東方化物脳 ~100%の脳が幻想入り~ 不定期更新 作:薬売り
ども、薬売りです
いやあ、冬休みが近いぜ!!ただそれが言いたいだけだぜ!!
それではどうぞ!!
零「神になれって言われても…俺は人間が良いし、人間っていいなだし…」
諏訪子「そこをどうにか!!」
神になってくれ、か…俺は人間が好きだからな。
零「なんで俺を神にしたいんだ?」
諏訪子「神は多い方が信仰が増えるんじゃないかなって…ダメかな…?」
零「う~ん…じゃあ、500年位なら良いよ」
諏訪子「本当に!?ヤッホーウ!!」
でも、何の神をやれば良いんだ?
零「何の神をやれば良いんだ?」
諏訪子「あ…」
考えてなかったのか…
零「じゃあ、『細胞の神』ってのはどうだ」
諏訪子「お~、良いね!!でさ、細胞って何?」
零「え!?」
人間や神は細胞とかの概念はないのか?だが、永琳や部下達は皆知っていたんだぞ?
おかしい、永琳達が研究者だからっていう言い訳もできない。都に住んでいた人も知っていた筈…なのに、どういうことだ?
1.都の人が何もかものデータを持っていった
2.地球がもう一回滅んだ
3.諏訪子がバカなだけ
まず、2は無いな。こんなに直ぐに地球が滅ぶ筈がない。
3も無いな。いくらバカでも神だからな、言葉くらい知っているだろう。
となると、1か…当たり前だな。自分の研究を置いていく程バカじゃないからな。
零「細胞っていうのは…
…というのが細胞なんだ」
十分くらい説明して理解したようだ。
諏訪子「へ~、カッコいいね、その『細胞の神』って」
零「ところで、諏訪子も神なんだよね?」
諏訪子「当たり前じゃん」
零「じゃあ、そこそこ強いんだよね?」
諏訪子「まあ、人並み…じゃなかった、神並みには」
零「そうか、じゃあちょいと戦ってみたいんだが、良いか?」
諏訪子「いいよー」
零「よし、じゃあ…」
零は辺りを見渡す。
零「ここじゃ、ダメだね。違う所でやろう」
諏訪子「そうだね、じゃあついてきて」
諏訪子「ここでいいんじゃない?」
零「そうだな」
まわりには何もなく、草原が広がっていた。
零は転がってた小石を持ち…
零「これを投げるから、落ちた瞬間スタートな」
諏訪子「うん」
そう言って投げる。
そして、地面に着いて…
カッと音をたてた。
零「『冷の細胞』!!」
先制したのは零だった。いや、先制と言うより、威嚇。
しかしながらその威嚇に、諏訪子は舌を巻いた。
なんと、まわりに生えている草が凍っているのである。一瞬だった。
ただ、凍っているのは零の半径10mくらいの範囲なのだ。だから、零が草を凍らせていると直ぐに分かったのである。
零「どうした、諏訪子?口が開いているぞ」
諏訪子「ッ!!はあ!!」
諏訪子は気合いを入れ、鉄の輪のような物を出した。
そして…
諏訪子「ハッ!!てやッ!!」
零に向かって投げた、勢い良く。普通の人間なら当たるだろう。
そう、普通の人間なら…
零「よっと」
零は避けずに、その鉄の輪を掴んだのである!!
高速に投げられた、あの鉄の輪をッ!!
零「う~ん、これは…鉄か…諏訪子も能力持ちか」
諏訪子「そうだよ、坤を創れるよ」
零「そうか。『坤を創造する程度の能力』ってところか……」
諏訪子「え?」
零「何でもない、それじゃあ行くぞ!!」
そう言い、零は掴んだ鉄の輪を諏訪子に投げる。
しかも、さっき諏訪子が投げたスピードの10倍で。もう速すぎて見えない。
諏訪子「あぶなッ!?」
流石、一応神様なだけあってギリギリではあるがなんとか避ける。
だが、それで安心してしまった。
零「諏訪子、もうちょい投げ方を練習すれば俺みたいに出来たのに」
諏訪子「え?…ッ!!」
諏訪子はとっさに後ろを見ようとした、が…時すでに遅し、諏訪子の首に零が投げた鉄の輪が当たった。
実は、零は投げ方を少し工夫して投げたのである。
投げて、帰ってくるようにしたのである。尤も、鉄の輪を少し変形させたが…
諏訪子「………」
零「あ~あ、気絶しちゃったか。しゃーない、一回神社に帰ろう」
そう言い、諏訪子を背負って帰っていった。
草達(凍ったままなんだけど…)
という訳で今回もここで終わらせたいと思います
また次回もお楽しみに~