東方化物脳 ~100%の脳が幻想入り~ 不定期更新   作:薬売り

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お久しぶりいいいいいいい!!
ども、薬売りです。

投稿遅れてスミマセンね。
やっぱ、多いですかね。五作品同時に物語を考えるのはキツいです。
まあ、頑張りますよ。

それでは、どうぞ!


九人の欲と一人の希望 II 『志望』

神子「こちらが小野妹子さんです」

妹子「貴方が神田零殿ですな。私が小野妹子です」

零「神田零だ。よろしく」

 

遣隋使の中でも、優秀な人物「小野妹子」か。妹子という名前の割りには髭オッサンな外見だな。しかも目付き悪い。

だが、こいつに『ディア』をしてこいつの基本的な志しを見たところ、太子様のために勉強するぞ!!ってな感じの普通に良いやつだった。

うーん、でも無闇に人の心を見るもんじゃないな。今度から気を付けようしよう。

 

そんなことを思っていると、妖怪の臭いを感じ取った。

実は、この國を守る、言わばボランティアのようなこともやっていた。

 

零「あ、妖怪が近づいてくる。ちょっと追い返してくるわ」

妹子「なんと!護衛をしてくれているとのことは本当だったとは。ありがたい」

零「それじゃ。『瞬間移動』」

 

「ありがたい」この言葉を言われて嬉しくない奴は…いや、時と場合によるが、大体は嬉しいだろう。実際、その言葉があるからこそ無料で守っているのだが…

 

さて着いたぞ。

おや?

 

零「妖怪の臭いが妙に強いと思ったら、血肉が飛び散ればそれは臭いが強いわけだ」

 

おまけに自然エネルギーも微かに残っている。

 

零「仙人か?殺り方に容赦がないことをみれば、戦闘慣れした仙人か、仙人と言うことを悪用した邪悪なる者か」

??「後者よ」

 

後ろから声がする。

 

零「隋から来たのか?」

青蛾「ええそうよ。霍青蛾。よろしくね」

零「ピッタリな名前だな。なぜここに来た?」

青蛾「ここに、人が死ぬのは何故なのだろうと悩んでいる偉い人がいるらしいから、道教を薦めてみようかなって思って来たのよ」

 

偉い人?神子か?

へえ、欲を見通せる者故の疑問なのだろうか。

一応、俺は不老不死だが、寿命がないってだけで、攻撃よ衝撃による死はある筈だ。そんな俺だが、その事について疑問になったことはない。

 

青蛾「貴方ではなさそうね。でもお強いのよね?」

零「まあな、道教はこの國にはあまり向かないと思う、一応案内はするが…」

青蛾「あら?簡単に信用していいのかしら?」

零「嘘をついてないからな。分かるんだよ、そう言うの」

青蛾「ふ~ん。まあいいわ。案内してくれるのは嬉しいわ」

零「こっちだ」

 

案内をすることにした。

一応『ディア』をして、確認したが、本当だった。

 

青蛾「にしても、貴方からスゴいエネルギーを感じるわ。何者よ」

零「旅人さ」

青蛾「旅?何故、旅を?」

零「実はさ、恋人が月に行ったんだよ」

青蛾「月?貴方達、スゴい技術を持っているのね…こんな島のような国でその様な技術は…恐れ入るわ…」

零「まあ、俺は妖怪から守るためにここに残ったんだ。それ以来会っていなくてな。いや、会えなくてな…」

 

永琳は今、何をしているのだろうか。

俺は瞬間移動は出来てもある程度距離があったらそこへは行けないし、物を創造することは出来ても、ロケットのような細部までしっかりやらないと動かない、機械系の物を造ると生命エネルギーが危ない。

 

零「だから、俺は旅をしながら月へと行く方法を探しているんだ」

青蛾「そう。強くて硬い、誰にも壊すことの出来ないその愛が、貴方をそうさせているのね」

零「やめろ、恥ずかしい。わざわざ口にしなくていい。ほら、ここだ」

 

國についた。

すると番人が…

 

番人「零様、そちらの方は…」

零「こいつは…「恋人よ」…は?」

青蛾「恋人なのよ」

番人「そうでしたか、失礼しました。どうぞ」

 

中に入る。

青蛾は俺にくっついている。

 

零「なんのつもりだ?」

青蛾「恋人のつもりよ」

零「俺には恋人がいる。一人しか愛せない」

青蛾「夫は妻を何人ももっていいのよ」

零「俺はそれに反対する人なんだ。離れろ」

青蛾「女に向かって離れろなんて、私綺麗なのに」

零「心は汚いけどな」

青蛾「全く分かりませんわ」

零「邪仙が」

青蛾「じゃ、邪仙はひどくありません?」

零「知るか」

 

そう言い、睨む。

早く離れろと言わんばかりに。

 

青蛾「わ、わかったわよ」

零「よろしい。さて、もうそろそろ着く。あの大きい建物がそうだ」

青蛾「へえ、そんな大きくはないわね」

零「まあ、こんなもんだろ」

 

そんなことを言いながらてくてく歩いていく。

 

零「にしても、よくここまで来たよな。船は大丈夫なのか?」

青蛾「ええ、運良く波は少なかったのよ」

零「なるほど」

 

そう言い、門を開けた。

 

布都「おお!おかえ…り?その方は一体なんだ?」

青蛾「零の…」

 

殺気を放つ

 

青蛾「友人です…」

布都「おおそうかそうか。にしても…もしかして、隋の人か!?」

青蛾「え?ええそうよ」

布都「零!!私達の為にワザワザ隋の人を呼んでいてくれたのか。どうやって連絡したかは分からんが、どうでもいいこと。ありがとう!!」

零「え?」

布都「さあこっちじゃ。太子様に紹介せねば!」

 

なにか勘違いをしているようだ。

ま、いいか。

 

青蛾「この娘、少しおバカな娘ね」

零「そっとしといてやれ」

 

だが、そこが良いところでもある。

 

布都「さあ速く!!」

零「分かった、行こうか」

青蛾「フフ、ええ」




デザイアドライブ聞きながら書いてるんですが、良いですね。やっぱり。
ピアノで練習中です。

まあ、そんな話はどうでも良くて。青蛾ちゃん、出してみました。
結構、どうしようか迷ってます。
この章、ノープランで書いてるんでヤバイです。

それでは次回もお楽しみに~。

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