登場人物
レオン→サクラの事は目が離せない姉みたいだと思っている。
サクラ→レオンの事は目が離せない弟みたいだと思っている。
頭文字にて割愛。
サ「ミニコーナーの」
レ「時間だよー」
サ「……レオンと二人きりって、初めてかも?」
レ「と言うか、ポケモンと人でミニコーナーするのも初めてだし、本編的にも僕とサクが二人きりって描写は無いよね」
サ「うんうん。一応毎朝レオンに起こされてるから、本編的にはほんとは毎日顔を合わせてるんだけどね?」
レ「むしろルギア以外は毎日ご飯食べるタイミングで否が応でも顔合わすでしょ」
サ「……否が応でもって、なんか嫌々に聞こえてやだなぁ」
レ「……なんかごめんなさい」
サ「ううん。気にしないで」
レ「何はともあれ、今回は本編無関係を全力で活用してサクラと僕でお送りするよ!」
サ「いえーい!」
・アゲハについて。
サ「先ずはアゲハさんについてだって!」
レ「読者様の感想から『歩く地雷製造機』と命名して頂いたキャラだね」
サ「うんうん。あの子憎たらしい贅肉は隙あらば削ぎ落としてやりたいね!」
レ「ヤメロヨコワイ」
サ「えー。あっても重いだけとかメイさんが言ってたし、多分喜ぶよー」
レ「物理的に危ないよね? 血が出るよね? 命に関わるよね?」
サ「そこはまあ、運が良かったら生きてるかもね?」
レ「やめてやれよ。そんなスプラッタ過ぎる思考してるとヒロイン失格だぞ」
サ「猟奇的ヒロインでも良いよ? あの脂肪をこの世から消し去れるのなら喜んでやるよ?」
レ「……ヒロインの座より重要とか、マジですか」
サ「マジです」
レ「……そ、そんな人間に説教された回な訳ですが?」
サ「死ねば良いと思う」
レ「……おいおい」
サ「半分くらい冗談です」
レ「半分本気でも十分怖いよね? 冗談で済まないよね? ガチで死んだら半分本気でも一〇〇パー悪いよね?」
サ「大丈夫。いざという時にそれとなーく盾にする感じで、私が直接手を下すことは無いから」
レ「こええよ!!!」
サ「てへっ」
レ「てへっじゃねえよ! むしろ笑ってんじゃねえよ! こええよ本気で!」
サ「まあまあ、落ち着いて」
レ「……早くも嫌になってきた」
サ「あはは、まあレオンが相手なら本音で話せるって事だよぉ」
レ「本音で本気で死んでほしいとかサクどんだけあの子嫌いなんだよ!」
サ「……んー」
レ「ガチで考えるなよ!」
サ「海よりも深い所から天よりも高い所の差ぐらいに嫌い?」
レ「答えなくていいよ! そして例えのスケールがいちいちでけえよ!!」
サ「……まあ、冗談です」
レ「冗談キツいよ……」
サ「でも本編的にもそんな好きじゃないと思うよ?」
レ「えっ……」
サ「だってサキと仲良いらしーし」
レ「……あぁ」
サ「いちいちあざといし」
レ「……う、うん」
サ「偉そうに説教してるけど本人まだなんもしてないし」
レ「…………」
サ「……家族に恵まれてるくせに」
レ「…………」
サ「幸せバカなくせに」
レ「……サク」
サ「ん?」
レ「……頑張ろうね」
サ「うん。絶対に負けたくないもん」
・物語の展開について。
サ「うわぁ、超メタってる……」
レ「そう? いつもこんなもんだよ?」
サ「そうなの? この前途中で投げ出してルーちゃんとデートしたって聞いてたから、もっとフリーダムになるかと思ってたんだけど……」
レ「サク」
サ「はいな?」
レ「あれはデートじゃない。拉致だ」
サ「……そうなの?」
レ「……ルー的にはデートかもしんないけど、僕は別にルーの事好きだとか愛してるとか、そういう恋愛感情は無いもん」
サ「……なんか、可哀想だよ?」
レ「いや、ルーも分かってるよ? 分かっててやってる事だから、要するに飯事みたいなもんなんだよ。きっと……」
サ「そうかなぁ……」
レ「それより、メタコーナーやらなきゃ!」
サ「う、うん」
レ「はてさて、サクッとメタるなら……」
サ「この話を書くのに数ヵ月かかってて、その弊害か少し話に躍動感がないよね」
レ「……いきなり核心をついたね」
サ「ぶっちゃけ作者的にはあんま面白くない話だったと思ってるって」
レ「うーん……。まあ、話もほとんど進んでないしね。一ヶ月時間がとんだのと、サクの意識が前向きになったのくらいかな?」
サ「あとアキラもね」
レ「だね」
サ「ページ内完結を心掛けてるけど、今回はそれが裏目に出て作者自身の感情移入がイマイチだったんだって」
レ「……ていうか、これを書きながら本当は書き直したいとか考えてたりね」
サ「うん。でも今はまだ書き直しても巧く仕上がる気がしないって」
レ「……まあ、いつか加筆修正しますと告知しておこう」
サ「そだねえ……」
・フリーダム
レ「……あーあ、サクがフリーダムだとか言うからこんなお題きちゃったじゃん」
サ「……なはは、ごめんね」
レ「どうすんのさ。話題ある?」
サ「……さっきの続き」
レ「えー……」
サ「トレーナー的にはルーちゃんもレオンと同じくらい大事だから、気になっちゃうよ? そりゃあ」
レ「……うーん」
サ「レオン的にはルーちゃんもちゃんと大事なんでしょ?」
レ「当たり前じゃん」
サ「じゃあ、なんで?」
レ「……家族として近すぎる。種族的な隔たりがある。かな」
サ「前者はともかく、後者は関係無くないかな?」
レ「関係あるよ。僕じゃルーは幸せに――」
サ「幸せって、本人が決める事だよ?」
レ「…………」
サ「私がアキラ殴った時に、言った言葉覚えてる?」
レ「……『あんたら何様だ』」
サ「そうそれ。レオン、ルーちゃんの幸せ決め付けて、何様だよ。って思うよ?」
レ「……うん」
サ「家族として近すぎる事については何も言えない。そこはレオンがこれから決めていく事だと思う」
レ「うん」
サ「だけど相手の幸せを勝手に決め付けて、それを逃げ口上にするのなら、私はレオンの親として貴方を説教するよ?」
レ「……わかった。ごめんなさい」
サ「よろしい」
レ「……うん。少しルーの事もうちょっと考えてみるよ」
サ「気持ちを考えるのは大事だよ。決め付けて逃げ口上にしたら怒るけど、そうじゃないなら大切な思い遣りだからね」
レ「うん。……てかさ」
サ「はいな?」
レ「サクって普段バカなくせに、こういう事はちゃんと考えるんだよね」
サ「……バカとは失礼な」
レ「……いや、だってさー」
サ「まあ、小さい頃はずっとボッチだったしね。せめて優しくしてくれる人くらいは大切にしたいから、思い遣りは大事だなーって思うよ」
レ「そうだね。思い遣りは大事だよね」
サ「うんうん」
・締め。
サ「ところでさ」
レ「ん?」
サ「ここってメタな事言っても良いんだよね?」
レ「うん。大丈夫」
サ「なら、ギャグコメを求めてる読者様には全然面白くないかもしれないけど、どうしても言いたい事があるの」
レ「うん。どうぞ」
サ「……あ、規約違反になりそうだからあとがきに書くよ! 面白味もない事かもしれないけど、良かったら読んでください」
レ「……んまあ、つまりリアル話か」
サ「だよだよ!」
レ「……んじゃまあ、そろそろ締める?」
サ「はーい」
レ「とりあえず、長らくまったりした更新ですみませんでした。まだ早い更新は出来るかどうか微妙ですが、次話は成る丈早く投稿できればと思っています」
サ「何とぞ懲りずに御待ちいただければと思います。との事です!」
レ「んじゃまあ、次回予告?」
サ「次回は私達出番無しな予定だよ!」
レ「……え?」
サ「次回は私達出番無しだよ!」
レ「……マジで?」
サ「マジで」
作者「マジです」
昨日の22時頃、熊本を震源とした震度7の地震が発生しました。これを書いている最中はまだ被害情報が分かっておらず、本当についさっきの出来事です。たった四時間半までは、恐らく今から寝ようと布団に潜られていた方も多いでしょう。
私は阪神淡路大震災の被災者です。記憶にしかと残るような年齢ではありませんでしたが、それでも日生ビルの倒壊や、横倒しになった高速道路、水が流れずに異臭を思わせるトイレ等、印象にある事は未だに鮮明です。
一日目、死者の数は嘘だろと言いたくなる程少なかったのを覚えています。三桁を上回った頃に、母が「まだ増えるよ」と零した事、父が「知人と連絡がつかない」と泣いていた事を覚えています。
胸が張り裂けそうな痛みを覚えます。
どうか、一人でも無事な方が多いようお祈りすると共に、何も出来ないなりに復興支援の募集が始まれば必ず募金してこようと思います。
もしも現地へ行かれる方がいらっしゃりましたら、どうか綺麗な下着を届けてあげてください。お水を届けてあげてください。私はのたまうばかりで何も出来ませんが、切に思います。
以上、面白くないだろう作者のお話でした。
被災された方が一人でも早く立ち直って頂けるよう、無力ながらもお祈り申し上げます。また、地震が予期されている地に住む私も明日は我が身と思い、書けるときに書いて、いつ訪れるやもしれぬ未曾有の危機に出会した時、悔やまなくて良いように精進致します。
一日も早い復興をお祈りしております。