東方化物脳 ~100%の脳が幻想入り~ 不定期更新 作:薬売り
いやぁ、学校が臨時休校となりましてねぇ。最高にハイってやつだ!!って感じです。
なので、その勢いで東方化物脳をやっていきたいと思います。
それでは、どうぞ!!
あれから零は恋仲の関係なった。
だから、キャッキャウフフの感じになると思ったんだけど…
零「永琳、そこの薬取ってくれ」
そんなこと無かった。今まで通りでビックリしたわ。
いや、まぁ…良いんだけどさ…もうちょっとなんかラブラブイベントがあっても良いんじゃないかなと思うんだけど…
零「永琳?どうした?」
永琳「え!?あ、なに?」
零「いや、だからそこの薬取って」
永琳「分かったわ。はい」
零「ん、ありがとう」
永琳「どういたしまして…」
ハァ、もう諦めてるけどね…
部下A「八意様!!神田様!!妖怪が数匹、都を襲っています!!」
永琳「え!?」
零「知ってる」
部下A「え?」
永琳「え?」
ん?知ってる?何故?
部下A「なんで知ってるんですか?」
零「匂いで分かった」
化けもんか、あんたは…
零「じゃあ行こうか」
永琳「え、えぇ…」
何とか収まったわ…でも…
永琳「ねぇ、零」
零「ん?なんだ?」
私の声に反応し、こちらに振り向いた。
永琳「貴方、さっき匂いで妖怪が居ること知ってたみたいなこと言ってたけど…ここから現場まで結構離れてたわよ?鼻が良いって言葉じゃ済まされないわ」
犬なんか、比じゃない。
零「う~ん…俺の能力みたいなものかな」
永琳「能力?」
零「あぁ」
永琳「と言うと?」
零「永琳は人間の脳は100%中10%しか使われていないことは知ってる?」
永琳「えぇ」
零「でも、稀に10%以上脳を使用してる人が居る」
永琳「え!?」
零「10%以上になると、色々な能力を覚醒することが出来る」
それは驚くべき事実だった。さりとて、それは顔には出さずに訊く。
永琳「じゃあ貴方は?」
零「あぁ、俺は『100%脳を活用する程度の能力』だ」
永琳「え…」
え?
どうゆうこと?
零「簡単に言うと『何でも出来る能力』だ」
永琳「はぁ!?」
なに言ってるのよ!?
そこまでいったら人間じゃないわよ!!
零「あぁ、人間じゃない」
永琳「え!?」
心を読まれた!?
零「俺は元々人間じゃない」
永琳「じゃあ、元々何よ」
私は半分呆れて訊いた。
零「分からない…」
永琳「え?」
答えは意外にも『分からない』らしい。零はそのまま話を続けた。
零「なんの為に生まれたかも、誰が生み出したのかも…」
永琳「…」
その時、永琳は考えていた。何とか零の種族が分からないかと。
永琳「月に行きましょう」
零「え?」
永琳「月には『世界の真理』っていう本があるって噂で聞いたことがあるわ」
零「世界の真理?」
永琳「そう、その本はありとあらゆる種族にことが載っているらしいの。そのほかにも、宇宙の始まりや、宇宙の外のことも載っているみたいなの」
我ながら素晴らしい案である。
零「本当か!?」
永琳「えぇ、私もずっと前から行ってみたかったし、ついでよ」
零「ついでかよ」
永琳「えぇ」
零「あ、言っとけど、今は人間だからな?」
永琳「分かってるわよ」
よし、明日から準備しようかしら。
がんばろう!!