火竜に憑依転生した!? 作:△△さん
俺がザンクロウとの戦闘の後、じっちゃんやリサーナ達に耳にタコができるくらい説教をされた。
まぁ、あのことに関しては俺も軽率すぎたと思っている。
それに、俺の原作知識がうろ覚えときたもんだから困ったものだな・・・。
それにしても・・・。
「はぁ、まさかギルドのシェフをやらされるとはな・・・。」
俺がそうぼやいていると、リサーナとルーシィとレビィがこう言ってくる。
「ナツ、私は甘いものが食べたい。」
「私はサンドイッチで。」
「私はパスタで。」
注文を受けた俺はすぐに調理に取り掛かる。
まずはリサーナの甘いものはショートケーキを出す。
次に、ルーシィのサンドイッチは焼いた卵とレタスと焼いたベーコンを挟んだものを出す。
レビィのパスタは冷やしトマトの冷製パスタを作る。
三人はそれらを口にすると、こう言ってくる。
「「「おいしい!」」」
「そいつは良かった。」
俺がそう言うと、ルーシィがこう言ってくる。
「ナツって料理上手なんだね、驚いちゃった‼」
俺はルーシィにこう言った。
「まぁな、ハッピーと二人暮らしだからこれくらいは出来ねぇとな。」
すると、横からリサーナがこう言ってくる。
「ルーシィ、ナツは家で自家製の野菜とかも作ってたりするんだよ。」
それを聞いたルーシィは更に驚く。
「えぇっ!?ナツって何でも御座れの人なの?」
それに対して、リサーナはこう言った。
「ううん、だって乗り物がダメじゃん。」
それを聞いたルーシィはというと。
「あっ、それもそうだね。」
それらを聞いていて、俺はこう言った。
「リサーナ、また地獄を見たいのか?」
俺の一言に、リサーナの顔色が青く変色していく。
それを見たルーシィは慌ててこう言ってくる。
「リサーナ、どうしちゃったの!?」
リサーナはルーシィに心配をかけまいとこう言った。
「大丈夫だから気に・・・・・しないで。」
その状態を見て安心はできない姿だった。
俺はそんなリサーナにお構いなしにルーシィの食べ終わった皿を片付ける。
すると、グレイが慌ててこう言ってくる。
「ナツ、エルザが帰ってきたぞ‼」
それに対して、俺はこう言った。
「そうか、あいつのショートケーキを出しておかないとな。」
そう、エルザは甘いものが好きでよくケーキなどを食っている。
ミラとエルザ、どちらが妖精の尻尾最強の女魔導士がどっちなのかは代理戦争が起こるくらい火花を散らしている。
「お前は何でそんなに呑気なんだよ‼」
グレイが変なことを言ってくる。
「俺はお前らと違って問題は派手には起こしてねぇぞ。」
「全くとは言わないのね。」
この際、ルーシィのツッコミはスルーの方向で。
すると、何かの足音がこっちに近づいてくる。
「エルザの足音だ。」
おいおい、エルザは人間だぞ。
エルザがギルドに入って来た、馬鹿みたいにデカい魔物の角をもって。
「今、戻った。マスターはおられるか?」
今回はエルザ登場時点で終了
リサーナの苦手なものが地獄の答えです。
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