止めてください!!師匠!!   作:ホワイト・ラム

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最近少し寒くなってきましたね。
今までペットボトルのお茶ばかり飲んでいましたが、久しぶりに茶葉と急須でお茶を飲みました。
やっぱり香りが違いますね。

さて、今回は再び永遠亭が舞台。
鈴仙のストレスが再び、マッハです。



絶望!!協演する悪夢!!

皆さんどうも!こんにちは。

私の名前は詩堂(しどう) (ぜん)

偉大で優秀なお師匠様の元で、仙人目指して日夜修業中です。

 

目標はまだまだ遠いけど、千里の道も一歩から!!

毎日どんどん修業して、がんばって行きます。

 

……うん、別に底なし沼にダイブした訳じゃないよな……

けど、もう戻れないんだよな……だ、大丈夫、うん、そう……たぶん、きっと……

俺は間違ってない……ハズ……

どうしよう、自信無くなってきた……

 

「あら~?私の修業が不満?」

 

「そんな事ありませんよ!!ははは!!」

 

 

 

 

 

シャー……

永遠亭の風呂場、化学が進歩したこの風呂場にはシャワーが取り付けられている。

 

「…………」

温かい水がシャワーとして、体を流れている。

肌で水滴が跳ね、空中で水流と一つになり床に触れて排水口へと流れていく。

 

「…………」

わしゃわしゃと鈴仙が自身の髪を洗う。

鏡に映る鈴仙の顔はひどく疲れたように見えた。

 

わしゃわしゃ、わしゃわしゃ――ブチッ――!

 

「あ……」

力なく、声をだす鈴仙。

その手には自身の髪が大量に絡みついていた。

 

「ん……」

何かあきらめたように、鈴仙が再び頭を洗い始める。

こうなった原因は度重なるストレス。

 

永琳にこき使われ、てゐにいたずらされ、忙しい中輝夜から雑用を押し付けられる。

此処まではまだ良い。いや、正確にはどう考えても良くないが100歩、いや100光年歩分譲って理不尽を飲み干そう。

 

問題は――

 

「うどんちゃ~ん、また遊びに来たわよ?」

 

「ひっ!?」

不意に浴室の外から聞こえた声に、鈴仙が怯える。

優しくそれでいて、芯の通った声なのだが今の鈴仙には恐怖の対象でしかない!!

 

「は、早く……!」

慌てて、シャワーを切り上げ体を拭くのもまばらに、急いでその声の主に所まで走っていく。

息を切らし、2度目のノックを聞き、3度目はないと自分に言い聞かせ慌てて扉を開く。

 

「い、らっしゃいませ、はぁ、じゅ、純狐様……」

 

「こんにちは、うどんちゃん。また遊びに来たわ」

ボロボロの鈴仙に優しく柔和な笑みを浮かべた女性――純狐が穏やかに微笑む。

 

 

 

 

 

「ど、どうぞ……粗茶ですが」

自分の部屋、椅子に座って微笑む純狐に対して鈴仙が湯呑でお茶をだす。

 

「ありがとう、いただくわ。

……おいしいわ。うどんちゃんが淹れてくれたお茶はおいしいわね」

まるで優しい母親のような、穏やかな口調で湯呑を置く。

何気ない一動作だが、その姿やたたずまいからは高貴な雰囲気が漂ってくる。

 

「あ、ありがとう、ございます……」

しかし鈴仙は知っている!!

油断してはいけない!!決して気を抜いてはいけない!!

純狐、彼女は鈴仙を大きく上回る実力者にして、何か些細な事で正気を失う可能性をつねに秘めた危険人物!!

 

キリキリと、キリキリと鈴仙の胃腸がダメージを受ける!!

 

「今日は良い天気ね」

そんな鈴仙の心配を知らずに、純狐が笑いかけた。

そして、同じ永遠亭の中に鈴仙を悩ますもう一つの存在が密かに息を潜めていた。

 

 

 

 

 

『ふわぁははは!我こそが、命の管理者。

下等な生物達よ、お前たちの運命はすべて私がジャッジする!』

ゲーム画面に、黒と金のボディアーマーを身にまとったキャラが剣を振り回す。

それにたいして、緑と赤の2体のキャラが敵対する。

 

「ほら、詩堂!右、右!!召喚したゾンビの相手して!!」

 

「輝夜さん、協力プレイしましょうよ!!」

暗い部屋の中、最近やっと働くようになってきた輝夜と、仙人モドキの善がコントローラーを握る。

 

「お、おー!おー!シドー!」

その後ろで、ズーちゃんが二人を応援する。

まだまだ意味のある言葉をしゃべれはしないが、声を出すことは出来るように成ってきたようだ。

 

「必殺17連打!!うおおおおお!!」

 

「輝夜さん!?コントローラー壊れるから!!」

何処かで見た技を出して連打する輝夜を見て、善が慌てる。

みるみるウチに敵のライフが減っていく。

 

「いける……!いけるわ!!」

自身の勝利を確信した輝夜だったが――

 

『ふふふふ、私にはコレがある!』

 

『ポーズ!』

敵がおかしな動作を見せた瞬間、画面の善と輝夜のキャラの動きが止まる。

 

「あ!こいつ――」

 

「あーあ……」

その状態に輝夜が怒ったような、善があきらめたような態度をとる。

 

『リスタート!』

 

『うわぁあああ!!』

 

『ぐわぁあああ!!』

再度画面が動き出すと同時に、輝夜と善のキャラクターが倒れて、GAMEOVERの文字が画面に踊る。

 

「ああもう!!何よコレ!!クソゲーじゃない!!」

怒りに任せ、輝夜が地団駄を踏む!!

このゲーム、幻想入りしていることから半場予想できるが、昔のゲーム特有のひどくゲームバランスが壊れた敵が登場するゲームなのだ。

特にこのラスボスの『絶版首領(ドン)』は強く、さらに第三形態まで変化する、もはやクリアさせる気のないラスボスだ。

 

「一旦一息つきますか……」

ゲーム画面を見続けて疲れた善が、目頭を押さえながら空を仰ぐように顔を上に向ける。

 

「詩堂!何してるの、早く続きをするわよ!」

さっきまでさんざんこき下ろしていた輝夜だが、もう立ち直りコントローラー片手に自身の隣の座布団を叩き、善を呼ぶ。

 

「少し休みましょうよ……

目がチカチカします……」

パチパチと瞬きをして見せる。

 

「アンタねぇ!私姫よ?

私に声かけてもらうだけで、昔は何人もの男が涙したっていうのに!!」

ゲームだ負けた苛立ちからか、輝夜が善を叱りつける。

 

「いや……そんなこと言われましても……」

 

「この前行った時はいないし、その前は何処か出かけるし!!」

 

「あー、椛さんとの将棋の大会に出る約束があったんで……」

その言葉に、輝夜がさらに目くじらを立てる!!

 

「私の前で他の女の話?アンタのせいで、妹紅のアホに頭下げて仕事してる私に対してその仕打ち!?

アンタは、私がかまってあげてるだけでも泣いて喜ぶべきなんだけど?」

ゆらりと輝夜が立ち上がるが――

ちゃぶ台の角に足をぶつける。

 

ガッ――ゴン!

 

「痛ぅ!?」

上に乗っていた本がピンポイントに、輝夜の足の小指に落ちる!!

結構な重さと、予期せぬタイミングだったことが合わさり輝夜にそこそこのダメージを与える!!

 

「うわ、痛そう……」

 

「なんなのよ、この本は――あ”」

輝夜が本の名前を見た瞬間止まる。

本には、『売り上げ伝票』と書かれており、それは輝夜に数日前の会話の記憶を思い出させた――

……

…………

………………

『あれ、おかしいな……どこ行ったんだ?』

 

『妹紅、どうしたのよ?探し物?』

 

『妹紅”店長”だ、バイトの輝夜君。

売り上げの伝票まとめた本が無いんだ、今月の売り上げ計算ができないと困る。

間違って、持ってってないか?これくらいの――』

 

『知らないわよ!なんでも私のせいにしないで!!

全く、自分の管理不足が原因でしょ?』

………………

…………

……

 

「これだぁー!!どうしよ!!

間違えて持ってきちゃったんだ!

あわわわわ!!!」

輝夜が慌てて、身支度を始める。

急いで自身の来ている服を脱ぎだし――

 

「輝夜さん?何が――わっぷ!?」

 

「覗くな!!ちょっと、妹紅のトコ行ってくるから!

イナバー、詩堂の相手してて!!」

善に服を投げつけた輝夜がおお慌てで、部屋を出ていった。

 

「……輝夜さんどうしたんだろ?」

 

「ん、んー?」

善とズーちゃんが顔を見合わせて不思議そうにつぶやいた。

 

 

 

 

 

「それでね、うどんちゃん――」

 

『イナバー、詩堂の相手をしてて!!』

 

「ひゃい!?」

純狐も話しを聞いている間、輝夜の非情な命が鈴仙の下された。

 

どうする?聞こえないふりをするか?

鈴仙が自身の中で自問する。

相手は邪帝皇(イビルキング)、何の目的か姫様に取り入っているが、何時その凶暴で残虐で冷酷な本性を現すか分からない!!

だが、彼は()()()()()なのだ。

姫様に逆らう事は、彼女を溺愛している永琳に逆らうことに成り、永琳に逆らう事は永遠亭での居場所を失う事につながる!!

単純に言うと、姫様の命令からは逃げられない!!

 

「あら、急用が入ったみたいですね」

 

「い”い”!?」

気が付くと、純狐がこちらを心配そうに覗いている。

近すぎる距離に、鈴仙が飛び上がりそうになった。

 

キリキリキリキリキリィ――

 

前門の純狐、後門の邪帝皇。

絶対絶命の危機に鈴仙の胃腸が悲鳴を上げる!!

喉の奥に、すっぱい匂いの液体が逆流するのを感じる!!

空前絶後の絶対のピンチ!!

だが!!そんな鈴仙の脳裏に、夢か幻かダンディな男の姿が浮かぶ!!

 

『何?化け物クラスが二人で襲ってくる?

逆に考えるんだ、『襲わせちゃってもいいさ』ってね。

化け物には化け物をぶつけるんだよ!!』

逆境に追いつめられた鈴仙が、逆転の一手を打つ!!

 

「はーい、すいまえんけどこっちですー」

 

「失礼しますね」

鈴仙の声と、ズーちゃんの案内によって善が客室の襖を開いて入ってくる。

善と純狐の視線が空中で絡み合う。

一瞬、ほんのわずか一瞬だが、両者の波長が揺らいだのを鈴仙は感じ取った!!

 

「こんにちは。そちらの人は、初めましてですかね?」

 

「こんにちは。そうですね、貴方とははじめてお目にかかるわ」

純狐と善がお互い軽く挨拶を交わす。

 

「あ、この前地獄に行ってきたんですけど、その時のお土産です」

良かったらと言って、善が持って来ていたヨモツヘグリ饅頭を差し出す。

 

(ヨモツヘグリ!?いきなり!?)

鈴仙が善の出す饅頭に驚く、本人が軽く『地獄に行ってきた』と言ったのも驚いたが容赦なく差し出したその饅頭の存在だ。

ヨモツヘグリとは「黄泉戸契」と書き、食べると黄泉から戻れなくなる食べ物の事を指す。

意訳すれば「死ね」と言っている様な物であり、それを純狐に堂々と差し出した邪帝皇に鈴仙が冷や汗をかく。

実際に、饅頭を見た瞬間純狐の顔が一瞬引きつった。

 

「お、お茶を持ってきますね!!」

戦線離脱とばかりに、鈴仙がその場を後にする。

願わくば、怪物同士が同士討ちしてくれることを願いながら――

 

 

 

「えっと、純狐……さん?お饅頭苦手ですか?」

 

「ちがうのよ、コレ、私の友達がデザインした物なのよ。

だからびっくりしちゃって」

数か月前、完良がヘカーティアと相談しながら旧都の名物を考えていたのを思い出す。

そして純狐が善の向けて笑いかける。

 

「へぇ、すごい偶然ですね」

善が嬉しそうに笑う。

その笑みをみて、純狐が口元を隠すようにして笑う。

 

(どうしよ……この子、スッゴイ可愛いじゃない……

なんか、純朴そうで、純粋そうで……うどんちゃんに会いに来たけど、この子も良いわ!!)

思わず鼻が熱くなるのを感じる。

ひょっとしたら、鼻血が出ているかもしれない。

 

一方善も――

 

(スッゴイ美人だ……

優しそうな年上のおねーさんって感じだ……)

年上の包容力と優し気なまなざし、時折出来るえくぼがドキリとさせてくれる。

チラリと九尾の書かれた前掛けを押し上げる純狐の胸部へと目をやる。

でかぁああああい!!説明不用!!

こちらもこちらで、鼻血が出そうになる。

 

「あら、貴方……仙人、いえ、仙人の見習いなのね」

善の状態に気が付いた純狐が善の右手を取る。

 

「え、なんで?」

今まで仙人と見抜いた相手は皆無なので、善があっけにとられる。

 

「私は仙霊、仙人とは少しだけ近い存在なんですよ?

いつも修業頑張ってるんですね」

思いも依らない相手からのねぎらいの言葉に、善が少しだけほろりとする。

純狐が触れた部分から、善の持つ紅い気が漏れる。

本来ならそれは他者を傷つけるハズだが――

 

「仙人の自然を取り込む力、そしてこれは――抵抗力?

面白いですね。

自身を消して自然と一体になる仙力と、自己の存在を確固として他者を弾く力が一つに成っています……貴方のお師匠様はとても偉大な方なんですね」

 

「あ、あ”り”が”と”う”ご”ざ”い”ま”す”……」

励ますような、称賛の言葉に善が遂に涙する。

自身の努力が初めて師匠以外に認められた気がした。

 

「ああ、一体どうしたんですか?

何を泣くことが有るんですか?」

純狐が立ちあがり、善を後ろから包み込むように抱く。

 

「お茶が入りました――よ?」

その時鈴仙が扉を開けた瞬間固まる。

 

「な、なにが?」

最悪部屋中が血まみれや、巨大な肉片が2つなんて惨状を想像していた鈴仙には、その光景が酷く意外だった。

 

なぜか、泣き出す邪帝皇。

そしてそれを鼻血を出しながら、優しく抱きしめる純狐という全く予想していない事態だった。

 

「な、何があったの?」

 

「(ふるふる)」

ズーちゃんに聞くが、よくわからないと言いたげに首を横に振るだけだった。

 

しばらくして――

 

 

 

「あ、そろそろ夕飯を作らないといけない時間だ。

鈴仙さん、輝夜さんにはよろしく言っておいてください。

お茶、御馳走様でした」

時計を気にした善が立ち上がる。

その瞬間鈴仙が露骨に安心した顔をする。

 

「私もお暇しようかしら、うどんちゃんまたね?」

善の続くように、純狐も立ち上がる。

 

「ま、またいらしてくださいね……」

全く持ってそうは思っていない言葉を吐きながら鈴仙が二人を見送った。

 

「さてと、買い物に行かなくちゃ」

 

「私も一緒していいかしら?」

善のつぶやきに、純狐が反応して二人で迷いの竹林をズーちゃんの案内で進んでいく。

 

「純狐さんも、ありがとうございました。

楽しい時間が過ごせましたよ」

 

「まぁまぁ、お上手なのね詩堂君は。

ソレもお師匠様に教えられたのかしら?」

クスクスと純狐が袖で口元を隠して笑う。

 

「いや、うーん……そうですかね?」

困ったように善が頬を掻く。

 

「あなたを今すぐ、仙人にしてあげましょうか?」

 

「え?」

純狐の言葉に善の時が止まる。

 

「私は物を純化する力を持ってる。

今のあなたの中に有る仙人の力を純化すれば、今すぐにでもなれるわよ?」

純狐が真剣なまなざしでこちらを見る。

修業も何もかも不要で、今すぐに師匠と同じ力が手に入る――

それは善にとってまたと無い、大きすぎるチャンスで――

 

「やめときます。なんか、最後まで自分の力で成し遂げたいので」

 

「あら、本当に良いの?

仙人は成りかけが一番大変なのよ?」

純狐が再度問いかける。

きっとこれが最後通知、この幸運を逃したら次は無い。

 

「ゲームと一緒です。ズルして手に入れた力なんて欲しくないんですよ。

一歩一歩、時間はかかるけど自分の力は自分で手に入れたいんです」

輝夜の言葉を思い出しながら善が言う。

そうだ、きっと一歩一歩の歩みが大切なはずだ。

 

「そう、そう……そうよね!

流石詩堂君ですね」

次の瞬間、純狐が善を抱きしめた。

 

「じゅ、純狐さん!?」

突然の行動に善が目を白黒させる。

 

「あなたのその選択は正解よ。

もし私が純化させたら、あなたの抵抗する力は失われてた……

安易な道に進まず、自ら苦難を望む道を選ぶなんて……

ああ、本当によくできた子ですね」

まるで自分の子の様に純狐が善を撫でる。

 

「お、おおう……」

豊満な胸と、女性特有の優しい香りに包まれ善が嬉しそうに微笑んだ。

その顔は明らかに仙人ではないが、純狐本人が気が付かないから良しとしよう!

 

「そうだわ、お饅頭のお礼にこれを上げましょうね。

貰いものだけど、きっとあなたに似合うハズよ?」

そう言って、純狐がある物を善に差し出した。

 

 

 

 

 

「ただいま帰りましたー」

善が家の扉を開けて、入ってくる。

買い物袋から買った食材を取り出し、夕飯の準備を始める。

その背後に、師匠が音もなく壁から上半身を透過させる。

 

「善、今日の夕飯は何?

季節だし、松茸ごはんと土瓶蒸しが食べ――何そのシャツ!?」

 

「え、かっこいいでしょ?貰ったんですよ」

善が嬉しそうに見せるそのシャツは、ダークピンクのドギツイデザインで、口を大きく開けた狐のシルエットがプリントされている!!

そしてトドメと言わんばかりに、胸から脇腹にかけて『Pure FOX&Nine Tailズ』の文字が躍る!!

控えめに言って、日本語の美しい相手を思いやる文化を利用しても――

 

「そのシャツ変よ!!」

 

「変じゃないですよ!!」

善と師匠の口論が始まる!!

 

「脱ぎなさい!!今すぐ脱ぎなさい!!」

 

「いーやーでーす!!お気に入りなんです!!」

師匠が善のシャツを思いっきり引っ張る!!

しかし、流石は地獄製!!仙人が引っ張っても破れない!!

 

「脱ぎなさい!!脱がないと破門よ!!

こうなったら力ずくでも!!」

 

「止めて!!止めてください!!師匠!!

ああ、シャツがぁ!!服を脱がさないで!!」

 

ビリビリィン!!

 




鈴仙・優曇華院・イナバの胃の防御力を仮に1000としましょう。
そして邪帝皇が与えるストレスが100。
通常なら、鈴仙の胃を破壊することは出来ませんが、純狐を用意することでストレスは2倍の200!!
そしていつもの2倍の距離まで近づくことでさらに2倍の400!!
そこに、3倍の回転を加えれば400×3で1200!!
鈴仙の胃を破壊するには、これ位のパワーが必要です。

皆さんも試してみましょう。

そろそろてゐちゃんを出したいけどうまくいかない作者。
竹林でずっと追いかけっこしたいですね。
ずっと、うん。そう、ずっと。

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