東方化物脳 ~100%の脳が幻想入り~ 不定期更新   作:薬売り

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プロローグ

皆は「ルーシー」と言う映画を見たことはあるだろうか。

俺はほとんどその主人公と同じだ。

宇宙と一緒に生まれた俺は何のために、そして誰が生んだのかが分からない。

俺は滅びた星を再生するために生まれたんじゃないかと思った。

ただそう思っただけ、宇宙の役割は星の創造と破壊。

俺の役割は星の再生、そう思った。あの星に着くまでは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は最近、水がある星が崩壊したことを知った。

その星の名前は、『地球』だ。

地球に到着して早速再生しようと思ったが…

 

俺「なんだ、勝手に再生してるじゃないか」

 

地球にはすでに人間と言う生物が居る。

その人間と言う生物は都を造り、更には神なんかも創りあげた。

 

俺「じゃあ、帰ろ…待てよ?」

 

勝手に再生するんだったら、俺は何のために居るんだ?

俺の役割じゃないのか?それともこの地球が特殊なのか?

 

俺「気になる…」

 

人間になってこの星を調べよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この星の人達にはそれぞれ名前があるらしい。

じゃあ、俺の名前は…神田零にしよう。神田零…うん、思い付きにしては良い名だ。

名前を創り、人間になった瞬間、ぼやけた視界が綺麗になった。

 

男「おう、そこの兄ちゃん。金をちょっと貸してくんねぇか?」

 

ほう、金なんて物もあるみたいだな。

 

零「金を渡して、俺に何の利益がある?」

男「あ?良いから渡せや!!」

 

男が俺を殴ろうとする。

ハァ、俺をただの人間と思っているな?確かに種族を人間にしたが、なめすぎだろ。

俺に勝てる筈がない。無駄なんだよ、滑稽だ。

俺は脳から『波』を送り相手の動きを強制的に止める。

 

男「なっ!?う、動け…ねぇ…」

零「お前の動きを制御した」

男「た…助け…て…」

零「良いよ」

男「え?」

 

俺は波を送るのを止めた。

 

零「だってお前に興味無いもん」

男「あ、ありがとうございます」

 

呆れた。自分よりも強いと分かれば威勢をなくす。ことごとく呆れた。

 

零「でも、お詫びはしてもらうよ」

男「な、何でしょうか!?」

零「都まで案内して?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

零「ここが都か…狭いな。いや、この星にとっては広いのか?」

男「広いですよ!!」

零「そうか、じゃあここで一番偉い奴の所まで連れてってくれるか?」

男「そ、それは流石に無理ですよ!!」

 

急に彼は焦り始めた。

 

零「そうか…ありがとな。ここまで連れてくれて感謝する」

男「とんでもないです!!」

零「じゃあな」

 

そう言い、その男に別れを告げる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

多分、ここが一番偉い奴の家だな。

 

零「さて、『瞬間移動』!!」

 

さて、中に着いた。

 

零「色々物色するか」

零「ん?これは、何だ?教えてくれないか?そこに居るんだろ?」

?「それは薬よ」

零「薬か」

 

その者は、俺に弓矢を向けて喋っている。

 

?「何者?」

零「俺は、神田 零」

?「名前じゃないわよ」

零「一応人間だ」

?「ふーん…そう」

 

そう言いその者は俺に矢を放った。理不尽だな。

 

?「…」

零「人間ってさ」

?「え!?」

零「何で出来たのかな、君は知ってる?」

?「えぇ」

零「じゃあ、君の家に住ませてよ」

?「…………はい?」

 

これが物語の始まりとなった。いや、すでに始まっていたのだ。そう、俺が■■■■をしたから。




初めての掛け持ちです
投稿ペースが遅れるかも知れませんが宜しくお願いします!!
それでは次回も、お楽しみに~

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