・文月学園
東京都文月郡如月市奥多摩町にある私立学校法人で全寮制の中高一貫の進学校である。奥多摩町のほぼ中央部に位置し都内から中高両方を合わせると総勢10,000人に達し、大学並みの在籍生徒数を誇る。
文月学園に入学すると家から通うか、男女別の寮に入るかを書類で聞かれ、どちらか選び郵送することで決定し、1人部屋か、相部屋を割り振られる。学園長は藤堂カオル、校長は中等部が竹原が教頭と兼任して就任、高等部を福原慎が就任している。藤堂カオルは基本経営を任せて研究ばかりしているので基本的に竹原と福原の2人が経営担当である。
校舎は日当たりが良くし尚且つ風通りが良くなるように広い中庭を持ち、さらに清水寺の清水の舞台などに用いられる技法・懸造りを用いた屋外テラスを旧校舎と新校舎に設置されてそこはカフェテラスが経営されている。食堂はそれぞれ2つずつ設置されている。
・文月学園高等部
原作及び、本作の舞台となる高等学校で、現代で嘆かれる学力低下の対策のために他の学校にない試験召喚システムを導入している。進学校故に振り分け試験の試験結果は個人個人に渡していく。進学校であるのと同時に実験を目的とした試験校でもある。
設備の大部分は学園のスポンサーからの提供品などが多い。また、スポンサーからの資金援助などにより学費はとても安く、プライスな値段に設定されている。
文月学園高等部は基本、生徒を大量に取られたことから近隣の高校からは目の敵にされており、また試験校のため経営が世論に左右されやすく、イメージの低下を避けるため不祥事は大っぴらにできないという問題点がある。そのため警察沙汰になるようなことも揉消すことが多い。旧校舎、新校舎と学生寮は渡り廊下で繋がれ、さらには裏庭と屋内の運動部用の運動場、グラウンドに水泳部用の屋内プールと屋外プールの2つも設備としてある。
・文月学園学生寮
スポンサー出資の元、床下暖房と冷暖房が完備され、男子寮、女子寮共に共通の場所である談話室、それぞれの部屋に備え付けられているバスタブとシャワールームに大浴場がある。
・吉井家
一男一女 母親が基本的な権限を持っているが絶対的な権力は父親が有している。東京でも有名なマンションとホテルなどを経営している母親と内閣総理大臣をしている父によって家は港区赤坂に邸宅を構えているが、明久は家から通わずに学生寮を利用している。
文月学園のスポンサー連盟盟主で三枝家とは古くからの付き合い。
吉井勇人
明久の父、現内閣総理大臣。慶○義○大学 法学部 政治学科卒業後、渡米。アメリカ大統領元秘書を務めた後に日本に帰国、東京都知事を経て後、前内閣の文部科学大臣という職を経て内閣の任期満了に伴い、総裁に就任し、選挙で選ばれ首相に任命される。
吉井春海
明久の母、ホテル、マンションなどの土地を所有する吉井土地証券の社長。○本大学 経済学部首席卒 赤坂にある吉井邸の土地は彼女の私有地。夫婦仲は良く、夫と結婚した直後に自分の私有地を提供するなど器が大きい。
・三枝家、二木家
2女 三枝家は東京都世田谷区に屋敷を構える古くからの名家で二木家はその当主の弟が同じく世田谷区に屋敷を立てていてその家同士を繋げているため、家の坪は200坪に及ぶ大邸宅になっている。
三枝家の当主は三枝晶、二木家は二木冬馬でお互いに同じ女性と結婚し生まれたのが葉留佳と佳奈多で後に二木家も三枝姓を名乗る。
三枝晶
葉留佳と佳奈多の父親の1人。基本はパートアルバイト。家での地位は低い。けれど頼れる時は頼れる父親。
二木(三枝)冬馬
葉留佳と佳奈多のもう1人の父親。世田谷区に多数の土地を持つ土地の主人基本は彼が家を切り盛りしている。
・来ヶ谷家
一女 東京都武蔵野市吉祥寺町に一軒家を建てている。来ヶ谷家はかつてはヨーロッパに居たことがあり、その関係上、家族にはミドルネームがある。
来ヶ谷家唯香
唯湖の母 ○大 医学部医学科卒 夫とは外国留学中に出会い、恋に落ち後に結婚。外国で唯湖を産み、その後日本に帰国する。
・神北家
一男一女(長男は病死) 実家は神奈川県湘南郡小田原市にある。兄の病気のため小毬は神奈川から親戚の家に転がり込んでいたが、その後高校に入学を期に寮に入った。実家には今尚両親が小毬の部屋を綺麗にしながら帰るのを待っている。
神北拓也
小毬の兄、故人。幼い頃から体が弱く、入院と退院を繰り返していた。けれとも中学に上がって病状が悪化、そのまま帰らぬ人となる。それが小毬の心に影を落とすも明久によって救われた。
・木下家
一男一女 千葉県香取郡香取市小見川町に一軒家を建てている。2人は遠い場所を選んだ理由は自立しようというのと自分の夢を叶えたい秀吉とコミケに行くのが楽という理由の優子により選ばれた。
家のデザインは至って普通。