悪魔より悪魔らしい……だがサイヤ人だ   作:アゴン

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life 29

 

 

 神様は……既に死んでいる?

 

バルパーのジジイの言葉に、俺は勿論部長や木場、アーシアや匙達生徒会の皆も呆然となっている。

 

特にアーシアのショックの大きさは深刻だ。洗脳されたゼノヴィア同様、目を虚ろにして力なくうなだれている。

 

……当然だ。あんなに己を捧げ、尽くしてきたのに、その神様がいないと知ればその衝撃は───俺には計り知れない。

 

「主は……主はおられないのですか? 主は……死んでいる? では、私達に与えられる愛は……」

 

「アーシア、しっかりしろ! アーシア!」

 

今までの人生の大半を神に捧げ、そして犠牲にしてきた。─────裏切られたなんてレベルじゃねぇ、これじゃ……。

 

「そうよそうよそうなのよ。神様は既にご臨終、俺達の信仰心は無駄無意味の無臭高原! これがホントの無駄ラッシュ! いや~、悲しい! でもこの悲しみを乗り越えて俺っちはまた一段大人の階段昇っちゃる!」

 

こ、コイツ、神がいないと知ってもまるで動じてねぇ、コイツにとって神様とはいてもいなくてもどっちでもいいみたいだ。『はぐれ悪魔祓い』って奴は皆こんな奴なのかよ!?

 

「今はぐれ悪魔祓いは皆こんな奴って思ったイッセー君? そりゃ最初ボスから聞かされた時はボクチン悲しみましたよ。この世界に神はいないってね。悲しくて今も絶賛心の波が押し寄せてくるのよ。ハチャメチャと一緒にね!」

 

「心を読むな! そして欠片とも思ってねぇ事言ってんじゃねぇよ! ってかなんでドラグ・ソボールの主題歌知ってんだ!」

 

「見ました。漫画版も全巻揃ってるよん」

 

 マジか! ドラグ・ソボールは宗教の壁をも越えてるのかよ! ち、ちょっと複雑な気分。

 

俺がそんな複雑な心境を抱いている最中。

 

「あ、うぅぅ、あぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

「な、なんだ!?」

 

 フリードと同じく、聖剣の使い手でありデュランダルの主であるゼノヴィアが頭を抑え、悶え苦しんでいた。

 

「ふむ、どうやら未だ神の死の事実に心が耐えられていなかったか、少々彼女には刺激が強すぎたか」

 

バルパーのその言葉に頭の悪い俺でも気付いた。コイツ、ゼノヴィアに神の死を告げる事でアイツの心をへし折り、その隙を突いて洗脳しやがったのか!

 

ゼノヴィアもアーシア同様、人生の半分を神の為に……信仰の為に費やしてきた。無意味と知った彼女のショックも相当のものだろう。

 

現に今も、神の死という言葉に過剰なまでに反応している。洗脳されて、自我も無しに苦しんでいるその姿に痛々しさと彼女の神に対する信仰心の高さが伺える。

 

 ────そして、ショックを受けているのはアーシアとゼノヴィアだけじゃない。

 

「神が……いない? なら僕は、同志達は、一体なんの為に……」

 

 木場もまた、その神の死という事実にショックを露わにしていた。聖剣計画、その末に行われた悲惨な結末。

 

神の為にと嘯かれていたのに……こんなの、こんなの、あんまりじゃねぇか!

 

「おいおいおい、まさか今の揺さぶり程度で参っちまったのかYo? 豆腐メンタルじゃねーか」

 

「っ!」

 

 聖剣を携えたフリードが木場に向かって猛追してくる!

 

「やらせねぇよ!」

 

木場の前に立ち、盾になる匙。腕にはラインを巻き付けて防御の姿勢になっているが……。

 

「ダメよ匙! 避けなさい!」

 

匙の防御の体勢に会長の檄が飛ぶ。そう、フリードの持つ聖剣エクスカリバーには破壊の聖剣という破壊力抜群の一撃の攻撃がある。

 

洗脳された影響でデュランダルの本来の力を引き出していないゼノヴィアとは一撃の質が違う!

 

 匙をむざむざやらせはしないと会長は得意の水魔法でフリードを狙うが。

 

「させんよ」

 

バルパーが指先から黒い弾丸を放ち、会長の攻撃を阻む。

 

「きゃっ!」

 

肩を打たれ、尻餅を着く会長。他の生徒会の面々も匙の所へ向かおうとするが、マシンガンの如く黒い弾丸を撃ちまくるバルパーに、皆足止めさせられてしまっている。

 

ていうかアイツ、あんな攻撃手段を持ってたのかよ!?

 

「私を唯の聖剣研究者かと思ったかね? “聖剣計画”の後、私は教会から異端者として追放されてね、追っ手から逃げ延びる為に攻撃魔法を幾つか修得しているのだよ」

 

 思わぬ所からの攻撃に浮き足立つ生徒会。その一方でフリードが匙に向かって聖剣を振り上げ。

 

「匙、ダメェェェッ!!」

 

会長の悲痛な叫び。しかしその叫びは届かず、フリードの聖剣が木場ごと匙を真っ二つにしよう振り下ろされ──────。

 

 

 

ドッオオオォォォォォォォオオオオォンッ!!

 

 

 

「「「は?」」」

 

 その時、俺達の世界は止まった。鼓膜を刺激する大爆音にこの場にいる全員が振り返ると。

 

遙か彼方から距離感がおかしくなりそうな巨大な光が立ち上る。それはまるで、朝日が昇る太陽を思わせて……。

 

そして、その数秒後に途轍もない暴風が俺達を襲った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「う、うぅ……な、何が起きたんだ?」

 

 あの恐るべき衝撃と暴風が襲いかかってきて、僕────木場祐斗は未だにクラクラする頭を抑えて辺りを見渡す。

 

確か僕は、バルパーから神が死んだことを告げられ、動揺して、それからフリードに────。

 

「っ!!」

 

僕は慌ててもう一度辺りを見渡す。そうだ! 確かフリードに斬られる寸前、僕は匙君に庇われて……!

 

最悪の展開に僕は嫌な汗が流れて止まらない。僕が、僕の所為でまた誰かが死ぬ。そんな事───!!

 

ふと、隣を見る。そこにいたのは目を回し、気絶した匙君が横になっていた。

 

無事な匙君の姿に僕はホッと安堵の息を漏らす。……そう言えば、一体どうしてこんな事に?

 

舞い上がった砂塵で遠くまではよく見えない。今更ながらの疑問に軽く混乱する。

 

すると砂塵は地に落ち、再び視界がクリアになっていく。そして、僕の前に一人の影が降り立ち。

 

「スマン、遅れた。皆無事か?」

 

ありとあらゆる意味で予測不能、規格外の塊であるブロリーさんが佇んでいた。

 

「ぶ! ブロリーさん!」

 

「イッセーも無事みたいだな。これなら全員───む! 匙、どうした! ……気絶している。くっ! 一体誰がこんな事を」

 

「いや、多分原因はアンタだから」

 

匙君を抱きかかえ、起きる様に揺さぶる。ガクンガクンと首を揺さぶり、明らかに実戦以上のダメージを与えるブロリーさんに、イッセー君のツッコミが炸裂する。……本当、大分ツッコミに磨きが掛かってきたよねイッセー君は。

 

「ブロリー! あなた、コカビエルはどうしたの! 戦ってたんでしょ?」

 

 部長の言葉に僕は目を見開いて驚いた。コカビエルは古の時代より生き抜いてきた強者。その力は今の僕たちでは計り知れないモノであり、実質奴には魔王様方に任せるしかないと諦めていた所だ。そんな化け物相手に一人で!?

 

しかし、そんな部長の質問にブロリーさんは頭をポリポリと掻いて。

 

「あぁ、やっぱりアイツがコカビエルだったのか。アイツなら多分……生きていると思う」

 

 ………ん? な、なんか言い方のニュアンスがおかしくないかな? そんな言い方だと“確かに倒したけど死んでいるかは分からない”ではなく、“ちょっとやりすぎちゃったかもテヘペロ☆ あ、でも多分生きているから大丈夫だよん☆”的な。

 

……どうやら、僕も少し混乱しているらしい。おかしいな、フリードの聖剣には一応傷一つ受けてはいない筈なんだけど。

 

「多分て、アナタ生死を確認したんじゃないの!?」

 

「いやぁ、スマン。コッチが気になって……コカビエルならあそこに……」

 

そう言ってブロリーさんはある方向に向けて指差す。 その指さした方角に僕達やフリード、バルパーさえも一緒になってみると。

 

「な、なんじゃこりゃあぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

イッセー君が僕達の心境を声を大にして代弁してくれた。ブロリーさんが指さした方向、そこには大地が無く、ただ黒い空間がそこにあった。

 

それを穴だと理解するのに僕達は数十秒の時間を費やす。え? もしかしてさっきの爆発って、ブロリーさんがやったの?

 

「まさか、コカビエルがやられるとは……貴様、一体何者だ?」

 

「……俺はブロリー、駒王学園で働く用務員だ」

 

「ふっざけんな! テメェのような用務員がどこの世界にいる!?」

 

 ブロリーさんの自己紹介にキレるフリード。……うん、非常に不愉快だけどその気持ちだけは賛同しとこうかな。

 

というかブロリーさん、一人でコカビエルをたおしたのか!? だとしたら今のブロリーさんの実力は……魔王クラスに匹敵している!? 部長や朱乃さん、小猫ちゃんも信じられない様子で彼を見ていると。

 

「……お前がバルパーか?」

 

「ほぅ? 私のことを知っているのかね?」

 

未だに激昂するフリードを無視し、ブロリーさんはバルパーに向き直る。

 

「リアスから聞いた。……木場と、木場の友達を殺したんだってな」

 

ズッと、その場の空気が重くなる。な、なんだこの息苦しさは!? ただ敵意を放ったたけでこんな……!

 

以前のブロリーさんにはこんな実力など有してはいなかった。不意を突かれたとはいえライザー=フェニックスに追いつめられた位だし、実際、僕の知るブロリーさんの実力はどうあってもコカビエルには“届かない筈“だ!

 

イッセー君の宿る赤龍帝の籠手の倍加の力、そして譲渡の力で何とかなるってレベルだったのに……。この急激なパワーアップは異常を通り越している!

 

仮想空間とはいえ、ここは相当頑丈に造られている。そこにあんな大穴を開けるなんて……ブロリーさん、アナタは一体……。

 

「………貴様、本当に人間か?」

 

「さぁな、俺は記憶がない所為かそこの所はよく分からないが、少なくとも悪魔ではないみたいだ」

 

「だろうな。貴様ほどの化け物がいたのなら、恐らくどこかの神話体系に名を連ねている筈だからな。と言っても、人間といわれても信用できないがな」

 

「俺のことはどうでもいい、まずはお前を……「待ってください」……木場?」

 

 僕はブロリーさんの言葉を遮り、彼の前に立つ。

 

「悪いけどブロリーさん。アナタにはそれ以上言わせないし、やらせないよ」

 

「…………」

 

「今、僕の目の前には仇がいる。聖剣エクスカリバーとバルパー=ガリレイ。どちらも僕達の人生を狂わせ、壊した存在だ。彼らを斬らないと僕は前には進めない」

 

「…………分かった」

 

 そう言ってブロリーさんは僕に道を譲るように退いてくれる。……有り難い。ここでブロリーさんに聖剣を砕かれても僕の怨みは二度と晴れる事はない。永遠にこの怨みを抱いて生きていくことになっていた。

 

それに彼も気付いてくれたのだろう。ブロリーさんはフリードを、そしてバルパーを睨むと倒れている匙君を抱え、イッセー君達の方へ向かっていった。

 

「さて、続きをやろうか」

 

「いいんですかい? 折角の強力無比な助っ人ちゃんが来てくれたのにそれを使わなくて」

 

「彼の力を君程度に使わせるのは忍びない。それに、その聖剣は僕自身の手で斬り捨てなければ気が済まないからね」

 

「おっと、熱烈なアピールありがとございます! けどけど、ボスがやられちゃった今、ボクチンがここにいる意味は既に無いわけで、チミを切り刻んだら即撤退させて貰いますですわよ。あ、聖剣で斬ったら悪魔は消滅しちゃうんでした!」

 

「好きにすればいい。けど、その聖剣と君の命は貰っていくよ」

 

そう言って僕は魔剣を創造して突貫する。たとえここで力尽きようと、聖剣だけは必ず破壊する。────それが、この命を引き替えにしようとも。

 

そう、既に僕の気持ちは死へと向かっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……祐斗、死ぬつもりなのね」

 

「っ!?」

 

何気なく吐いた部長の呟きに俺は驚愕する。

 

死ぬ? 木場の奴、なんで!?

 

た、確かに聖剣は強力だし、一発だけでも貰うと悪魔には致命傷だけど、そんな事俺達がさせないし、何よりブロリーさんが来てくれたんだ! あの人が黙って木場を死なせる様な真似なんてするとは思えないし、きっと………。

 

「う、ぅぅぅ……」

 

「あら? 気が付きましたわね」

 

俺達の横で気絶していたゼノヴィアが起き上がる。あの爆風の後、此方まで吹き飛んだゼノヴィアは頭を打ったのか意識を失い、その合間俺達はデュランダルを彼女の手の届かない所で簡単な封印術式を施し、ゼノヴィア自身には小猫ちゃんが抑えつけている。

 

現在デュランダルは会長を除いた生徒会の面々が管理しており、後方で待機している。聖剣のない彼女はただの力の強い人間だ。彼女には悪いが此処で大人しくして貰おう。

 

折角木場が自分の目的を遂げられる唯一の好機なんだ。邪魔はしてほしくない。

 

「わ、私は……? いったい、何がどうなって」

 

「どうやら、洗脳は解けたみたいね。小猫、もういいわ」

 

「……はい」

 

部長に言われ、小猫ちゃんはゼノヴィアから降りると、頭を抑えながら自分に起きた経緯をポツリポツリと確認するように語り始めた。

 

彼女からは敵意は感じない。どうやら本当に洗脳は解かれているみたいだ。

 

「私は、奴らのアジトを見つけ、はぐれ悪魔祓いと戦って……それから、そうだ! コカビエル!」

 

「奴なら俺が片づけておいたぞ」

 

 間の延びた独特の声、聞いたそばから力の抜けそうな声の方へ視線を向けると、気を失っている匙をお姫様抱っこしたブロリーさんがいた。……って!

 

「な、何でブロリーさんがここに!? 木場の所に行ったんじゃなかったんですか!」

 

「ソーナ、匙は無事だ。気絶しただけだからじきに目を覚ます」

 

「あ、ありがとう。匙、起きなさい」

 

 ブロリーさんが匙を会長に丁寧に渡すと、今度は俺が抱えているアーシアに近付いてくる。

 

「アーシア、俺の声が聞こえるか?」

 

「あ、ぶ、ブロリーさん」

 

未だにショックから立ち直れず、ブロリーさんを見るアーシアの瞳には光が宿っていない。そんなアーシアの目をブロリーさんは真っ直ぐ見つめて。

 

「アーシア、俺もコカビエルから神が死んでいる事を知った。俺は神なんて会ったことないから適当に返したが、お前はどう思った?」

 

「っ!」

 

  ブロリーさん抉るような質問にアーシアは瞳から大粒の涙を零す。今のアーシアにそんな事言えば、こうなることは分かっているはず!

 

「ブロリーさん、アンタ!」

 

思わず、俺は非難を込めた声を漏らす。だけど、ブロリーさんはその言葉を噛みしめるように一度頷くだけだ。

 

「悲し……かったです。主はもうおられず、どんなに祈っても、どんなに尽くしても、私の想いには応えて下さらない。そう思うと……」

 

俯き、涙を零すアーシア。も、もう見てられねぇよ!

 

「けど、その時のお前の気持ちは……本物だったんだろ?」

 

「………え?」

 

「確かに、神は死んでいてお前の気持ちに応える事は永遠にないかもしれない。お前の神に対して尽くしてきた時間は無駄になったかもしれない。けど、その時のお前の神に対する気持ちに嘘はなかったんだろ?」

 

ブロリーさんのその言葉にアーシアは目を大きく見開いたが、次には力強く頷いた。

 

神はいない。この先、どんなに祈りを捧げてもそれに応えることは永遠に、永久に訪れない。

 

だけど、それでも彼女は信仰を止めない。たとえ神が死んでも、アーシアの想いは死ぬことはないのだから。

 

彼女が求めたのは誰かの痛みを少しでも和らげる事。そこには神に対する感謝はあっても見返りを求める心は持ち合わせていないから。

 

「ブロリーさん、ありがとうございます!」

 

ぺこりと頭を下げ、アーシアは匙の下へと駆けてゆく。

 

───もう、彼女は心配ない。強い光をその瞳に宿して立ち上がり、神器を使って回復させるアーシアのその姿は俺の知っているいつものアーシアだった。

 

……ホント、この人には叶わねえな。

 

「ブロリー、アナタ、宣教師みたいだったわよ」

 

「素敵でしたわ。悪魔的にはどうかと思いますけど」

 

「???」

 

 部長と朱乃さんの褒め言葉には良く分からない様子でブロリーさんは首を傾げている。

 

この人には裏がない。記憶が無い所為か恐れもないし、思った事をズバリと口にする胆力もある。

 

だから、なんだろうな。あんな風に言葉だけでアーシアの気持ちを持ち直しちまう。きっと木場を助けない所も、アイツの気持ちを察し、その上信じているからなんだろう。アイツが勝つのを。

 

悔しいけど、流石だ。俺ももっと頑張って部長やアーシアを、皆を守れる強い男にならなくちゃ!

 

俺が、ブロリーさんを俺の目標にした時だった。

 

「なるほど、13号の情報は本当だったらしい。まさかエクスカリバーだけではなくデュランダルもこの地に集まっていたとは」

 

「「「っ!?!?」」」

 

不気味な声が俺達の耳に入る。振り返り、視界に映ったのはズングリ体型の奇っ怪な格好をした男だった。

 

アルビノなんてレベルじゃねえ、病的に白い肌のその男はまるで死人の様に思わせる。

 

だけどこの感じ、覚えがある。そう、あのMr.13とかいう男と全く同じ……生物を、命を前にした気配がコイツからは微塵も感じない!

 

まるで、人造された─────まさか!

 

「イッセー、リアス、朱乃、皆を連れて木場の所へ行け」

 

底冷えを感じさせるブロリーさんのその言葉に、俺は完全に理解した。コイツがブロリーさんを殺し掛けた張本人。

 

「また邪魔をするのか、懲りないなお前達サイヤ人は」

 

人造された生命体。人造人間────19号!

 

「お前には色々聞きたい事がある。聞かせて貰うぞ」

 

そう言って拳を握り、19号と相対するブロリーさん。嘗て無い力を纏っているブロリーさんに、俺達は否応なく更なる激闘を予感していた。

 

 

 




すみません、聖剣エクスカリバー編はもう少しだけ続きます

はやく原作4巻に行きたいな。アザゼルとかミカエルとかヴァーリとか出したい。
あと悟空こと美候も。

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