止めてください!!師匠!!   作:ホワイト・ラム

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すいません。かなり大きく時間が開いてしましました。
なかなか筆が進まなくて……
待っていた人ごめんなさい。
(主に善が)何でもするから許してね!!


コラボ!!東京喰種~復讐に生きる妖~3!!

俺……じゃなかった、私の名前は詩堂 善(しどう ぜん)

ただ今、仙人目指して修行中です。

師匠の修行は厳しいけど、きっとそれも私の事を思っての事。

 

うん……そう、たぶん。おそらく、きっと……あれ?どうして涙が出るんだろ?

と、兎に角今日もがんばります……はぁ……

 

 

 

 

架憐に案内された部屋で、善が窓から外を見る。

以前外の世界にいた時は珍しくなどなかったビル群が今、改めて見ると酷く違和感のある物に思えた。

 

「ここは……空が狭いな……」

そんなことを呟き、視線を空ににあげるがビルの先頭が視界にチラチラと入ってくる。

夜だというのに星の光はあまり見えず、月もビルの陰に隠れここからは見えない。

幻想郷の夜とは大違いだ――と小さく声を漏らした。

 

「ずいぶん詩的な事を言うんですね」

独り言の積りだったが後ろから声が掛けられる。

 

「橙さん……起きてたんですか?」

振り返ると共に、ベットで尻尾をゆっくりと振る橙を視界に収めた。

 

「不安なのと、珍しいのと、いろいろ有って寝むれなくて」

はにかむように橙が笑いかける。

 

「善さんの世界ってこんな所だったんですか?」

 

「私の世界?違いますよ、私のいるべき場所は幻想郷です、もう……外に未練は――」

橙の瞳から目をそらす様に、善が外を見る。

家の前の道路を、哉碼が歩いていく。

 

「哉碼さん?こんな夜に何処へ?橙さん少し行ってきます」

 

「あ!!善さん!!」

まるで外の事を話すのを拒むかの様に、善は外に向かって走り出した。

背中に当たる橙の声を無視して、外に飛び出した。

 

「あれ……さっきまで――いた!!」

角を曲がる黒い服を来た男を、走って追いかけ始める。

 

「哉碼さ――むぐ!?」

 

「静かにしろ……外で俺の名を出すな」

さっきまで前にいた哉碼は善の後ろに立っており、自らの手で善の口を押えた。

哉碼のめには冷酷な光が宿っていた。

 

「すいません、こんな夜中に何を?」

善が話す様に時刻は午前4時、首都東京でも活動する人間は非常にまばらだ。

 

「この近くに喰種の(たむろ)する巣が有る、そこに用が有ってな。

ちょうど良い。お前も来てくれ」

 

「え?あちょっと!?」

善の言葉を無視して、哉碼が首根っこを掴み力尽くで善を連れていく。

 

 

 

「ここだ」

 

「これって……」

目的の場所は、潰れた映画館あとだった。

釘と板で入口がふさがれ、とても誰かが居る様には思えない。

 

「音を立てるな?もうすぐ始まる」

映画館の隣に作られたビルの屋上に、哉碼が善を伴って移動する。

屋上から、じっと映画館の様子を見る哉碼。

 

「来た様だな」

 

「あれは?」

哉碼の言葉に習い、視線を再び映画館に向けると、数人の白服の男たちが映画館の前に集まり始めた。

全員が白服で、スーツケースの様な物を脇に抱えている。

クインケだ――哉碼が忌々し気につぶやいた。

 

「CCG。俺たちグールを根絶する為の組織だ」

善の質問に感情の無い、声で答える哉碼。

善は哉碼の瞳にさっきとは違う何かが宿っているのを感じた。

 

再度、視線を映画館に戻すと映画館の中から、数人の喰種が飛び出てくるところだった。

それぞれが体から、赫子を出しCCGに対して交戦を始める。

対してCCGもトランクから武器、クインケを取り出し応戦する。

 

「……哉碼さんは行かないんですか?」

眼下の戦いは、明らかにCCGの職員の方が優勢だった。

善としては人間の味方をしたいところだが、喰種である哉碼がどうするのか気になったため放置気味である。

 

「ああ、CCGで探してるやつがいる……だが今回はハズレみたいだ」

 

「ハズレって――」

善がその言葉を発するのとほぼ同じタイミングで哉碼が『跳んだ』

風を受けながら、6本の赫子を出し混戦の最中に降り立った。

 

「――!!……?」

 

「!!……!?――」

善の位置からでは何を話しているのかわからない。

しかし哉碼に近づいた、CCGの職員の()()()()のが見えた。

空中に投げ出された職員の首が、ビルから様子を見ていた善の視線が絡む。

 

「うげぇ!!」

今起こっている事を理解した善の口内に、すっぱいものが逆流する。

その間も、哉碼は動き続ける。

殺風景な映画館前には、今や無数の赤い花が咲き誇っていた。

最後とばかりに哉碼が忌々しげに、その場に落ちていたCCG職員の武器を踏みつけ壊す。

最後のCCG職員が息絶える。

 

「はぁ……はぁ……」

胃の中の物をすべて吐き出し終った善の見たものは、食事を始める哉碼だった。

無数の物言わぬ死体の山で、まるでハンバーガーでも齧るかのように哉碼がCCGの職員の腕をもいで頬ばる。

 

「どうした?」

ビルを降りた善の前でも悠然と、哉碼が食事を続ける。

CCGの職員はもちろん、喰種の方も生きている者はいなかった。

 

「なぜこんな事を?」

 

「殺したいCCG職員がいるからだ」

食事を続けながら哉碼が、話す。

 

「今回はいなかったんでしょ!?」

 

「だからなんだ?CCGは敵だ!!敵は殺すしかない!!」

赤黒く変色した片目で善を睨む哉碼。

その目は善には、怒りに捕らわれた悲しい目にも見えた。

 

「喰種は?……あなたと同じ仲間じゃないんですか?」

 

「ここの喰種どもは少し派手に動き過ぎた。CCGに目を付けられた時点でもう長くはない」

平然と言い放ち、誰かの指をかじる。

 

「ぺッ!!」

哉碼が口から何かを吐き捨てた。

キィンと小さく音がして、何かと確認するとそれはシルバーのリングだった。

 

「……」

近くによって拾いあげると、指輪の中には小さくメッセージが彫り込まれていた。

お互いの名と苗字の頭文字、そして僅か一か月前の日にちが彫り込まれていた。

 

「何でこんな事をする……」

善の口から小さく声が漏れた。

 

「何で?ただの食事だ、丁度良かったから探している奴に出会えるか試しただけだ」

 

「食事なのはわかる、人間を餌にする生き物がいる事は理解しているつもりだ……だが、なぜ皆殺しにした!!なぜ、同じ喰種まで見殺しにしたぁ!!」

善の怒りに反応し、体から赤い気がスパークして弾ける様に漏れ出す!!

 

「復讐だ!!両親を奪われた!!俺の生きる意味はここにある!!」

善の力に呼応してか、哉碼の体から6本の赫子が飛び出す!!

触手の様にうねうねと動き始める。

 

「きっと、みんな家族がいた!!待ってる人も!!守りたい人も!!なんでアンタは――!!」

 

「甘い理想ばかり言いやがって!!お前の考えは反吐が出る!!」

血で彩られた空き地で、仙人モドキと復讐に燃える喰種がぶつかり合う!!

 

「らぁあああ!!!」

善の力を込めた渾身の一撃を哉碼が簡単に躱す。

 

「お前は、甘すぎるんだよ!!」

善の体に6本の赫子が叩き込まれた!!

 

「ぐふぅ……!?」

痛みの余り善の意識がゆっくりと暗転していった。

 

 

 

 

 

「善、起きなさい!!善!!」

もうすでに何度も聞いた声で善が起こされる。

ゆっくりと善の視界がクリアに成っていく。

 

「あれ?師匠……なんで?」

善の修業を付けてくれる師匠が、心配そうに善の顔を覗き込んでいた。

 

「私もいるぞー!!」

 

「ぐは!?」

呆けていると横から、抱き着くように芳香までもが体当たりしてきた!!

 

「二人ともなんで?ここは?」

身を起こすと其処は小さいが、しっかりした部屋だった。

 

「近くにあったビジネスホテルね。昨日から泊まってるんだけど、倒れていたあなたを見つけたから運んだのよ。はぁ、重くて大変だったわ」

疲れたと言わんばかりに、師匠が自身の肩を叩く。

 

「橙さんは?哉碼さんは?」

 

「ハジメ?だれソレ?猫の式の子なら、狐の式が見つけて運んだそうよ。

今ごろ、幻想郷に帰ってるはずね」

それを聞いて善は安心して再び、ベットに身を倒した。

 

「そうですか……それは良かった……橙さん帰れたんですね……」

橙の無事を確認した善が一人口角を上げる。

はぐれてしまった様だが、橙の無事を知り安堵した。

 

「さ、私達も帰るわよ。迎えに来てあげたのだから感謝しなさいよ?」

 

「善、帰ったらなんか食べさせてくれー」

師匠と芳香が急かす様に立ち上がる。

手早く荷物をまとめ、部屋から出ようとする。

 

「あの、師匠……」

 

「何かしら?」

善の言葉に、師匠が振り返る。

師匠の目は相変わらず何を考えているかわかりはしない。

 

「あの……うまく言えないんですけど……少し帰るの待ってもらっていいですか?」

このままでは帰れない。

上手く言えないが善の中に、魚の骨がのどにつっかえたかの様なしこりが有るのだ。

 

「あら、わざわざ迎えに来てくれた自分のお師匠様を待たせるの?弟子の分際で?」

 

「うぐッ……それは……」

師匠の責め立てる様な口調に善が固まる。

しかし、師匠はすぐに笑みを浮かべた。

 

「なーんてね。いいわ、あなたにも考えや、やりたい事が有るのよね?

た・だ・し・そんなには待ってあげないし、助けてあげないわよ?

自分の事は自分で決着つけなさい。

この近くの公園で待ってるわ、悔いのない様にしてきなさい」

 

何か食べましょう、と言って芳香をつれ師匠が部屋を出る。

コチラの事を考えてくれた師匠なりの判断だった。

 

「ありがとうございます!!」

師匠が去っていくまで、善は頭を下げていた。

 

 

 

 

 

「おかえり、哉碼。昨日の猫の子、さっきお迎えが来て帰ったよ」

 

「そうか……面倒事が片付いたな」

自宅に帰った哉碼が、架憐からの報告を聞いてリビングのソファーに座る。

なんだか体が酷く怠い。

 

(大した戦闘は行っていない……CCGと喰種にとどめを刺しただけだ……アイツは倒すだけで殺してはいない……体力が下がったのか……)

けだるい気分に飲み込まれそうになるのを感じながら、手を開いたり閉じたりする。

 

「架憐。少し休――」

まだ朝だというのに、ひどく疲れた気分を感じて哉碼が目をつぶろうとした時。

 

「お宅チェックの時間だオラァ!!」

 

「な!?何!!何が起きたの!?」

玄関のドアが蹴り開けられる!!

同時に響くのは少年の声と、それに驚く架憐の声!!

更にずかずかと善が靴を履いたままで家の中にまで入ってくる!!

 

「ちょっと!!あなた……!!」

 

「よう……何しに来たんだ?」

いきり立つ架憐と、けだるげに反応する哉碼。

 

「文句とリターンマッチに」

座る哉碼と善の視線が絡む。

 

「命を取らないでやったのに、捨てに来るとは馬鹿だな!!」

ガバッと哉碼が立ち上がり、赫子を展開する。

赤い触手が計六本、善の目の前に立ちふさがる。

 

「知りませんよ!!それにね!!こっちだって言いたい事が有るんですよ!!

まずは文句その1!!アンタの不幸自慢が気に気わない!!」

 

「不幸自慢だ……と!?おまえ!!」

家の中だというのに容赦なく、赫子が善を薙ぎ払おうと振るわれる!!

すさまじい衝撃がして、3本の触手が再び善を叩き伏せた!!

ハズだった。

 

「ぐが!?」

ドロリと、赫子の一本から血が流れる。

フローリングを赤く染め、架憐が悲鳴を上げる。

 

「やっぱ、グールにはキョンシーだよな~」

触手の間から、額に札を張り付けた善が悠然の姿を現す。

仙人にしてキョンシーの持つ腕力により、力づくで赫子を受け止めたのだった。

赫子に突き刺した腕を引き抜き、血を掃う。

 

「お前……!!何者――」

 

「仙人モドキですよ!!他の世界から来たね!!」

反対方向から来た触手を、先ほどと同じようにはたき倒す!!

 

「くそぉがぁ!!邪魔するならお前も――グぅ!?」

床を蹴り哉碼に肉薄した善が、頬を掴みあげる。

 

「殺すって?復讐するって?」

壁に向かって哉碼を叩きつける善。

 

「そうだ――俺から幸せを家族を奪った奴らを一人残らず!!」

呪殺する様な瞳で善を見抜く。

喰種と人間2色の瞳が善を睨みつける。

 

「文句その2!!好きにすれば良いですよ、復讐は敗者の特権です。

自身の為、死んだ家族の為、何を理由にしようと私は攻めはしませんよ。

けどねぇ!!」

倒れる哉碼を善が蹴りあげる!!

 

「哉碼!!アンタいい加減に――」

善の暴行に架憐が怒り、昨日の夜の様な赫子を出し善に襲い掛かろうとする!!

しかし!!

 

「動いちゃダメですよ?あなたの首位簡単にちぎれますから」

架憐の首に、橙のとがった爪が突きつけられる。

 

「帰ったんじゃ――」

 

「善さんが心配なので、此処まで来たんです」

驚く架憐に橙が笑いかける。

その顔は昨日までの幼女の物ではなかった。

人とも喰種とも違う、まさに別種の捕食種だった。

捕食する側の架憐にとって『捕食されるかもしれない』というのは、CCGに狙われるのとは別の恐ろしさを感じた。

 

「哉碼!!」

 

「大丈夫ですよ、善さんは誰かを殺したりなんて、しません」

橙は小さく架憐に耳打ちした。

 

 

 

「復讐したら、復讐される覚悟はあるんですか?あなたが殺した人にも家族がいるんですよ!!いつまで、こんな事する気なんですか!!」

 

「うるせぇ!!邪魔する奴らが居なくなった時、俺の人生がまた始まる!!」

トドメと言わんばかりに哉碼から、さらに黒い2本の触手が体から飛び出る。

善はその触手すらも弾き飛ばし、再び哉碼の元に走る!!!

 

「おらぁ!!」

 

「舐めるなぁ!!」

両人が右手を振るう!!

善は札が外れ、哉碼は赫子が間に合わない。

お互いの素手で渾身の一撃!!

 

両人の頬に、お互いの拳がぶち当たる!!

そして両人が同時に倒れる。

 

 

 

「何がしたかったんだ……仙人モドキ……」

寝転がったまま、哉碼が口を開く。

 

「生きてないみたいだから……復讐だけで、死んでないだけに見えたから!!

復讐をやめろとは言いませんし、言えませんよ。

けど本当にいいんですか?

それは、血を吐きながら永遠に走り続けるマラソンですよ?」

 

「それがどうした?俺の人生はもう、一度死んだ。復讐だけが俺の生きる意味だ」

尚も倒れたまま、哉碼が声を上げる。

 

「アナタを心配してる人がいるでしょ!!」

 

「架憐……か」

善の言葉に、尚も首に爪を突きつけられている架憐を見る。

 

「哉碼ぇ!!」

倒れる哉碼に尚も架憐が声をかけ続ける。

 

「あなたを大切に思う人は、まだいるんです……少しだけ……そのことを覚えておいてくださいよ……きっとあの人はアナタの帰りを待ってるはずです……。

仲間が……帰る場所が有るなら……少しだけ他人に優しく成ってあげてください……

あなたにやさしくしてくれている人の為に……」

橙から解放された架憐が、哉碼に駆け寄る。

 

「善さん……私たちも、行きましょう?」

 

「ええ、そうですね……」

これ以上の言葉は不要だと思い、残った二人置いて家から出る。

札の反動で痛む体を引きずり、橙に支えられながら約束の公園に向かう。

 

 

 

 

 

「善さん、あの二人は……」

 

「私にもどうしたらいいのか、解りませんよ。

私の親はまだ生きてるはずです、それを殺されたり――なんて事は考えてくもありませんが、たぶんきっとすごくつらいですね。

安易に『やめろ』とも言えませんし、私に出来る事は何もありません。

けど、けど、あの人の事を大切の思う人だけは……悲しませちゃいけないんだって、それだけは確かな事です――すいませんね、師匠みたいに達観している訳ではないのでうまく言えないんですよ」

何も言わず橙は善の言葉をじっと聞いていてくれた。

橙も妖怪。

人間と違う種だ、思う事も、それぞれ歩んでいく道も違うのだろう。

けど今は、今だけは同じ道を歩んでいる。

たとえそれがどんなに短い時間でも、他者と出会いその出会いがその後に大きくその人の人生を変えるかもしれない。

嘗て違う種でありながら、愛の元に同じ道を歩んだ哉碼の両親の様に……

 

 

 

「ぜ~ん!!こっちよ!!」

 

「早く何か作ってくれー!!」

小さなスキマの中で、師匠と芳香が手を振る。

 

「いま、今行きます!!」

だんだんと、スキマが小さく成り始める。

しかも思ったより早いスピードで。

 

「まって!!師匠待ってください!!」

体を引きずりながら善が走り出す!!

 

「早くしないと置いていくわよ?」

 

「うわぁあああ!!それは嫌ですぅ!!」

 

「今、あれが閉じれば……善さんとずっと一緒にいられますよね!?善さんあきらめましょうよ!!」

走ろうとする善に橙がしがみつき、走るのを邪魔し始める!!

 

「ああああん!?この猫、何を血迷ってんだぁああああ!!」

 

「二人で暮らしましょうよ~」スリスリ

 

「尻を撫でるなぁ!!師匠も!!師匠も待って!!」

 

「邪魔しちゃ悪いし……二人とも幸せにね?」

 

「ハイ!幸せになります!!」

 

「詩堂ぉ!!!許さんぞ!!私の橙はお前にやらん!!」

 

「ちょ、ドイツもコイツも待ちやがれよ!!」

 




今回のコラボもなかなか難しい作品に成りました。
相手の作品を生かしつつ、自身の作品とリンクさせる。
あー、すごく手こずりました。
書いて、消して、書いて、消してのくりかえし……
他のコラボをやっている作者さんが素直にすごいと思えましたね……

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