火竜に憑依転生した!?   作:△△さん

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日の出

俺はルーシィと一緒に仕事に向かうために馬車に乗っているのだが・・・。

 

「うっぷ、気持ちわりぃ。」

 

もう限界寸前である。

 

「ナツ、相変わらず乗り物酔いがひどいみたいね。」

 

そんな俺にルーシィが話しかけてくる。

 

「で、今回の仕事の内容って何なんだ?詳しく聞いておきたい。」

 

俺がそう言うと、ルーシィは仕事の内容を話し始める。

 

「今回の仕事はね本の回収もとい破棄なんだけどね、エバルーっていう男の屋敷に侵入するんだけど、ナツの炎で窓とか溶かす事ってできる?」

 

ルーシィの問いかけに俺はこう言った。

 

「おう、うっぷ。任せろ。」

 

俺はそう言いながら吐き気を催す。

 

何とか俺の精神力が持ちこたえ、シロツメの町に着いた。

 

「じゃあ、少し休憩をしてから仕事を開始しよっか。」

 

俺達は飲食店で食事をしてから依頼人の家にへと向かった。

 

そこで依頼人のカービィさんに言われたことが・・・。

 

「あの本はこの世に在ってはいけないものなんです!!お願いします、あの本をこの世から消滅させてください!!」

 

どうやらそんなになってまで破棄をしたい本らしいな。

 

俺とルーシィは早速エバルーの屋敷に忍び込んだ。

 

そして、俺達は屋敷の中を歩き回り、大量に置かれている本の書庫を見つけた。

 

「この中に依頼にあった本が置かれてるかも、探しましょ!!」

 

俺達は手分けして本を探す。

 

一つ金色の本があり、それを見てみると「日の出」と書かれてあった。

 

俺が作者を見てみると、そこにはケム・ザレオンと書かれてあった。

 

「何、ケム・ザレオンの本だったのか!?」

 

「えぇっ!?」

 

俺がそう言うとルーシィも驚く。

 

「ちょっとだけ読むか!」

 

俺はそう言って読んでいく。

 

すると、ある事に気が付く。

 

「あれ?この本全てが無茶苦茶な文章だ、だとしたらこの本には何か秘密があんのか?」

 

俺はそう言いながら考えていると、ルーシィがこう言って来る。

 

「私にも読ませて!!」

 

「はい、どうぞ。」

 

俺はルーシィに本を渡すと、エバルーとメイドが現れた。

 

「おい、貴様らここで何をしている!?」

 

そう言って来るエバルーにこう言った。

 

「「読書」」

 

それを聞いたエバルーは・・・。

 

「ふざけるな!!」

 

そんなやり取りの中現れたのは傭兵ギルド「南の狼」だった。

 

すると、俺達が睨み合いをしている中でルーシィは本に夢中だった。

 

「「「「おい!!!」」」」

 

俺達がツッコんでも無反応。

 

「まぁ、いいか。」

 

俺は炎を拳に纏わせて構える。

 

すると、傭兵の一人が俺の腹を殴ってくる。

 

「これで貴様の骨は粉々だ。」

 

そう言って来る傭兵の拳が砕けていた。

 

「ぎゃあああああああああ!?」

 

痛みに悶える傭兵。

 

俺はにたりと笑うと、こう言った。

 

「俺は身体を鍛えてあんだよ、竜と戦うためにな!!」

 

そう言い終わった後に、もう一人の傭兵の後ろに回り込んでジャーマンスープレックスをかました。

 

そして、邪魔なメイドに一撃!

 

”火竜の鉄拳”

 

メイドを倒した俺はエバルーをボコりにかかるのだが、エバルーは地面に潜ってしまった。

 

俺はエバルーが狙うと思う所を攻撃する、その場所はルーシィのいる所だ。

 

俺が思った通り、エバルーはルーシィを狙ってきた。

 

「これで吹っ飛べ!!」

 

俺は魔法を放った。

 

”火竜の翼撃”

 

エバルーはまともに俺の魔法を喰らったため髪の毛と髭がなくなり、まるはげになった。

 

こうして、エバルー屋敷での戦いが終わり、依頼人のもとにへと行った俺達。

 

そこで本に掛けられていた魔法が発動する。

 

それはケム・ザレオンが本を書いた時に仕込んだ魔法が発動した。

 

そして、本のタイトルは「親愛なるカービィへ」となった。

 

依頼主はこの事に満足をし、俺達は依頼が完遂されていないため報酬は受け取らずに帰っていくのだった




今回はこんな感じです。

次回は悪魔が出てきます。

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