やはり俺の数学教師が一色というのは間違っている   作:町歩き

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誕生会の話は元々書くつもりがなかったのですが、なんとなく書いてみたら
結構な長文に書き上がりました。ですが、内容は全く無い気がします。
もしあれなら最後の一行だけ読んでもらえれば、それでOKな気もします。


誕生会

今日は八月八日、俺の誕生日。

場所は奉仕部の部室にて、雪ノ下に由比ヶ浜、小町と一色が口々に、祝いの言葉を掛けてくれる。

 

「おめでとう、比企谷くん」

 

「ヒッキー、おめでとー!」

 

「お兄ちゃん、おめとさんー!」

 

「先輩、おめです」

 

祝福の言葉と優しい笑顔の数々。それによって部室は、暖かな空気に満たされていく。

が、祝福されてる当の俺の気分はというと、正直、かなり沈んでいた。

誕生日を迎えたということは、着実に確実にまた一歩、社畜の世界へ足を踏み入れたということにほかならない。

そんな直視することすら憚られる現実を前にして、俺の胸は悲しみで満たされてしまう。

嫌だ…働きたくねえ。俺はずっといつまでも、トイザらスキッズで居てえんだよお……

 

うんざり気分をなんとか抑えた俺は、彼女たちの声にぎこちない笑顔でもって応える。

彼女たちはこうして祝ってくれているのだ。心の内でどう思っていたとしても、

それを顔に出すなどもってのほか。

後なんか一人だけ、びみょーに投げやりな感じがしたが、これもまた気にしてはならない。

なぜなら夏真っ盛りのこのクソ暑い中、彼女たちはわざわざ部室にまで足を運び、

俺のために誕生会を開いてくれているのだから。

 

それでもやはり、神も仏もないとはまさにこのことだよなあ~などと考えてしまう。

そういや、神と仏、そして誕生日といえばその昔、俺がまだ中学生の頃、我が家に宗教勧誘の人が訪れたことがある。

なんでか知らんがあの手の人は不思議とぱっと見ただけで、あっ、宗教の人だ!と気付くもので、俺は直ぐ様「今ちょと忙しいんで」などと言ってお帰り願おうとした。

が、えらく綺麗な女の人だったのでぼーっと見蕩れていると、彼女は微笑んでこう口にした。

 

「今日は一年で一番大切な日の、お話に来ました」

 

これをもしおっさんもしくはおばはんが言ったのなら、「あーそうですか、ではまた」で

扉を閉めるのだが、余りに綺麗な女の人だったので俺は浮かれていたのだろう。

いつもはそんな事しようとも思わないのに、つい気まぐれで面白いことを言ってウケようとし、

余計な事を口にしてしまう。

 

「知ってます!俺の誕生日ですよね?」

 

言った瞬間、俺は激しく後悔した。何故なら俺の言葉を聞いた彼女はそれまでの笑顔を一転、

顔を引きつらせゴミを見るような目で俺を見つめていたからだ。

そして彼女は無言で頭を下げると、そのまま帰ってしまった。

宗教の人に帰ってもらうという目的は達成したはずなのに、なぜか腑に落ちない気分となった俺は、今度また同じ場面に出くわしたら、「知ってます!お姉さんの誕生日ですよね?」と、次は言ってみようかと考えている。

 

それから数年経った去年のこと。その日は総武高の創立記念日で、我が家で俺だけが休みだった。

特にすることもなく部屋でゴロゴロしていると、来客を知らせるチャイムの音が聞こえ、普段なら

居留守を決め込むところを、なんとなく気まぐれで玄関に向かい扉を開く。

すると、えらくガタイの良い白人男性と、それよりさらにガタイの良いアジア系の女性が立っており、俺の姿を認めた二人はにっこりと微笑みを浮かべる。

俺は直ぐ様これは宗教の人だと決めつけ、「いいです。いいです」と言って、扉を閉めた。

 

やれやれやっぱ気まぐれなんて起こすもんじゃねーなと考えつつ、俺はお前らと違って忙しいんだと罵りながらゲームに興じていると、小町が学校から帰ってきた。そして開口一番、こう言った。

 

「お兄ちゃん。なんかお隣に、外人さん引っ越してきたみたいだよ」

 

「外人……?」

 

「そそ。でっかい白人さんとその奥さんで、ナイストゥミートゥーっていわれた」

 

むむ、まさか?と思いつつ、詳しく特徴を聞いてみる。

するとどうやら間違いなく、先ほど我が家に訪れたあの二人の様子。

おう、もしや俺は、わざわざ引越しの挨拶に来てくれた人を追い返してしまったのか……。

 

ま、まあ、仕方あるまい。

千葉県の男は基本的にロマンチストで趣味や自分の世界を大切にするタイプ。

他に独立心が強く、勤勉な完璧主義者で強い忍耐力と奉仕の精神を持ち、どのような環境下でも

組織や尊敬出来る人のために尽くす頑張り屋さんだっだりする。

さら言うと、面倒見も良く自然と周囲からの信頼を得ることが多い反面、恋愛面ではシャイで

繊細なため、素直な愛情表現が出来ない甘え下手。

でつい、あべこべな態度を取ってしまい、相手からの誤解を受けがちな部分があり、

またこうした側面がときに同性愛者を勘違いさせるなんてこともある。

 

てこれ、海老名さんが言ってた乙女座の男の特徴か。

そういや三年に上がったすぐの席替えで、俺の隣の席は海老名さんになった。

で暇なのか良く話しかけてくるのだが、「比企谷くん知ってる? 男の子にも穴はあるんだよ!」などと言い出すので、返事に困る事が多く困ってしまう。

まあ海老名さんは云うならば森の妖精さんな訳で、一般ピープルな俺にはちょっと扱いかねる。

なので可及的速やかに、森へ帰っていただきたいと願う今日この頃。

 

などと余計過ぎることを考えていたせいで、つい謝りにいく事を失念してしまった俺は、

次の日の朝、お隣りさんと遭遇することとなる。

嫌な顔されるかなと思いきやえらく気の良い人で、俺の謝罪を快く受け入れてくれ、

ナイストゥミートゥーと連呼された。

その後、たまに朝会うと、彼が乗るバス停までアニメの話しをしながら歩くことがある。

 

そんな懐かしい思い出に耽りつつ、窓の外を見やる。

すると、清々しい程の夏晴れの、雲一つない青々とした空が広がっているのが見えた。

なんか風景写真みたいな空だな…と感慨深く見ていると、雪ノ下が紅茶のおかわりを淹れてくれたので、礼を言って受け取り、一口啜る。

雪ノ下の腕が良いのか茶葉が良いのか、相変わらずこいつの淹れる紅茶はうまい。

 

雪ノ下たちを見ると、彼女たちは会話に花を咲かせているようだ。

俺は場を盛り上げたりするのがどうも苦手。なのでそうやって、自分たちで勝手に盛り上がってくれる彼女たちに、深く感謝する気持ちはある。

あるのだが、先程から主賓の俺そっちのけで盛り上がっている彼女たちを見ていると、

これは新手のイジメなのではと、つい勘ぐってしまう。

 

まあ、男子は俺一人な訳で、今の状況を例えて云うなら、女性専用車両に間違って乗ってしまったうっかり者のサラリーマン、うっかリーマンのようなもの。

もしくは、女子会に一人だけいるという男子、女子会男子と云っても良い。

ちなみに俺の闇の情報網(インターネット)によると、72.8%の女性は女子会男子を

心良く思ってないらしい。

理由はソレっぽい事があれこれ書いてあったが、要約すると「奢ってくれない」というもの。

なんという世知辛さ。やはり男は、顔と金が全てという悲しい現実。

そしてその真実を俺が忘れたりしないようにと、定期的に知らせてくれるインターネットという

存在に、ここ最近、恐怖すら感じる。

 

とまあそれはともかく、本来ならここに後二人、戸塚と材木座が居たはずなのだ。

のだが、テニス部の顧問がギックリ腰となり、それで今日行われるテニス部の練習試合の引率を

戸塚がする事となった為、戸塚は残念ながら不参加となってしまった。

で、戸塚が来ないと知った材木座は、「戸塚氏が来ないでござるか……。なら居てもしょーがないでござるし、ゲーセンに行ってくるでござる」と言って、風のように去ってしまった。

一応、俺がずっと欲しがっていたアルティメットまどかのフィギュアをプレゼントしてくれたのと、材木座は別に居なくともいいので、それは良い。

 

とまあそんな感じで、なんかこれ、俺居なくても良くない?などと考えながら、

仲良くお喋りに興じる女性陣をぼーっと眺めているだけの時間が過ぎていく。

こんな事なら読みかけの幼女戦記、持って来れば良かったなあ……。

まさか自分の誕生会でぼっちになるとは、さすがの俺も予想出来なかったぜ……。

 

こういうと、話しに入ればいいじゃん?などという輩もいるかも知れない。

まあ俺も奉仕部に入り、一年以上ここでの時間を過ごしたおかげか、

一応きょどらずに女子と話すくらいは出来るようになったと思う。

たがこれといって話すことがないので、余計に孤独を感じている。

 

にしてもこいつら、俺を除け者にしようとかそういう悪意が全く無い分、邪悪だよな……。

まあ見る人によっては、お前が一人で勝手にダメージ受けてるだけだろ?って言いそうだが、

さにあらず。だってこいつらさっきから、最近流行りの女性服の話題で盛り上がってるんだぜ? 

お前、話しに入れるか?俺は入れねーよ!

ああ。こんな時に俺の心の友であるもこっちが居てくれれば良いのにと、つい考えてしまう。

もし彼女がいてくれるならば、ふたり仲良く、こいつらの陰口を叩きまくることだろう。

 

念のため、知らない人のために説明するならば、もこっちこと黒木智子とは、「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」、通称「ワタモテ」という漫画の主人公である。

どんなキャラかといえば、ひねくれた性格で思い込みが激しく、自己中心的で妄想癖があり、

その上見栄っ張りで周囲の人間を常に見下し、さらに極度の人見知りと自意識過剰をこじらせ、

よく心の中で過激な発言を繰り返している女の子、といえば良いだろうか。

個人的特徴を並べるだけで悪口みたいに聞こえるとことか俺と相通じるところがあり、

そんな彼女に俺は一方的に好意を寄せている。

 

もこっちの素晴らしさ、それを語りだすとラノベ一冊読む程度の時間が掛かるので軽くまとめると

まず第一にそのぶん殴りたくなる感じといったところだろうか。

他に、弟と話してる時だけ妙に生き生きしてて好きだし、基本格下と見なした相手には

えらく饒舌なとことかには憧れすら感じる。

が、ここ最近、変な奴を面白がる漫画から変な奴の成長を見守る漫画へと変貌しつつあり、

それもそれで面白く、更新が楽しみで仕方がない。

そういや俺が初めてサイン会というものに顔を出したのは、「ワタモテ」の作者、谷川ニコさんのそれだった。

ちなみにニコさんは、原作さん(谷川ニコ)と作画さん(谷川イッコ)の男女二人組である。

 

参加は抽選制で一ヶ月前に応募があり、応募したところ見事当選。

それで参加することとなった俺が、当日会場に赴くと、参加人数は五十人程度。

余りはしゃいだ様子は無く、皆静かにニコさんが来るのを待っていた。

しばらくして、原作さん作画さんが共に、スゴくリアルな猫の被りものをして登場。

呆気にとられる参加者たち。やっちまった感満載で困った様子のニコさんら二人。

遠くから聞こえてくる車の排気音以外何も聞こえない、そんな沈黙が場を制した。

 

まあ、ニコさんが猫をチョイスした気持ち、わからんでもない。

猫という存在は大変可愛らしいもの。その仕草やらなんやらをみていると、「世界を笑顔にする」

そんな事が出来るのはもしや猫しか居ないのでは?などと、俺も考える事があるからだ。

が、それはあのサイズ、あのフォルムだからであって、頭だけ猫だと可愛いとかそれ以前に、

なんかぎょっとしてしまう。

 

他の参加者も俺と同じ気持ちなのか、誰一人として物音ひとつ立てない異様に静かなサイン会が

始まった。

俺は初めてのサイン会ということと順番が最後のほうだったので、他の参加者たちはニコさんと

どう接しているのかと気になり、身を乗り出して様子を窺うことにした。

すると、ニコさんと対面した参加者は皆一様に、身体をこわばらせてるのが遠目でも分かり、

ちょっとハラハラしてしまう。

サインをもらい会場から出て行く他の参加者たち。

その表情を見るに、なんか良くないモノを目にした人っぽい感じがビシバシ伝わってくる。

そうしてついに、俺の番がきた。

 

イッコさんがサインを書いてくれてる間、ニコさんが俺の対応をしてくれることとなり、

気さくな人柄だったので、思っていたよりもずっと会話は弾んだと思う。

が、ニコさんが最後に「ちょっとこれ、ダメでしたね」と猫ヘッドを軽く叩いて言うので、

俺はつい口ごもってしまった。

俺にずば抜けたコミュ力があれば気の利いた返しのひとつも出来たのだが、間近で見る猫ヘッドは

異様に恐ろしく、上手く言葉が見つからなかったのだ。

「なんかその、すいません」と謝られたので、「こちらこそ、ごめんなさい」と謝り返し、

俺はその場を後にした。

 

後日、単行本の後書きで知ったのだが、ある漫画家が雑誌の企画で素顔を晒したところ、容姿に

ついて色々言われた上、漫画の人気も落ちたというのをネットで見たらしく、それで二人して

猫ヘッドだったようだ。

でサイン会後は、マスク被って二人で出て行ったら面白いとか言い出したクソ野郎はどっちだったかでケンカになったらしく、あの時俺がなにか気の利いた事を言えていればと悔やんでしまう。

 

おっと、いかんな。やる事ないからついつい思い出に耽ってしまう。

せっかくの誕生日なんだしもっとこう前向きな事考えねばと思案しつつ、雪ノ下らに目をやると、今度は千葉に新しくできたカフェについて話している様子。

 

ふむ。ここはひとつ、呪いでも掛けておくか! と決めた俺は由比ヶ浜から順に、

こいつらに軽い不幸がおとずれますようにと、心を込めて祈っていく。

そして、〆はお前だ!とばかりに一色に目をやると、こちらを見ていた一色と目が合った。

 

「先輩、さっきから静かですけど、もしかして暇してます?」

 

「んや、暇じゃなかったぞ。むしろ忙しかったくらいだ」

 

呪い掛けてたし、呪いの内容考えるのにな。

 

「そんなこと言ってほんとは、会話に入れなくて寂しかったりして。

もしなんだったら、可愛い後輩の私が、お話してあげても良いですよ?」

 

こいつ、なかなか嫌なとこを突いてきやがる……。

つーか遠回しに、自分は可愛いって言ってねーか?

まあ誠に遺憾ながら、一色の見た目は良いのは認める。

実際、廊下などを歩くその後ろ姿を目にしたら、前に回り込んで覗き見るレベル。

だからかウチのクラスでも、一色の事を可愛いといってる奴が何人もいる。

お前ら騙されるなよ、こいつは見た目がいいだけで中身はゴミクズだぞ!と教えてあげたい。

 

とまれ、俺も長年のボッチ生活で鋼のメンタルは手に入れた男の中の男。

余裕のある感じを演出しつつ、一色の問いに応える。

 

「お前はなにをいっているんだ。いやほんと、そういうんじゃねーし、そういうのいらないから。いやマジ、ホントだぞ?」

 

俺の言葉に、一色はふむっと考える様子だったが、途中なにか察したのか、

物憂げな表情を顔に浮かべる。

 

「まあ、男の子一人ですしね。そうだ、先輩、もしあれなら、また葉山先輩に来てもらいますか?」

 

こいつはまた、余計な事を…。お前は俺のこと、一度でも分かったことあるのかよ!

 

「いや、いいよ。つーか、やめてくれ。昨日ので、葉山と喋る今年のノルマは達成したし、

もう充分だ。あとアレだ、葉山を呼ぶと戸部もおまけで付いてきちゃうだろ?

奴との会話ノルマは五年先まで先取りしてるから、これ以上は労基が動く」

 

言うと、一色ははてっと首を傾げる。

 

「先輩って、葉山先輩と戸部先輩のこと、嫌いなんですか?」

 

「いや別に嫌いとかじゃねーぞ。ただなんつーの、そう、アレだ、目障り?

葉山はなんかうっとおしいし、戸部はすげーうざく感じるっていうか」

 

あの二人を見ていて俺が抱く感想、それを例えていうなら、季節ハズレのクリスマスイルミネーションといえば分かってもらえるだろうか。

たまにあるでしょ?自宅をイルミーしちゃってまんま放置で年越す家とか。

もう一月も終わるぞ……って近所の山根さんの家を見るに思う。

 

「目障りって、嫌いよりひどいと思いますけど…。ダメですよ、そういうの、仲良くしないとです」

 

「いやちょっと待て、お前がそれいうか? お前の戸部の扱い、傍で見てるとちょっとアレな気がするんだが……」

 

「私だって別に、戸部先輩のこと嫌いじゃないですよ? ただうるさいなって思うくらいです」

 

うるさいって酷いね。まあうるさいけど。

とそこで、思い出したことがあったので口にしてみる。

 

「そういや以前バイト先で、両親が不和な家庭の子は重い空気を嫌って、それで道化を演じて

周囲を笑わせるタイプになるって話し聞いたことあるな」

 

俺の言葉に、一色ははっとした様子で表情を硬くする。

 

「じゃあもしかして、戸部先輩の家って……」

 

「いや、わからんけどな。でも少しは優しくしてやれよ。戸部もあれで、割と良い奴だし」

 

俺が言うと、一色は神妙な表情でこくこくと頷く。

 

「分かりました。三学期から優しくします」

 

「だな。……え? いやお前、そこは二学期から優しくしてやれよ。つーか、今日からしてあげなさいよ」

 

俺の言葉に、一色は困ったような顔を見せる。

 

「そんな難しいこと言われましても……」

 

うわあ、清々しいほどのクズだなぁ…。いろはす屑過ぎて逆に好感持てる。

 

「難しいって酷いね、君」

 

言うと、一色はわざとらしく怒った様子で頬を膨らませる。

 

「先輩、そう言いますけど、そういう先輩は、戸部先輩に優しく出来ます?」

 

「いや、無理だろ。不可能だ」

 

「先輩の方が酷いじゃないですか!」

 

そうか?そうだな、と、そんな役たくもない話しをしていると、扉がガラッと開かれた。

 


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