魔法少女リリカルなのは -転生者共を捕まえろ-   作:八坂 連也

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長かった……

ようやくStS編に入ります

原作?

既に虫の息どころの話ではありませんw

ご都合主義?

ヒャッハー!と大騒ぎですw




第63話 古代遺物管理部機動六課

 

 

 

 

「と言うわけで、君達は今日からこの部隊を運営してもらいたい」

 

時空管理局に来て、レジアスのおっさんに呼び出されて言われたのがこの言葉。

 

紙を渡される。

 

そこには『古代遺物管理部機動六課』と書かれていた。

 

……何か、強引な気がしないでもないが。

 

「……いきなりッスね」

 

「まあ、嘱託ではあったが君達は何度も難事件を解決している。故に、そのまま一部隊任せようと思ってな」

 

「……その心は?」

 

「……リンディ提督とレティ提督に……な」

 

そう言って何やら遠い目をし始めるレジアスのおっさん。

 

何を言われたのやら。

 

「……でも、俺達今日から本格入局したペーペーですよ?」

 

「それについては問題ない」

 

「へ?」

 

「オーリス」

 

「はい」

 

レジアスのおっさんの娘であるオーリスさんから何やら紙を更に渡される。

 

「はい、アレス君はこれ」

 

手渡された紙を見ると、辞令書と書かれている。

 

更に見ると……。

 

「本日より、『二等陸佐』の位を授与する……っておい!」

 

その下には『古代遺物管理部機動六課副部隊長に任命する』と書かれている。

 

陸佐って、幹部級じゃねーか!

 

階級を何段階すっ飛ばしてるんだよ!

 

「……だから、リンディ提督とレティ提督に……」

 

「……分かった」

 

もうツッコミを入れるのを止めようかな……。

 

「えっと、私は三等陸佐でお兄様と同じ副部隊長ですわね」

 

エヴァも紙を受け取って読んでいた。

 

「わ、私も二等陸佐でしかも六課の部隊長やん……」

 

はやてが六課のトップらしい。

 

「にゃあ……私は『一等陸尉』でスターズ分隊隊長なの……」

 

「私は……あ、なのはと同じで一等陸尉、ライトニング分隊隊長だって」

 

なのはがスターズ分隊隊長でフェイトがライトニング分隊隊長か。

 

そこら辺は原作通りか。

 

「あたしは……あ、一等陸尉だ。ライトニング分隊副隊長だって」

 

「何? 私もライトニング分隊副隊長だぞ? 位は二等陸尉だが」

 

アリシアとシグナムがライトニング分隊副隊長……?

 

と言うことは。

 

「あら? あたしはなのはと同じ隊みたいね。スターズ分隊副隊長で一等陸尉だわ」

 

「……あたしもだな。三等陸尉だけど」

 

アリサとヴィータがスターズ分隊副隊長ねぇ。

 

「私はロングアーチ隊隊長で一等陸尉だよ」

 

すずかがそっちか。

 

「私もロングアーチ隊で主任医務官みたい」

 

「……同じくロングアーチ隊で三等陸尉」

 

シャマルとザフィーラがそう言う。

 

「ふむ、私もロングアーチ隊で一等陸尉……だと?」

 

「私もロングアーチ隊で地曹長です!」

 

 

さて、まとめてみるか。

 

 

 

 

・総隊長   八神はやて(空戦SS)

 

 

・副総隊長  藤之宮アレス(空戦SS++)

       エヴァンジェリン(空戦SS++)

 

 

・スターズ分隊隊長 高町なのは(空戦SS)

 

 

・スターズ分隊副隊長 アリサ=バニングス(空戦S+)

           ヴィータ(空戦S)

 

 

・ライトニング分隊隊長 フェイト=テスタロッサ(空戦SS)

 

 

・ライトニング分隊副隊長 アリシア=テスタロッサ(空戦S+)

             シグナム(空戦S)

 

 

・ロングアーチ隊長 月村すずか(空戦S+)

 

 

・ロングアーチ隊員 リインフォース=アインス(総合S+)

          リインフォース=ツヴァイ(総合AAA+)

          シャマル(総合S-)

          ザフィーラ(空戦S)

 

 

 

 

……。

 

 

原作より戦力充実してるよね?

 

リミッターかけないとヤバくね?

 

「……なにこの超高ランクの集まり部隊」

 

「……にゃはは……クロノ君が見たら頭をかきむしって発狂しそうだね」

 

「確かに」

 

「普通ならこんな部隊任されたら胃に穴が空きそうやな」

 

そんな事を呟く俺達。

 

「うむ、リミッターをかけようと思ったのだが」

 

「だが?」

 

「君達が使ってる『念法』だったかな? それがあるなら魔力リミッターかけても意味無いんじゃないかと言う意見が出てな」

 

確かに。

 

魔力制限かけても気の方で戦えば良いんだしな。

 

……なのはとフェイトとはやてはキツイが。

 

「よって、リミッター制限は無しにした」

 

「そうですか」

 

「それに、地上の方は高ランクが少ないから平均で見たら空と海と大差無くなるしな!」

 

どんだけ高ランクを空と海に吸い取られてるんですか。

 

つーか、俺達が入らなかったらどんだけ差が開いていたのか。

 

「まあ、アレス様々って言うことだな。空と海の奴らはアレス以外を欲しがっていたみたいだが」

 

あ、やっぱり何やらそう言う引き抜き的な事はあったのね。

 

「……まあ、レティ提督とリンディ提督に助言されて……な。離ればなれにしたら、ロクな事にならんとな」

 

どんな助言をしたのやら。

 

「兎に角、数年はこの部隊で頑張って貰いたい」

 

『分かりました』

 

俺達はそう言って部屋を後にする。

 

 

 

 

 

 

 

さて、一週間の時は流れて。

 

明日は『古代遺物管理部機動六課』発足の日だ。

 

準備期間を経てようやくと言った所か。

 

俺達が住むのはベルカ自治区のとある屋敷……ではなく、六課にある宿舎。

 

自治区の方は購入しておいて、プレシア女史、リニス、アルフに管理を任せる事となった。

 

……たまに母さんとか桃子さんが来る事もあるが。

 

週一に帰る位に考えておこうか。

 

宿舎の方は……四階全てが俺の関係者達がしめる事となる。

 

ちなみに、男子禁制ではあるが俺は例外となる。

 

まあ、子供達も一緒で半分保育園状態でもあるが。

 

そして、ギンガ、スバル、ティアナも一緒になる。

 

3人は感無量の涙を流していたが。

 

スバルとティアナも六課に入ることとなったが、ギンガも入る事となった。

 

状況に応じてスターズかライトニングのどちらかに入る一種の遊撃隊みたいな感じである。

 

既に原作はどこかに消えたみたいだ。

 

まあ、A's編で崩壊していたから今更って感じだが。

 

「念願の同棲生活♪」

 

「これでアレスお兄ちゃんと一杯出来る♪」

 

「毎晩が楽しみだね♪」

 

満面の笑みを浮かべるギンガ、ティアナ、スバル。

 

えー、9人っすか。

 

精力剤を作るのも視野に入れた方が良いかも知れない。

 

全員、毎晩2~3発をお望みなのだから。

 

いや、まあ、毎晩ヤるのは良いよ?

 

全員がそれぞれ違うのだから。

 

何が違うのかは、想像に任せるがな!

 

……今宵も肉欲に溺れた宴が始まるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日の早朝。

 

俺とフォワード4人(ティアナ、スバル、エリオ、キャロ)は早朝訓練を開始する。

 

「はい、と言うわけで。皆に戦って貰うのはこいつだ」

 

俺は念話で遠くに離れているシャーリーにガジェットドローンを出すように指示する。

 

ティアナ、スバル、エリオ、キャロの目の前に現れるのは。

 

カプセル型のちょっと変わった魔導機械が現れる。

 

「わー」

 

「へぇ」

 

「まあ、見ての通りちょっと変な形をしているが」

 

俺は魔法の矢を作り、放つ。

 

 

キィン

 

 

魔法の矢はかき消される。

 

「わっ」

 

「消えた……」

 

「この様に魔力をかき消す能力を備えている」

 

俺は念話で更にシャーリーに指示を出す。

 

浮かび上がるガジェットドローン。

 

「スバル、ウイングロードでヤツに近づいて見ろ」

 

「え、あの……」

 

「スバルの想像通りだ」

 

「はい、分かりました」

 

スバルはそう言うとウイングロードを展開してガジェットドローンに近づく。

 

「わわ、やっぱり!」

 

スバルのウイングロードはかき消される。

 

しかし、すぐに気による飛行に切り替えてその場に浮かぶスバル。

 

そしてゆっくりと降りてくる。

 

「見ての通り、ヤツの周囲は魔力阻害する空間が展開されている。とりあえず、『AMF(アンチ・マギリンク・フィールド)』と呼んでるが……」

 

俺はガジェットドローンに近づき……。

 

「フン!」

 

左手から繰り出すパンチ。

 

ガジェットドローンに突き刺さる。

 

「ま、物理攻撃はこの様に通る」

 

「……なるほど」

 

「ねぇねぇティア……気で強化してもいけるよね?」

 

「うん、アレスお兄ちゃんのあの様子だと気の方ならいけるって言いたげみたいよ?」

 

「それなら、炎でもいけるかも……」

 

4人はヒソヒソと会話している。

 

「という訳だ。これからこいつと戦って貰うぞ」

 

俺は指を鳴らす。

 

ガジェットドローンが8体現れる。

 

「とりあえず、初級編だ。殲滅か、捕獲。時間は……ぬるめの15分」

 

そう言うと、ガジェットドローンは一斉に逃げ出す。

 

「失敗した場合は、そうだな……なのは、フェイト、アリシア、はやて、アリサ、すずかの6名による3時間みっちりきっちり模擬戦といこうか」

 

そう言うと4人は顔を真っ青にして一斉にガジェットドローンを追い始めた。

 

……ま、あの6人は気が付いたら人外領域にようこそ状態だからな。

 

どのくらいかと言うと。

 

一番小柄なはやて(それでも身長は170㎝あるが)でも鼻歌混じりでコンクリの壁に大穴開けたり。

 

どこぞのストリートファイターみたいに車を1分でスクラップにしたり。(拳のみで)

 

「あかん! リアルで星の白金(スタープラチナ)が出来るとは思わんかったわ!」

 

と笑いながら拳の弾幕で鉄板(1㎝)をボコボコにしたり。

 

……魔改造しすぎた様な気がせんでもないが。

 

まあ、良いか。

 

そんな感じである。

 

俺?

 

俺の場合はパンチ1発で車をスクラップに出来ますが、何か?

 

 

ちなみに、4人は5分でガジェットドローンを破壊してました。

 

なかなかいい感じである。

 

 




序盤の方はアニメを観ながらある程度の流れにそって書いています。

まあ、既に全員の能力が魔改造されてるので起きないイベが多々ありますがw


特に、ティアナのイベとかwww


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