天を渡るは海の音   作:ちゃちゃ2580

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台本書き・本編解説・メタ上等

登場人物

ウィル→チビ達が居るから今回は自重するらしい。

プクリン→やっとの出番に既に発狂。

トゲちゃん→嫌だ。出たくない。

レオン→今回は解説役になりそうだと察している。


頭文字にて割愛。
今回は一〇話刻みの主人公ズは先送り。


ミニコーナー【ウィル姉さん】

ウ「今回は一〇回刻みのジンクスぶち壊して、アーたんパーティでお送りするぞー」

 

プ「やっと出番キター!」

 

ト「……うん」

 

 

プ「しかして姉御。何故今回は私らな訳で?」

 

ウ「サーたんもサキも拉致られてるからねー」

 

ト「……ウィル姉。まだ、本編で拉致だって、確証ないよ」

 

ウ「……あっ」

 

プ「……ぷぎゃー! 姉御やらかしざまぁ!」

 

ウ「うぜぇ」

 

ト「プク姉に夢見てた人……ごめんなさい」

 

プ「ユメッテナンデスカー。ソレデタベテケルンデスカー」

 

ウ「……やっぱこの子うぜぇ」

 

プ「姉御青筋ぴくぴく!」

 

ウ「アイヘかまされたくなかったら落ち着け? な? 私がハイテンションにならないうちが花だぞ?」

 

プ「はーい。だまりまんもーす」

 

ト「……本当に、読者さん。ごめんなさい」

 

 

・メタコーナー

 

ウ「はい。メタコーナー」

 

プ「いぇあ!!」

 

ト「……うん」

 

ウ「んー、とりあえず今回はどうしようか……。私は脳筋勢だし。プクリンは本編無関係だからって変態丸出しだし、トゲは……」

 

ト「……ボクは……やだ」

 

プ「寡黙キャラでまるで主人公陶酔乙っす」

 

ト「……プク姉、黙って」

 

ウ「しゃあねぇ。唯一無事なあいつ呼ぶか」

 

レオン「うい」

 

プ「キャァァアアアア!! ケツ筋肉キタコレ!!」

 

レ「」

 

ウ「まあ、変態いるけど頼むわ」

 

レ「……メインパーソナリティにカウントされてたのに登場遅い事も然り、ルギアよりヤバイ奴然り、ウィルが姉やってる姿然り、本来突っ込みなのに解説役な事然り」

 

ト「……レオ兄、気にしたら負け」

 

プ「うひょー、この筋肉たまんねえええ! ねえねえレオレオ、うちのトゲとまぐわtt――」

 

 ドゴォ!!

 

プ「あはん。キ、キモチイ――」

 

 ドゴォ!!

 

プ「あひぃっ。……わ、我が生涯に一片n――」

 

 ドゴォ!!

 

プ「」

 

ウ「そろそろ黙れー。おねーさん怒ると怖いぞー」

 

ト「……ウィル姉、もう殴ってる。三回。それにプク姉悦んでる……」

 

レ「じゃ、じゃあ今度こそメタいこーか」

 

 

ウ「ほい、お題」

 

『プクリン、トゲキッス』

 

レ「すんげえ嫌だ」

 

ト「……ボクも」

 

ウ「まあ愚痴ってもしゃあねえっしょ? プクリン沈んでる間にトゲからさっさとやるぞー」

 

『トゲキッス』

 

ト「……説明、苦手」

 

ウ「トゲ口下手だからねぇ。しゃあない、姉ちゃんにまっかせなさーい」

 

ト「うん」

 

ウ「トゲキッス。トゲチックからの進化系で、多分この小説で出てくる主人公パーティ内じゃあ性能的に私に次ぐ位置っしょ」

 

レ「まあ『ずっと俺のターン』の代名詞で、恵みキッスは厨ポケって呼ばれる内に入ってるしねぇ」

 

ト「……ボク、『天の恵み』じゃない」

 

レ「あれ? そうなの?」

 

ウ「うちのトゲに関しては特性『強運』をイメージしてるそうだね」

 

ト「アキラの近くに居られたら……それでいい」

 

レ「お、おう……」

 

ウ「まあ一応レート仕様まとめとこー」

 

レ「だね。環境で蔓延してるトゲキッスと言えば、やっぱりスカーフ持ちや電磁波を撒いてからのエアスラッシュ連打。特性が『天の恵み』なら技の追加効果二倍だから六割怯みで、麻痺なら四割漏れしても内三割は動けない」

 

ウ「……あれ? 判定って怯みが先だっけ? 麻痺が先?」

 

ト「……たしか、怯みが先」

 

ウ「へえ。まあ麻痺るみって奴なら、敵は二八%しか動けないのね」

 

レ「……だっけ? たしかそんなもん」

 

ト「多分、間違いない……」

 

レ「んで、タイプはフェアリー飛行」

 

ト「……これについては、多分不遇」

 

レ「一致技少ないもんなぁ。タイプ的に役割持てそうなガブリアスだって、マジカルシャインじゃ抜けないし、返し刃のエッジとかで痛い目見るし……」

 

ウ「ムーンフォースあれば……って話だったんだっけ?」

 

レ「そうそう。ムンフォあればメタれた。って言うかまあ、トゲキッスの本懐は運ゲーによる強引な突破力と、頭一つ抜けてる特殊耐久と、物理が多い格闘を最低倍率にして強引に役割持つ事じゃないかって、作者は思うらしいよ」

 

ト「……普通、格闘は逃げるかエッジ打ってくるけどね」

 

レ「まあそれでも交代読み電磁波がさされば次点も突破見込めるじゃん」

 

ウ「何にしろ器用なんだよね。十分強いポケモンだと思う」

 

ト「……ウィル姉が褒めてくれるなんて、珍しい」

 

ウ「……あはは。まあ普段はきっつい訓練ばっかだしね」

 

 

『プクリン』

 

プ「ハッ!! 美味しいポジション!!」

 

レ「うわっ、突然起きた!」

 

ウ「プクだし」

ト「プク姉だし……」

 

プ「ヒャッハー! 自己紹介するぜぇ!!」

 

レ「」

 

プ「第五世代までファッキンハピナスとガッデムピクシーのせいでずっと影に埋もれてきたが、第六世代にしてノーマルとフェアリーを複合する唯一の存在になったんだぜ!!」

 

ト「……メガタブンn――」

 

 ばちーん!!

 

ト「……痛い」

 

プ「あんな耳毛野郎の話はするんじゃありません!!」

 

レ(……メガタブンネか。なるほど)

 

ウ(まあ、勿論禁句だな。存在意義を奪ってるから)

 

レ(ルリリは……まあいっか)

 

プ「ついでに第六世代で『かちき』習得したから、ダブルやトリプルが得意なんだぞい!!」

 

レ「ミロカロスやゴチル系は?」

 

プ「だいじょーぶ!! ハイパーボイスとマジカルシャインで範囲攻撃どばー!! うまうまでっせ」

 

レ「え? 爆音p――」

 

 ばちーん!!

 

プ「いやーん。何か言ったかしら? 素敵マッチョさん」

 

レ「いえ、なにも……」

 

ウ(爆音波覚えないんだよ。察しろよバカ鼠……)

 

レ(……ごめん)

 

ト「……でも、プクリンはどちらかと言えば、ポケダン……」

 

プ「おういえす!! 優秀な貴様には褒美をやろう。喜べ、溶けたバニプッチだ」

 

ト「いらない」

 

レ「……いいから進めろよ。文字数やばい」

 

プ「オーケー。やむを得んな。ではワトソン君、頼む」

 

レ「…………」

ウ「…………」

ト「…………」

 

プ「ふっ。我が叡智には誰も至れず。真に悲しきは天才故の孤独か」

 

ウ「……はぁ。とりあえずうざいから進めよー」

 

レ「はいよ。ポケダンでの活躍はあまり作者も詳しくないんだけど、プクリンと言えば『おやかたさま』って言う渾名を見た事ある人はいると思う。それの由来がポケダンの『探検隊』だね」

 

プ「んまあ気になる人はやってみてねってお話」

 

レ「……フォロー入れた直後に見も蓋も無い事言うなよ、おい」

 

プ「分かった。では貴様のその尻を触らせろ。話はそれからd――」

 

レ「はい。メタコーナーしゅーりょー」

 

 

・解説コーナー

 

ウ「まあ、今回はアーたん無双って感じだから、ぶっちゃけ伏線回収に加えて外伝的なお話だよー」

 

レ「外伝と呼ぶには話が本編に精通するし、本編と呼ぶには蛇足染みてるし」

 

プ「精通!?」

 

ト「……プク姉、黙って」

 

ウ「まあヒワダでサーたんとサキがイチャイチャしてる間に、アーたんはフジシロに泣かされてたって事だね」

 

レ「酷い要約を見た」

 

ト「……事実だとは、思う」

 

ウ「まあ、要するに私やルー、レオをサーたんとアーたんに渡したのはフジシロで、だからフジシロはずっとサーたんの味方として動いてきてたって事」

 

レ「んだね。伏線は本当に初期から張ってて、ぶっちゃけキキョウで初めて会った時に色々親切だったのはそういう事情。でもって、サクラとサキとのジム戦に拘ったのも、成長したボク等が見たかったって事だね」

 

ウ「んまあ、読者様も予想ついてるだろうし、本編で言及する事もないし、ぶっちゃけて言ってしまえば、フジシロが持ってるパンプジンやムウマージ……あともう一匹ゴルーグ以外にいるんだけど、そいつらは私やレオやルーの死んだ親ポケモンの魂を継いだ存在。厳密には存在自体は異なるし、『本質的に』って具合の感じなんだけど」

 

ト「……アキラも、ヒワダから……様子可笑しい」

 

ウ「だね。エンジュでサキとサーたんの喧嘩に横槍入れた時の感情。コガネのフジシロ戦でサキの試合観戦してる時の怒ったかのような様子。アサギに着いた当初一番前を歩いてたり、アゲハの一件でやたらサーたん庇ったり、その時心境ずたぼろな様子。極めつけはアゲハを送った後、不眠不休で絶対眠いのに、すぐに行こうと言わんばかりなところ」

 

レ「まあ登場から間も無くだから、様子が可笑しいのか微妙に分かり辛いけどね」

 

ウ「それについては作者の力量不足だよね」

 

ト「……許して欲しい。って言ってる」

 

レ「まあ、それの伏線回収と……」

 

ウ「実はすんごい個性的な設定組んでたアーたんパーティの描写解禁」

 

レ「……あれ? そういやプクリンの奴は?」

 

プ「ほいさ」

 

レ「あ、居たんだ。静かだったから何処か行ったのかと」

 

プ「空気読んでた。私居たら空気ぶっ壊れるからねー」

 

ウ「――とまあ、実はプクリンも本編じゃこのくらい空気読む奴だし」

 

ト「……ボク? アキラと結婚したい」

 

プ「無理ゲー乙」

 

ウ「トゲはアキラに恋してるような奴だし……」

 

レ「……ボクのとこのパーティも賑やかだけど、ウィルのとこも凄いよね」

 

ウ「まあね」

 

プ「ぶっちゃけ私はサキパーティに行きたい」

 

レ「え!?」

 

プ「オノンドとオーダイルに挟まれて筋肉ハァハァしたい」

 

レ「」

 

プ「あ、ヒトカゲはいらね。筋肉ないし」

 

ウ「……よし、空気読め」

 

プ「うい。黙る」

 

ト「……まだ、大事なところがある」

 

ウ「ん……。あー、確かに」

 

レ「大事なところ?」

 

ウ「誤解招かないようにって、ちゃんと気をつけてはいるんだけども、アーたんのフジシロへの感情がね。サーたんとサキの一件があるからどうしても恋愛に見えるっしょ?」

 

ト「……フジシロ、おっさん。優しいから、好きだけど、アキラの相手じゃない」

 

レ「あー、そういう事」

 

ウ「作品コンセプトにも関わるんだけど、大事なところだしレオが言及しとく?」

 

レ「そうだね。……んと、これは『サクラとサキ』の『恋愛』。『サクラとコトネ』、『サクラとククリ』の親子愛。『サクラとサキとアキラ』、『アキラとフジシロ』の『親愛』。そんなテーマを考えて話を作ってるんだよね」

 

ウ「ま、すんげえ今更だよね」

 

レ「んだね」

 

ト「……実際、他にも色々気を遣ってる」

 

レ「シルバーとか、メイとかね。まあ副産物感は否めないけど、大事な事を言ってたりするしね」

 

ウ「まあ、だからってわけじゃないけど、ポケモン小説の癖にヒューマンドラマ感が否めないのはその所為だね」

 

レ「次回作を書く事があれば、もっとポケモンメインにするってさ」

 

ウ「まあ、次回作があったとして、レオは出ないだろうね」

 

レ「ちょ、やめてよそう言う事言うのは!!」

 

ト「……あ、待った」

 

プ「幕引きに丁度良く行けそうだけど、なーんか二人とも忘れてない?」

 

レ「へ?」

ウ「あん?」

 

ト「……フジシロ、ゴーストダイブ」

 

レ「ああー!」

 

ウ「忘れてたわー」

 

プ「まあ手早く言うと、あれはゴーストダイブについて調べた作者的に、『霊界』と『現世』を行き来する技として把握したみたい。それを巧く使って、うちのマスターの元へと移動。『普通なら自殺行為』って本人が言ってるのは、正しくフジシロが今わの際に近いって意味ね。……で、マスターの居場所が分かった事については『プロジェクト・オブ・水入らず【フジシロ】』のタイミングで何があっても守るって、フジシロが言ってた通り、マスターの居場所は常に把握していたのよ。霊視的な何かで。……こんなものでいい? 姉御」

 

ウ「あ、うん……」

 

レ(あれ? そもそも解説役(ボク)必要だった?)

 

 

・幕引き

 

ウ「んまあこんな感じでいいかー。疲れたわー」

 

レ「まあ、今回ウィルはっちゃけてないしね」

 

プ「姉御は私と居るといつもそんな感じよねー」

 

ウ「ん。そりゃああんたが私以上に暴れるのに、暴れてられっかって感じだよー」

 

プ「ふひひ、さーせん」

 

ト「……うん。ウィル姉はいつも頼りになる」

 

ウ「……妹弟の前くらい格好付けないとねー。姉ちゃんだし」

 

レ「へぇ。ちゃんとやってるのがなんか新鮮だ」

 

ウ「いや、お前がしっかりしなさすぎなだけだろ。ルーだってちゃんとやってんじゃん」

 

レ「あ、うん……」

 

ウ「そういや色々あったんでしょ? ミニコーナー界隈で」

 

レ「……うん」

 

ウ「…………」

レ「…………」

ト「…………」

プ「…………」

 

 

ウ「よし! トゲ、プク、今からレオ連れて呑みに行くか」

 

プ「さんせーい」

 

レ「え? ちょ――」

 

ト「ボクら……未成年」

 

プ「バーロォ。きのみジュースに決まってんだろぉが」

 

ウ「だね」

 

ト「なら賛成」

 

レ「あれ? ボクの意見は?」

 

 

ウ「しらね」

プ「スルーっしょ?」

ト「……諦めた方がいい」

 

レ「」

 

 

 この後超一気飲みさせられた。

※きのみジュースです。




多分次回ミニコーナーは主人公ズです。

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