東方影響録   作:ナツゴレソ

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8.0 宴会とオムライス

 紅魔館に訪ねてから数日経った。色々あって忘れそうになっていたが、当初の目的だったパチュリーさんへの能力の調査依頼は一応引き受けてもらえた。ただ俺の能力が分かりにくいのもあって詳細の調査は難航しているようで……パチュリーさん達と話し合った結果、人里や紅魔館の変化を注視するしかない、という結論に至った。

 で、そんな進展のない中でも日常は時にのんびりと、時にせわしなく流れていた。

 

「どうして突然宴会をやるって話になったんだ……?」

「あら、宴会をするのに理由がいるの?」

「いや、まあ、こういうのは大抵ノリで決まるものだったりするけど……紅魔館で色々あった後だから、あまりに唐突な気がして」

「桜も散り始めだし、出来るうちに花見をしとかないと勿体無いじゃない。ほら、これとこれとこれを表に出しといて」

「はいはい」

 

 俺は言われるがままに納屋から宴会に使う道具を運び出す。納屋は荒れ放題でよく分からないものが散乱していた。それと埃っぽい。藍さんにジャージを頼んでいてよかった。作業にはこの格好が一番だ。

 この荒れようは流石に目に付くので機会を見つけて片付けたいんだが……お札がベタベタ張られた怪しい箱とかあるし、霊夢にも立ち会ってもらわないと取り返しのつかないことになりそうだ。大方の道具を出し終えたところで、魔理沙がひょっこり現れる。

 

「よう、お二人さん。用ついでに手伝いに来てやったぜ」

「手伝いに来るならもう少し早く来なさい。とりあえず喉乾いたからお茶、大至急!」

「あのなぁ……私は用があってここに来たんだぜ。先にそっち済ませてからだ」

「用って?」

 

 俺が尋ねると魔理沙は帽子の鍔を指で弾いて白い歯を見せる。

 

「北斗にはいい話だぜ。霊夢、納屋を借りるぜ」

「納屋……? 一体何を盗むつもり?」

「場所を借りるだけだぜ」

 

 魔理沙はいそいそと物を退かし始め、人ひとり大の字になれるくらいの空間を作る。そしてポケットの中からクシャクシャのメモを取り出すと、それを見ながらチョークで床に何かを書き始めた。

 

「あ、ちょっと魔理沙! 何勝手に落書き始めてるの!?」

 

 一応気になって見ていた霊夢が目くじらを立てて怒鳴る。まあ、無理もない。ぱっと見ただの悪戯書きだ。しかし、魔理沙は集中しているのか全く反応がなく、黙々と円に幾何学模様を書き込んでいる。

 魔理沙は5分ほどでそれを描き終えると、大の字にへたりこんだ。ふー……と息を吐く魔理沙を霊夢が頭の上から睨む。制止を無視されてすっかりご立腹のようだ。

 

「で、一体なんなの、これ?」

 

 目くじらを立てながら聞く霊夢に、魔理沙は降参とばかりに両手をヒラヒラさせた。

 

「そんな怒るなって……これは転移魔法陣さ」

「転移魔法って……この中に入ればどこかにワープするってこと?」

「まー、原理とか素っ飛ばすとそんな感じだな。とりあえず北斗、入ってみろよ」

「えっ!?」

 

 唐突に魔理沙に勧められ、俺はつい後ずさる。魔理沙の箒より安全性が分からない移動方法は遠慮したいんだが……

 

「こういう実験台って作った本人がやるのが筋ってものじゃ……」

「大丈夫だ! 失敗しても幻想郷のどっかに飛ばされるだぜ」

「だったら尚更飛べる魔理沙の方が適任じゃないか!?」

「つべこべ言わず行ってきなさい!」

 

 俺は痺れを切らした霊夢に尻を蹴られ、魔法陣に叩き込まれてしまう。その瞬間、淡い光が体を包み込み目の前が真っ白になる。思わず目を瞑って身を固くしてしまう。だがしばらく経っても何も起こらない。恐る恐る目を開けると、俺が立っていたのは古びた本だらけの大図書館だった。

 

「紅魔館に繋がっていたのか……」

 

 俺は独り言を漏らしながら、足元を見る。大図書館の床には魔理沙の書いた魔法陣と同じものが書かれていた。なるほど、これで紅魔館との行き来ができるのか。

 

「どうやら成功したようですね!」

 

 声をした方へ振り向くと、レミリアさんとパチェリーさん、そして小悪魔さんが出迎えにきてくれていた。そして、彼女達の後ろから小さな影が勢いよく飛び出してくる。

 

「ホクトー!」

「わ!?」

 

 突然フランちゃんに飛び付かれ後ろにこけてしまいそうになる。踏み止まって注意しようとするが、俺の腰元に抱き着き満面の笑みを浮かべる彼女はそんなことお構いなしに話し始める。

 

「聞いて聞いて! 今日は特別に私も宴会に付いて行っていいんだって! 酔ったら大変だからお酒は飲んじゃダメって言われてるけど、私お外に出られるんだよー!?」

「そっか、よかったね」

 

 本当に幸せそうに笑っている。俺も嬉しくなってフランちゃんの頭をポンポン撫でていると、小さな咳払いをしてレミリアさんが前に進み出てくる。

 

「んん、感謝しなさい。これで自由に紅魔館を行き来することが出来でしょう?」

「レミリアさんが用意してくれたですね。ありがとうございます」

 

 羽を広げ胸を張るレミリアさんに頭を下げると、嬉しそうに鼻を鳴らした。

 紅魔館まで歩くのはただの人間である俺にとってかなり危険な道のりだ。大図書館に調べ物をしに行く必要もあったし、フランちゃんの様子も定期的に見に行きたかったしで、大助かりだ。

 

「ふ、礼には及ばないわ」

「魔法陣の開発も紅魔館側の陣書いたのも魔理沙に協力を頼んだのも私だけどね」

 

 レミリアは自慢げに胸を張っていたが、そこにパチュリーさんからの横やりが入る。って、それはもうパチュリーさんがやったようなものじゃ……そういうことならと俺はパチュリーさんに向き直り再度頭を下げる。

 

「パチュリーさんもありがとうございます」

「ま、フランもレミィも毎日せがんできてうるさかったから仕方なくよ」

「わ、私もフランがうるさかったからよ!」

「えー! お姉様もホクトがー!って言ってたもん!」

「まあまあ……」

 

 俺は喧嘩しかけのレミリアさんとフランちゃんを宥める。

 少し心配だったのだが、姉妹二人の仲は良さそうでよかった。あの二人は状況のせいで最悪の仲だったが、本来はお互いの事を大事に思ってるはずなのだ。何たって姉妹なのだから……

 感慨な思いを抱きながら二人のじゃれ合いを見つめていると、音もなく咲夜さんが現れる。

 

「あら北斗、来てたのね」

「あ、咲夜さんこんにちわ……その荷物何ですか?」

 

 俺は相変わらず突然現れた咲夜さんの大荷物を見て尋ねる。ちなみに呼び方がさん付けに戻したのは……どうも彼女の方が大人っぽく感じられて呼び捨てにし辛いからだ。

 

「ああ、これ? 食材とお酒よ。霊夢のつまみはいつも適当だから私が作らないといけないのよ」

「ああ、なるほど。今回は俺が作ろうと思ってたんですけど、どうしましょうか?時を止める咲夜さんよりは時間が掛かってしまいますからね」

「「「え、北斗(ホクト)って料理できるの?」」」

 

 紅魔館メンツほぼ全員に言われてしまう。そんなに意外か? これでも自信はあるつもりなんだが……

 

「まあ、それなりに。霊夢の家に居候させてもらってるんで、炊事と掃除は俺がやっていますね」

 

 当然ながら衣服の洗濯は別々だ。それと本殿と境内の掃除だけは霊夢がやっている。これをやらないと巫女としての存在意義がなくなるそうだ。いつから巫女は清掃員になったのだろうか?

 

「へえ……北斗がねえ……外来人の料理は食べる機会がないから、楽しみね」

「私もホクトの料理食べたーい!」

 

 スカーレット姉妹は興味深々といった様子だ。これは腕によりを掛けないとな。

 

「あ、咲夜、北斗に付いて手伝いなさい。食べれるものになるか監視するついでに調理法を盗みなさい」

「畏まりました」

 

 前言撤回。期待するのか警戒するのかどっちかにしてくれ……

 そんな他愛もない話をしながら俺と紅魔館メンバーは一人ずつぞろぞろと魔法陣に入っていくのだった。

 

「あ、小悪魔さん、そういえば門番の……」

「美鈴さんですか? あ門番なのでお留守番だそうです」

 

 ふと気になったことを聞いてみたのだが、何というか凄まじい憐憫を感じざるおえない。可哀そうに……今度来るときは差し入れを持って来よう。そう誓いながら、俺は魔法陣の中へ入った。

 

 

 

 

 

 咲夜さん監視の元で料理を準備していると、神社の境内が騒がしくなってきた。俺は山菜を切りながら、咲夜さんに聞く。

 

「表が賑やかですけど、結構人が来てるんですか?」

「みたいね。ここで宴会すると妖怪や妖精がよく集まるのよ」

「人間は集まらないのに、妖怪や妖精は集まるのか……」

「ええ、何たって妖怪神社ですもの。妖怪にとってはちょっとした休憩所兼宴会開場みたいなものよ」

「……そんなところに俺は住んでいたのか」

 

 この数日はそんな様子は微塵もなかったので、まさに寝耳に水だ。そりゃ誰も参拝に来ないわけだ。俺が顔を真っ青にしていると、それを見た咲夜さんが可笑しそうに笑った。

 

「大丈夫よ、一応神社内でもめ事禁止って霊夢が言ってるから」

 

 そんなことを言われても信用しきれないのだが……まあ、いざとなっても何とかなると思うしかない。俺は不安を抱えながらも、食材の下処理を済ましていく。

 

「ぜんまいとわらびは半分炒めて、残りはふきと一緒に揚げるか。川魚は塩焼きでいいけど腸取って串刺さないと……」

「本当に料理出来たのね。外来人は家畜の肉と海の魚しか料理しないとばかり思っていたわ」

「それは外の世界に偏見持ち過ぎですって。こういう食材は祖父と一緒に取っていましたから。料理自体祖父から習ったんでむしろ得意な食材ですよ」

「へー、お祖父さんからねえ……魚の下処理はやったけど、串って特別な刺し方でもするの?」

「流石ですね……あ、串刺す前に塩を付けないといけないで……」

 

 などと相談と雑談をしながら調理していると、あっという間に料理が出来上がる。まあ、所々咲夜さんが時を止めて手間を省いてくれたお陰でだいぶ楽できたお陰なのだが。

 配膳も咲夜さんが時を止めてやってしまったので、手持ち無沙汰になっあ俺は台所で休憩していた。本来なら俺も宴会の席に座っておくべきなのかもしれないが、どうも行く気になれなかった。どのみちすぐ肴が足りなくなるだろうし、ずっと厨房係としてここに居ようかと思っていた矢先……

 

「ホクトー、いる?」

「あれ、フランちゃん。どうしたの一体?」

 

 フランちゃんが裏勝手口からひょっこり顔を出していた。まるでペンギンのようにパタパタと歩いてくると、俺の顔を覗き込みながら口を開く。

 

「えっとね……お姉様がホクトがいないから呼んで来いって。あとみんなお酒ばっか飲んでてつまんないなーって」

「あー、そっか。料理もお酒の当てになるぐらいしか作ってないから、フランちゃんには少し物足りなかったかな?」

「ううん! すごく美味しかったよ! 咲夜に負けないくらい! 美味しすぎてすぐ全部食べちゃった!」

 

 フランちゃんは興奮した様子で両手をバタバタさせていた。吸血鬼の舌にも好評のようでよかった。俺はフランちゃんの頭に手を乗せて微笑む。

 

「ありがとう。頑張って作った甲斐があったよ……けど量は足りなかったかな?」

「……うん、もっと食べたかったかな」

 

 フランちゃんは少し寂しそうな表情で頷く。495年以上生きているが、まだまだ胃袋は育ち盛りの子供のようだ。レミリアさんが呼んでいるみたいだけど……少し待ってもらうか。

 

「よし、ちょっと待っててね。何か作るから」

 

 俺はフランちゃんを居間に上がらせて、台所で包丁を振るい始める。人参と玉葱、そして鶏肉を刻み、味付けしながら炒める。しめのために炊いておいたご飯と藍さんから買い付けておいたケチャップを投入し、頃合いを見て溶いた卵で包む。

 

「よし出来た、はいどうぞ」

 

 出来立てほやほやの料理をフランの前に出すと、物珍しそうに上から下からと眺める。そんな珍しい料理でもないんだが……

 

「わぁー……オムレツに似てるかも、これなんていう料理?」

「ん?これはオムライスっていうんだ。オムレツの別バリエーションみたいなものかな」

「べつばりえーしょん……とにかく、食べていい?」

「もちろん、どうぞ」

「うん!いただきまー……」

 

 フランちゃんがスプーンを握りしめ一口目を掬おうするが、その動きが止まる。不思議に思って視線を追うと、裏勝手口から黒い猫の尻尾が二本覗いていた。

 

「えーっと……入ってきて大丈夫だよ」

 

 声を掛けてみると、恐る恐る女の子が入ってくる。フランちゃんと同じくらいか少し上くらいの年頃か、目を引くのは二本の尻尾と猫耳だ。俺はその子の前にしゃがんで目線を合わせて尋ねる。

 

「どうしたの? 誰かからお使い頼まれた? それとも……」

 

 俺はチラリとオムライスを見る。フランちゃんと同じ腹ペコと予想してたんだが。どうやら当たりのようだ。

 女の子は何も言わずモジモジとしながら立ち尽くしている。俺はその背中を居間の方へ押してやった。

 

「ちょっとそこで待ってね」

 

 俺は半ば強引に居間に上がらせてから、手早くオムライスを作り、目の前に差し出す。ちなみにフランちゃんはそれが出来るまで手を付けずに待っていた。冷めちゃうし、先に食べていてもよかったのだが。

 向かい合うように座ったフランちゃんと女の子。二人はしばらくバツが悪そうにオムライスを見つめていたが……どちらとともなくスプーンで掬い、口に運ぶ。

 

「ッ!!」

「おいしい!!」

 

 その瞬間、二人の顔が綻んだ。目を輝かせたりちゃぶ台を叩いたりと多種多様の反応で美味しいことを表現していた。この光景は料理人としてはこの上ない喜びを感じる光景だった。

 

「あはは、そんなに喜ばれると作り甲斐があるよ。ほら、どんどん食べな」

 

 そう促すと二人は惚れ惚れする食べっぷりで、あっという間に皿が空になる。俺が食後のお茶を入れていると、居間から会話が聞こえてくる。

 

「あー美味しかった! 咲夜にもこの、オムライス作れるようになってもらわないとね!」

「ふふん、藍様は作れるけどねー! これもかなーり美味しかったけど、藍様のには敵わないね!」

「む、そんなことはないわ! ホクトのが美味しいもん! あと同じくらい料理の上手い咲夜も上だもん!」

「何をー!? 藍様の料理を食べたことないくせにー!」

「貴方こそ何よー!? 咲夜の料理食べたことないくせにー!」

 

 微笑ましく見守るつもりだったが、雲行きが怪しくなったので慌てて二人の間に入る。

 

「ちょちょちょっ! 喧嘩はダメだよ!」

「だってホクト! こいつがー!」

「こいつじゃないもん! 橙だもん! 北斗様! こいつがー!」

「こいつじゃないわ! フランだもん!」

 

 喧嘩してるのか仲良いのか分からん! しかし、これはマズイ。フランちゃんはまだ能力を扱いきれていない。つい感情的になってしまったら大惨事だ?せっかく外に出られたんだから、ここは何とか丸く収めなければ……!

 

「は、話は聞かせてもらった! 二人がそういうなら勝負してみるといい! それまで喧嘩は無し! オッケー?」

「おっけー(です)!」

 

 思いついたまま出任せに提案すると、二人とも望むところと言わんばかりに頷く。二人の喧嘩に咲夜さんと藍さんを巻き込んだ形になってしまった。こうなったらこれからレミリアさんと紫さんを懐柔して巻き込むか……などと我ながら黒い考えを抱きながら、俺はこの場だけは丸く収めてホッと胸を撫で下ろす。

 ふと、裏勝手口を見ると、メイド服のスカートと狐の尻尾が見え隠れしていた。いやこの二人は隠れる気がないだろ。

 

「……何してるんですか二人共」

 

 俺はフランちゃんと橙ちゃんに聞こえないように小さな声で言う。すると何故か二人とも勝手口から頭だけ出す。噂をすれば何とやら、咲夜さんと藍さんだ。

 

「いや、レミリアお嬢様に様子を見て来いと……」

「隣に同じく紫様に申し付けられて」

「そーですか……お二人にはすぐ行くよう言ってください。それでさっきの話は……」

 

 なんとなく察してはいるが、恐る恐る聞いてみると二人共ニヤリと笑った。

 

「大体全部聞いたぞ」

「ついでにオムライスのレシピもラーニングしました」

「ですよね……すみません巻き込んで」

 

 俺が頭を下げると二人は顔を見合ってから、また先程のような笑みを浮かべた。

 

「いや、構わないさ。橙も年の近い友達がいなかったし、何かの縁だろう」

「ええ、フランお嬢様に新たなご友人が出来ればレミリアお嬢様もお喜びになるわ」

「……ありがとうございます」

 

 二人とも乗ってくれるようだ。企画倒れで二人を落胆させることはなさそうだ。俺が安堵の溜息を吐いていると、いつの間にか藍さんと咲夜さんが互いに睨み合っていた。

 

「それにお嬢様も一度八雲紫の鼻を明かしたいはず。そのために全力を注ぐわ」

「ふん、悪魔の狗に屈しては八雲の名折れ、あれほど言ってくれた橙のためにも負けるわけにはいかないな!」

 

 あれ、二人ともやる気満々だ……もしかして触れちゃいけないところに触れちゃった?俺は思わず勝負に燃える二人に、冷や汗を掻きながら声を掛ける。

 

「ま、まあ……二人とも頑張ってください」

「何言っているんだ? 北斗殿も参加するに決まっているじゃないか」

「フランお嬢様には同等と格付けされたけど、納得いかないわ。はっきり白黒つけましょうか?」

 

 ……いつの間にか俺も勝負することになっていた! 睨み合う二人を見ながら俺はとんでもないことを口走ったと、自分の言動を深く後悔した。


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