魔法少女リリカルなのは -転生者共を捕まえろ- 作:八坂 連也
当初の題名は『確信犯』でしたが、実際にはそう言う罪名は無いらしいのでw
あと、かなり遅れてすまないと言うか。
更に時は流れて。
高校1年生になりました。
本来ならばもう管理局に入局しているのですが。
万が一の事を考えて高校を卒業しておく事にしたのです。
ちなみに高校は私立聖祥大学付属高等学校。
エスカレーター式に進学しました。
一応は試験もあるが、そこまで酷い点数でもない限り落ちる事は無いそうな。
もっとも、入学してからがキツいとは思うが。
当然の事ながらなのは達とはクラスは同じになりました。
中学の時もずっと同じクラス。
どうやら高校になっても同じクラスになるだろう。
多分、裏から圧力がかかってるのかも知れないが。
まあ、そこら辺の事情はどうでも良いがな。
ただ、男女比率が男2の女8と言う割合なんだが。
ぶっちゃけ言うとアリサとすずかの男性恐怖症は9割方は改善はしている。
もっとも、マッチョ神みたいな風貌だとさすがに後ずさりするが。
※身長2mで丸坊主の眉毛無しは一般の人でも後ずさりします。
そして、担任は横島
そう、小中学時代に色んな意味で世話になった変態淑女のあの先生だ。
聞けば俺の姿見たくてわざわざ高校の教員免許を取ったそうな。
何を考えてるんだか。
「うふふふ、高校になればもう肉体関係を結んでも大丈夫でしょ?」
「大丈夫じゃない、問題だ」
この台詞で彼女の残念っぷりがよく分かるであろう。
もっとも、彼女の同僚の美神麗子先生と氷室
波乱に満ちた高校生活になりそうだ。
「すまねぇな……押しつける様な形になって」
「良いな~……お姉ちゃん……」
目の前にはゲンヤさんと妹のスバル。
今いるのは海鳴市内のとある喫茶店。
と言うか、翠屋なんだが。
そして俺の右隣には嬉しそうに俺に腕を絡めてくるギンガ。
頬を真っ赤にして『いやん♪』と言いそうな雰囲気。
左隣には母さん。
「良いですよ。1人増えても2人増えても一緒ですから♪」
いや、結構重要な問題でしょ?
はい、何が増えたのかと言いますと。
2ヶ月前、ギンガに(性的に)食べられる。
↓
ギンガ、懐妊。
↓
双子と発覚。
↓
ゲンヤさんに報告←今ココ
……。
子供が増えたんですよ!
しかもまた双子とか!
「でも、こんなに早く孫の顔を見る事が出来るのも良いかもしれねぇな」
「そうですよ? 私なんか12人の孫がいますからね♪」
まあ、なのは達の子は今年の8月で満1歳を迎える。
……我が家は毎日が保育園状態なんだが。
それはさておき。
また例によってダイオラマ魔法球で過ごして貰うことにするか。
夏休み。
そして8月の中旬。
そうそう、ギンガの子は無事に産まれました。
またしても8日と言う……。
容姿はギンガそっくりで右目は俺と同じ蒼の瞳。
名前は『スターシア』と『サーシャ』。
……別に16万8000光年の彼方にある星の女王様と関係は無いぞ?
ちょっと名前を借りただけだ。
来年はティアナの可能性が高いんだが……。
「ん~……何か身体に違和感を感じるんよね~」
はやてが唐突にそんな事を言いだした。
「……また子供が出来たとか言うんじゃないだろうな」
「いややわ~、それとは違うんよ。でも、アレス君との子供なら5人でもええで?」
ニヤリと口元をつり上げるはやて。
「……それだと総勢30人の子供になるんだが」
「良いじゃない。子沢山で。今は少子高齢化の時代だから子供が多いのは喜ばれるのよ?」
アリサさん? それはちょっと違うと思うんだが?
「でも、はやての言ってる事はなんとなく分かるかな」
フェイトもそんな事を言っている。
「にゃはは、みんなも? 私も最近は食べる量が凄く増えた様な気がするんだよね……」
少し顔を赤くするなのは。
そうなのだ。全員大きめの茶碗3杯は食べている。
それでも身体は太る気配は無い。
それはどういう事なのか?
犯人(?)は全員が身につけている重力魔法が付与されている指輪である。
身体に負荷をかけて筋肉量が増えている。
それを維持する為に食事の量が増えているのだ。
それゆえ、彼女達の身体には無駄な肉……脂肪が無い状態である。
どういう事かと言うと。
腹が6つに分かれている。
腕と足の筋肉がムキムキ状態。
いわゆる、ボディビルダー状態。
ただ、胸の脂肪はキチンとついてるのが摩訶不思議な事だが。
そして、彼女達はそれに気付いていない。
何故なら、俺が彼女達のデバイスに指示して幻覚魔法で普通の状態になってると見せているのだから。
本来なら先に教えておく事があったのだ。
それは筋肉操作。
空手とかに伝わる『コツカケ』とかああいう技である。
一番わかりやすいのは某世紀末救世主の様に怒りで服が破れる様な感じだ。
ちなみに俺は既に修得しているので身体は普通の子供みたいな感じである。
本来ならムキムキマッチョ状態なんだがな。
何故彼女達にソレを教えていないのか……?
だって……。
お も し ろ そ う じ ゃ な い か !
彼女達の目には胸が大きくて腰はくびれてお尻は大きい所謂モデル体型に見える。
しかし、俺の目にはムキムキのマッチョ状態に見える。
彼女達の驚く顔が目に浮かぶと言うモノだ。
「ああ、それはそうだろう。だって、身体の筋肉が増えてるからソレを維持しようと食べる量が増えたんだからな」
「そうなの?」
アリシアが驚いた顔で俺の方を見る。
「気にならなかったか? 重力で負荷がかかってるんだ。本来なら……」
俺はTシャツを脱いで上半身裸になる。
「ん?」
全員が不思議そうな顔で俺の身体を見つめてくる。
「こんな身体になってるんだぜ?」
俺は本来の身体に戻す。
筋肉が発達してムキムキの状態になる。
「どわっ!」
「わわっ!」
「ちょ!」
「凄い!」
イメージ的にはホントにマッチョ状態である。
でも、どちらかと言えば細めではあるが。
「わ~……」
すずかが興味津々で俺の身体を見つめてくる。
そして腹の方をつついてくる。
「柔らかい……」
「力を入れるとガチガチになるぞ?」
「ほほぉ? アレス君の男性専用アームドデバイス並みになるのかな?」
「……多分」
はやてからのツッコミは適当に答えておく。
「ちょっと待ちなさい。その言い草だと……あたし達の身体も……」
アリサの頬が引きつっている。
「想像通りだぞ、アリサ?」
俺は右手で指をパチンと鳴らす。
「ああ!」
「そ、そんな!」
「こ、これは!」
全員、自分の身体を見て驚いている。
腕とか足は筋肉質になっているから。
「細マッチョになったのー!」
なのはは着ているTシャツを脱いで下着姿になる。
「ムキムキや! こんなん女らしゅうないで!」
そんな事を言いつつはやては何故かボディビルのポーズ、モストマスキュラーを決めている。
そして似合っているんだが。
「良かったな~? ダイエットに成功してるぞ?」
「確かに脂肪はとれたけど! コレじゃ行き過ぎよ!」
顔を真っ赤にしているアリサ。
「健康的じゃないか」
「そりゃ、確かにガリガリに痩せるよりは健康的だけど……」
「さすがにコレは方向性が違うような……」
アリシアとフェイトはお互いの身体を見ながら言ってくる。
「それよりも」
「アンタ……普通の身体からいきなりマッチョになったわよね?」
「言うことは……」
「本当ならそっちの方法が先だったんじゃ……」
「ご名答♪」
俺は満面の笑みでなのは達を見る。
「……」
「……私刑」
「フェイトちゃん? アリシアちゃん? サンドイッチね?」
「うん♪」
「お兄ちゃんにお仕置き♪」
邪悪な笑みで俺に近付いてくるフェイトとアリシア。
「……弁護士を呼べ!」
「そんなのは呼ばないよ~?」
「さすがにコレは駄目だよ?」
俺はフェイトとアリシアの胸に顔を挟まれると言うお仕置きを受けるのであった。
「今日は下着を買いに行くで!」
「は?」
惨劇から3日後の事。
あの後俺は全員に物理的にたっぷりと搾りとられた。
毎度の事ではあるがな!
それから筋肉操作を教えて彼女達はすぐにマスターした。
まあ、気を操れるならすぐ覚える事が出来るからな。
そんな訳で彼女達の体型は子供を産む前と全く変わらない体型となったのだ。
「まあ、最近は忙しかったし。そろそろ下着が寿命なんよ」
そう言ってブラジャーを見せてくるはやて。
「わざわざ見せんでも」
見ると色々な箇所がほつれている。
見た感じちぎれそうである。
確かにこの中で一番小さいはやてでもEカップなのだから仕方ないと言えば仕方ないのか。
「と言うか。わざわざ俺を連れて行く必要性が……」
「何を言ってるのかしら?」
「未来の旦那様に選んで貰うんだよ?」
「やっぱりお兄ちゃんにも選んで貰わないと!」
アリサ、フェイト、アリシアが次々と口を開く。
と言うか、ランジェリーショップに行くのは気が引けるんだが。
……まあ、良いか。
俺の容姿ならまだマシと言うモノ。
下手に190㎝位のイケメンだったら恥ずかしい以外の何者でもないからな!
と言うわけで。
俺はなのは達の買い物につき合うこととなった。
と言うわけでやって来たのは市内にあるランジェリーショップ。
名前は……『リリス』。
結構有名らしい。
もっとも、男である俺が知るよしもないが。
大きめの店舗で……下手なショッピングセンターより大きいんだが。
そして、若い女性客が今もぞろぞろと入っている。
男性客は皆無だ。
俺はアリシアとフェイトと一緒に手をつないでいる状態だ。
女性の大半は俺達の方を見て『ぎょっ』と言いたげな顔でチラチラと見てくる。
まあ、一番低いはやてで170㎝なのだからおして知るべし。
……ある意味問題なのは……。
なのは達の服装だろうか。
全員、暑いと言うことでTシャツにホットパンツと言う……。
あのね?
君達のスタイルでソレは兵器に近いんだよ?
アリシアとフェイトは3Lサイズで他はLLサイズのTシャツ。
それでも胸の部分は盛り上がってピッチリとしている。
ホットパンツに至っては……。
エロい。
ソレしか言いようが無い。
ちなみに俺もTシャツに半ズボン……はっきり言って小学生スタイルである。
くそ!
これでも16歳なんだぞこんにゃろ!
「やっぱり多いね~」
「だね~」
「にゃはは、仕方無いよ。今日は『ピクシー』の『
んん?
何やら聞いたことがあるような名が。
俺は店の入り口を見る。
そこには『ピクシーEdブランド新作入荷!』とチラシが貼ってある。
「ピクシー?」
「アレス君は知らないよね。有名な下着メーカーだよ?」
……マジか。
そう言えば、漫画の『甘い生活』は見てないな。
甘い生活とは下着の話なのだ。
詳しいのはググって見たら早いだろう。
「少し高いけど、気持ち良いんだよね」
「そうそう。アレス君に揉んで貰うのと同じ位にね♪」
こんな所でそんな暴露話はやめて貰おうか。
「でも、私等の胸に合うサイズを探すのは骨が折れるんよね……」
「……だね」
「……うん」
少し雰囲気が暗くなるなのはとフェイトとはやて。
「そうよ! 大体アンタがあたし達の胸を生で揉むからこんなに大きくなったんだからね!」
アリサ! 天下の往来でそんな事を言うんじゃない!
周りの女性客達が興味津々で俺の方を見てるじゃないか!
「嘘……あんな
「けしからんね……」
「でも、あの胸……」
「あの胸の1割でも分けてくれたら……」
「お金払うから揉んでくれないかな……」
何か次から次に怪しげな台詞が聞こえてきますよ?
「……中に入ろうか?」
「……うむ」
俺達は急いで店の中に入る。
中に入ったら服独特の匂いと女性の化粧、香水の匂いで一杯でした。
まあ、女性客しかいないから当たり前なんだがな!
年齢層も結構幅広い。
女子高生っぽい人から40代後半の人まで。
「やっぱりあっち側は多いね~」
すずかが集まっている人たちの方を見る。
ちなみに俺達の周りは人は少ない。
何故なら、ここは大きいサイズのコーナーなのだから。
Fカップ以上が置いてあるコーナーなのだ。
Eカップのはやては少し離れた所で物色している。
……Jカップのアリシアのブラもちゃんとあるのが凄いんだが。
「やっぱりEdブランドは凄いね! あたしのサイズもちゃんと設定があるんだから!」
「そうだね」
嬉しそうな笑みを浮かべてブラを手に取るアリシアとフェイト。
うん、ブラの大きさがおかしいね。
まあ、2人とも胸にスイカを入れてる様な感じだから仕方ないんだが。
小玉ではなく大玉に近いがな。
ふと周りを見ると。
羨望の眼差しで俺達を見る女性客の姿が。
……胸はやや小振り。
心の中で頑張ってくださいと呟いておいた。
「なーなー」
「ん?」
気が付いたらはやてがこっちに来ていた。
「聞くところによるとデザイナーさんが来とるらしいで?」
「デザイナー?」
「えっと……確か江戸伸介やったかな?」
「……なるほど」
記憶が確かなら『
女性に触れるだけで気持ち良くさせると言う……ある意味女性にとっては最悪の相性だな。
……コレにミシャグジ様の能力(漫画・『御石神落とし』を参照)を追加したらもはや女性では100%勝てぬな!
「何やら下着のフィッティングをやってくれるとか……」
「つまり、興味があると」
「そう言うことや。アレス君も一緒に来てぇな」
「何故に」
「正しい下着の付け方は重要やろ? それに、たまにはアレス君に着けて貰うのも……」
「……分かった分かった」
拒否のしようが無いので俺ははやてに付いて行く。
女性客が列を作って並んでいる。
それなりの人数だな。
俺達はその最後尾に並ぶ。
ちなみに俺はアリシアとフェイトに両手を繋がれている。
気分は捕らえられた
そして目の前にいる女性達はチラリチラリとこちらの様子を窺っている。
まあ、俺以外全員背は高いし。
特にアリシアとフェイトなんかそこら辺の女性より頭一つ高いし。
スタイルはエラい事になってるし。
窺いたくもなるわな。
そして後ろには誰も並ばない……。
さすがにこのメンツの後に並ぶ勇気は持っていないようだ。
時折、女性の喘ぎ声みたいな声が聞こえるが。
俺はあえて聞こえないふりをしている。
彼の能力なら朝飯前の事だから。
そして、先頭に並ぶはやての番だ。
「ほら、一緒に入ろ」
俺ははやてに引っ張られてカーテンをくぐる。
中に入ると黒髪でかなり若く見える男性と金髪で前髪に癖がある女性と黒髪の女性がいた。
「……えっと?」
男性は困惑した顔を浮かべている。
「あ、すんまへんな~この子は彼氏や♪」
ストレートな返答だった。
後ろで金髪の女性と黒髪の女性は『ぶっ!』と吹いていた。
「は、はあ……」
困惑気味の男性。
「連れて来た理由はプロの下着のフィッテングを見て貰おうと思って」
「そ、そうですか……」
更に困惑している男性。
彼の後ろの方では何やらヒソヒソ話しをしている女性2人の姿が。
「……どう見ても小学生よね?」
「アレってどうなのよ? どう見ても大人の女性がそこら辺の小学生を攫ったとしか思えないわよ?」
「……
「何よそれ」
「
「……世の中広いわね」
そんな会話が俺の耳に入ってくる。
まあ、確かにどう見てもそうなるわな。
「あ、それと後ろに控えている5人は友人なんで一緒に入ってもろうてええですか?」
「え? それは構いませんが……」
「入ってええよ~」
はやてが声をかけるとなのは達は一斉に入ってくる。
「嘘!」
「いつぞやのスーパーモデル並みじゃない!」
驚きの声を上げる2人の女性達。
「あ、すいません……押し掛ける様な形になって」
すずかが断りの声をかける。
「い、いえ……」
男性はたじろいでいた。
「それで……脱いだ方が良いですか?」
見るとフェイトは既にシャツと短パンを脱いで下着姿になっている。
早いな。
「……何よアレ。スーパーモデルと立花 小夜を足して2で割った様なスタイルは」
何やら怨嗟の声に聞こえるんだが。
「と言うか。全員あり得ないスタイルなんだけど」
気が付いたらなのは達は全員下着姿になっていた。
「……」
見ると男性は何やらプルプルと震えている。
……ひょっとして、あの発作かな?
「凄い!」
いきなりはやての胸を揉み出す男性。
「あ、こら!」
「発作が!?」
付き添いの女性2人も驚いて男性を止めようとする。
「お? おお? アレス君と一緒やな♪」
はやては後ろに手を組んで胸をはっている。
「凄いですね! キチンと大きさを把握して着こなしています!」
「……大して感じていない?」
「……と言うより、慣れてる?」
唖然とした表情で様子を見ている付き添いの女性2人。
「やっぱりアレス君と一緒?」
「そうやな。甲乙付けがたいって感じやな」
「なるほど……」
「強いて言えば、アレス君の方が手は温かいかな?」
「冬場限定ならアレスの方が上なのね」
「す、凄い……」
「江戸さんの手であそこまで揉まれてそこまで冷静でいられるなんて……」
「う~ん、ここまできっちりされてるともう言うことが無いですね」
「うーん」
顎に手を当てて考え込んでる伸介さん。
あの後俺達は自己紹介をしていた。
金髪の女性が若宮弓香さんで黒髪の女性が河野美也さん。
2人とも本来の仕事ではないが、伸介さんの付き添いが多いそうだ。
「どうかされたのですか?」
俺は尋ねてみる。
「ああ、彼女達なんだけど……1回子供を産んでないかな?」
さすがと言うか。触っただけで分かるのか!
「え……」
「コラ!」
そう言って伸介さんの頭をスリッパで叩く弓香さん。
スパーンと言う音が響く。
「いたた……」
「何て事聞くのよ! うら若き乙女が聞いたら刺されるわよ!」
「でも、以前病院で妊娠されてた方のサイズを測った時の感触と似てたから……」
「んな訳無いでしょ! 彼女達はまだ高校生なのよ!」
何故知ってるのかと言うと。
ネットで写真が出てたのだ。
非公式だが、ファンクラブ投票まである始末。
……以前のあいつ等(37話参照)の仕業だろうがな。
グーグル先生に『私立聖祥大学付属高校6大美女』と検索したら彼女達の非公式ファンクラブのサイトに行ったんだが。
大半は隠し取りだが、下着とか着替えのシーンは無かったから……まあ、目をつぶる事にした。
中にはキチンと正面から取ってなおかつカメラ目線のヤツもあったし。
……夜のおかずにしてない事を祈るしかないが。
無理か。
「ごめんなさいね~」
苦笑して謝ってくる弓香さん。
俺も苦笑するしかなかった。
「さすがやな! そんな事まで分かるんかいな!」
はやてさん。暴露してどうするんですか。
「え……」
はやての台詞を聞いて顔を青ざめる弓香さん。
「えっと……ココだけの秘密にして貰えませんか?」
俺は苦笑しながら弓香さんに言う。
「嘘……有名な彼女達が……子持ち……」
同じように顔を青ざめさせている美也さん。
「良かった、僕の手がおかしかった訳じゃなかった」
安堵している伸介さん。
「え、いや、ちょ? 全員出産経験が有るって……相手……は?」
弓香さんの台詞を聞いてなのは達は一斉に俺を指さす。
「ファッ!?」
「……」
弓香さんと美也さんは顎が外れんばかりに大口を開けて呆然としている。
「へー」
余り驚いて無いように見える伸介さん。
まあ、彼はおいといて。
「6股……」
「ちょ、ちょっと? アレス君って言ったわよね? 責任取れるの?」
「若宮さん? コレは私達が望んだんです。アレス君は悪くないんです」
「そう……なの?」
「そうなんです。みんなでお兄ちゃんと一緒になろうって決めたんです」
アリシアの台詞。
「……お兄ちゃん?」
怪訝な表情を浮かべる弓香さん。
「あ、私達……全員同級生ですよ? アレスを含めて」
フェイトの台詞。
「ブハッ!」
「ブフッ!」
激しく吹き出す弓香さんと美也さん。
「しかも、私達の中では一番早く産まれてるから」
「確かにお兄ちゃんなんだよね~?」
アリサがニヤニヤしながら俺の方を見ている。
「……何が言いたい」
「今度から、アタシも『お兄ちゃん』って呼んであげようかしら?」
「……何か背筋が寒くなるんだが」
「何でよ!」
「もう、アリサちゃん。お兄ちゃんって呼んで良いのは私だけだよ?」
「しょうがないわね……」
「もの凄い違和感を感じるのはあたしだけ?」
「いいえ、あたしもなんだけど」
最後の呟きに近い台詞は弓香さんと美也さんだった。
こうして、妙な縁が出来たのであった。
後にミッドチルダにてピクシーブランドの下着が出回り、特に
ちなみに、リンディさんとレティさんが大いにハマってついでにエイミィさんもハマるのであった。
あと、何故か就職に迷ったらウチにどう?と誘われたのも余談である。
江戸君の能力とミシャグジ様の能力を足してはいけませんw