止めてください!!師匠!!   作:ホワイト・ラム

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次回以降、再びコラボが続きそうです。
よろしくお願いします。


顕在!!神の力!!

俺……じゃなかった、私の名前は詩堂 善(しどう ぜん)

ただ今、仙人目指して修行中です。

師匠の修行は厳しいけど、きっとそれも私の事を思っての事。

 

うん……そう、たぶん。おそらく、きっと……あれ?どうして涙が出るんだろ?

と、兎に角今日もがんばります……はぁ……

 

 

 

 

 

2月ももはや終わろうとした時期。

善たち一行は妖怪の山の中腹にいた。

 

「そろそろ良いかしら?」

 

「もういいのか!?」

持って来た七論の上で、味噌が塗られた野菜が焼かれている。

師匠が箸で野菜の様子を見て、芳香が目を輝かせる。

天気は少しだけ雪が降っており、師匠と芳香をぬらさない様に小傘が傘をさしている。

 

「そろそろ、いただきましょうか。あなたもこっちにいらっしゃい」

3枚の皿を取り出し、小傘を手招きする。

 

「あ、ありがとうございます……けど、いいのかな……?」

皿を受け取りながら、小傘が辺りを見回す。

辺りには3~4名の白狼天狗が倒れていた。

山には侵入許可をもらっているハズだが、何かの手違いからか襲い掛かって来たので善が倒したのだった。

全員後遺症などが無いようにしっかり手加減している。

 

「そうよね。この程度を倒すのに時間かかり過ぎなのよね~

まだまだ修行不足ね。聞いてるのかしら、善?」

師匠がそう話すと、近くの木に縛ってある鎖を手にする。

 

ジャラジャラと音を立てて、鎖を引っ張る。

鎖は、横を流れる川の中に伸びており……

 

ザプッと音がして、川の中から善が引きずり出される。

 

「滝業って、仙人の修業らしくていいわよね」

 

「寒い寒い寒し寒い……」

雪の積もった地面に転がる善がガチガチと歯を振るわす。

凍える体に容赦なく雪が吹き付ける!!

 

「今、拭いてやるからな」

震える善をタオルで芳香が吹き始める。

 

「お酒も、もうそろそろね」

そう言ってもう一つの鍋にくべられていた、日本酒の熱燗を取り出す。

 

「アチ、チチ……はぁ。雪見酒なんて風情が有っていいわね」

お猪口に注いだ酒を飲み干し、ホッと一息ついた師匠の吐息が白く濁る。

 

「あ、あの、師匠?なんで急にこんな修業を?」

芳香のお陰で復活した善が、尚も震えながら師匠に尋ねる。

 

「ただ滝に打たれただけじゃない?修業としてはメジャーな部類だと思うけど?」

 

「滝に打たれる修業は知ってますよ!!師匠のは縛った私を滝つぼに投げ込んだだけでしょ!?

滝業は、下で座る物です!!断じて滝の真ん中付近に吊るされる修業じゃないでしょ!?

死にますよ!?普通に息が出来なくて死にますからね!!」

普通の滝業とは明らかに違う修業!!善がそのことに激しく突っ込む!!

 

「これが、私流なのよ。善にはこの方があってるハズよ?」

熱燗をあおりながら師匠が、楽しくてたまらない!!

といった表情でニヤついた!!

 

「ぜ~ん!!お腹が空いたぞ!!早く食べさせてくれ!!」

尚も師匠と話したい事が有ったのだが、芳香がそう言うなら仕方ない。

善は持って来た弁当箱を開ける。

芳香を無視した場合、最悪頭をかじられる事すらあるので優先度は非常に高い!!

 

「ほら、おにぎり」

 

「梅か?すっぱいのは嫌いだぞー」

芳香の言葉を聞き善が、別のおにぎりに持ち変える。

 

「はい、岩海苔の佃煮」

 

「おー!これこれ」

芳香が目を光らせおにぎりにかぶりつく。

なんだかんだで、修業は中断され妖怪の山中腹で昼食が始まる。

本日のメニューは、冬野菜の香葉味噌焼きとおにぎり、それと酒のつまみ数種。

師匠はこの前、藍との交渉でもらった酒を飲んでいる。

 

「むぅー、シメジはうまいなー」

目を細め、シメジ味噌を口にする芳香。

 

「そうね、お酒に良くあうわ」

その隣で、師匠が2本目の熱燗を用意しながら箸で同じく焼いた鳥肉をつまむ。

 

「師匠、少し飲み過ぎでは?まだ昼ですよ?」

 

「飲まなくちゃ、やってられないのよ。

不出来な弟子を育てるのは思った以上にストレスで……」

よよよ、と泣きまねを師匠が始める。

 

「ええ……?ストレス?師匠が?毎日すさまじく(他人の迷惑を顧みず)楽しんで生きてストレスなんて感じてなさそうなのに?」

善が疑問を口に出しながら首を傾けた。

 

「あら?『親の心、子知らず』とは言うけど、あなたの場合は『師の心、弟子知らず』ね。

私があなたの為をどんなに思っているか……

いくら、あなたの事を思っても伝わっていなかったのね……悲しいわ……」

今度こそ師匠が両手を顔に当てて、すすり泣きし始める。

小傘と芳香が、避難の目で善を睨んだ気がした。

 

「すいませんでした!!師匠の事、私解っていませんでした!!」

師匠に向かってその場で善が頭を深く下げる。

今更ながらも、師の姿に善は心打たれたのだった。

 

「解ってくれるのね……じゃ、食事が終わったら早速修業再会ね?」

ジャラリと、師匠の手の中で鎖が音を鳴らす。

催促する様に、後ろで滝が轟音を立てる!!

 

「あの、もう少し普通の修業は無いんですか?」

 

「仙人は自身をどれくらい追い詰めれるかで、修業の成果が出るわ。

並みの修業じゃ、仙人に成る頃にはあなたおじいさんに成ってるわよ?」

 

「いや、あの、確かに師匠の修業成果出てるっぽいですけど……

神子様の所の弟子より力があったり、警備の天狗を倒せたり……

けど、その、大げさに言うとちょっぴり……つらいです……はい」

じりじりと師匠が善を追い詰める様に歩いてくる。

 

「あっ……」

善のすぐ後ろが再び川に成っている。

そして流れる先には滝が。

 

「あの、師匠?一応聞いていいですか?」

 

「あら、なぁに?」

 

「本当は楽しんでませんか!?」

善の言葉通り、師匠の顔には楽しくて仕方ないといった笑顔が張り付いている!!

善は知っている!!師匠のこの顔は!!自身を追い詰めた時の最後のあがきを待っている時の顔だ!!

 

「そんな、訳ないわ。滝は自身の精神を集中させなおかつ、自然エネルギーと一体化する修業よ?

さあ、午後の部、行ってみましょうか!!」

ジャラン!!と手早く善の腰に鎖が巻き付いた!!

 

「師匠!?私まだ芳香におにぎり食わせただけで、昼食食べてませ――」

 

「GO!!」

 

「グはッ!?」

師匠に蹴られた善が空を舞う!!

その先に待つのは再び、川!!

ちなみに水温マイナス10°!!

 

ぼっちゃーン!!

 

「善、日々努力よ。努力はあなたを裏切らないわ」

 

バキッ!!

鎖の反対側、木の枝に括りつけられた部分が、軋んだ末に引きちぎれる!!

当然支えを失った善は滝を流れ落ちていくのみ!!

 

「わーわーわーわーわ……わー……わー…………わー…………」

空しくも善の悲鳴が小さく成っていった。

 

「善はどうなったんだ!?」

芳香が、滝つぼの方を心配そうに見つめる。

 

「流れたわね。まぁあの子なら、大丈夫よ。さ、昼食の再開ね」

 

「うわーい!!そろそろ肉を焼いてほしいーぞ!!」

 

「はいはい、少し待ってね?」

 

(善さん……大丈夫かな……?)

楽しそうに談笑する、二人の中で、小傘だけが善の事を心配していた。

 

 

 

 

 

下流にて……

 

「とうちゃーん、魚とれるかな?」

 

「大丈夫だ!今夜は久しぶりに、魚食わせてやっからな!!」

漁師の親子が釣り糸を垂れていた。

もうすぐ春の兆しが見える頃だが、栄養のバランスは考えなくてはならない。

野菜ばかりでなく、タンパク質なども必要になってくる。

その為、一部の漁師は妖怪の山の天狗と交渉し、一年で数度だけ山の中で魚を釣る事が了承されていた。(もちろんそれなりに、対価を払う必要はあるが……)

 

「うわ!?引いてる!!大物だよ!!」

先に子供の竿に当たりが来た!!

 

「でかした!!坊主!!釣り上げる――」

ザバァ!!

 

「「あッ……」」

 

「死ぬかと、思った……はぁ、はぁ……」

最早おなじみ!!水から現れたのは善!!

二人の親子が絶句する!!

 

「おい、なんだよお前!!釣りの邪魔すんな!!」

 

「坊主!!やめろ!!この方にそんな口を利くんじゃない!!」

瞬時に善の事を見破った、父が息子の口をふさぐ!!

生き物をとらえる仕事を生業にするだけあって、父親は非常に危機に対して敏感だった!!

 

「逃げるぞ坊主!!命あっての物種じゃ!!」

 

「あ!!とうちゃーん!!」

父親がすべての荷物を置いて、子供だけを抱きかかえ、必死になって逃げて行った。

 

 

 

「何だったんだ?……拭く物とか、貸してほしかったのに……」

濡れた服のまま、善が雪の山を歩いていく。

 

「寒い、せめて風を避けれる場所を――アレは!!」

善の前にボロ屋が現れる。

小さな小屋だが、風は防げるだろう。

一目散に、小屋に走りこんだ。

 

「はぁ、これで一息……あ」

濡れた服を乾かそうと、自身の身に着けている服に手を掛けた時、小屋の住人と目が合った。

二人組の少女、部屋の隅で震えて肩を寄せ合っていた。

 

「い、いらっしゃい……」

気まずそうに片方の少女が声を上げる。

 

 

 

「本当にすいませんでした!!」

二人の相手に向かって善が頭を下げる。

 

「ああ、もういいから……」

 

「うん、もういいよ……」

二人組の少女がうなだれている。

 

「はぁ、久しぶりに参拝が来たと思ったら……」

 

「ねぇさん、落ち込まないで。こういうのに親切にすることが信仰の第一歩だよ」

このどことなくマイナスオーラが漂うじめじめした二人組は秋 静葉と秋 穣子。

話によると秋の神様らしい。

 

「いや、その、神様のお宅に勝手に上がったのは謝りますから……」

善が何とか二人をなだめようとする。

しかし……

 

「物理的に、何か返してよ。具体的には信仰心的なので」

穣子が、善にそう話す。

神様なのだが……季節が冬なせいか、余裕というものが無い。

さらに言うと神々しさ的な物が全くない!!

 

「信仰ですか?あの、二人は何の神様で?」

 

「ふっふっふ、よくぞ聞いてくれたね。詩堂君!!私達秋姉妹はズバリ秋の神様さ!!ねぇさんが、紅葉。私が作物の収穫がメイン!さぁ!!信仰してくれた?」

穣子が無理やり感に満ちたハイテンションで、語り始める。

神としてのセールストークだろうか?

 

「え?秋?今冬ですよ?紅葉も、収穫時期ももう――」

 

「詩堂君、少し黙ろうか?ねぇさんのメンタルがそろそろやばいから……」

 

「紅葉しか出来なくてごめんなさい、紅葉しか出来なくてごめんなさい……紅葉しか――」

暗い瞳でぶつぶつと、静葉が体操座りでつぶやき始める。

 

「わーっと!!そんな事無いですよ!?私、紅葉って風情があってすごい好きですよ!?去年の秋とか、芳香と墓場で『紅葉』を題材にした詩を読み合いましたよ!!」

善が慌ててフォローに回った。

正直言って紅葉など興味はなかったが、こうでもしないといけない気がした。

 

「詩堂君、本当?」

 

「え、ええ。一枚一枚色のムラがあって、それが個性的でいいですよね!!」

 

「詩堂君……ありがとう。一枚、あげるね」

そう言って、静葉が一枚の紅葉を取り出し善に渡した。

紅と黄色が混ざった美しい紅葉だった。

 

「おおー、詩堂君やりますなー。君、実は女泣かせだったりする?」

下世話な、顔で穣子が善の脇を突いた。

 

「いや、むしろ泣かされる側です……」

少し前の事を思い出し、善の目頭が熱くなる。

 

「まぁまぁ、その葉っぱ神様直々にくれた霊験あらたかな物だから大切にしなよ?」

 

「あ、はい……」

 

「じゃ、私からもっと――はい、さつまいも!!」

穣子がスカートの中に手を突っ込み、その中から一抱えもある芋を取り出した。

 

「あ、ありがとう……ございます……」

出した場所が出した場所なので、顔を引きつらせながら善が芋を受け取る。

 

「うーん?もう少しよろこんでも良いんじゃない?」

穣子が、つまらなそうな顔をして善を突いた。

 

「ありがたいんですけど……その、出る所が……」

 

「えー、そんなの気にしてたの?ってか詩堂君的にはご褒美じゃない?人肌ならぬ神肌温度だよ?」

 

「ワザとか!?ワザとやってたのか!?」

予想外、というか神様らしくない行動に遂に善が声を荒げた!!

 

「まぁまぁ、お腹空いてるんでよ?」

解ってる、と言いたげな顔で穣子が指摘する。

その瞬間善の腹が空腹を訴え始めた。

そういえば、昼を食べ損なったのだった。

 

「いただきます……ん!?この味は!!」

一口齧った芋から甘味が爆発する!!

人肌ならぬ神肌温度だが、それが何とも心地良い。

優しくしっかりした口どけの良い上品な甘さだった。

 

「おいしいです……すごい、優しい味です……」

善が夢中になって食べ進めていく。

 

「そうだよ、詩堂君。コレが神の力だよ」

自慢げに穣子が善を見る、最も善は食べるのに夢中で全く気付かないのだが……

 

「ふぅ……うまかったです。ごちそうさま」

芋と二柱の神に手を合わせる。

 

「どうよ、詩堂君。神様の作った芋は?モノが違うでしょ?」

 

「ええ、素晴らしい味わいですね。具体的に何か普通の芋とは違うんですか?」

今まで食べたことの無い味に、疑問を呈す善。

それほどまでに穣子の芋は一線を隔した味だった。

 

「私達は神様だからね、その道のプルフェッショナルなのさ。

神気をたっぷり吸い込んだ芋はおいしくて、虫にも強い芋になる。

そう思わない?」

 

「神……気?」

その言葉に、善はさっき静葉から渡せれた紅葉を取り出す。

木からはがれ、落ちた葉であるにも関わらず非常にみずみずしい。

 

「これだぁ!!」

 

「ひぃ!?」

 

「なに!?」

突如叫んだ善に2柱が驚く。

 

「この葉っぱは落ち葉だ!!木から栄養をもらっていないにもかかわらず、ここまで鮮やかでみずみずしい!!

静葉様!!この紅葉にも神気が含まれているんですよね?」

 

「うん……私が神気を込めて紅葉させた葉っぱだよ?」

おずおずと静葉が説明する、彼女の掌で他の葉っぱが紅く黄色く染まっていく。

 

「これなんだ!!人体に気を溜めて、そのものを強化する術!!

そうか、やっと理解したぞ、この葉っぱみたいにすれば……!!

さっきみたいな水中でも、体に溜めた気で長く潜っていられる!!

師匠は気の持続性を持たせるつもりだったんだ!!」

先ほどまで疑っていた師匠の真意に気がついて善。

乾かしてた、服を手早く羽織ると秋姉妹の神社から飛び出した!!

 

「ありがとうございました!!おかげで、もう少し修業がはかどりそうです!!」

 

「はいは~い」

 

「またきてねー」

 

「なんだか、うるさい子だね……」

 

「まぁ、いいんじゃない?仙人なんて今時珍しいしさ……」

手早く二人に礼を告げ、気功翔脚で山を登っていく。

 

 

 

「師匠!!戻ってきましたよ!!」

さっき流された所まで、一気に駆け上がる。

 

「あら、戻って来たのね。……ふぅん?何か掴んだ様ね?」

師匠が善の顔を見て満足げに頷いた。

 

「ええ、少しだけ、ほんの少しだけ師匠のやってる事に意味を見つけましたよ」

 

「あら、私のしていることに?

そう、少しでも解ってくれたなら師匠冥利に尽きるわね」

そう言って静かにほほ笑んだ。

 

「じゃあ、修業再開――のまえに、あの子達の相手もお願いね。

芳香~、子傘ちゃん~、こっちにいらっしゃい」

 

「え?師匠?」

二人を抱き寄せた師匠が何か札の様な物を、地面に叩きつけた!!

強い閃光と激しい爆発音がして視覚、聴覚が同時に潰れる。

 

「ん……?何が……?」

目を開けた善の周りには多数の白狼天狗が待機していた!!

 

「善さん……また、問題を起こしましたね?人間の親子に泣きつかれたんですが?」

うんざりと言った顔で椛が、太刀を善に向ける。

 

「あ、椛さん……いや、向こうが勝手に驚いて……」

 

「もう、いいですから……運が良ければ、一週間位で出れますからね?」

 

「「「「「「確保ー!!」」」」」」

椛が手を上げると同時に複数の、白狼天狗が善に襲い掛かる!!

その時思い出すのは師匠の言葉!!

 

『あの子達の相手もお願いね』

 

「くっそー!!こいつらの事かー!!うを!?」

善の目の前を刃が踊る!!

10人単位の天狗たち!!

その時、善の視界の端に師匠がうつる。

木の上で楽しそうにこちらを見て笑っている!!

助ける気ゼロ!!圧倒的ゼロ!!

 

「ヘルプ!!師匠!!助けて!!助けてくださいよ!!」

善が必死のSOSを送る!!

その時小さく師匠の口が動く。

唇の動きから、内容を読み取る善!!

 

『が・ん・ば・っ・て・♥』

それだけ話すと再び師匠の姿が消える!!

 

「ちくしょー!!」

冬の山に弟子の悲鳴が響き渡った。

 

 




何気にパワーアップイベントでした。
実際に目の前にモデルがあり、内容を理解できるのは大切。
まねできるかは別として……


そういう意味では神とはある意味一つの事に特化したモノだと言える。
全知全能なら、オールマイティだが、日本は何か一つの事に特化した神が多いと思う。
というか、日本人は完全な悪というものが無いと思う。
疫病「神」や貧乏「神」ですら神の一種。
欧米の様な「悪魔」の様な敵対者は少ない。
八百万の神という事で、何か小さな事、悪い事にすら神は宿るのではないか?
長くなったが要約すると「秋姉妹かわええ」。

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