やはり心は叫びたい   作:ツユカ

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スマホでなんとか書きました!
今回はスマホを試すためのオリジナルです!
この2人は小学校五年生の途中から学校に通い
話せるようになる設定です!


番外編 Another story
Another world ver修学旅行 一話 八幡サイド


修学旅行、それは小学校から高校までで行われる課外学習の強化版のようなものだ。故郷から離れ遠い地をわざわざ学習しに行くというアホな行事なのだが大抵の学生はこのイベントが大好きである。……今、横に座っている我が妹、成瀬順も例外ではない。

「ねぇねぇ、しゃべろうよお兄ちゃん。順退屈だよ」

小学五年生の時から呼ばれ続けているお兄ちゃんは小学校六年生にもなると多少恥ずかしいものがあるが、順は何を言ってもこの呼び方だけは頑なに変えてくれなかった。いつも、

「え?お兄ちゃんはお兄ちゃんだよ」

と首をかしげるかわいい動作と共に言われるのだから、俺は何も言えないのである。これはお兄ちゃんとしては正常なことなので俺はシスコンではない、断じてない!

「ん?あぁ、これは俺が小学校二年生のときなんだがな」

と、自分の武勇伝を語ろうとすると順に止められる。

「はいはい、ゆりちゃんからのラブレターが罰ゲームだった話はいいから順と会話してよ。」

……なんでわかったんだよ、エスパーかよ。

「え、なに?俺この話お前にしたっけ?」

話した覚えはないんだがな……と、考えていると予想の斜め上な答えを教えてくれた。

「お兄ちゃんの日記を読んだんだよ。またまた辛いことだったね。そういう風に辛かったことを自虐するの止めなよ、順は心配になるよ?」

頭を撫でながらこんなことを言ってくる。その姿に俺は怒ることも忘れ、

「あ、あぁ、ま、考えとく」

と、中途半端な答えを返してしまう。顔に笑みを浮かべ「うん、よろしくね」という順が返す。この一年で順はとてもかわいくなった。前髪を伸ばしていて、ミステリアスな雰囲気を醸し出しているがその笑顔は純粋そのものでそのギャップにクラスの大半の男はやられるのだが大抵は俺にしかその笑顔を向けないのでクラスの男達は諦めるしかなかった。

「んで、なんだよ。京都なんて寝てればすぐ着くだろ。」

順はその言葉に口を尖らせ文句を垂れる。

「妹とがお兄ちゃんと話すのに理由なんて要らないもん、むしろ妹としゃべらないお兄ちゃんの方が重罪だー!」

その言葉とともに順は肩に頭を強引にあずけてくる。こういうことをして来るのが、兄としては少し心配になってしまう。ほかの男にやってないかとか考えてしまう。しかし、俺にしかしないとわかっているので杞憂だと思うのと同時に俺が特別という優越感に浸る。

なんとなく頭を撫で始めると順はくすぐったそうにしたがすぐに眠そうになり眠ってしまう。

(やっぱ昨日、あんま寝てなかったな?)

未だに一緒に寝てくれとうるさい妹が昨日はなにも言ってこなかったのでなんとなく予想はしてたが、やはり楽しみで寝れなかったのか。しかし、それは八幡も同じで昨日はよく寝られなかった。理由は違っていて、いつも一緒に寝ている順が居なくて寂しかったからだ。もちろんこんな恥ずかしい理由を誰にも話していない。

(俺もこいつがいないとダメなのかもな……)

そんなことを思ってしまう。安らかな寝息を立てている順を見ていると安心してまい、こちらも眠くなってくる。

(俺も寝るか……)

そう思い八幡は目を瞑り、静かに寝息を立て始めた。




こちらはほんと無視してくれてもいいです!
話す順とかはほんと想像出来ないので!

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