攻殻機動隊 -ヘリオスの棺-   作:変わり種

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第26話

耳鳴りを覚えるほどけたたましく鳴り響くアラームと、慌ただしく駆け回る保安要員の足音。ここ、新大浜原発地下45メートルの大深度地下に位置する中央制御室は、関係部署に指示を出す多くの職員の怒声で溢れていた。

 

壁面のメインモニターには全炉の運転状況が示されている。ところが、定期点検のために運転を停止している5号機と8号機以外の原子炉は、あろうことか未だに運転中だった。危機管理マニュアルに従えば、武装勢力の侵入が確認された時点で緊急停止しなければならない。だが、本社と所長の命令により運転が続けられていたのである。

 

その原因こそが、この施設内に侵入しているテロリストたちが引き起こした発電所への襲撃だった。近畿地方の主要な発電所のほとんどが襲撃を受け、一部では発電設備を完全に破壊されて送電が停止していた。そのため、電力供給量が大幅に低下し、この発電所が停止すれば大規模停電は必至だったのだ。

 

「警備戦車4号機からの通信が途絶えました!破壊されたものと思われます。現場には現在3号機が急行中!」

 

「警察はまだ来ないのか?何やっているんだ!」

 

警備員の詰所から聞こえる怒号。制御室長の中野は、室内が見渡せる奥のガラス張りの制御室長室から出て、陣頭指揮に当たっていた。ちょうどその時、所長が急ぎ足で部屋の中に入ってくる。説得する機会を伺っていた彼は、ここぞとばかりに再び所長に掛け合った。

 

「所長!もう運転停止しかありません。テロリストにここを乗っ取られるくらいなら、停電もやむを得ないことでしょう。お願いです、運転停止の許可を」

 

「駄目だ。君は運転停止に伴う停電の規模がどれだけ大きいか知っているのか?それに、新浜への送電が止まっただけで、経済的損失は計り知れない。多くの顧客を失うかもしれんのだ」

 

所長はそう言うと、引き留めようとする彼を無視して部屋の隅の通信端末に向かう。唯一生き残っている本社との衛星回線を使って、外部と連絡を取ろうと試みていたのだ。しかし、その通信端末にQRSプラグを挿したとき、中野はそれを強引に引き抜いて所長に怒鳴った。

 

「顧客なんて知ったことじゃない!下手をすれば東京みたいになるんですよ!私にはそれを避ける義務がある。石田、全炉を緊急停止させろ!」

 

「中野室長、命令は私が出す。間もなく警察と自衛軍が到着し、テロリストなど制圧してくれるだろう。ここの軍基地以上の多重防御システムを突破して、制御室や格納容器まで来ることなどありえない。違うか?」

 

鋭い眼光で睨みつけながら、所長は彼にそう言い放った。歯を食いしばって睨み返した彼は、机を拳で強く叩くと室長室へ戻る。部屋のドアを閉めると彼は自分の椅子に腰を下ろし、机に組んだ腕に顎を乗せて深く考え込んだ。そうして、改めて自分たちに起こった出来事を冷静に振り返る。

 

事の発端は午後6時過ぎ、テロリストによる他の発電所の襲撃でここに送られてきている3系統の原発支線のうち、1系統がダウンしたことだった。間もなく警察から機動隊の派遣を告げる連絡が入ったのだが、敷地外の監視カメラ網が不審な5台の車列を捉えたのがその5分後。そして、数分足らずでそれらの車両は緊急封鎖した第1ゲートを強行突破して、原発敷地内に侵入してきたのだった。

 

侵入したテロリストは、第2ゲートを攻撃しつつ原発専用道路を爆破。陸路と通信ケーブルが寸断され、警察の到着はやや遅れることとなった。しかも、テロリストはどういう訳か軍の多脚戦車1両を使用しており、原発の防衛システムは次々と突破されていたのだった。

 

「急行中の3号機が敵の攻撃を受け走行不能!第1補助建屋屋上から攻撃されたと思われますが、屋上のカメラには映っていません!」

 

「そんな事があるか!別のカメラを使って確認しろ」

 

「了解」

 

詰所の方から漏れてくる話を聞く限りでも、状況が悪化の一途をたどっているのは明白だった。ガラス越しに見える所長の顔色も、徐々に悪くなっている。思うに、彼も心のどこかでは運転を止めたいと思う気持ちがあるのだろう。だが、所長という立場と本社からの圧力で、なかなか決断を下せないのだ。

 

彼は窓の上にある壁掛け時計を見た。午後6時40分。そろそろ、一部の警察部隊がヘリで到着してもおかしくない頃だった。

 

そして同時に、自分の下した決断を実行する時でもある。ここまで来ても、自分の信念に変わりはなかった。他の職員には申し訳ないが、迫真の演技もこれでお終いだ。これからは、信念を貫かせてもらう。

 

ただ、ひとつ気になったのが、最近現れた公安の捜査官だった。トグサと名乗り、加賀室長の件を調べ回っているらしいという。制御室の運転員のほとんどや事務職員にも聞き取りを行っていることから、公安当局が本腰を入れて調べ始めたのだろうかとも思ったのだが、同僚の話では聞き取りに来るのは彼一人だけとのことで、そう決めるのは時期尚早だと結論していた。

 

そのため、自分が彼に聴取された時も何一つ語ることはしなかった。だが、木下の写真を見せられた時、不覚にもやや動揺してしまったことに、今更ながら後悔していた。彼女は室長に協力していた責任感の強いジャーナリストだったが、あの事故の数日前に強盗にあって殺されている。これまで受けた聴取の中でも彼女の写真や名前が出てくることは一切なかったため、彼女の写真をあの場で見せられるとは全く予想もしていなかったのだ。

 

あの捜査官ならば、恐らく自分が動揺したことを見抜いているに違いない。しかし同時に、そこまで調べを進めているということは、期待してもいいのかもしれなかった。このまま捜査に協力すれば、彼が望んだ結果が訪れるかもしれない。だが、自分にとってはあまりに遅すぎる話だった。彼らの捜査に期待する思いがある一方で、今さら何を調べているのだろう、と嘲笑する気持ちが心のどこかに存在していたのだ。

 

それに、あの事件で警察や検察には失望しかしていない。いままで正義に基づいて活動していると思っていた警察は、事故現場付近の防犯カメラを調べることもせず、検視結果も偽って室長が事故死したと処理し、事件を闇の中に葬ったのだ。今思えば、警察が正義などというのは勝手な思い込みに過ぎなかったのだろう。警察だろうが、所詮は上の人間が実権を握っている。そんな中で役に立つのは汚い金とコネくらいなものだ。

 

また、そのことを告発し、室長が行わんとしていたことを引き継ごうとした同期の職員も、JR新浜中央線の踏切で電車に轢き殺された。それ以降、真実を知る者はみな口をつぐみ、翌年の春には人事異動によって離散してしまったのだ。

 

これらの出来事があってから、警察にしろ検察にしろ、ましてやジャーナリストにしろ、何も信用できなくなった。何もかもが、反乱分子をあぶり出すための罠だと感じるようになったのだ。そうして、全てを偽り、会社の意向に忠実に従うよう努めてきた。もちろん、来たるべき日に備えてである。

 

そして、それが今日であった。

 

手前の事務机の引き出しを開け、整然と並んだ大量の書類をかき分けると、隙間から白いビニール袋を取り出した。袋から出し、何重にも包まれた新聞紙を取ると、鈍い輝きを放つ鉄の塊が見えてくる。ずっしりとした重みは、この数年にわたって自分が心に抱えてきた感情のようにも思えた。

 

別の新聞紙に包まれていたマガジンを、彼は握っていたベレッタに装填し、スライドを引いたのちに上着のポケットに押し込んだ。そうして、静かに席を立つ。

 

「敷地内7番カメラから捉えました!侵入者は2名、1人が円筒形のランチャーを所持、もう1人もライフルで武装!第1補助建屋屋上西側です」

 

「機動警備3班を向かわせろ。奴ら、どうやって入ってきたんだ!」

 

彼は詰所から聞こえる声に耳を立てつつ、ドアを開けると部屋を出た。ここの警備能力でも、あの集団を止めることは難しいだろう。自動小銃で武装したテロリストのみなら制圧することも可能だが、彼らは陸自の戦車を持っている。

 

所長は彼が部屋を出たことに気付いたのか、固い表情を浮かべながら席を立つと、こう言ってきた。

 

「中野制御室長。やむを得ない、全炉の運転停止を認める。スクラム停止だ…」

 

「スクラム停止ですか?」

 

スクラム停止とは、運転中の原子炉を緊急停止させることである。炉内にあるウラン235から放出される中性子を、挿入したハフニウム合金製の制御棒によって吸収させることにより、連鎖的な核分裂反応を停止させるのだ。この操作を行えば、ほとんど瞬時に原子炉出力は大きく低下する。あとは継続的に冷却し続けるだけだ。

 

「ああ。建屋屋上の侵入者の件もある。敵が既に施設内にも侵入しているかもしれん以上、致し方ないだろう」

 

この状況下で、ようやく所長がスクラムを決断してくれたことは評価には値するが、彼からすればやはり遅すぎる事だった。このような非常時の判断こそ迅速に行わなければ命取りになるというのに、この所長は最後まで引き延ばした挙句、結局は運転停止を命じたのだ。最初からそう命令していれば、自分も少しは見直していただろうし、もうすぐ起こるであろう事態を避けられたのだ。

 

正直、失望だった。彼らがどう反応するかに期待をかけ、試していた自分もあったからだ。しかし、これがこの国の現状であり、限界だった。大停電を避けなければならないというのは理解できるし、現実問題としてそうなったときに、人間の命に係わるという事も知っている。だが、それを天秤にかけても、彼は運転を続けるのは以ての外だと考えていたのだ。

 

「了解」

 

彼がそう答えた時のこと、突如として制御室内に別のアラームが鳴り響いた。多くの職員たちも聞き慣れない警報音に何の警報なのか分からず、室内は混乱し始める。そんな中、オペレーターアンドロイドがキーボードを操作しつつ、現状報告を行った。

 

「衛星回線から不正アクセスを検知。1次防壁が突破されます」

 

予想外の事態に、所長は唖然としていた。まさかここと本社とを結ぶ非常用衛星回線から攻撃が仕掛けられることなど、全く想定していなかったのだ。理論的には多重スクランブルが掛けられた衛星通信を傍受できても、それを途中で書き換えることは不可能だった。となると、本社の通信端末が落とされたとしか考えられない。

 

「攻性防壁をさらに展開。攻撃元アドレスからのアクセスを遮断」

 

「警告。別アドレスから侵入を確認。敵は2次防壁に到達」

 

「なんて演算速度なんだ!」

 

職員たちから怒声が上がる。元々外部からの侵入を想定していない衛星回線だったとはいえ、国の最重要施設という性格上、全く防壁がないわけではなかった。しかし、敵は緊急展開された支援防壁をもいとも容易く突破し、根幹ともいえる主制御システムへ侵入しようとしていたのだった。

 

「逆探知に成功。攻撃元は新福岡大、新浜大、科学技術庁ほか国内数カ所からです。現在、2次防壁損傷率80パーセント。最終防壁到達まで10秒」

 

「主制御システムの副系統で自己防衛をさせろ。回線の切断はできないのか?」

 

所長がそう訊いたときだった。中野が上着のポケットから拳銃を抜き出し、所長に突き付けた。周りの保安要員がそれに気づき、すぐに彼に拳銃を向ける。しかし、さらに数人の職員が立ち上がったかと思うと、保安要員たちに隠し持っていた拳銃を向けた。何も知らない他の職員たちは、目の前で繰り広げられる異様な光景にただただ呆然とするばかりだった。

 

「何のマネだ、中野室長…」

 

彼は所長の言葉には答えないまま、その腕を組み伏せて人質を取った強盗犯よろしくこめかみに銃口を押し付ける。銃を向ける保安要員の制止も聞かず、彼は所長とともに一歩前に歩み出た。

 

「みんな出て行ってくれ、頼む。無駄な犠牲は出したくない」

 

詰所では警備員の一人がそっと受話器を上げ、どこかに連絡を取ろうと試みる。それを見た仲間の職員の一人が拳銃を1発、天井に向けて発砲した。悲鳴が上がり、他の職員たちはたちまち床に伏せる。受話器を握っていた警備員は、静かにそれを置いて手を上げる。

 

「さあ、出てってくれ!」

 

再び彼がそう叫ぶと、しぶしぶ保安要員たちが銃を下ろして部屋を後にした。床で震えていた他の職員も、後を追うようにすぐに部屋を出ていく。その間に仲間が警備員の詰所を押さえ、皆が出ていったのを確認すると扉の開閉ボタンを押し、部屋を完全封鎖する。そうして、所長1人と中野を含め、6人だけが部屋に残されたのだった。

 

中野は仲間の一人に所長を粘着テープで縛るよう指示を出し、銃を突きつけながらその様子を見守る。所長は恐怖に震え、すっかり縮こまっていた。いつものふてぶてしい態度はどこに行ってしまったのか。ましてや、先ほどまでの強気はどうなったというのだろう。

 

「三本木所長。分かると思うが、あなたはもう人質だ。こちらの指示には従ってもらう。手始めに、オペレーターに防壁の全開放を命令しろ。今すぐに」

 

「な、何を言うんだ。そんな事をしたら、システムを掌握される。制御を奪われたら、ここはもうおしまいだ!」

 

そう答えた所長だったが、目の前に銃を突きつけられると黙り込む。そうして、到底逆らえないと諦めた彼は、口をわなわな震わせながらゆっくりと立ち上がった。足が震えて今にも転びそうだったので、中野の仲間がその体を支える。両腕は既に粘着テープで縛られているので、常に支えながらの移動となった。

 

「本当に、そう命令しろというのか…?」

 

「ああ、そうだ」

 

中野は所長にそう言うと、背中に銃口を押し当てる。首筋には冷や汗が伝っていて、よほど緊張しているようだった。何度か所長は声を出そうとするが、喉に栓が詰まったようになってうまく出せない。咳払いをするばかりでなかなか命令を出さない所長に、痺れを切らした仲間がさらに銃を突き付ける。恐怖におののいた所長は、ようやく絞り出すようにかすれた声で命令を出した。

 

「防壁を全て、解放しろ」

 

「命令を確認。全防壁を解放します」

 

アンドロイドがそう答え、キーボードを操作する。間もなく、アラームが部屋中に響き渡った。モニター上に表示されたシステム類は侵入を示す赤で塗り潰され、間もなく主制御システムも外側から赤く染まっていく。

 

「隔壁A-22破壊。敵は地下駐車場内に侵入しました」

 

アンドロイドの声に、中野はモニターに表示されたカメラの映像を見る。炎上する隔壁を突き破って、迷彩塗装の多脚戦車一両が地下駐車場のループを下っていった。それに続いて、ライトを点けた4台のバンが入ってくる。別のカメラを見ると、早くも先ほどの戦車に破壊されたのか、無数の戦闘アンドロイドの残骸が駐車場内に散らばっているのが見えた。

 

「地下5階の通用口を開けろ」

 

中野は仲間にそう命令する。所長は力なく椅子に座り、どこか遠くを見つめて放心状態と化していた。まさか、長年働いてきた彼らがテロリストの仲間だったとは。到底受け入れがたい現実に、ただただ打ちのめされていたのだった。

 

耳障りな警報音がさらに鳴り響く。制御室からの操作では解除不能だった主制御システムの16桁のパスワードのうち、既に半分までが走査されていた。突破までの推定時間は30分ほどで、ちょうどその頃には外の連中も入ってくるだろう。中野はそう考えながら、警報の一部を止めた。

 

「警察のヘリだ!」

 

仲間の叫びに、中野は監視カメラのモニターに目を戻した。屋外に設置されたカメラの一つが、確かに接近してくる警察のティルトローター機を映し出している。灰色の機体には新浜県警の文字があり、開かれた扉から重装備の機動隊員数名が降下準備をしているのが見えた。

 

ヘリは地上駐車場の傍にあるヘリポートには向かわず、建屋の上空でホバリングしようとしていた。しかし、同時に警備端末から警報音が聞こえる。原子炉制御に関する警報ならすぐに分かるが、さすがに警備関係の警報は彼にも分からず、戸惑ってしまった。

 

「防空システム起動。自動迎撃を開始します」

 

しかし、オペレーターから放たれた言葉が全てを告げていた。愕然とする彼を尻目に、モニターに映るヘリは建屋の屋上に向かって次々とロープを投下し、機動隊員が降下している。そこへ、敷地の西側から放たれる白い光の筋。敷地内に2基設置されている自衛用の赤外線誘導式地対空ミサイルだった。

 

大気を切り裂いたミサイルは、白い軌跡を残しながらヘリの左主翼に突っ込んだ。たちまち主翼が千切れてエンジンが脱落し、バランスを失ったヘリから機動隊員が空中に投げ出される。ヘリは回転しながら急速に高度を落とすと、右主翼を建屋に叩き付け爆発した。赤外線カメラを見ても、動いている人間と思しき白い点は見つけられなかった。派遣された機動隊員は一瞬にして全滅したのだ。

 

ポップアップ表示されたレーダー画面にはさらにもう1機、機影が北東から接近してくるのが見えたものの、すぐに引き返していった。これで、空路も完全に断たれてしまったに等しい。

 

「B-4区に侵入者を確認」

 

オペレーターの報告にモニターを見ると、地下5階の通用口から非常階段を降りる覆面の男たちの姿が見えた。ようやくの彼らの到着に中野は少し安堵しながらも、やや憤りも感じていた。あれだけ余計な犠牲を出さないよう言ったのに、彼らは躊躇なく警察のヘリを撃墜して乗っていた全員を殺したのだ。警戒空域に侵入した時に威嚇射撃でもすれば引き返したかもしれないのに、あえて建屋上空まで手を出さずに油断させた挙句のことだった。

 

「各フロアの警備員室の隔壁は全て封鎖しているな?これ以上、無駄に犠牲を出すわけにはいかない」

 

中野は仲間に向かってそう言った。先ほどの防空システムも含め、セキュリティシステムは全てテロリスト側の手に渡っているものの、稼働状況の確認はできる。今のところモニターを見る限りでは、中央制御室までの侵入路の隔壁は全て解放されている代わり、警備関連施設の周辺は完全封鎖されていた。これならば警備部隊も外には出られない。心配することはないはずだった。

 

主制御システム制圧までの残り時間は、20分を切ろうとしていた。

 




2018/9/22 一部加筆修正

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