度で炎の中を悠然と歩いていた。

私はあの炎の恐怖で震え出した体を抑え付け彼の前に身を晒し、膝を折る。

 

「神よ・・・どうか御静まり下さい。」

 

神が私に目を向けたのが分かった・・・そしてただそれだけの事で呼吸が苦しくなる。

顔は見えないが神が・・・『まつろわぬアグニ』が此方をあの獰猛な笑みで見ている事は分かった。

 

「・・・先程の女か・・・どうだ、我の力は。」

 

一言・・・たった一言、言葉を耳にしただけで、振り絞った気力が崩れ落ちそうになる。

神話の火という存在は、人間の日常生活に必要不可欠な物として描かれている。

しかし、一方で人間を死に至らしめる恐ろしい存在でもある。

私の心は『アグニ』を象徴する『火』という恐怖に染め上げられた。

 

それでも私は震える体を無理矢理抑え、気力を振り絞って神を鎮める為に尽力する。

今この神を収める事が出来るのは私しかいないのだから・・・。

 

「火神アグニ様、御力は十分に見させて頂きました。

 御願い申し上げます、どうかその御心を御鎮め下さい。」

 

しかし人間の言葉など神には届かない。

 

「何を言うか、こんなもの序の序に過ぎん、我の力はこんな物では無い。

 今見せてやろう、はははははははははっ。」

 

私の言葉をあざ笑うと、先程の比ではない呪力が『アグニ』から放たれる。

呪力は炎となり、炎は炎玉となり、数十も炎玉が街へと降り注ぐ。

その様子を見ている事しか出来なかった私の下にも炎玉の一つが向かって来ていた。

 

我に返った私は魔術で盾を召喚し、いくつもの防御魔術を自分に掛ける。

それでも・・・それでも、これは無理だ。

今の私の魔術なんて紙屑同然・・・どうしようもない。

それでも私は我が身可愛く盾を構え、頭を下げて衝撃に備える。

 

・・・衝撃が来ない。

 

近くで爆音が聞こえている事から、他の炎玉は街中に着弾した筈だ。

・・・神の気紛れで助かったのだろうか??

恐る恐る頭を上げると、そこには小さな背中があった。

その人物は右手を前に突き出した姿勢から元に戻ると私の方に体を向けた。

私はその人物に見覚えがあった・・・それは彼も同じだろう。

私の顔を確認するとその表情を驚きに染めた。

 

「・・・エリカさん、こんな所で何してるんですか。

 ここは危険ですから早く避難しましょう、僕が安全な所まで案内します。」

 

体中を煤に塗れ、至る所が黒く汚れている。

でもその可愛らしい顔立ちと、懐かしさを感じる笑顔は私の心を優しく包み込む。

 

力なく地面に座り込んでいる私に手を差し伸べてくれている少年。

それは今日1日を共に過ごした『神藤 昴』であった。

 


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