火竜に憑依転生した!? 作:△△さん
俺はクエストボードの前にいる。
昨日、俺はギルド式の歓迎を受けた後で自分の住む家を探していて仕事に行けなかったから今日は仕事をこなすつもりでいる。
「えっと、これかな。」
俺がそういって取った依頼書は森にすむ森バルカン三十匹の討伐だった、報酬は30万J。
それをじっちゃんのところに持っていくと、こう言った。
「ふむ、この依頼かのう。分かった、行って来い!」
「おう!」
じっちゃんが依頼を受理して、俺は意気揚々と依頼人のところに向かった。
ナツが仕事に言ってからのギルドでは・・・。
「おい、ナツ知らねぇか?」
そう言っているのは、グレイ。
それに答えるのはラクサス。
「知らねぇな、グレイ服。」
「おわっ!?」
ラクサスの言葉を聞いて焦るグレイ。
「ナツなら仕事に行ったよ。」
グレイにそう言っているのは、リサーナ。
「何、もう仕事に行ってんのかよ、あいつ。」
つまんなそうに言うグレイ。
「うん、確か森バルカンの討伐だったよ。」
リサーナの言葉を聞いて、グレイがこう言った。
「何ぃっ!?その依頼は俺が行く予定だっただぞ!?」
「知らないよ、早い者勝ちでしょう。」
グレイの言葉に、正論を言うリサーナ。
「くそ~。」
これにはグレイも言葉が出ない。
「グレイ、その依頼は行かなくて正解だったぞ。」
グレイにそう言って来るのは、マスターであるマカロフ。
「何でだよ、爺さん?」
疑問に思ったグレイがマカロフに問いかける。
「その依頼なんじゃが、依頼主から連絡があってのう、その依頼の報酬を300万Jに値上げするという連絡が。」
『300万J!?』
それを聞いていたメンバー全員が驚く。
「爺さん、それってどういう事だよ。じゃあ、ナツはこの事を知らねぇで行ったって事だからヤバいんじゃねぇか?」
グレイの言葉にマカロフはこう言った。
「まぁ、ナツの実力ならば問題ないじゃろう。」
その言葉はナツの事を信じているからこその出てくる言葉だった。
一方、ナツはというと・・・。
依頼人のいる町・グモニアスで依頼人と話をしている俺。
「じゃあ、依頼の確認をするぜ。森バルカンの討伐で30万Jだったな。」
そう言うと、依頼人が訂正をする。
「いえ、報酬の方は値上げをさせていただきましたので300万Jです。」
それを聞いた俺は目をパチクリとさせてから依頼人にこう言った。
「300万J?」
「えぇ、そうです。300万Jです。」
依頼人も俺の言葉に同意する。
俺はあんぐりと口を開けたままになってしまう。
俺は意識を取り戻して依頼人にその理由を聞く。
「何で値上げされたんだ?」
それに応える依頼人。
「実はバルカンたちには群れのボスがいるのですが、そのボスがとても凶暴で手が付けられないのです。しかも頭が良く、悪知恵を働くのです。」
それを聞いた俺は立ち上がってこう言った。
「分かった、そいつらは俺が全部ぶっとばしてやる!!」
俺がそう言うと、依頼人はこう言って来る。
「ありがとうございます!!」
そうして、俺はバルカンの住処である森の中にへと入っていく。
森に入ってしばらく歩いているが、バルカンたちは一向に現れない。
匂いでも探してはいるが見つからない。
「おかしい。こんなに探しても見つからねぇなんて・・・。」
俺は立ち止まって考え込むと、後ろの方から気配を感じた。
”火竜の鉄拳”
俺が拳を振るうと、何かを殴った。
それは・・・、バルカンだった。
「おい、他の仲間はどこに居やがる?」
俺が睨みながら聞くと、そのバルカンは体を震えさせながらこう言った。
”町に向かった”と。
それを聞いた俺はそのバルカンを討伐してから大急ぎで町に戻っていく。
残りのバルカンを狩るために・・・。
グモニアスでは、バルカンの群れに襲われていた。
町は大パニックとなっていた。
「ウホ、女を攫え!男はいらねぇ!」
そう言っているのはボスバルカン。
そこにナツがやってくる。
「おらぁ!!」
ボスバルカンに一撃を入れる。
「うぼぁっ!?」
ボスバルカンは勢いよく飛んでいき、気を失った。
「弱っ!?」
俺はボスバルカンのあまりの弱さに驚くしかなかった。
そして、ボスがやられたことによって他のバルカンたちは逃げ出すが、今逃がせばまた悪さをしかねないのでぶっとばしておく。
そして、討伐したという証拠として牙や爪を持っていく。
その後に、依頼人の場所に行くと・・・。
「ありがとうございます、これが依頼の報酬です」
依頼人は礼を言いながら報酬を渡してくる。
こうして、俺の初クエストは成功したのだった。
雑ですみません。
感想・指摘をお待ちしております。