GAKKOU ~自衛官 彼の地にて、斯く戦えり~ 作:tako1125
なかなかマニュアルの全容が出てこねぇな(爆)
キータッチ本格的に止まっちゃいました(オイ)
一応番外編でつなごうと思います(策無し)
楽しんでもらえるといいなぁ(願望)
-----巡ヶ丘警察署 2F 廊下-----
ひとしきり喚き終わった岩国が肩で息をしていることを確認した朝野は拳銃弾の残りを確認していた。
「・・・さすがに10発そこらじゃ危ねぇかな・・・」
朝野は小さく呟いた。
が、小さくというのは本人が思っているだけで、かなり大きな独り言に近かった。
「・・・すんません、取り乱して。俺、
岩国が自己紹介をし、先ほどまでの罵詈雑言について謝罪した。
「いやなに、かまやしないさ。俺だっていきなり銃口向けられりゃわめくだろうさ」
「そうですか、ところで、この押収物品用の倉庫って開けられないんすか?武器とかありそうなんですけども」
岩国はそう尋ねる。
しかし朝野は渋い顔をしている。
「まさか・・・お前が?使うの?警官の俺の前で?」
朝野が怪訝な顔で岩国に訊く。
「ん~銃が駄目なら改造エアガンとかでもいいんですけど」
「んー・・・あ、そういやこの前生安課が
そう言って朝野は鍵を探しにカウンターの奥へ入って行った。
しばらくすると鍵の束を持って戻ってきた。
「一応開けるがマジモンのハジキは持ってくなよ?後で監査入っても困るし、頼むからエアガン辺りにしてくれよ?」
朝野は岩国に念を押す。
「大丈夫ですよ、そもそもガチの銃なんか持ってったってまともに中らないのは目に見えてますし、まだ肩壊したくないですし」
そう言って岩国は物色にかかった。
朝野も後に続く。
しばらく倉庫内を探していると、岩国は何やら長い箱の一群を見つけた。
「・・・お宝の予感?なんて言ってる場合じゃないけど」
箱を一つずつ開けていくと中身はスナイパーライフルやアサルトライフルといった、所謂長物系のエアガンだった。
さらに周辺を見渡すとハンドガン系、果ては手榴弾(BB弾詰め)がいっぱいに詰め込まれた段ボール3箱を発見したのだった。
「・・・俺土地勘ないんですけどよっぽどここって治安悪いんすか?」
岩国は朝野に尋ねた。
「・・・俺も知らん、どーせ管理責任者の私物も混ざってんだろ、今なら俺が許す、パチっとけ」
岩国は、ご丁寧に予備のガスやBB弾・バッテリー・ガンアクセサリー(スコープ等)が満載された段ボールを倉庫の外に運び出した。
「ぅぅ・・・腰痛い・・・」
「シャキッとしろ若いもんが」
岩国は重い段ボールをいくつも運んだことにより若干へばってしまっているようだ。
朝野はそれを叱咤している。
「朝野さんも運んでみればいいんすよ。
「文句言うな、とっとと車に運んじまえ」
「いじわる~ぅ・・・」
そんなやり取りをしながら、何とか岩国の車までたどり着いた。
「朝野さんはこれからどうするんすか?」
岩国が尋ねる。
「んー・・・辺り見た感じじゃ車全滅っぽいしどっかまで乗っけてってくれないか?」
「いいっすけど具体的にどこまでっすか?」
「とりあえず駅周りだな、あの辺なら車の1,2台転がってんだろ」
朝野は適当そうに返す。
「まぁ・・・それじゃ行きますか」
2人は車に乗り込み、一路駅を目指すことにした。
「・・・って!あなた警官のくせして他人の車パクる気ですか!!!」
出発する前にようやく気付く岩国であった。
短いね!(泣)
もういっそのことマニュアルどっかに投げてオリ路線突っ走ろうかな(爆)