止めてください!!師匠!!   作:ホワイト・ラム

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今回は『善悪堕ち編』の後日談です。
次からはまた別の方へ――の前に、特別編かな?
そんな感じです。


暴露!!暴かれし真実!!

皆さんどうも!こんにちは。

私の名前は詩堂(しどう) (ぜん)

偉大で優秀なお師匠様の元で、仙人目指して日夜修業中です。

 

目標はまだまだ遠いけど、千里の道も一歩から!!

毎日どんどん修業して、がんばって行きます。

 

……うん、別に底なし沼にダイブした訳じゃないよな……

けど、もう戻れないんだよな……だ、大丈夫、うん、そう……たぶん、きっと……

俺は間違ってない……ハズ……

どうしよう、自信無くなってきた……

 

「あら~?私の修業が不満?」

 

「そんな事ありませんよ!!ははは!!」

 

さ、さぁ!気を取り直して今日も修業です!!

 

 

 

 

 

ある昼下がり、夏も終わりに近づきセミの声が少しづつ弱弱しくなっていく。

そんな中で、縁側で善が杖を傍らに置き座る。

「善、お茶飲むか?」

 

「ああ、ありがと。もらうよ……」

芳香の持ってきてくれたお茶を飲んで一息つく。

 

「ふぅ……」

 

「何か欲しいモノはないか?」

心配なのか、甲斐甲斐しく善の世話を焼く芳香。

それもそのはず、善の体は未だに疲弊しており、杖無しでは歩行も困難なのだ。

 

「大丈夫だ……よ。

気にするな……」

そういって遠いトコロを見る善。

その顔は、まるで心にぽっかり穴が開いたような、そんな顔。

こうなった原因は別の処に有った。

それは、昨日の昼へと遡る。

 

 

 

 

 

自宅の中、リハビリも兼ねて善がゆっくりと杖を突いて歩く。

筋肉痛とその身体を休める為に鈍った筋肉をわずかにでも動かそうとする。

さらに言うと、トイレに行きたいというのもある。

頼みさえすれば――否、頼まずとも師匠は尿瓶を持ってきて世話をしてくれるのだが……

そう、流石に尿瓶はいろいろと善の精神衛生上良くない物が多いのだ。

主にプライド面とメンタル面で……

そんななか――

 

「みーっ付けた!」

 

ドン――!

 

「ぐえ!?」

突然後ろから掛かった衝撃に、善が杖を突くまでもなく前のめりに倒れる!!

かろうじて受け身をとり、鼻を床に打ち付けることは無かったがやはり弱った体で転ぶと痛い事は変わりなかった。

 

「一体なにが?」

後ろを振り返ると、たのしそうにこいしが立っていた。

()()()()()()()()()()ハズなのになぜかつい最近会った気がするのはなぜだろうか?

自らのおかしな感覚に疑問を覚えながらも、声の主に振り返った。

 

「やぁ、こいしちゃん久しぶり。

遊びに来たの?悪いけど、ちょっと今調子が悪いんだよね……」

そういって杖に手を伸ばそうとするが、

 

「久しぶり?昨日会ったばっかりでしょ?」

 

「え?」

不思議そうな顔をして、こいしが首をひねる。

正直な話、善には約2日分の記憶がない。

師匠の話では、小槌の妖力に魅入られ暴走したらしいがその間の記憶はひどく不確かだ。

 

「ねぇ、その時の事教えてもらっていいかな?」

師匠は気にすることは無いと言ってくれ、詳しく聞こうにもはぐらかされるばかりで真実は分かりはしない。

やはり記憶が2日分もないというのはどうしても気になる事で、その間を知っているこいしの話を聞けるのは朗報だ。

 

「それなら、この子に聞くのが得策よ?」

怪しげな声と共に、一人の幼女が床に落ちる。

落ちた方より少し上空に、スキマが開いて八雲 紫が手を振っていた。

 

「あ、紫さん。お久しぶりです」

 

「はぁい、詩堂君修業頑張ってる?

今回はさんざんな目に遭ったみたいね?」

全て知っているという事をこれ見よがしに話す紫、その時足元に落ちた小さな影がピクリと動いた。

 

「あの、紫さん?足元に落ちてるこの子は?」

 

「伊吹 萃香。あなたの小槌の製作者で、今回の事件の黒幕ね。

本当に大変だったのよ?旧地獄が地上を火の海にしようとするし、妖怪が大量にトラウマ量産して、寝込むし……

はぁ、ゆかりん疲れちゃった~」

口元を隠していた扇子を閉じ、萃香を突く。

なんだか、子供っぽい言い方に不気味な物を感じる。

 

(黙ってたら美人なんだけどな~)

善がひそかに残念に思う。

 

「う……うう……酒……さけぇ……」

倒れた萃香がげっそりして、うなされながら酒を求めている。

 

「大丈夫ですか……コレ?」

 

「半日禁酒させただけなのだけど?はい、コレ」

紫が萃香に瓢箪を渡す。

その瞬間、しおれていた萃香の気力が持ち直し瓢箪に直接口をつける!!

 

「ん、ぐ、んぐん、ぐんぐんぐ……ぷっはぁ~!!

生き返ったぁあああああ!!!」

まるで水を得た魚の様に、萃香が復活する。

ぐぐーっと背伸びをした後、再び瓢箪に口をつけた。

 

「よ!あんたが邪仙の弟子?

いや、今回の事は悪かったよ」

目算で軽く3リットルくらい飲んだ萃香が、善を興味深そうに観察する。

 

「は、はぁ……実はあんまり記憶なくて、何が有ったか具体的に知らないんですよね……

気が付いたら全身、筋肉痛で記憶二日分無いし、師匠ははぐらかすばっかで教えてくれないし……何があったか知ってます?」

 

「知ってる知ってる。っていうか、さっきまでさんざん紫のそれで叱られたからね。

うーん、スペースが足りないか……いや、墓場なら……

よし!墓場で待ってな。関係者呼んできてやるから」

言うや否や、萃香の姿が霧の様に薄れて消えた。

 

「おにーさん、早く行こうよ!!」

面白い事を見つけたと言わんばかりに、こいしが善の手を引く。

 

 

 

 

 

10数分後……

 

「よーし、順番に話をしてくれー」

墓場で萃香の持ってきた椅子に座る善。

目の前には、半透明で顔が隠れるサイズの板が置かれている。

なんというか、犯罪の被害者のインタビューを見ている気分になる善。

 

「どっから、持ってきたんですか……」

 

「河童に作らせた!!」

酒が入ってテンションが上がってるのか、いやにいい笑顔で説明する萃香。

無茶ぶりを言われ、困惑するにとりの顔が浮かぶ。

 

「はーい、まず一人目どうぞー!!」

 

「なんか、始まったし……」

善の心配をよそに、一人目が半透明の板の前に座る。

 

 

 

一人目。リリー・グレー(仮名)さん

*プライバシーの為、音声は加工してあります。

 

『えっと、その日は夏だったんだけど……偶には外に行きたくなってー。

妖怪の山で遊んでたの、場所?名前なんて詳しくは知らないわよ!

で、そしたら『アイツ』が着て――

信じられないんですよ!!いきなり『春以外に会えるなんて嬉しいな!!リリーちゃん、あーそーぼ!!』って、いきなり抱き着いてきて!!なんどもかわいい言いながら、頭とかお腹とか触って来たの!!!ああ、もう最悪!!ロリコン死ね!!』

捨て台詞と共に、リリー・グレー(仮名)さんは帰っていった。

 

「一件目からやばくない!?あ、『アイツ』って私の事さしてます!?」

色々と聞きたくない情報聞いた善が、焦りながら横に座っている萃香に縋りつくように聞く。

 

「うん、アンタの事だね」

 

「アウトっぉおおおおお!!俺アウトー!!

どうしよ……流石に犯罪……流石に犯罪……」

一剣目だというのに、アウト100%な内容に善が戦慄する!!

正直な話、続きを聞きたいとは思えない!!

 

「はーい、2件目行ってみようー」

焦る善を無視して、萃香が二人目を連れてくる。

 

二人目。ジャッキー橙(仮名)さん。

*プライバシーの為、音声は加工してあります。

 

『えっと、善さんとはくっつくかくっつかないかの距離にいるんですけど……

いっつも恥ずかしがって、素直に成ってくれないんですよ。

けど、その日は違いました!!

何時もみたいに、妖怪の山を散歩してたら季節外れの春告精と遊んでいるのを見つけたんです。声を掛けたら、善さんこっちに気が付いたみたいで……

すっごく興奮した様子で

『橙ちゃんじゃないか……前々から思ってたんだけど――

その尻尾!!そろそろ夏毛に生え変わる時期だよね!?コロコロしたい……コロコロさせてぇ!!』

っていって、動物の毛を取るコロコロで私の尻尾をコロコロしてくれました!!

何時もより乱暴なんだけど、やさしさだけは伝わって来て……

『ほら、尻尾の又の部分まで毛全部コロコロしちゃったよ?夏毛が生えてくるまでは赤ちゃんみたいにつるつるだね?』って……恥ずかしいです!!藍様くらいにしか見せたことなかったのに~』

そういって、恥ずかしそうに身をよじった。

 

「あわあわあわ……だ、大丈夫……大丈夫……ただ毛をコロコロしただけだし……ふ、普通だし……」

何かを必死になって否定する善が、椅子で震える。

横で萃香がにやにやとその様子を見ながら、酒を煽った。

人の不幸という物は意外と、酒の肴になるらしい。

 

三人目。コガサグラム・ゴルドミスタ(仮名)さん。

*プライバシーの為、音声は加工して(ry

 

『正直な話、わちきはそんなに被害無くて……脅かされて転ばされて――

その、ぱ、パン――し、下着を見られてだけだから!!

ただの不幸な事故だから!私は気にしてないからね!?』

 

被害報告なのに、逆に励まされた善。

今度何か奢ってあげようと、胸の中で決める。

その後も数人の話が出てくる。

話のたびに善がどんどん衰弱していく!!

 

古明地 こいC(仮名)さん。

*プラ(ry

最早隠す気すらない、仮名の妖怪がボードの前に座る。

 

『うわぁーい!!こんなの初めて!!

おにーさん見てる?ピース!ピース!』

見たことないセットに興奮してるのか、こいC(仮名)さんが楽しそうに話す。

非常に明るい口調だが、善はというと……

 

「もうヤダぁ……真実とか知りたくないぃ……お家カエルぅ……」

 

「うわぁ……相当追いつめられてるなぁ……」

絶望して目に光の宿らない善を見て、流石の萃香も引き気味!!

 

『えーっと、突然肩車してきてー。

私の足の汗を舐めようとしたりしてすっごいキモかった!!』

笑顔で放たれるトドメの一撃!!

善の心に!!ひび割れたハートにクリティカルヒット!!

 

ドサァ!!

 

遂に椅子から転がり落ちて、白目をむいて倒れる!!

 

「おい、大丈夫――じゃないなコレ……

はーい、各自解散!!帰っていいよ!!」

びくびくと痙攣する善を見て、萃香がため息をつき家まで連れていく。

 

「ぜ、善!?一体どうしたんだ!?」

気絶した善を見て、芳香が驚く。

 

「あー、知らない方がいい真実を知っちゃったんだよ……

ふぅ、人生は難儀だねぇ」

へらへら笑って、萃香が瓢箪を手にしようとするが――

 

「あれ!?無い!!どこ行った!?私の瓢箪!!」

酒が手元にないと不安でしょうがないのか、慌てて無い無いと叫びながら家を出ていった。

 

「まったく、あの鬼反省が足りないんじゃなくて?」

壁の奥から、萃香の瓢箪を持った師匠が現れる。

 

「昔から、ああなのよ。言い出したら聞かないの」

同じくスキマが開いて紫が顔を出す。

胡散臭い女二人が向き合う何とも言えない世界。

 

「コレ、片しておいて。それと、コレも」

萃香の瓢箪がスキマの中に消え、師匠がもう一つの物を持ち出す。

 

「あら、それ例の小槌ね?いいの?

萃香の力の一部が込められた妖魔道具とでもいうべき道具――

密にする力と疎にする力、うまく暴走させればあなたの弟子がやったみたいにすさまじい力が出るのだけど?」

紫の視線の先、師匠の手には大量の札が張られ封印された小槌が有った。

 

「善には少し早すぎたみたい。けど、いつかきっとこれがまた必要になるわ。

それまでは――」

そういって、師匠が別のスキマに小槌を投げ入れた。

 

「ふう、なんとか歩ける程度には回復したのね。

これでこの子の介護から解放されるわ」

 

「へぇ?()()()けどずいぶん、楽しそうにしてたわよ?」

 

「あらあら、私はこの子のお師匠様ですもの、弟子の世話位しますわ。

芳香ちゃん、善を部屋まで運んであげて?」

 

「分かった~」

 

「じゃあね、妖怪の賢者さん」

 

「さよなら、邪仙の師匠さん」

お互いに怪しい笑みを交わして、両者は消えていった。

 

 

 

 

 

その日の夜。

 

「芳香……どうしよう……俺、ロリコンの変態かもしれない」

布団を敷く芳香に対して、善が真剣な顔をして言った。

 

「そうなのか?」

非常に馬鹿らしい話題だな、と芳香は辟易気味に生返事した。

しかし善の取ってはそうではないらしい!!

 

「そうかもしれない……けど……けど俺、ロリコンでもボインが好きだ!!

ゲスな話だというけど、お姉さんとあんなことやこんなことしたい!!」

 

「な、なにを言ってるんだ!?そういう事は人前で言っちゃダメだぁ!!」

芳香が止めるが善の魂のシャウトは止まらない!!

 

「俺の心が叫んでるんだ!!

俺の愛すべき対象はまな板じゃない!!幼女じゃない!!

年上のお姉さんだ!!ビックでボインで夢が詰まったおっぱいだ!!

そうだ!!我思う、ゆえに我あり!!これこそが俺のすべ――――て!?」

 

「うるさいわよ!!」

隣の部屋、壁を抜けて上半身を出した師匠に後頭部を殴られる!!

 

「へヴんっ!!」

今は気の力さえ弱った状態、いつもより派手な音をたて善が壁にたたきつけられた!!

 

「一体なにを言ってるのかしらこの弟子は?」

全身を出し、倒れた善を見下ろす師匠。

 

「師匠……今、自分を見直してました。

俺は、俺は確かにおっぱいが好きな詩堂善です!!

ロリコンじゃな――――むぎゅ!?」

 

「はいはい、私の事が大好きな私の弟子でしょ?」

うるさい善の顔を足で物理的に黙らせ、飽きれたように言い放った。

 

「まったく、あなたって本当に煩悩消せないのね?

仙人は程遠いわ」

善を座らせ、自分もその正面に座って向き合う。

責める言葉に善が少しバツの悪そうに顔をそらす。

 

「気を操る力は間違いなく仙人の技術、けど仙人じゃない。

人としての領域はとっくの昔に超えてるのに……

なんて言うのかしらコレ?仙人の術を使いつつも、仙人の徳の高さもない、自分の欲望を優先させる存在――」

そこまで言われて、善の頭にある存在が浮かんだ。

それは――

 

「――()()と呼ばれる存在ね?

良いのかしら?仙人なんて天人を目指す中ではただの通過点。

このままじゃ、あなた邪仙よ?邪仙で止まって良いのかしら?」

試すような師匠の言葉――

射貫くような師匠の視線――

急に変わった空気に善が息を飲む。

 

「天人ってのがどんなのかは知らないですけど……

俺は、師匠の教えを受けて自分で決めます。

自分の生きたいように、成りたいようになります。

結果、それが邪仙と呼ばれても――俺はそれはそれでかまわないです。

っていうか、師匠を見てると楽しそうなので邪仙もいいかもしれませんね。

師匠自体も噂ほど悪い人じゃないですし」

そういって、師匠を方をむくと珍しく呆然としていた。

 

「あの、師匠?」

 

「――――なんて言えばいいのかしら?

ごめんなさい、ちょっと心の整理がつかないわ」

あたふたとして、顔を手で覆う。

くねくねと体をひねったかと思うと、突然手を顔から退かした。

 

「善、私にプロポーズしなさい」

 

「はぁ!?なんでですか!?」

脈略の無い話に善が面食らう。

 

「善が、私の事好きでしょうがないことが分かったし。私もそろそろ再婚しても良いかな~って思ってるのよ。

という事で私に尽くしなさい。

指を取って、『リングをつけてくれ』って言ったり、『俺と同じ苗字になるまではなさい』って言いなさいよ」

 

「うえ!?プロポーズの言葉クッサ!今時そんな奴いるんですか?」

 

「最近言われたわよ?あ、芳香にプロポーズでも可よ?

姑としてついていくから」

 

「な、何を言ってるんだー!?」

流石に予想外だったのか、師匠の言葉に芳香が驚く!!

 

「いやですよ!!まだ私は結婚できる年齢じゃありません!!

それに、私にはもう心に決めた恋人がいるんです!!」

 

「なに!?」

 

「ええ!?」

善の言葉に芳香と師匠が驚く。

 

「ぜ、善恋人いたのか!?」

 

「誰!?言いなさい!!小傘ちゃん?橙ちゃん?

――ハッ!妖怪の山の犬天狗!?」

 

「違いますよ。私の今の恋人はすてふぁにぃです!!

疲れた私をいやしてくれるエンジェ―――ルゥゥゥゥゥ!?」

 

ビリ!!ビリビリィ!!

 

師匠、芳香両名が善の部屋のあらゆる場所に隠されたすてふぁにぃを容赦なく破る!!燃やす!!引き裂く!!

 

「せめて、修業が恋人って言いなさいよ!!」

 

「2次元は認めないぞー!!」

まるで親の仇の様に、すてふぁにぃを破壊する二人!!

 

「やめて!!止めてください師匠!!俺の、俺の魂の恋人がぁあああああ!!!!」

 

「全部のすてふぁにぃを破棄するわよ!」

 

「おー!!」

二人の決意のこもった声が響き渡った。




アイテム紹介。

すてふぁにぃ。
豊かな胸の書かれた本の総称。
外界から来た写真もあれば、幻想郷内で書かれた絵の物まである。
善が愛読し、大切にし、時に心を支える。彼を彼でたらしめる存在。

入手経路は、人里の本屋。
本屋の主人は妻娘持ちだったが、扱う本が扱う本なので娘からは白い目で見られている。
最近鈴奈庵に客を取られ気味で、経営不振。

その他の入手方法は拾う事。
善は拾った5円玉に紐を通して、ナズーリンの様なペンデュラムとして使っている。
コレでお宝(すてふぁにぃ)をゲットだぜ!!

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