東方化物脳 ~100%の脳が幻想入り~ 不定期更新 作:薬売り
冬休みまであと少し、東方好きの友達と集まって遊んだり、スノボしたりで楽しみが溢れかえっているぜ!!
クリスマスは家族と過ごすけど……
諏訪信仰の蛙 l 『信仰』
暗い…
目をつぶっているからか?俺はゆっくりと目をか開けた。
そこには大空が広がっており、とても綺麗である、が…酷く、身体中が痛い。
俺は、自分の体を見る。
…皮膚は黒く、そして剥がれていて、動いただけでボロボロ落ちる。
しかし、それは当たり前だ。妖怪達を、俺と一緒に核爆弾で討伐したのだから。
幸い、いや、皮肉にも俺は妖怪よりも外れた人外のため生きていられるが…
零「……ぁ…ぇ……………」
喋れない…当然。
細胞で回復するしかないな…
やっと回復した。
一日もかかり、半端ない眠気が襲っている。
良いや、めんどくさい。ここで寝てしまおう。
零「お休みなさい…」
俺は誰も応えないのを知っていながらも、その言葉を言い、眠りについた。
零「う、う~~~ん………」
?「あ、起きた」
零「ん?」
俺が起きた瞬間、誰かの声がした。女性……いや?女の子?
零「ここは……」
?「ここは諏訪の国さ」
どうやら、この少女が住んでいる『諏訪』という国らしい。
でも何故ここに…
零「俺は何故ここにいるんだ」
?「私が運んだからだよ」
零「何故?」
?「いやさ、散歩してたら道中に君が倒れてて、慌ててここに運んだのさ」
零「そうか…ありがとな」
どうやら、この少女は倒れてた(本当は眠ってた)俺をここまで運んでくれたのか。
ありがたいな。
?「ムフフ、もっと褒めて良いよ?」
零「ハハ…あぁ、もっと褒めてやる」
そこから十分位褒めまくった。
?「そこまで言われると照れるな~」
零「ハハハ。可愛いな」
?「え、そう?可愛いのか~、照れるな~。ムフフ」
零「君は…」
?「もうそれ以上言ったら照れすぎて死ぬからもう良いよ」
零「そうか。そうだ、君の名前を教えてくれないか?」
諏訪子「洩矢諏訪子だよ!!ここの国の祟り神をやってるよ」
零「そうかそうか、祟りg…え?祟り神?」
この少女が、祟り神?
諏訪子「うん、皆からは、『
零「へ~、やはり人間は神をも創ることが出来るのか」
諏訪子「え?どうしたの?」
零「なんでもない、こっちの話だ。そんな事より俺の名前を言ってなかったな、俺の名前は『神田零』だ。宜しくな」
諏訪子「神田零か~宜しくね」
零「うん。さて、起きようかな…」
諏訪子「あまり無理しないでね?」
零「あぁ、ありがとう」
にしても、御社宮司様ね~。聞いたことないな。
何時から居る神なんだろうか。
零「なぁ、諏訪子」
諏訪子「ん?」
零「何時から存在する神なんだ?」
諏訪子「地球が滅んで再生した後に生まれた」
零「へ~」
諏訪子「零は?」
零「俺?俺は…確か、137億歳かな?」
諏訪子「……は?いや、は?」
零「宇宙が生まれたのと同時に生まれた」
諏訪子「いや、なんだその冗談」
零「冗談じゃないぞ?」
…………
諏訪子「本気で言ってる?それ…」
零「あぁ、本気だ。だから力もあるぞ」
諏訪子「へ、へ~。じゃ、じゃあ見せてくれない?」
零「あぁ、良いぞ。『亜空間の原子』」
すると、諏訪子の目の前には、よくわからない歪みが空間に出来た。
諏訪子「ス、スゲー……」
諏訪子は目を輝かせている。
そんなにスゴいのだろうか、よくわからない。
零「種族は地球に来たときに、人間に変えたけど、元々何だったのかよくわからないんだ」
諏訪子「種族を変えた!?じゃあ、『神様』に成ることは出来る?」
零「まあ、やろうと思えば…」
諏訪子「じゃあ、神様に成ってこの神社の一柱になってよ!!」
零「え?」
ここから諏訪信仰の物語が始まる。
という訳で、新しい章に入りました
『諏訪信仰の蛙』の始まり始まり~
次回も楽しみにしててください