魔法少女リリカルなのは -転生者共を捕まえろ-   作:八坂 連也

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ついに来ました!

ティアナがやらかす話!


なんですが、ウチのティアナはやらかしませんwww


やらかすシーンを見たいなら、原作見てくださいwww


あ、感想返しは気が向いた時しかやりませんので……







第66話 ホテル・アグスタ

 

 

 

 

 

 

バラバラバラ……。

 

 

 

俺達は今、ヘリに乗って移動中だ。

 

中に乗ってるのは、俺を筆頭になのは、フェイト、アリシア、はやて、アリサ、すずか、フォワード4人にギンガとシャマルとザフィーラとツヴァイ。

 

シグナムとヴィータとアインスは先にホテルに行って警備中である。

 

こないだ捕らえたガジェットを分解していたら『ジェイル・スカリエッティ』の名を発見したので、今後はレリックとスカリエッティを追う方向で捜査は進む。んー、そう言えば、転生者も残す所あと2人なんだよな。

 

管理局に入った『三千院隼人』はもう、いつでも捕まえられるが。

 

ちなみにヤツは何をやらかしたのか知らないが、今は辺境の次元世界に左遷されてる。

 

場所は知ってるからいつでも大丈夫と言うわけだ。

 

で、もう1人……が未だ見つかっていない。

 

もの凄く、巧妙なのか知らないが。全くもって、見つからないのだ。

 

ここまで来て痕跡が無いのは……記憶を失ってるのか?

 

……まあ、焦っても仕方ない。

 

地道に、こっそりと探すしかあるまい。

 

「で、今回の場所は……ホテル・アグスタ!」

 

「骨董美術品オークションの会場警備と人員警護が今日のお仕事だね」

 

「取引許可が出ているロスト・ロギアがいくつも出品されてるから、レリックと間違えてガジェットが出てくる可能性が高い……との事で、機動六課が呼ばれたのです」

 

「この手の大型オークションになると、違法密輸品の取引の隠れ蓑になるから。油断は禁物だよ」

 

「現場には、昨夜からシグナム副隊長とヴィータ副隊長とアインス他、数名の隊員が警備してるんや」

 

……そう言えば、昨日の夕方にアインスとシグナムが何やら今生の別れみたいな雰囲気になってたのはこのせいだったか。

 

「……アインスとシグナムは行きたくなかったみたいだけど」

 

「……くじ引きで決めたんやから仕方ないやん」

 

口を尖らせて返答するはやて。

 

 

くじ引きで決めたんかい!

 

 

「凄かったもんね……『主は私達に死ねと仰いますか!』とか」

 

「そうそう。『アレスちゃんのエキスが無いと干からびるんです!』とか」

 

……駄々っ子の様にごねる光景が目に浮かぶんだが。

 

つーか、夜天の魔導書と烈火の将の二つ名が泣くな。

 

「まあ、ヴィータが2人の頭を殴って気絶させてから連れて行ってたけど」

 

「ヴィータに感謝やな」

 

それって端から見るとスゲー光景だな。

 

「あの……シャマルさん?」

 

「はい?」

 

「そこの……ケースは?」

 

シャマルの足下に積んであるケース(6つ)を指さすキャロ。

 

「あ、これは……アレスちゃんのお嫁さん達のお仕事着です♪」

 

「……私らも、アレス君と離れて仕事なんや」

 

「……そうそう、ホテル内での警護」

 

「……あのオーナー、明らかにあたし達の身体をなめ回すように見てたわよね」

 

「……うん。特に、胸とか」

 

「え、私の方はお尻だったけど……」

 

「それは、違う人だったんじゃない?」

 

「あ、そう言えば私の方はすだれハゲだった」

 

フェイトさん、何気に酷い事言ってね?

 

つまり、なのは達は中で綺麗なドレス着て警護と言うわけだ。

 

「と言うわけで、フォワード4人とギンガちゃんは外で警護。ザフィーラも加わってね」

 

「うむ」

 

 

「で、アレスちゃんは私の警護♪」

 

 

頬を赤くして身体をもじもじさせてるシャマル。

 

 

 

 

ジャキジャキジャキジャキジャキ!

 

 

 

 

なのは、フェイト、アリシア、アリサ、はやて、すずか、ギンガ、ティアナ、スバルが自分達のデバイスを起動させてシャマルに突きつけていた。

 

 

『……』

 

 

全員の目は据わっていた。

 

「……それはダメだろ」

 

「ふぇーん! むさい男ばっかりでつまんないのー! アレスちゃんみたいな可愛い男の子を診たいのー!」

 

……そう言えば、何人かは俺やエリオみたな小柄な男性も局員にはいる。

 

だが、シャマルの所にだけは回さないように通達が流れているのだ。

 

……何をやったんだ?

 

「ったく、可愛い男の子を診察しとる時にやたらに鼻息荒くして診てるからそうなるんや」

 

「……だって、アレスちゃんを思い出すんだもん」

 

大丈夫か、湖の騎士……。

 

俺はチラリとザフィーラを見る。

 

首を横に振っていた。

 

「兎に角……や。アレス君はフォワード四人とギンガをフォローや」

 

「ん、了解」

 

俺は頷く。

 

「エリオ、ティアナとギンガとスバルがアレスに悪戯しそうになったらストラーダで刺して良いよ?」

 

「ええっ!?」

 

「キャロ、ティアナとギンガとスバルがお兄ちゃんに悪戯しそうになったらヴォルテールで燃やすか踏んづけて良いよ?」

 

「ふぇ!?」

 

何か、目の光加減がおかしいアリシアとフェイトが訳の分からん事言ってるよ?

 

 

『そ、そんな事しないですよ!』

 

 

言われた3人は何故か目をそらしながら言い訳してる。

 

「俺の目を見て話そうか?」

 

「ま、アレス君に襲われたなら不可抗力で不問にするけどな!」

 

はやてがそう言うと、ティアナ、ギンガ、スバルの3人は俺の方を見て何やら目を潤ませている。

 

「……仕事中に、んなことするわけねぇだろ」

 

「そうそう、アレスの方から襲われたなら休憩扱いね」

 

「うん、アレス君……溜めるのは良くないよ?」

 

アリサ、すずか?

 

「にゃはは、アレス君に襲われるなら仕方ないね」

 

「うん、それなら文句は無いね」

 

「うーん、3人ともお兄ちゃんに襲われたらたっぷりとヌいてあげてね?」

 

 

『はい!』

 

 

そこの返事は凄く良いな!

 

「……」

 

シャマルは『私も襲って下さい!』と目で訴えている。

 

 

「…………エリオ、キャロ」

 

 

「はい」

「はい」

 

 

「こんなダメな大人になるなよ」

 

 

「……」

「……」

 

 

苦笑いのエリオとキャロ。

 

とりあえず、ヘリはホテル・アグスタに向かうのであった。

 

ちなみに。

 

エリオとキャロは性教育は既に済ませている。

 

 

 

 

 

 

 

なのは達は中に入って警護にしている。

 

フォワード4人とギンガとザフィーラ、先行部隊のアインスとシグナム、ヴィータも加わりそれぞれ単独警護。

 

シャマルも上で司令の役目。

 

ま、俺も単独警護してるが。

 

一晩ぶりに会ったアインスとシグナムが抱きついて来た。

 

……ヴィータにまた引きずられて行ったが。

 

〈ガジェットドローン1型、機影80!陸戦3型……20!〉

 

シャーリーからの念話通信が届く。

 

さて、敵が来なさったか。

 

〈全員に通達。広域防御戦だ。フォワード4名とギンガはホテル前で防衛ラインを設置。そこの指揮はティアナだ〉

 

《了解です!》

 

〈俺とシグナム、アインス、ヴィータ、ザフィーラは迎撃戦だ。シャマルは後方での現場指揮だ〉

 

《了解》

 

〈おっと、シャマルはティアナに前線モニターを渡してくれ〉

 

〈分かりました〉

 

「それじゃ、いっちょ揉んでやるか!」

 

俺はガジェットが飛んでいる方に向かって飛ぶ。

 

 

 

 

 

 

 

目の前に現れたのは15機位の群れのガジェット。

 

「エヴァ、天照(アマテラス)月読(ツクヨミ)を頼む」

 

【了解です】

 

左右の手に現れるのは2本の剣。

 

直刀に近いデザインだ。

 

「さて、俺の斬撃……耐えられるかな?」

 

俺は縮地で間合いを詰めて右の剣をガジェットに突き刺す。

 

煙を吐いて一撃で行動不能になるガジェット。

 

「特に変更点は無し……と」

 

背後に回り込むガジェットに左の剣を突き刺す。

 

同じように煙を吐いてその場に落ちる。

 

「さて、この程度なら5分あれば終わるな」

 

 

 

 

 

 

 

5分後。

 

15機全てを破壊した俺は次に目標に向かう事にする。

 

「ん……?」

 

【コレは……召喚魔法?】

 

割と近くで召喚魔法を使う者がいる。

 

……そう言えば、ルーテシアって言う女の子がいたな。

 

その子と一緒に行動する……確か、ゼストって言う人もいたよな。

 

【お兄様、確か……レジアスさんとゼストさんて親友じゃありませんでしたか?】

 

「む?」

 

俺はエヴァに言われて原作の内容を思い出す。

 

確か、2人は親友で。

 

ゼストはレジアスのおっさんに会いに行くんだったよな。

 

んで、最後の方でレジアスのおっさんはドゥーエに刺されて殺されてたな。

 

で、ゼストはシグナムに斬られて。

 

……さすがに、こっちのレジアスのおっさんは結構良い人だし。

 

見殺しにするのはちょいとイヤだな。

 

それに、前にオーリスさんから聞いた事があるな。

 

親友を殺してしまった事を悔やんでる……と。

 

酒を飲んだ時に、たまにそう愚痴る事があると。

 

「ふむ」

 

【会いに、行かれますか?】

 

「逃げられるやも知れんが、ちょっとコンタクトを取ってみるか」

 

俺は魔力が感知された場所に向かう。

 

 

 

 

 

 

 

「いた」

 

ちょっと広い広場に立っている2人。

 

背の高い男と小柄な女の子。

 

……しかし、あの女の子。

 

Fateに出てきたライダーによく似てるんだが。

 

偶然か?

 

まあ、いい。

 

俺は2人の前に立つ。

 

両手の武器は消して、無手状態になって両手を上げる。

 

「っと、ちょいと聞きたい事がある」

 

 

 

「!」

「!」

 

 

 

2人は驚いている。

 

「見ての通り、武器は持っていない」

 

 

 

「……」

「……」

 

 

 

2人はジッと俺の方を見ている。

 

「自己紹介がまだだったな。俺の名は藤之宮アレス二等陸佐。時空管理局、古代遺物管理部機動六課の副部隊長を務めてる」

 

 

「!」

「!」

 

 

自己紹介を聞いて目を見開く2人。

 

「二等陸佐……だと?」

 

男の方が呟く。

 

「それってすごいの?」

 

少女が聞いている。

 

「……俺がかつてついていた役職よりもかなり上だ」

 

「へぇ……じゃあ、最年少エリート?」

 

「……歳はまだ19だ」

 

 

 

「!」

「!」

 

 

 

また目を見開く2人。

 

「あれで……19だと?」

 

「……私と大差無いのに」

 

「それについては放っておいてくれ……」

 

俺は口を尖らせる。

 

「……ひょっとして、『闇の魔人』……か?」

 

……エラい中二臭い二つ名が出てきたな。

 

「……誰?」

 

「昔、とある犯罪者が言っていた。時空管理局にいる……黒髪で前髪に一部金髪が混じり、右目は蒼い瞳で左目は漆黒の瞳である子供みたいなヤツがいると」

 

ジッと俺を見る2人。

 

「そう言えば、そんな名で呼ばれる事が多々あったな」

 

「決して逃れられる事は出来ぬ。捕まったら最期、100%管理局に引き渡される……とな」

 

「……!」

 

「……思い出してきた。確か、10年前に嘱託魔導士として入局して来たとか。古代ベルカ式『武神の魔導書』を持つとかなんとか」

 

「……ゼスト。ゼスト・グランガイツだろ?」

 

俺は問いかける。

 

「!」

 

「レジアスのおっさんが、酒を飲んだ席でたまに愚痴ってたよ」

 

「……」

 

「謝りたい。部下の不手際で、親友を殺してしまったと……な」

 

「……」

 

「今すぐ、とはいかないが。いずれは……会わせたいと思うんだが、良いか?」

 

「……分かった」

 

ゼストは頷く。

 

「ゼスト?」

 

少女はゼストを見る。

 

「……レリック11番だったかな?」

 

「!」

 

驚いた顔で俺の方を見る少女。

 

「見つけたら、うっかり落とすかも知れないな」

 

「……」

 

「それに、ゼストさん。あんたの身体……」

 

「……」

 

「俺の嫁に双子の子がいるんだ。名字はテスタロッサ。母親の名は……プレシア」

 

「!」

 

驚くゼスト。

 

「身体に不調が出る前に一度来てくれ」

 

「……ああ」

 

「レリック11番は俺も探しておく。もし見つけたら、連絡してやるから……お母さんを連れてこい」

 

「!!」

 

「それじゃ、名前……聞かせてくれるかな?」

 

「ルーテシア……」

 

「分かった。それまではドクターの言う事を適当に聞いておいてくれ」

 

「……ん」

 

頷くルーテシア。

 

「さて、ここには誰も居なかった……と」

 

振り返る。帰還するか。

 

「そう言えば、あのホテルに何の用だ?」

 

「ドクターに頼まれて、欲しい物があるって」

 

「どんなヤツ?」

 

「……ねじ巻きみたいな形で」

 

「ふむ」

 

「箱に『まきますか まきませんか』って書かれてる」

 

……何か、どっかで聞いたような気がするんだが。

 

【お兄様、それは今回のオークションの名目には載ってませんでした】

 

……メチャメチャ密輸品じゃねーか!

 

密輸品の方までは知らねーよ!

 

「……まあ、あまり手荒にならないようにな」

 

もう面倒だから止めるのやめよ。

 

つーか、スカリエッティは真紅でも入手したのだろうか。

 

ツッコミどころ満載なんだが。

 

こうして、俺はゼストとルーテシアと別れるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

そして、ガジェットを全て破壊して。

 

オークションは遅れて開催されるのであった。

 

ちなみに。

 

ティアナは別に問題なくガジェットを倒していた。

 

ミスショットも無く、うっかりスバルに向かって弾を暴発させることもなく終わっていた。

 

まあ、こっちのティアナは別にそんなコンプレックスは持って無かったからな。

 

っと、何やらなのはが地下の駐車場の車から何かを発見したらしいな。

 

行ってみるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これか」

 

「これなの」

 

箱に入っていたのは、水晶みたいな……宝石。

 

七色の輝きが放たれて綺麗である。

 

見た目からの用途はまだ不明だ。

 

「……名目には?」

 

【入っておりません】

 

「密輸品だね」

 

それなら、とりあえず没収になるな。

 

調べて問題無いなら返却されるが。

 

「さて、とりあえず持ち主を捜し……」

 

 

 

 

パキン

 

 

 

何かが割れる音が聞こえた。

 

俺は音源の方を見る。

 

宝石が……光り輝いていた。

 

「!?」

 

「封印が……解けた!?」

 

宝石の光が増していく。

 

「エヴァ!」

 

【ダメです! 間に合いません!】

 

【マスター! 封印出来ません!】

 

「そんな!?」

 

レイハさんでも……封印出来ないだと!!

 

周りを見る。

 

俺達の周りを……覆っている!?

 

この感じ……空間転移!?

 

「なのは!」

 

俺はなのはに抱きつく。

 

「アレス君!?」

 

「空間転移だ! 離れるなよ!」

 

「うん!」

 

なのはも抱きしめてくる。

 

そして、視界が真っ白に覆い尽くされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





さあ、2人はどうなるのか!?


また作者の悪い癖が出てきた!www


ヒント・世界移動


答えが合っていても何もありませんwww

正解とも言いませんwww




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