憑依天龍が行く!   作:鳴神 ソラ

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ゆっくり霊夢「タイトル通りだよ~」

ゆっくり魔理沙「どんな奴なんだろうな~」


7話:新提督が着任し~の

天龍は鎮守府の前に他の5人と共に立っていた。

 

「まだですかね~」

 

「うむ、ワクワクでたまらないの~」

 

「あなた達、落ち着きなさい」

 

ウキウキする吹雪に同じ様にワクワクしてる利根に加賀はふうと息を吐く。

 

彼女達がなぜ鎮守府の前にいるかと言うと前回訪れた音呂の言っていた提督が着任して来るからだ。

 

音呂から話を聞いて天龍達は鎮守府にいる者として迎え入れようと待っているのだ。

 

「どんな提督なんでしょうね」

 

「そこら辺は聞いていないの?」

 

「ん?ああ、聞いたけどなんか見てからのお楽しみだと返された」

 

同じ様に呟く大和に話を聞いた天龍に聞いて返された事にそうと加賀は呟く。

 

しばらくすると車の走る音が聞こえて来て、6人はした方を見る。

 

「む、あれは九五式小型乗用車、それも生産型Bと生産型Cじゃな…なかなか古いものに乗っておるのう」

 

「と言うか、今の世の中で普通にあるのか?」

 

見えて来たのに顎を擦ってそう言う利根の後に天龍は目を点にして呟く。

 

しばらくして6人の前に停車すると運転席から大柄な男性が現れる。

 

「(カリギュラだぁぁぁぁぁぁぁぁ!?いやまぁ、赤セイバーの叔父と言う意味じゃあしっくり来るけど!)」

 

「ぬぅん。貴様たちが姪の報告にあった艦娘達か」

 

軍服着てるけど顔を見てすぐさま天龍は内心絶叫してる間、男性は6人を見て言う。

 

「えっと、あなたは?」

 

「俺は帝政 刈牛羅(かりぎゅら)。こやつを着任させるついでにお前達を実際に見に来たのだ」

 

驚いている天龍の変わりに聞く五月雨に男性、刈牛羅は名乗っている理由を言いながら助手席から降りて来た女性を指して言う。

 

女性は腰まである黒髪を三つ編みにしていて丸い縁なし眼鏡をかけたかなり色白の肌であった。

 

きっちり着てるんだなと軍用の大型コートをきっちり着ているのを見ながら天龍はそう思った時…

 

「え……あなた……もしかして…?」

 

「音呂さんの言っていた通り、お久しぶりです。姉さん」

 

女性を見て驚く大和に女性は微笑む。

 

「えっ?どう言う事?」

 

「お姉さんって…」

 

「では、紹介しよう。こやつがこの鎮守府に着任し、お前達と共に戦う提督」

 

「大和型戦艦三番艦、信濃と言います。提督として着任しました。よろしくお願いします」

 

女性と大和を交互に見る天龍と吹雪に刈牛羅はそう言うと女性、信濃は海軍式の敬礼をして言う。

 

それに6人もそれぞれ敬礼する。

 

「えっと…信濃は艦娘なのに提督でもあるのか?」

 

「別におかしい事でもない。姪が言った綾波のいる所も艦娘が提督を務めているからな」

 

恐る恐る聞く天龍に刈牛羅はあっさりと答える。

 

「まぁ、とにかくよろしく頼むぞ提督!」

 

「よろしくね」

 

「あ、は、はい」

 

元気よく話しかける利根と挨拶する加賀に信濃はビクッとしながら返す。

 

「そいつはほとんど戦場に出ずに俺の所で預けられていた箱入り娘でな…知り合いでもどうも今の状態では気弱なのだ」

 

その反応に天龍はん?となると気づいた刈牛羅が答える。

 

答えられたのに天龍は成程と納得しかけて刈牛羅の今の状態と言うのに首を傾げる。

 

「ふふ、それにしても信濃が提督って不思議な感じね~敬意を払って提督って呼んだ方が良いかしら?」

 

「そ、そんな…姉さんは何時も通りでお願いします」

 

くすりと笑って言う大和に信濃はオドオドしながらそうお願いする。

 

それに微笑ましいなと天龍が思っていると刈牛羅と信濃が乗っていた車からアイテム屋などを務める工作艦明石に任務などや運営からの作戦を報告する軽巡洋艦大淀が降りて来る。

 

後ろの車からは給糧艦の間宮と伊良子が料理関係のが入っているだろう箱を持って来る。

 

どうやら信濃と共に着任するみたいだ。

 

「では、俺はこれで…姪の親友を頼んだぞ」

 

「「「「「「はい!」」」」」」

 

そう言う刈牛羅に天龍達は敬礼し、刈牛羅は満足げに笑った後に……走って帰った。

 

「え、走って帰るの!?」

 

「車は!?」

 

「あ、これ着任記念ので音呂さんがくれたんですよ」

 

「運転しておったのは!?」

 

「此処から走って帰る為です」

 

「あの人、結構走るのが好きですからね…島風ちゃんとも互角に走れるし」

 

「す、凄い人ですね;」

 

走って行く刈牛羅にガチョーンとなる天龍と吹雪に信濃は答えて、利根のに大淀が答えて明石が苦笑して答えたのに大和は冷や汗を掻く。

 

とにもかくにも提督が着任したのであった。

 

 

 

 

 

 

 

次回を待て




ゆっくり霊夢「と言う訳であとがきだよ~作者代行のゆっくり霊夢だよ~」

ゆっくり魔理沙「助手のゆっくり魔理沙だぜ☆」

ゆっくり霊夢「と言う訳で提督が着任しました」

ゆっくり魔理沙「アイディアをくれたガンバスターさんマジ感謝だぜ」

ゆっくり霊夢「ただ1つ、申し訳ないと思う所があったりする」

ゆっくり魔理沙「?なんでだぜ?」

ゆっくり霊夢「実際に送られて来たのを下に表記するよ。最後の奴で概要と言う表記とちょっと行を変えてる所あるけど全然変えてないから」


○大和型戦艦三番艦戦艦信濃もしくは装甲空母信濃
※翔鶴改二で実装されたモードチェンジにより、戦艦形態と装甲空母形態を任務次第で使い分ける。

・艤装デザイン
装甲空母形態は同じ艦種の大鳳の物に近い。
ただ、大鳳が持っていた手持ちのボウガン型艦載機射出装置がより大型化し、両手で構えるような、長いライフル型になっており、その射出装置の先端に銃剣も装着されてて、銃剣術や薙刀術のような近接格闘も可能となっている。
戦艦形態は長女の大和と細部以外は同じだが、手ぶらな姉達と違い、両手に空母形態で持っていたライフルと同じ位の長さの薙刀を持っている。

・服装
装甲空母形態では軍用の大型コートをきっちり着ており、首から下の露出は少ない。
精々太ももから下、コートのボタンを留めていない所から、大鳳のようなストッキングやブーツが垣間見えるだけである。
但し、中破時にはコートが破け飛び、下に着ていた衣装がはっきり見える。
下には大和の服装と同じデザインの、ただ、色が緑がかった物を着ており、着痩せしていた胸は姉妹同様巨乳。
胸の下着は武蔵と同じくサラシを巻いており、腰にはスパッツも履いていた。
戦艦形態時ではコートは肩に羽織るだけで前は大きく空いており、大和型としての衣装がはっきり分かる。
ストッキングやブーツも大和型の物に変えている。
こちらでは中破時でも、下着がサラシなのとスパッツを履いていた点は同じ。


・容姿性格
装甲空母形態時は黒髪三つ編みで、丸い縁なし眼鏡をかけたかなり色白の肌。
大和や武蔵よりずっと肌が白いのは実戦に出ることも出来ずに沈んだ、箱入り中の箱入りをイメージ。
目付きも穏やかだけど気弱な感じ。瞳の色はオレンジ。
性格イメージ的には羽黒と大淀を足して割ったような委員長タイプに近い。
少し気弱な大淀みたいな感じがが分かり易いか。
戦艦形態時は一点、纏めていた髪をロングに下ろし、眼鏡も外して勇ましい目付きとなる。
性格も武蔵のような好戦的な武人風だが、摩耶らの様な荒々しいとまではいかない。


・概要
一見二重人格にも見えるが、着替えや眼鏡の有無や髪形の変化を合図に意識の切り替えを行ってるだけであり、根っ子は変わらない。
デフォは装甲空母の方だが、どちらも自分であり戦艦形態時の変化はかつては叶わなかった、同じ戦艦になれたことで姉達への憧れが願掛けみたいな感情から、強く意識しているのも有る。
ドジっ子らしい自分の提督をどちらの形態でも自分がしっかり支えないとと、使命感を抱いてる。


ゆっくり魔理沙「どこが申し訳ない……あ……」

ゆっくり霊夢「気づいた様だね。そう。最後の所の、作者の言葉足らずでガンバスターさんはドジっ子な艦娘提督ではなく、ドジっ子な提督をサポートする秘書艦艦娘のを作っちゃったんだよ;」

ゆっくり魔理沙「そりゃあ確かに申し訳ないんだぜ;」

ゆっくり霊夢「後、話変わるけどカリギュラのギュと言う読みの漢字がパッと見なかったので牛のになりました;」

ゆっくり魔理沙「お、おう;」

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