一色いろはは本物を追い求める【完結】   作:あんじ

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八幡!戸塚といろはすさえいれば最強なんじゃね?ってつくづく思いました。


海だ![1]

「海だ〜!」

 

1面に広がる海、キレイな砂浜、そしてベタなセリフ。やっぱりこれを言ってからが海って感じですよね。

 

「はぁ、日差し暑い。蒸し暑くてこのままだと角煮になりそう」

「せんぱいはそんなに脂たっぷりなんですか?」

「ち、違うし!材木座ぐらいだし角煮に出来るの」

 

角煮にこだわるんですね。ってそんな事より早く私のナイスバディの水着でせんぱいを落とさなきゃ。

 

「せんぱいたちは荷物番お願いしますね。行こ、瑞穂」

 

う〜ん、簡易更衣室でもいいんだけど混み始めてるからトイレでいいかな。そんなに困らないし。

 

「瑞穂、トイレで着替えよっか」

「うん、あの感じだと出るのにも時間掛かっちゃいそうな勢いだもんね」

 

2人でトイレに向かい、着替える。

せんぱいに選んでもらったパレオ。可愛いって言ってくれるといいんだけどな。じゃなきゃさりげなくせんぱいの精神へダメージを与えよっと。

 

「いろは、着替えれた?」

「うん、出来たよ〜」

 

外に出ると既に着替えてた瑞穂がいた。

何か目が怖いんだけどせんぱいより先に奪われたりしないよね?

 

「うふふふ、いろはちゃ〜ん、こっち来ようか」

「や、やだよ。瑞穂、目が怖い」

「そのいい感じに育ってる胸を触れせておくれよ」

「瑞穂の方がおっきいんだから自分の触れ!」

「大き過ぎて重いんだよ!」

 

痛い。胸で殴ってきた。

 

「あっ、ごめんねいろはちゃん。だからその拳を収めて、ね?」

「はぁ、もういいや。戻ろうよ」

「ありがとう、いろは!」

 

* * *

 

はぁついてませんよね。どこにでもせんぱいより腐った人達っているんですかね?

 

「なぁ、俺らと一緒に遊ぼうぜ?いいだろ?」

「いやです♡」

「つれねぇな、こっち来て遊ぼうぜ」

 

正直、せんぱいとかナントカさん頼ればどうにかなりそうなんだけど、離れてるから呼べないし。どうしよっかなぁ〜

 

「一色、何やってんだ?」

「ほえ?」

「瑞穂さんだっけ?君もなにしてるんですか?」

 

せんぱいが、来ただなんて…なんという奇跡。しかも絡まれてるのに声かけるなんて、雪降るのかな?

 

「あっ、取り込み中だったのか…すいません、呼んで来いって言われてるんで。行くぞ」

「おい、ちょっと待や兄ちゃん。声かけたのはうちらが先やんか。横取りすんなや」

「あぁん?」

 

せんぱいが「あぁん?」とか言ってる。怖い。B級ホラーより怖い。革命起こり過ぎて…

 

「あっ、悪ぃ悪ぃ、兄ちゃん悪かったな邪魔して。それじゃぁ!」

 

帰っていったんですけど…なんでせんぱいがせんぱいより腐った人達撃退できたんだろう。

 

「せんぱい、よくあの人達追っ払えましたね」

「いや、ただ気づいてなかっただけだしし。それに戸塚が待ってるんだぞ?早く帰らなきゃいけないだろ」

「はぁ、そうでしてたね。瑞穂、行こっか」

「あっ、なに、俺は置いてぼりですか…」

 

海ってもっとうふふふきゃははしてた場所じゃなかったけ?ここに来てから疲れた事しかしてない気がします。まぁ、可愛い罪な私のせいでもあるんですけど?

 




水着回…かな?まだまだ続くんで。大体、後3話は、最低でも海にはいます。

更新が遅れてたのは定期試験があってちょっとね…おバカさんなもんで勉強しなきゃなまずかったんで。まぁ、とりあえずテストもないんで更新のペースは上がります。多分。

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