そして今回の
『早苗と一緒に守矢神社を切り盛りしたい!!』
『キミに出会えた奇跡を喜びたいんだ!!』
という、思いは容赦なく壊され「ぜったい許早苗!!」となる可能性があるのでご注意を。
皆さんどうも!こんにちは。
私の名前は
偉大で優秀なお師匠様の元で、仙人目指して日夜修業中です。
目標はまだまだ遠いけど、千里の道も一歩から!!
毎日どんどん修業して、がんばって行きます。
……うん、別に底なし沼にダイブした訳じゃないよな……
けど、もう戻れないんだよな……だ、大丈夫、うん、そう……たぶん、きっと……
俺は間違ってない……ハズ……
どうしよう、自信無くなってきた……
「あら~?私の修業が不満?」
「そんな事ありませんよ!!ははは!!」
「ただいまー」
「ただいま帰りましたー」
師匠と善がデートを終えて家に帰ってくる。
結局映姫を見た師匠は地上を警戒して、突発的に旧地獄へと2人で足を向ける事にした。
年末の事件を振り返りながら、二人で街道を歩いて買い食いしたり、休憩も兼ねて適当な温泉宿に止まり一夜を過ごすことにした。
思いもよらず外泊してしまった為、善は少し芳香が心配だった。
「ぜーん!!おかえりー!!」
「ただいま、心配を――うお!?」
家の奥から芳香が、走って来て善に抱き着いた。
その衝撃で善がふらつく。
「うふふ、芳香ったら。すっかり甘えん坊さんね」
くすくすと師匠がその姿を見て笑う。
「どこに行ってたんだ?」
「旧地獄の温泉だよ」
「善に宿に連れ込まれちゃったのよ……
ぐす、信じてたのに……善もケダモノなのね……」
「芳香、饅頭買ってきたから食おうか?
地獄の新商品だってさ」
「おー!饅頭食べたい!!」
泣きまねを始める師匠を無視して、善がお土産に買ってきた温泉饅頭を取り出す。
緑のおどろおどろしいパッケージに「冥・界!黄泉黄泉黄泉……」のキャッチフレーズの書かれた『ヨモツヘグリ饅頭』という商品だった。
「あら、反応すらしてくれないのね……」
師匠が少し寂しそうに唇を尖らせた。
「うん、うまい!」
はぐはぐと芳香が早くも4個めの饅頭を口にする。
にこにこして善がお茶をつぎ足し、自身も饅頭に口を付ける。
「お、アリだな」
ヨモギを練り込んだ饅頭の皮とこしあんがベストマッチしてお茶が進んでいく。
良い香りが口内に行きわたり、あんこの甘さがお茶でサラッと流れていく。
「にしてもコレ、ずいぶん縁起の悪い名前よね」
師匠がパッケージを見ながらつぶやいた。
「善、お茶お替り!」
「はいはーい」
何がいけないのか、善には分からなかったが芳香の声を聴き、そんなことはすぐに忘れてしまった。
「そーいえば、まだご飯食べてなかった。
善、何か作ってくれ」
「今、饅頭食べたばっかりだろ?お昼まで待て」
「うー、お腹空いたぞ!!」
善の言葉に芳香が、機嫌を悪くする。
いやいやをする時、芳香の服がほんの少しめくれる。
師匠がその様子を見て――
「そう言えば、最近少し太ったんじゃない?」
「え……?
そ、そんな事無いぞ?」
師匠の言葉に、芳香が固まる。
そして不安気に自身のお腹を両手で隠すようにする。
「やっぱり師匠もそう思います?実は私も最近……」
「善!?」
まさかの善の言葉に、芳香が慌て始める。
「わ、私は死体でキョンシーだぞ?太る訳ないじゃないか!!」
「けど、おまえ。ごはん最近沢山食べるし、運動してないだろ?」
善が最近の芳香の行動を指摘する。
最近は秋も深まってきたという事もアリ、芸術の秋、読書の秋、スポーツの秋などそれぞれの趣味に精を出す物が多い。
師匠も新しい術を研究したり、善も自身の能力を磨くことに余念がないが、そんな中芳香は食欲の秋を思う存分堪能していた。
「は、はは、キョンシーが太るなんて……」
思い当たる節に芳香が、苦笑いを浮かべる。
「脱衣所に体重計があるから測ってきたら?」
尚も現実から逃走しようとする芳香に、師匠が逃げようのない一言を投げる!!
「え、えっと、明日――」
「はい、体重計」
師匠が壁をすっと抜けて、体重計を渡す。
「ゴクリ……」
何時もとは全く違う理由で唾を飲み、そっと体重計に乗ると――
「う、うわぁあああああああああああ!!!!
あああああああああああああああああ!!!!」
メモリの差した数字を見て、芳香が絶叫を上げる!!
太っていた、確かに、確実に芳香は太っていた!!
「ダイエットしなきゃな?」
善が優しく言い聞かせるように口を開く。
「ごはん……減らさなきゃダメ……か?」
可愛そうな顔をして、芳香が善に尋ねる。
善は無言でその問いに頷いた。
「お、おやつは……?」
「しばらく我慢だな」
善の言葉に今度は芳香が絶望したように、膝から崩れ落ちた。
「そんな……お、お腹が空いたときに善をかじるのもダメか!?」
「かじるなよ!!っていうか、オマエそんな理由で俺をかじってたのか!?」
「善をかじるくらいなら、大丈夫――」
「じゃないですからね!!」
師匠の言葉を善が大声で否定する!!
「芳香、別にそれ位気にするなよ。
俺はちょっとくらいムチッとした子の方がスキだぞ?」
「あなたの趣味は聞いてないわよ……
芳香が太ったのはいけないわね。今はまだ、そんなにだけど太る癖がつくと加速していくかもしれないわよ?そんなの嫌でしょ?」
「うぐ、いやだ……ダイエットするぞ……」
師匠の言葉に、芳香がしぶしぶといった様子で頷いた。
その様子を見て、師匠も満足気に頷く。
「善、芳香のダイエットに協力しなさい。
こういうのは、巻き添え――もとい、一緒にやる人がいる方が捗るもの。
拒否権はないわ!」
「あ、このパターン久しぶり……」
師匠の言葉に、何処か懐かしさを感じながら善が頷いた。
「ほっ!ハッ!」
妖怪の山の奥にその神社はあった。
守矢神社に一人の少女が――否、『一柱の神』が境内で遊んでいた。
緑のカエルを思わせる帽子、少女と呼ぶには幼すぎる肢体、そして手に持つ鉄の輪。
彼女こそ、この神社に奉られる神の一柱である洩矢 諏訪子だった。
実は諏訪子以外にも八坂 神奈子という別の神がいるのだがそちらは今、天狗のお偉いさん方との話の最中。
そして、この神社の巫女――正確には風祝という職の東風谷 早苗が居るのだがそちらも「修業」と称し妖怪を狩りに行っている。
「はぁ、早苗もこっちに慣れたのは良いけど、妖怪狩りはどうなのかな~」
諏訪子が心配する。
こっちの世界は妖怪もいる世界、面白半分で退治して大変な事に成らないと良いのだが……
実際少し前まで『恐ろしい者を見た』といい、ふさぎ込んでいたため、元気な今の姿に文句を言いにくいというのもある。
そんな風に、手慰みに鉄輪を転がす諏訪子の耳に聞いたことのない声が聞こえてきた。
「よし、到着だな」
「おー、立派だー」
「もっと早くこればよかったな」
芳香を連れ、善が鳥居をくぐる。
今回善がランニングの場所に選んだのは、妖怪の山だった。
それも、いつも行く秋の神社のさらに上にある神社を目指してみようという物だった。
「水だ、丁度良かった」
神社の脇にある、水舎に行き思いっきり杓子で水を飲み始めた。
ごくごくと喉を鳴らし、うまそうに飲んでいく。
「お、良いな、俺も飲もう――」
「ちょっと待ったぁ!!
この水は飲むもんじゃないの!!」
善が飲もうと杓子を手に取った時、諏訪子が善に待ったを掛ける。
「えっと?」
「この水は外界の穢れを落とす物なの、飲む物じゃないんだから!」
諏訪子がぷんすかと二人に怒って見せた。
「えっと、ごめんなさい」
「(ごくごく)ごめん(ごくごく)だぞー」
尚も水を飲みながら、芳香が謝る。
「……まったく、最近の人は神社の参り方も知らないんだか!」
諏訪子が頬を膨らませ、自身の怒りをアピールする。
「いや、あんまり神社とか来ないし……
初詣か縁日位?」
「うぐ、信仰が足りない……」
善の言葉に今度は、諏訪子が涙目になる。
怒ったり泣いたり忙しいな、と善が思う。
半場あきれる善に対して、諏訪子は少し違う考えを持っていた。
「仕方ないな~、今回は特別に私が案内してあげる」
暇を持て余した諏訪子が善と芳香を連れて、自身の神社を案内しようとするが――
「諏訪子様ー、ただいま帰りました」
ハキハキした声が、二人の間に響く。
緑の髪に、蛇とカエルを足したような飾りを頭につけた、腋を露出した巫女服。
この神社風祝、東風谷 早苗だ。
「あ、早苗ー、おかえりー」
「あ、御参拝の方が来ていたんですね。
すいません、神自ら接待させてしまい」
「え、神様?」
「そうだよ。ここは私の神社なんだから!」
胸を張る諏訪子に対して、善が小さく驚く。
「……へぇ、神様に逢うのは2いや、3柱目かな?
あれ、芳香は?」
チラリと芳香を探すがいない。どうやら飽きて遊びに行ってしまった様だ。
「あれ……前に、何処かで?」
自ら覚えた既視感に早苗が疑問を呈す。
(どこでしたっけ……?)
上手く思い出せない、喉に魚の骨が刺さったような違和感。
「どこか具合でも悪いですか?
気分が悪いなら、コレどうぞ」
顔を顰める早苗を、不調と思ったのか善が声をかけてくれる。
言って懐からハッカの飴を取り出す。
「あ、ありがとうござま――!?」
飴を受け取る瞬間、とある光景がフラッシュバックする!!
血にような物で濡れた腕を突き出す、異形の存在。
土の中から現れた、人里でまことしやかに語られるモノの存在――
「
早苗の疑問を肯定する様に、男が笑みを浮かべ背を向ける。
そんな訳ない。あれは人里の不安が作り出した都市伝説の様な物。
実際には存在しないハズの人物だ。と無理やり早苗が自分を納得させる。
(けど、警戒は必要な事は変わりませんね)
不埒な事を考える小悪党という、有りそうな可能性にかけて早苗が善を睨む。
「そんなことより、拝んで拝んで!!
あ、お賽銭はあっちね」
早苗の疑問を無視する様に諏訪子が賽銭箱を指さし、反対の手でバシバシと自分の平らな胸を叩く。
(諏訪子様ぁああ!!ダメです、そんな挑発的な事をしちゃ!!)
余りに軽率な行動に、早苗が声を漏らそうとして気が付く。
(諏訪子様は明らかに油断して、超近距離に居る。
この距離なら、確実に諏訪子様を屠れるという彼のアピール……
けど……)
善はどう見ても、隙だらけだ。
ならばこちらから先制するべきと、札に手を伸ばすが――
「えっとじゃ――」
パンパン……!
早苗の意識を付くように、善が2度手を打ち鳴らす。
その行動は無言の警告の様に早苗には思えた。
そっと、懐の札から手を放す。
一方善は、諏訪子に教えてもらったように鈴を鳴らし、二礼二拍一礼最後に自身の中で願いをする。
あくまで普通に、教えてもらった通りに。
「なに願った?なに願った?」
興味津々と言いたげに、諏訪子が尋ねる。
「えっと、美人の知り合いが出来ますように?」
「うっもう!善君ったら、積極的~
私と知り合えたよ?良かったね!
あ、早苗もいるよ?ダブルでかなったね!!
しかも、相手は神様だよ?神様の知り合いいないでしょ?」
にやにやと諏訪子が笑い、善の腹を肘でつつく。
「いや、いますよ?ここに来る途中たまに会いますもん」
諏訪子の言葉に早苗が困ったような顔をする。
(要求は、ソレですか……!!)
早苗が自身の手をぎゅっと握る。
明らかにこちらを指した言葉にニヤついた笑み。
ゲスな笑みを浮かべ、舌なめずりしたように早苗には見えていた。
彼の言葉から推理するに、秋の神様はもうすでに……
「秋の神様は、元気ですか?」
「ん?あ、やっぱ分かります?
あそこには結構言ってるんで、そのたびに色々くれますよ。
おいしい思い、させてもらってます」
野菜などを貰う事を善は指して言った気なのだが……
(『色々くれる』?
すでにあちらは散々食い物にしたという訳ですね……)
悪びれすらしない善の態度に早苗の表情がこわばった。
「はぁ、出会うならもう少し年上の方が良かったなぁ……」
「う、な……」
まさか、速攻で否定されると思っていなかった諏訪子がショックを受ける。
早苗が気の毒そうに、諏訪子を見る。
(年上……狙いは、神奈子様ですか……
まずは表の顔を自分の物にする気ですね)
良く練られた計画に、早苗が冷や汗を流す。
幸運なことは今、神奈子は神社を開けている事、奇跡とでもいう幸運に早苗は自身の能力に感謝する。
「あ、おみくじだ。ちょっと引いてきますね」
ショックを受ける諏訪子を無視して、善がおみくじを引きに行く。
お金を入れて、自分で一つとるタイプの様で、適当に善が一枚引く。
「えーと、
なんだコレ……」
「あ、それは私が考案したくじですよ。
本気で良い吉、つまりは大吉以上なのです」
早苗がおめでとうと、祝ってくれるが正直言ってありがたみが全くない。
冷静を装う早苗だが、内心はかなり同様していた。
このくじ、実は一枚だけ唯一作ったくじだった。
しかしそれを簡単にこの男は当ててしまった。
(おそらく、確立や運命を操るタイプの能力……
つまりは――私と近しい能力タイプ!!)
早苗は自身の力に自信を持っている、可能性や確率を少しだけ自分に有利に動かし、『奇跡』をおこす力、その力は使われる側からすれば、非常に不条理な力だと早苗は知っている。
「(なんだか、早苗さん顔怖くないですか?)」
こそっと、非常に厳しい顔をする早苗の事を、諏訪子に聞いてみる。
さっきからずっと、こちらを射殺さんばかりの目で、善は少し居心地が悪かった。
「(やっぱりそう思う?いつもはもっと、柔らかい子なんだよ?)」
早苗の様子がおかしい事を察した、諏訪子が心配そうに話す。
心配そうなその声音に、諏訪子が本当に早苗を大切に思っていることが読み取れた。
「(実は具合が悪くて、無理してるんじゃ?)」
「(そうかも……)」
「じゃ、私はそろそろ帰りますね……
芳香ー、帰るぞー、どこだー?」
早苗の体調を想い、この場から善が帰ろうとして芳香を呼ぶ。
「ほーい……」
何処か離れた場所で、芳香の間延びした声が聞こえてくる。
ガサガサと音を立て、早苗のすぐ後ろに芳香が降り立った。
「妖怪の襲撃ですね!!」
早苗の目が怪しく輝く。
そう、妖怪が来たのなら風祝として倒さねばならない。
懐から、スぺルカードを取り出し宣誓する瞬間――!
「少し待って下さい」
パシィ……
横から善が手を伸ばし、早苗の腕をつかむ。
早苗の神通力と善の抵抗する力が拮抗して、赤い血のような気が漏れ出した。
「あ……」
『自身の手をつかむ、紅い血の様な物にまみれた手』早苗はこの光景に覚えがあった。そうだ、これは秋の神様の神社で一瞬だけ見た――
その瞬間!!すべてのパズルのピースがそろった!!
「
その名を自身の中で転がした瞬間、早苗が飛びのいた!!
今まで考えた中で、最悪のパターンが当たってしまった。
そう!!この男はやはり、あの時の!!
「つ、ついにここまで来ましたか!!?」
無数の弾幕を展開して、善を睨む。
そうだ、あらかじめこの事態は想像していた。
秋の神を取り込んだのなら、次に狙われる場所は此処だ。
早苗の持つ、札とお祓い棒が震える。
「早苗?どうしたの!?」
「おおっと?」
諏訪子と善が同時に、驚き声を上げる。
さっきまで友好的に話していた、相手が急に戦闘態勢を取ればこうも成るだろう。
「なんで……!」
震える手を、自覚しながら早苗がお祓い棒を握りなおす。
倒せるだろうか?
早苗の中に、未知の敵に対する疑問が浮かぶ。
「諏訪子さん、なんかヤバくないですか?」
「いや、私にも何が何だか……」
こそこそと諏訪子に近寄る善。
二人の間に光弾がたたきつけられる!!
「うわわわ!?」
光弾が目の前で、弾けた芳香が目を白黒させる。
よろめいた先、さらに大きな光弾が芳香に叩きつけられそうになる!!
「早苗!!ちょっと、やりすぎ!!」
しかし、その間に諏訪子が入り早苗に手刀の一撃を加える。
その一撃で早苗の意識は闇に埋もれていった。
「諏訪子様……なん……で?」
「少し働かせすぎたのかな?
ストレスも溜まってるだろうし……
今日、忙しいから誰か雇えたらな……」
困ったように、諏訪子がため息をつく。
そして一瞬のためらいの後、善が一枚の札を取り出す。
「諏訪子さん、巫女服の予備あります?」
「おー!今度は、巫女だ!!」
善の考えていることを読み取った、芳香が嬉しそうにぴょんぴょん跳ねる。
「?」
いまいち現状が理解できない諏訪子は不思議そうに、首をひねった。
「あ、お仕事は!?」
布団を跳ねのけ、早苗が起き上がる。
掃除に、お守りの売り子など細かい仕事はたくさんある。
それをすべて、すっぽかしたとなればいい顔はされないだろう。
「諏訪子様!!」
慌てて、着替えて外に出る。
小柄な巫女服をきた少女が、箒で境内を掃いている。
「あ、早苗さん。起きたんですね」
長い青味掛かった紙に優しい瞳、その姿はかつて秋の神の神社で見た、仕縁という名の巫女で――
「い、生きてた……生きてたんですね!!
良かった、良かったぁ……」
早苗がボロボロと泣き出し、仕縁を抱きしめる。
そう、自分の目の前で死んだと思っていた、子が生きていた!!
まさに奇跡と云える事態に、早苗が何度も何度も仕縁を抱きしめた。
「そうですよね。邪帝皇なんている訳ないんですよね……
全部、夢だったんだ……あー、良かった」
心底安心したように早苗が笑った。
「おうふ……」
そこそこ豊満な胸に善が抱きしめられる!!
同じく巫女服の芳香がジト目で睨むが気にしない!!
その光景はまさに、善が守矢神社に望んだのもに他ならない!!
「諏訪子さん……この神社すごいですね……」
「あ、うん……すごいでしょ……」
すさまじく恍惚な表情をする仕縁を見て、諏訪子がドン引きしながら答えた。
余談ですが、芳香はすぐに痩せました。
原因は食べすぎ。
そうそう、UAが100000を超えました!!
何か企画がしたいなーと思っています。