天を渡るは海の音

ミニコーナー【アキラファミリー】

解説、メタ話、台本書きです。
本編無関係。

登場人物

アキラ　　→冷静沈着。

ウィル　　→勇猛果敢。

プクリン　→珍。

トゲちゃん→純粋無垢。


頭文字にて割愛。

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ア「さて……ミニコーナーですの」

ウ「漸くコトネ編終わったねー」

プ「後味悪すぎワロタ」

ト「まだ……サクラ編があるから」

ア「ですの。……まあ、ここに来て漸くシリアス過多というタグを回収したようなものですの」

ウ「っていうか、私らで解説することあるの？」

ト「むしろ、沢山ある……」

プ「しゃあない。姉御は脳筋だから何も考えず読んでるし」

ウ「ああ？　何つったゴラァ！」

ア「こら、およしなさい。折角シリアスで次に繋がるところなのに、こんなところで茶番過多にしてどうするのですか」

プ「ならミニコーナー無しにしろって話」

ト「ほんと……それ」

ア「……いや、ええ。まあそうではあるのですが」

ウ「ということで、不要な方は飛ばしてねん！」

プ「ＴＨＥ・今更感」

・解説コーナー

ウ「もうサンムーン出てるし目立って取り上げるべきポケモンもいないから、この先は茶番と解説しかしないよー」

プ「第七世代の環境分からんもん。仕方無いね」

ア「まあ、それはさておき……なればこそきちんと解説していかなければ、ですの」

ト「アキラの命令なら」

プ「うわっ。こいつここぞとばかりに媚売りしてやがる」

ト「うっさい」

プ「ああん？」

ウ「はいはい黙れーおねーさん怒ると怖いぞー」

プ「……いえあ！」

ウ「…………」

プ「…………」

ウ「いや、そんな期待するような目で見るなよ。ドＭ」

プ「あふん！　もっと罵ってぇ」

ト「……気持ち悪い」

プ「イエスッ！」

ア「……いや、真面目にやれつった傍から何茶番してやがるのですか」

ウ「てへっ」

プ「さーせん」

ト「ボクは、悪くない」

・Don`t forget.

ア「序盤は異世界サクラの回想ですの」

プ「一人称に甘えていくスタイルゥ！」

ウ「ほんとそれ……」

ア「まあ、人称複合は今に始まったことではありませんし……今回に限ってはちゃんと描写も挟んでいるので、大目に見て下さいまし」

プ「しかし、それは甘えだ。キリッ」

ト「自分でキリッとか言うんだ……」

プ「キリッ」

ウ「あー……あれな？　プク。お前あんま茶化すと埋めるからな？」

プ「……いえあ！」

ウ「……だからそんな期待すんなよ」

ア「はいはい。それはさておき次のシルバーさんのシーンですの」

ウ「んー。まあ要するに、戦線離脱ってことでしょ？」

プ「人はあれを丸投げと言う」

ト「……不本意だけど、同感」

ウ「つうか、登山グッズさえ持たずにシロガネ山登ってるくせに、今更雪崩とか……って思う」

プ「ほんそれ」

ア「まあ、シルバーさんの役目はククリを善落ちさせることでしたから」

ト「……お役御免」

プ「お疲れ様。後続の無償光臨の為に自主退場よろ！　みたいな？」

ウ「いや、あれポケモンバトルじゃねえし」

プ「バトルなら日常茶飯事の光景なんだけどなー」

ア「まあ、それはさておき……あの時のシルバーさんの思案はここでストレートに終わるものではない為、ネガティブ思考にしてますの」

プ「置き土産。自主退場……うっ、頭が……」

ウ「おいこら止めろ」

ト「ていうか、どんどん話が逸れる……」

ア「ほんとですの。もう少し真面目にして下さいます？」

プ「だってよ？　姉御」

ウ「お前のことだコラ！」

ア「……わたくし直々の折檻を受けたいですか？」

プ「！？」

ト「あ、青ざめた」

ウ「……まあ、アーたんの折檻はキモチイイで済まないから」

ア「何か言う事は？」

プ「さーせんっしたぁぁ！」

・Keep looking forward.

ア「そして、満を持してコトネさんＶＳホウオウですの」

プ「流れるようにスルーしていた最高のお膳立て回収ぅ」

ウ「とりあえず本編的に解説すること少なくね？」

ア「まあ、バトルですから……思案が少ないですし」

ト「序盤のワンシーンは？　時代の終わりとか」

ア「ホウオウの鳴き声ですの」

ウ「な？　作者に幻想的な比喩表現させるべきじゃないだろ？」

プ「最早比喩とさえ言えないに一〇ぺそ」

ト「ぺそ……って？」

プ「さあ？」

ウ「おい」

ア「……まあ、確かに分かり辛いですわね」

ウ「あ、あとメートルとかが不意に出てきて違和感」

ア「うん？　この世界の尺度ですのよ？」

ウ「いや、そうなんだけど……」

プ「ポケモン自体、地球ベースのマップだもんねー」

ア「ですの。図鑑表記もメートル、キログラムではありませんか」

ウ「んだね。だけどやっぱり文字で見ると違和感があるんだよね……なんでだろ」

プ「まあ、異世界ハイファンタジーでメートルとか出てきたらはいはいワロスワロスって思う。そこは姉御に同意する」

ア「ポケモンはどちらかと言えばローファンタジーですの。厳密な線引きをすれば、ハイファンタジーとも言えますが、『地球』を舞台にしているのは間違いありませんし」

ト「アキラ……話、逸れてる」

ア「っと、そうですわね」

プ「ホウオウのＡＴフィー……」

ト「それはいけない」

プ「ちっ……ホウオウの壁は？」

ア「あれは……まあ、コトネさんの思案にある通り、アニポケでよく見られる不思議なバリアーですの」

ウ「ああ、あるある……」

ア「むしろ対Ｐ波装置はその解除の為にあったようなものです」

ウ「だよね」

・Don't give up.

ア「さて、記念すべき二〇〇ページ目でホウオウを倒しましたの」

ウ「やっとだよね」

プ「長すぎワロタ」

ト「文字数的には……短め……多分」

ア「しかしまあ……難産なページでしたの」

プ「鼻からスイカが出る程？」

ト「それはリアルな出産」

ウ「バカは放っておいて……まあ、メイたん参入シーンとか、一元視点のルール壊れてるねぇ」

ア「仕方ありませんでした……あそこばかりはどうしようも無かったのです」

プ「妥協に次ぐ妥協！　これだから政治家は！！」

ト「……プク姉。意味が分からない」

ウ「トゲ。プクの言うこと真に受けるな……」

ア「まあでも、初めからメイさんがトドメを刺すつもりでしたの」

ウ「その予兆はずっとあったしねえ……ところでスイクン生きてるの？　あれ」

ア「あれぐらいでは死なないでしょう。腐っても伝説級ですし」

プ「物理受け……ノイクン……うっ、頭が」

ト「いや、プクリンは特殊型でしょ……プク姉は兎も角」

・I'm not having any of that.

ア「難産ページ第二段ですの」

ウ「ただ、最後の一踏ん張りだからって、気力振り絞って書いたってさ」

ア「それでも解説必須ですわね」

プ「んじゃマスター。先ず一個目突っ込むよー」

ウ「お？　真面目にやる気出たの？」

プ「まあ、ふざけっぱだと怒られそうだしねー」

ト「前回……」

プ「はいはいそこまでー。真面目にやろうとしてるのにやる気折らないでねー」

ウ「どの口が言うんだ。こいつ……」

ア「はい。それは兎も角、質問をなさいな」

プ「あの光は何なのさ？」

ア「結局のところは解説しませんの。ただ……魂的な何かだと思って欲しいのです」

プ「光コトネはマスターが会議の時言ってた人？」

ア「ですわね」

プ「光コトネは兎も角……幼子とセレビィは何でメイ氏と共に？」

ア「んー……少しややこしいのですが、以前会議の時に、もしも異世界ヒビキさん達の干渉が無ければ……という話があったのは覚えてますか？」

ウ「ああー……あったねえ。確か、サーたんが全寮制の学校に入ってないから、アーたんとは出会ってない。それに加えて、ポケモンとの確執が無かっただろうから、トレーナーとして恵まれていた筈だ的な」

プ「あったね」

ト「うん」

ア「その思案の通り、異世界のサクラはわたくしのことを知りません。代わりにサキと二人旅をして、とある二人の人物と懇意にしています」

プ「二人？　一人は……メイ氏？」

ア「ええ。そうよ」

プ「もう一人は？」

ア「本編に直接関わらないので、示唆されているのは第三部第一話のミニコーナー。『キレイハナ』について語っているシーンですの」

ウ「キレイハナ……ラヴィだっけ？」

ト「あ、成る程……キレイハナの進化前って」

ア「そこまでですの」

プ「ナヌ。ここまできてお預けですと！？」

ウ「ええー」

ア「まあ、ナゾノクサがヒントなのは間違いありません。最後の最後に、今一度登場しますの」

プ「むぅ……我が叡智を以ってしても推測つかぬとは……」

ト「いや、プク姉はバ――」

――べちーん。

ト「……痛い」

プ「それはさておき、メイ氏と懇意にしてたからどうなるの？」

ア「分かりませんか？　メイさんはこの作品で最強設定ですの。少なくとも、異世界は本編の世界線より未来なので、レッドさんを打倒する程の強さを持っている筈なのです」

ウ「つまり、一番ホウオウを倒せそうな人ってことかな？」

ア「ええ。そしてＮの協定がある以上、彼女が打倒に名乗りをあげるのは至極当然。光コトネさんの勧めで、ひっそりと彼女と共に行動していたということです。その示唆は鈴の音色以外に、彼女の思案が自然と異世界の理解を進めていたシーン等ですの」

プ「っていうけど、その実は？」

ア「ご都合主義万歳。ですの」

ウ「台無しだ……」

ア「いえ、ちゃんとそういう想定をして書いてましたわよ？　ただ、それを描写すると安っぽくなってしまうので、あくまでも匂わす程度にしておいたんですの」

ト「因みに、光コトネは？」

ア「コトネさんにされた説明の通りですの。……まあ、ぶっちゃけるとセレビィはウバメの森どころか、もっとずっと前からサクラの近くに居ましたけどね。とある理由で」

ウ「とある理由？」

ア「それが最終決戦の課題ですの」

ウ「……成る程ね」

ア「ウバメの森に至って、ルギアが力を放っても、負けない程のエネルギーを持てたから、そこで邂逅。だけどセレビィのエネルギーがルギアを下回りそうだから、投げっぱなしにした。……という風に、プロットを改めた時に再構築したらしいです」

プ「まあ、元々プロット無かったからね。仕方無いね」

ア「で、今。ホウオウが居なくなって、残された課題だけしか懸念が無くなった。故に姿を現したということです」

プ「幼女の『苦しかった』っていうのは？」

ア「ホウオウに悟られないように、ずっと隠れてましたから」

プ「とりあえずオケ。……ふう。真面目にやるのは疲れるわ。姉御ご褒美に殴って？」

ウ「嫌だよ。気持ち悪い」

ト「ボクがエアスラしようか？」

プ「ショタに殴られて悦ぶ趣味は無い」

ト「……そう」

・I`m home.

ア「さて、コトネ編のラストですの」

ウ「冒頭でも言ったけど、結構後味悪いよね？」

プ「改心エンドかと思いきやの死亡エンドだもん」

ア「まあでも、あのままなあなあで済ませる方が、実際後味が悪いんですの」

プ「でました。言い訳コーナー」

ア「まあ聞きなさい。……仮に『分かったよ。サクラ悪くない。許した。はい。終わり』ってなったとしましょう」

ウ「うん」

ト「ウツギ博士……涙目」

ウ「あ……」

ア「そういうことですの。本編が完結したら全体通して自己採点するつもりですが、博士を死なせてしまった時点で、最良のエンドは無くなりましたの」

プ「つらたん」

ア「ただまあ、異世界が現世に残って、それでどうなるって考えたら可笑しな感じですし、これが一番纏まりがつく終わりだと思いますの」

プ「……まあ、どう生きても異世界サクラ氏は娘亡くした事実変わらんしねえ」

ウ「それが至高の目的で生きていた以上……それよりも一緒に居られる少しの時間を求めたってことかな」

ア「ですの……あ、ナチュラルにスルーしていますが、幼子の光はククリですの」

プ「サクラ氏が呼んでるじゃん」

ア「まあ、一応の補足ですの」

ト「何で、生きてるの？」

ア「生きてません。魂のみの存在みたいなものだと言ったではありませんか」

ト「……過去サクラの回想のラスト後、セレビィの中にいたってこと？」

ア「ですの……まあ、詳しくはサクラ編の完結までに」

ウ「因みにキーホルダーは？」

ア「水入らずプロジェクトの時のですわね。直接渡した描写はしてなかったと思いますが、その前の番外編で購入シーンを書いたものですの」

・幕引き

ア「さて……色々とややこしいシーンが多かったでしょうけれど、コトネ編、どうでしたでしょうか。賛否ある結末だったとは存じ上げますが、作者的には一番無難且つ、意外なところに持っていったと思っております」

ウ「ぶっちゃけセレビィの扱いについて予想出来た読者さんがいたら驚きだよね」

プ「んね。無理あるし」

ウ「まあでも、この絶望エンド待ったなしな感じがどうなるか……果たして『レパルダス』と『マニューラ』はどうなったのか……次回、ヒビキ戦のあと、そこに触れていく感じだよ」

プ「あ、あれで終わりじゃなかったんだ？」

ア「いや、あれだけラスボス感出して、レパルダスがあのまま退場したらダメでしょう？」

ト「ほんと……それ」

ウ「さて……終わりならちと出掛けてこようかな」

ア「あら？　最近よく出掛けますわね？」

ウ「うん。彼女出来たから」

ト「彼女！？」

プ「まさかのガチ百合！？」

ウ「おう」

ア「……本当は？」

ウ「あ、やっぱアーたんには通じなかった」

プ「何だ嘘かよ」

ト「驚いた……」

ウ「うーん。嘘ではないかな？　ただ、レオンをけしかける為に、ちょっと、ね？」

プ「あ……察したわ」

ト「うん？」

ウ「まあ、レオとルーはそういうとこにおいて全然主人似じゃねえんだよ」

ア「……はあ。あまり人様の恋路に口出しすべきではないでしょうに」

ウ「分かってるよん。ただまあ、幼馴染として背中を押すくらいはしてやって罰当たらんっしょ？」

プ「押すどころか釣りだよね？」

ト「うん。むしろ引っぱってる」

ウ「まあ、細かいことはさておき、本音言うと見てて腹立たしい」

ア「……ああ、それは分かりますわ」

プ「……リア充爆ぜろ」

ト「……上に同じく」

ウ「んね。独り身しかいないうちらからしたら、ムカつくっしょ？」

ア「そういうことでしたら許可しますの」

プ「是非も無し」

ト「上に同じく」

ア・ウ・プ・ト

「リア充許すまじ」

レオン

「ぶえっくっしょぉい！」

サクラ

「どうしたの？　レオン、風邪？」

ルーシー

「…………」

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『各話タイトル和訳』
忘れるな。
前を見続けろ。
諦めるな。
私は認めない。
ただいま。


さて、難産とか言いつつ割と早く仕上がったので期間空けずに投稿しました。
次話も完成しているので間も無く出すと思います。

ちょいと文章作法とかが気になりますが、あとから修正いれても許して下さい（