天を渡るは海の音   作:ちゃちゃ2580

161 / 231
ミニコーナーです。
台本書き、本編無関係、メタ話など。

登場人物

サクラ→愛すべき主人公。パワーバランスの頂点。

ルギア→へんたい。


頭文字にて割愛。
後書きに各話タイトル和訳記載。


ミニコーナー【ドエムルギア】

サ「どうも皆様。ミニコーナーのお時間です」

 

ギ「今回は前々々回からお流れになっていた私と主のペアリングでお送りするぞ」

 

サ「と言う事で、早速いってみよー!」

 

ギ「主よ。その前にひとつ気になったのだが、良いだろうか?」

 

サ「……う、うん? どうぞ?」

 

ギ「何故態々こうしてミニコーナーや解説コーナーを用意したのかが気になるのだ。読み返してみると、その理由が見当たらぬ故……」

 

サ「……うーんと、本編が後付け設定になるのを予想していたし、加えて後書きを使って毎ページ解説するのを別作品でやったところごちゃごちゃしちゃったイメージがあったの。そこでどうせなら章末に纏めてどかーんとやろうかなって訳。台本書きなのは、解説を堅苦しくやらない為だよー」

 

ギ「ふむ。成る程」

 

サ「まあ、良かったでしょ?」

 

ギ「ああ。ミニコーナーが無ければ私のでば――」

 

サ「ロロと出会えて」

 

ギ「!?」

 

サ「ロロと出会えて」

 

ギ「な、なななな何故ロロ限定なのだ!?」

 

サ「ふふふ。フリーダムコーナーをお楽しみに」

 

ギ「」

 

 

・解説コーナー

 

サ「さて、今度こそ本編解説」

 

ギ「あ、ああ……」

 

サ「先ずはひとつ目」

 

ギ「母君の心境であるな」

 

サ「うん。敢えて名前を出さなかったけど、前夜にシノさんの事を聞いたから、空白の一〇年に改めて恐怖心がある感じ」

 

ギ「うむ。ちなみに母君のポケモンが死んだかもしれないと言うフラグはどうなのだ? 単なる母君の考察か?」

 

サ「全部死んでるよ。メガニウムとスイクン以外は、お亡くなりになってる」

 

ギ「ファッ!?」

 

サ「ぶっちゃけ、このシロガネ山アタックと、渦巻き島アタックで伏線全回収するつもりなんだって」

 

ギ「な、なに!?」

 

サ「本編がそこで終わるかと聞かれれば、まだ答えられないけどね。伏線は全て回収する予定」

 

ギ「……ちょ、ちょっと待て。前にミニコーナーに出た『?』と言うポケモンは――」

 

サ「はいはい。その話は今後のお楽しみにー。では次ー」

 

ギ「」

 

サ「次ー」

 

ギ「あ、アカネ嬢の戦いであるな」

 

サ「そうそう。まあジムリーダーだったし、アカネさんのプロ意識から考えれば、護身術のひとつはやってても可笑しくない。お母さんやシルバーさんが気付けなかった殺気に気が付いた感じ」

 

ギ「メイも気が付いていたようだが?」

 

サ「作品補正だねぇ。メイさん最強設定をここに来て全面に押し出そうとしたわけだよ」

 

ギ「ふむ。まあフラグはずっとあった訳であるしな」

 

サ「その話が転じて次の二話」

 

ギ「メイVSリビングレジェンドか」

 

サ「まあ、BW2の原作じゃレッド戦が一番楽だしね。ピカチュウ固定だし、レベル統一だし」

 

ギ「それを敢えて『手加減された』と言う風にした訳か」

 

サ「そそ。実際その次の展開でジャローダが即倒されてるしね」

 

ギ「メイのジャローダのレベルは?」

 

サ「九五想定」

 

ギ「!?」

 

サ「Lv九五から上の戦いは殆んどが速攻戦かな。これはゲームよりもリアル化重視したらどうしようもなかった。リザードンの尻尾の炎が消えたら即死なんて無理な設定があるのに、態々耐久勝負なんて出来ないでしょ。当たれば落ちるよ」

 

ギ「……ふむ。確かにそうなるとピカチュウが強者で不思議ではない、か」

 

サ「敢えてこうしたのは、まあ次話で色々回収していくよ」

 

ギ「成る程。ちなみにピカチュウのLvは?」

 

サ「九九想定。一〇〇ではないよ」

 

ギ「ふむ」

 

サ「そんでもって、最後のフラグはちゃんと覚えておいて欲しいなーって。大事な大事なフラグだから」

 

ギ「心得た」

 

 

・メタコーナー

 

サ「さて、前々回にメガニウムからクレームを頂いたので、きちんとメタコーナーやっていきましょう」

 

ギ「今回の相手は?」

 

サ「決まってるでしょ」

 

ギ「うむ。そうだなゼクロ――」

 

サ「ピカチュウだよ!」

 

ギ「……へ?」

 

サ「ピカチュウに決まってるでしょ!?」

 

ギ「……す、済まないが、何故ピカチュウなのだ?」

 

サ「この作品がポケモンの作品だからです」

 

ギ「」

 

サ「……よし、解析いこー」

 

ギ「……あ、ああ」

 

サ「ピカチュウ。まあ第一世代時点で第一進化。第二世代で進化前追加の第二進化ポケモンだから、種族値はバトル基準値に及ばないね。ただ、総初期から絶大な人気を誇るから、様々な優遇がされてるポケモンだよ」

 

ギ「連れ歩き、電気玉、ボルテッカー、お着替え等か」

 

サ「そそ。イエローで連れ歩き出来たけど、ほんとゲームボーイ時代にあんなシステムが出来たなんて、任天堂の本気を見たね」

 

ギ「ああ。金銀で容量オーバーを理由にセキチクサファリが無くなったのが嘘だろと言いたくなる程だったな」

 

サ「まあイエローの解像度は決して高くなかったし、モノクロだったからかなり軽いゲームではあった。だけど、連れ歩くだけじゃなくて、話し掛けたり出来たのが凄かったね」

 

ギ「HGSS程表情豊かではないが、確かに世代を考えれば凄かったと言えるだろう」

 

サ「一応、連れ歩き自体はドラクエⅡを筆頭に、色んなゲームであったけどね。ただ、ポケモンでそれをする事が、とんでもない意味を持ってたとは思う」

 

ギ「うむ。あれこそまさにもうひとつの世界がゲームの中にあるとさえ思わせたものだ」

 

サ「その後はバトルシステムに重きを置いた改善だね。電気玉は心の雫と違って禁止級ではないし、素早ささえ気を付けていれば抜群なら殆んど一撃で倒せるし」

 

ギ「問題はボルテッカーの反動であるな」

 

サ「……HP低いからね。倒し続けても過労死なんて当たり前。それに、撃ちたい飛行タイプにはピカチュウの素早さ抜いてるポケモンが多いし、水はHP高いポケモン多いし、中々うまくいかないもんだね」

 

ギ「お着替えはどうなのだ?」

 

サ「作者からすればあれはネタだね。氷と鋼、格闘は使えるけど、ピカチュウの素早さじゃ撃ちたい相手にはことごとく先制とられるし」

 

ギ「トリル?」

 

サ「トリックルームする程の価値があるかなぁ? そこまでしても全抜き出来る火力はないもん。あくまでも抜群とれなきゃ倒しきれないんだよ。それにお着替えはボルテッカー使えないし……」

 

ギ「ふむ。残念だ」

 

サ「たしか避雷針だったと思うから、完全に無能な訳でもないけどね?」

 

ギ「ふむ」

 

サ「まあ要するに、『採用理由は愛』って言われるポケモンだよ。強いか弱いかで言えば、間違いなく弱い。まあ同理由で限定的に見ればトップクラスの使用率だろうけど」

 

ギ「……使い方次第でーとはならぬのだろうか?」

 

サ「ライボルト、エレキブル、サンダース、ライコウ以上に器用な事が出来ない以上、単電気としては耐久値が致命的過ぎるよ。電気タイプの利点は抜群が地面しかない事が一番だもん」

 

ギ「成る程。因みに水ロトムとやらはその補完具合が素晴らしいそうだな?」

 

サ「そうだね。特性浮遊の水と電気複合だから、実質弱点は草とフリーズドライぐらいだもんね」

 

ギ「……そう考えると態々スペースを埋める必要性が薄い、か」

 

サ「そゆこと。ロトムで事足りる。物理でーって理由なら牙かパンチをサブウェポンで積んだポケモン用意したら良いわけだし」

 

ギ「採用理由は愛。か……」

 

サ「まあ、愛らしさなら常にトップなんだよ。どんなに他のポケモンが可愛いって言われても、やっぱりポケモンのメインキャラクターと言えばピカチュウなんだよ」

 

ギ「……ふむ」

 

サ「私の中ではルーちゃんが一番愛らしいけどね!」

 

ギ「!?」

 

サ「可愛いと腹黒は掛け合わせれば絶大な萌えになります」

 

ギ「」

 

サ「異論は認めません」

 

ギ「……つ、つんでれと言うやつか?」

 

サ「いいえ、ルーちゃんはヤンデレです」

 

ギ「そんなまさか」

 

サ「ヤンデレです」

 

ギ「……そ、そうか」

 

 

・フリーダム

 

サ「さて、ルギア」

 

ギ「はい」

 

サ「このコーナーでやるべき事。貴方なら分かってるよね?」

 

ギ「はい」

 

サ「では端的に言おう。セクハラを辞めなさい」

 

ギ「……せ、セクハラなどでは――」

 

サ「辞めなさい」

 

ギ「ジュ……。ご、合意の上である!」

 

サ「そう思ってるのは貴方だけです」

 

ギ「」

 

サ「いいえ、言い直そう。そう思ってるのは()()()だけです」

 

ギ「グフゥッ」

 

サ「この加害者が」

 

ギ「ル……。ま、待ってくれ主!」

 

サ「待ちません。変態を許容する程私の心は広くありません」

 

ギ「そ、そんな!?」

 

サ「直しなさい。今すぐに」

 

ギ「リ……。ぐぅ」

 

サ「直しなさい。私の為にも、貴方の為にも」

 

ギ「……主の為?」

 

サ「…………」

 

ギ「…………」

 

サ「……あのね」

 

ギ「うむ」

 

サ「私達皆家族でしょ?」

 

ギ「……ああ」

 

サ「変態だから出ていけなんて事は言わない」

 

ギ「……ふむ」

 

サ「だけどそれを許容出来ないロロがいる。これは分かるよね?」

 

ギ「はい」

 

サ「だから、家族として一緒にいる為に直しなさい」

 

ギ「……わかった」

 

サ「ちなみに」

 

ギ「?」

 

サ「ルーちゃんが『ガキツカ』とかやった事については説教しておいた」

 

ギ「!?」

 

サ「後でロロにもリンちゃんにもお話してみる」

 

ギ「……ふむ?」

 

サ「だから――」

 

 

サ「とりあえず涎拭きなさいこのバカポケモン!! なんで怒られて嬉しそうにしてんだドMかお前ぇぇえええ!!」

 

――ばちこーん

 

ギ「バレてた!?」

 

 

サ「当然でしょ!? なんで分割してこっそり『じゅるり』とか言ってんの!? 変態過ぎでしょ!」

 

ギ「す、すまない。つい気持ち良くて……」

 

サ「とりあえずルギア今から説教します!!」

 

ギ「……へ?」

 

 

サ「……いや、そんな目を輝かせて期待した風にしないでよ。流石の私も怖くなってきたよ……」

 

ギ「すまぬ。ふふふ」

 

サ(ダメだ。この子早くなんとかしないと)

 

 

 この後ルギアが更にドMをこじらせたのは言うまでもない。




『各話タイトル和訳』
空白の犯罪記録。
背面攻撃。
頂点の男。
そして、正解へ辿り着く。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。