火竜に憑依転生した!?   作:△△さん

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炎竜王の怒り

リサーナSIDE

 

今、店を出て私はルーシィっていう女の子と一緒にいます

 

それで話を聞いていると、ルーシィは星霊魔導士だって言うの。

 

「驚いたな、ルーシィがうちのギルドに入りたいなんて。」

 

「あい‼」

 

私とハッピーがそう言うと、ルーシィがこう言って来る。

 

「えっ、リサーナって妖精の尻尾のメンバーなの⁉」

 

その事に驚くルーシィに、私はこう言った。

 

「うん、ナツもハッピーも同じギルドの仲間だよ。」

 

「あい‼」

 

「ホントに⁉私ギルドに入ってもいいかな?」

 

ルーシィは遠慮がちに聞いて来る。

 

「うん、いいよ。仲間が増えるのは良い事だから!!」

 

「うん、ありがとう!!」

 

私とルーシィは握手をする。

 

すると、そこにさっきのニセ炎竜王がやってきた。

 

「やぁ、さっきの女の子じゃないか。」

 

ニセ炎竜王が私たちに声をかけてくる。

 

「何、私忙しいんだけど。」

 

ルーシィはさっきの事から冷たい態度をとる。

 

「そんな事言わないでよ~、せっかくきみにいい話をウボゲイション⁉」

 

何かを言いかけいた所にナツがニセ炎竜王に拳を喰らわせる。

 

 

 

 

ナツSIDE

 

「ったく、あの野郎どこに行きやがったんだ?」

 

俺は店を出てからあの偽物の炎竜王の事を探していた。

 

「あの野郎、勝手に炎竜王(イグニール)の事を語りやがって・・・、ぜってぇ許さねぇ!!」

 

そう言いながら歩いていると、ある話し声が聞こえてきた。

 

「おい、船の準備は出来てんのか?」

 

「あぁ、夜にはちゃんと出航できるぞ。」

 

それは船乗り達の会話だと思い、別の所に移動しようとした瞬間ある言葉が聞こえてきた。

 

「いや~、妖精の尻尾の炎竜王って肩書を利用しての奴隷商人とはあの人も中々の悪だよな。」

 

ピタッ!

 

あいつ、今何つった?

 

奴隷商人だぁ・・・?

 

俺の親父の肩書きを使って奴隷商人をしてやがんのか、あの野郎!!

 

踵を返してあの野郎の部下の所まで行き、こう言った。

 

「おい、テメェ等さっきの話詳しく聞かせて貰おうか・・・?」

 

バキボキと指を鳴らしながらそう言うと、男共の一人がこう言って来る。

 

「このガキ、さっきの話聞いてやがったのか!?だったら、消えて貰わねぇとな!!」

 

男共は更に仲間を呼んで俺の事を取り囲むが、関係ねぇな!!

 

「やっちまえ!!」

 

男の号令で一気に襲い掛かって来るが、俺には大したことない。

 

俺はジャンプをして男共の上を取り、魔法を放つ。

 

”火竜の翼撃”

 

その瞬間、男共に魔法が直撃し爆発が起きる。

 

一撃で男共を倒した後、意識の残っている奴を見つけては問い詰める。

 

情報を手に入れた後、俺は奴隷船を燃やした後男共を鎖で縛りあげて紙に「私達は奴隷商人です。」という張り紙を張って軍隊の駐屯所の前に放置した。

 

一旦、リサーナ達と合流しようと歩いていると、女の子二人にに話しかけている偽物野郎を見た瞬間、俺は火竜の鉄拳を喰らわせた。

 

 

 

 

「あれ、何でお前ら此処にいんだよ?」

 

俺がそう聞くと、リサーナがこう言って来る。

 

「それを言うならナツもでしょ。で、何でいきなり殴ったの?」

 

俺はその質問に対してこう言った。

 

「イグニールの事を語りやがったから。」

 

「それは答えになってるけどさ・・・。」

 

リサーナは俺の言葉を聞いて呆れながらそう言った。

 

それらの会話の中でルーシィが入ってくる。

 

「イグニールって本物の炎竜王の事?」

 

俺は其れについて答える。

 

「そうだ、俺の親父の事を語りやがって許さねぇ。」

 

俺はそう言いながらゴミの方へと近づいていく。

 

「親父って事は炎竜王がナツのお父さんなの⁉」

 

ルーシィの言葉に、俺はこう言った。

 

「そうだ、イグニールは俺の親父だ。そして、炎竜王と呼ばれてる。」

 

俺の言葉に息を飲むルーシィ。

 

すると、ハッピーがこう言った。

 

「それでね、炎竜王の名はナツが受け継いでるようなもんなんだ。」

 

それを聞いたルーシィは驚く。

 

「えっ、じゃあソーサラーにいつも載ってる炎竜王の記事って・・・。」

 

「うん、全部ナツだよ。」

 

ルーシィは亜然としている。

 

自分の目の前には超有名な妖精の尻尾の魔導士・炎竜王に会えるなんて信じられないという顔をしている。

 

「さぁて、テメェはあちこちでイグニールの事や妖精の尻尾の事を語りやがったな。俺の親父の事を語り、妖精の尻尾を語りやがったその罪を重いぞ、ゴラ‼」

 

俺は指を鳴らしながらゴミに近づいていく。

 

「ナツ、完全にキレちゃってるよ。リサーナ、どうしよう。」

 

「こうなったナツは私でも止められないよ。。」

 

ハッピーとリサーナは諦めムード。

 

ルーシィがこう言った。

 

「お父さんの事を勝手に使われたらあんなに怒るのは当然じゃないの?」

 

それを聞いたリサーナとハッピーはルーシィの方を見てこう言った。

 

「こうなったナツは手加減をしないから問題なの‼」

 

「あい、手加減しなかったら仕事の度に色んなものを破壊してるだろうね。」

 

「えっ!!??」

 

そうこうしているうちに、ナツが魔法を放つ。

 

”火竜の咆哮”

 

ナツの咆哮はゴミを飲み込み、炎は町諸共破壊する。

 

「「「やり過ぎだーーー‼」」」

 

この騒ぎに軍隊が押し寄せてくる。

 

俺とリサーナとハッピーと、ルーシィは一緒に逃げる。

 

「話は聞いてた、お前俺達のギルドに入りてぇなら来いよ。」

 

「うん!!」

 

こうして、俺達はギルドにへと帰るのだった。




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