火竜に憑依転生した!? 作:△△さん
皆様も頑張ってください。
そして、エルザがこう言って来る。
「敵は闇ギルド「鉄の森」、ララバイと言う魔法を使って何かをしようとしているのだろうが、そんな事は我々が阻止する。」
そう言って来るエルザに対して私達はこう言った。
「おう(えぇ/うん/あい)!!」
未だにナツは気絶から目が覚めないのであった。
リサーナSIDE
私達は目的地に向かっている途中の列車の中で相手取る敵の事を聞いていたの。
敵は「鉄の森」全メンバー、死神の異名を持つエリゴールが筆頭なんだけど、こっちは妖精の尻尾最強チームが敗けるところなんて想像がつかないわ!!
皆頑張ってね、私達も全力でサポートするから!!
そうしているうちに目的地に到着した列車を降りる私達なんだけど、何か忘れているような…?
そう思った私は周囲を見渡すと、ナツがいなかった。
「皆、ナツがいないよ!!」
私がそう言うと、エルザがこう言った。
「しまった、あいつが乗り物に弱いというのは分かっていたはずなのに…、誰か私を殴ってくれないか⁉」
「それはナツに任せるから、早く追わないと‼」
エルザの言葉を流しつつ、皆がそれぞれの行動をとる。
エルザは緊急停止レバーを作動させていた。
「何やってんの、エルザ⁉」
私がツッコむとエルザは平然とした顔でこう言った。
「緊急事態なんだ、仕方がないだろう。」
「私たちにとってはそうかもだけど、他の人は違うからね!!」
私とエルザがそう話しあっている横で、グレイとルーシィとハッピーはというと。
「無茶苦茶ね…。」
エルザのやる事の無茶ぶりにルーシィはそう言った。
「だんだん分かって来ただろ、エルザがどんな奴かって事が。」
そう言っているグレイの格好は上半身裸。
「何故脱ぐ?」
「ありゃ?」
「それがグレイです。」
私はこの一連の流れだけでは勝つ事が出来るのか不安になってきちゃった。
ナツ、助けてー!!
俺が気絶から目を覚ますと、エルザ達がいなかった。
「あいつら、後…で…殴…おっぷる。」
気持ちわりぃ、誰か助けてくれ…。
そう思っていると、誰かが俺の前の席に座ってくる。
「悪いが、お兄さん見ての通り俺は吐き気催してるから別の席に移動した方が良いぞ、おっぷ。」
俺がそう言うと、いきなり男が俺の顔を踏みつけてくる。
「てめぇ、何のつもりだ?」
俺が睨み付けながらそう言うと、男はこう言って来る。
「うるせぇんだよ、ハエが。たかが正規ギルド風情が俺達闇ギルド「鉄の森」に命令してんじゃねぇよ!!」
ハエ?
妖精の尻尾の事を言ってんのか、こいつは?
だったら、潰さねぇと気が済まねぇな。
俺は左手で漢の踏みつけてくる足首を持って、思いっきり握る。
バキュッ!!
その時、列車内には嫌な音が聞こえた。
それは男の足首が潰れた音だった。
「うぎゃああああああっ⁉」
男は痛みに悶えながら倒れる。
俺は男にこう言った。
「てめぇ、俺達に喧嘩を売ってきてただで済むと思ってんのか?テメェが侮辱した分俺はお前を殴る!!」
俺はそう言いながら拳を握る。
そして、振り下ろそうとした瞬間に列車が揺れる。
「何だ⁉」
それは列車の緊急停止だった。
俺はコレをチャンスと思い、男と一緒に列車を飛び降りる。
すると、そこにエルザ達が乗っている魔導四輪がこっちに突っ込んできていた。
魔導四輪の上にはグレイが乗っていた。
しかも、このまま行けば俺とグレイが激突してしまう。
俺はさっきの男を盾にして、衝突から身を守った。
だが、グレイは男と衝突してしまったが故に母なる大地にへと頭から突っ込んでいった。
「ナツ、無事だったか!?」
エルザがそう言いながら駆け寄ってくる。
俺はエルザにこう言った。
「エルザ、お前は一週間甘いもの禁止。」
それを聞いたエルザの顔はみるみる青くなっていく。
「すまない、それだけは勘弁してくれ!!」
そう懇願してくるエルザに、俺はこう言った。
「そうか、一か月も我慢するのか。分かった、俺もお前には一か月甘いものは作らないでおこう。禁止中に甘いものを食べたら二度と作らねぇからな。」
更に絶望に落す事にした。
こうして、エルザの甘味禁止一か月生活が始まった。
そして、ルーシィとリサーナ、ハッピーもやって来た。
「ナツー、大丈夫?」
「大丈夫じゃねぇ。」
俺とリサーナがそう話していると、ルーシィがこう言って来る。
「あのさ、ナツこの人誰?」
ルーシィがそう言って指さしているのは、闇ギルドの男。
「こいつは俺達に喧嘩を吹っかけてきたんだよ。確か、ギルドの名前は鉄の森だったか。」
俺がそう言った瞬間、エルザがこう言って来る。
「でかした、ナツ!!」
そう言ってエルザは俺を自分の胸に引き寄せる。
あっコレ、デジャブ…。
「カター!!」
俺の声が荒野にへと広がったのだった。
グレイには後で好きな物をたらふく食わせるか、それで手を打って貰おうか。
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