憑依天龍が行く!   作:鳴神 ソラ

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ゆっくり霊夢「今回はあちら側の状況を知る感じだよ~」

ゆっくり魔理沙「ちなみに少しのネタバレもあるんだぜ」


話:お話しする~の~来た世界の状況知る~の~

前回から少しして朝食を終えた後に最後の最後で出て来たポケモンのオムナイトみたいな奴を天龍達は囲んで見ていた。

 

「と言う訳で改めて自己紹介!我はガタノトーア!戦治郎が言った様にガタノゾーアやゾアと呼ばれている!宜しく頼むぞ異界の艦娘や提督達よ!」

 

「お、おう」

 

「凄いですね。まさか邪神も仲間にいるなんて」

 

「あー、鎮守府を稼働する前に日本に帰る途中であったちょっとした事で知り合ってな」

 

「え?どういう事ですか?」

 

そう言って餃子を食べながら挨拶するガタノトーアに天龍は頷く中で凱がそう言って返された事に吹雪は聞く。

 

それにメンバーは顔を見合わせた後に戦治郎が来た世界の状況と自分達がどういう存在かについて話す。

 

長く時間がかかったので途中休憩も挟んだり、お昼も取ったりしつつ戦治郎達が話せる範囲のを説明して行く。

 

「成程な…艦娘が創作の中の存在になってるさらに別の世界から気が付いたら深海棲艦に転生していたと言う事か…しかも他にも転生してるのがいるが一部が暴れまくってたりすると」

 

「んで、戦う側の大本営側でも一部が問題あるのかよ…」

 

「はっ、世界変われど、そう言う輩はいるもんだな」

 

事情を聞き終えて顎を摩って情報を簡単に纏めるハーケンに天龍は呻く中でマーベラスがそう吐き捨てる。

 

他のメンバーも大体が唸ったり怒ったり、悲しんだりしていた。

 

「あ、あの~…皆さん的にこんな突拍子の無いのに信じられるんですか?」

 

「そうね。あたしも最初信じられなかったのになんでよ?」

 

そんなメンバーの反応に驚きがないのとあっさりと信じてる様子だったので恐る恐る漣が質問し、霞も同じ様に聞く。

 

「そんなの簡単だ。俺達は出会ってるからな。お前等が言う艦娘が創作と言われてる世界から来た奴にな」

 

「ファッ!?マジかそれ!?」

 

「まっ、そっちと違って変わらない姿でだがな…今は元の世界に戻ってるぞ」

 

「そうだったのか…」

 

マーベラスが答えた事に身を乗り出す戦治郎へとハーケンはそう返して光太郎も驚きを隠せない顔で呟く。

 

「(ま、似た様な感じじゃあ丁度隣にいるがな…)」

 

そう言ってチラリとマーベラスは天龍を気づかれない程度にチラ見してから元に戻す。

 

「しっかし本当にここの勢力がややこし過ぎだろ」

 

「ですよねー…多過ぎですよ」

 

「深雪様としても頭がパンクしそうだ」

 

「私は諦めてる」

 

「諦めたらだめだと思うな;」

 

額を抑えながらぼやく天龍に吹雪も同意し、深雪が頭を抱える隣でそう言った初雪に白雪がツッコミを入れる。

 

「ま、要は敵も味方も白黒あるって事だな」

 

「ざっくばらんに言ったらそんな感じで合ってるな」

 

「いやそれ、簡単にし過ぎでしょ;」

 

「まぁ、なんであろうと襲って来るから撃退すれば良いだけだ」

 

そう締め括るハーケンのに戦治郎は頷くのに曙がツッコミを入れる中でマーベラスがそう言う。

 

「そう言えばさ、そっちの司って奴は仕立てるって言ってたけど、服を作れるのか?」

 

「そそそ、俺様は自分でコスプレ衣装仕立てちゃったりしちゃうくらいに服作りは得意だったりするんだよね~。それに俺様の目にかかれば身長から3サイズに腕周りや脚の太さいに長さなんかバッチリ当てられちゃったりしちゃったりするわけなのですよ~」

 

「おいおい、それはホントに出来るのかいファッション店長?」

 

自己紹介の際に出て来たのに聞くレ級に司が自信満々に答えるとハーケンが訝しげに聞く。

 

「だったら旦那達のサイズ、言い当てちゃったりしちゃったりしますかね~。え~っとまずは~……ふげぇ!?」

 

「黙れ司ぁっ!その情報はいらねぇから!野郎の3サイズとか知ったところで誰も得しねぇからっ!」

 

それに対してやろうとして戦治郎にチョップを叩き込まれて潰れる。

 

戦治郎の意見を肯定するように天龍と吹雪はうんうんと頷いている

 

「あ、アレディのをド知りたかったですわ///(ボソッ)」

 

「?どうしましたビスマルク殿?風邪でも引かれたのですか?」

 

ボソリと呟いたビスマルクだが顔を赤くしていたのでアレディにそう聞かれ、ち、違うわよと返す。

 

「(あー、別世界のビスマルク義姉様はアレディさんの事が好きなんですね)」

 

そんなビスマルクの反応にプリンツは察すると温かい目で見る。

 

「ホントに戦治郎殿達に会えて良かったぞ!こうやって美味しい餃子も食べれたからな」

 

「邪神でも神様にそう言って貰えると嬉しいね!一応作り置きして冷凍してるからしばらくは食べられるよ」

 

「それにレシピも覚えたので頑張って赤龍軒の餃子を再現しますよ」

 

そう述べるガタノトーアにリュウレンジャーはそう言い、翔も気合を入れ、間宮達もむふんとガッツポーズする。

 

「そう言えば赤城よぉ…あんたの肩に乗ってる小さいイ級は…?」

 

「ああ、この子はメルヴィンちゃんで家の鎮守府に住んでる子なんですよ~今は小さくしてるんですけどね」

 

「ぐ~♪」

 

そんなメンバーを見てから気になったので聞く戦治郎に赤城は撫でながらそう言い、メルヴィンも嬉しそうに鳴く。

 

「とある時に傷ついて鎮守府近くに流れ着いたのを天龍さんと一緒に助けてからしばらくしてまた再会してそのまま住ませてるんですよ」

 

「こいつ速いんだぜ、なんせ島風と競争できるんだからさ」

 

「…転生個体じゃない…よな?」

 

「至って普通の深海棲艦……だな」

 

「ちょっと間があったのはなんでよ」

 

説明する吹雪の後に深雪が付け加え、光太郎のに返した天龍へと霞はツッコミを入れる。

 

「…質問、戦治郎さんの肩にいる普通のより小さい小鬼は何?漣の兎も微妙に違うし」

 

「キィー」

 

「イィー」

 

その後に初雪の質問にやっと指摘されたのが嬉しいのか先ほどから戦治郎の肩にいたPT小鬼や漣の肩にいた兎?がはしゃぐ。

 

なお、本来のPT小鬼は赤子位の大きさなのだが戦治郎のはPT小鬼は手乗りサイズと小さい。

 

「ああ、こいつは俺のペットの金魚だった金次郎で…」

 

「漣の相棒のウサちゃんですぞ~!兎の着ぐるみを着てますがご主人様の金次郎ちゃんと同じPT小鬼でこの子も金魚だったのですぞ」

 

「キィー♪」

 

「イィー♪」

 

紹介されたので挨拶すると共に漣の方のは着ていた兎のキグルミの頭部分だけを脱いで同じ存在だと言うのを証明してから再び被る。

 

「……待って、金魚ってもしかして動物も転生個体になる可能性があると言う事?」

 

そんな金次郎とウサちゃんを紹介した2人から出て来たのに加賀がすぐさま問う。

 

言われて気づいたのかわりぃと戦治郎は謝罪する。

 

「そこらへん言うの忘れてすまねぇ、動物もまた人間と同じ様に深海棲艦になってるみたいだ。実際、旅の途中で寄ったミッドウェー付近で敵の幹部に飼いならされた2匹の猿の転生個体と交戦した事あったのスッカリ忘れてたわ」

 

「こっちの世界の天龍さんの友達の春雨さんや、ホノルルの兵器開発研究所の職員の多くが、その猿達の犠牲になったそうですね……」

 

説明する戦治郎のに翔は悲しい顔で呟く。

 

なお、翔はこの時は夢の中でルルイエに行っていた関係で実状を目にしておらず、猿達の話も後から戦治郎達に知らされている。

 

「成程な…ちなみにオタクは他にペットを飼ってたのか?」

 

そんな戦治郎のに納得してからハーケンはそう聞く。

 

「おう!金次郎も含めて順番に言うとシェパードの太郎丸、琉金の金次郎、ミドリガメの甲三郎(こうさぶろう)、白頭鷲の鷲四郎、ヒグマの大五郎、コーカサスオオカブトの六助(ろくすけ)、ベンガルトラの弥七で全員付いて来てるぜ」

 

「俺はワイルド、ヘル、タイガー、ベア、トム、アグの6匹で全員猫で猫艦載機になっている。ただ、アグはこの世界で出会い、拾った元野良猫だ」

 

「俺はイリエワニのクロに、アメリカアリゲーターのゲータだ。ちなみに俺の艤装になってて、クロが上でゲータは下の方なんだぜ」

 

「ペットのに家庭では滅多に見られない凄い動物が数匹いるんですけどぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」

 

「クマさんなのです!見てみたいのです!!」

 

「あたしはトラ!トラを見てぇ!」

 

「いやお2人とも、転生個体になってるから違う姿になってるんだと思いますよ」

 

そんなハーケンの質問に戦治郎、空、シゲの3人が答え、述べられた動物達に天龍は叫び、マーベラスの電とレ級は目を輝かせて、鎧が宥める。

 

「そうなんだよな。金次郎はこの通りPT小鬼で甲三郎は砲台子鬼で大五郎が俺が転生した姿の戦艦水鬼の通常より大きくなった艤装、六助が浮遊要塞で鷲四郎がこれな」

 

戦治郎がそう告げると、彼の右肩に黒い塊が出現する。

 

いきなり現れた物体に天龍達が驚いた直後、黒い塊に変化が起きる

 

まず目が1つ中央に出てきた、その後口、尻尾、2本の足が生えてきて戦治郎の腕の上を走りだす。

 

そして勢いが付いたところで翼が出てきて空に飛び立つとそのタイミングに合わせて戦治郎がいつの間に持っていた爆雷のようなものを上に投げる。

 

それを空中で2本の足を使って掴んでから戦治郎の隣に停滞する。

 

「どうも初めましてだな、嬢ちゃん方、旦那が言ってた様に俺は鷲四郎ってんだ、よろしくな」

 

「成程な。護衛棲姫の腕に乗ってる艦載機か」

 

挨拶する鷲四郎にマーベラスはそう呟く。

 

「キェェェェアァァァァシャベッタァァァァ!?」

 

「喋れるんですね」

 

「まあな。ただ、金次郎もそうだけど甲三郎と六助は喋れないんだよな…」

 

喋れた事に軽巡棲鬼は驚きの声をあげ、赤城のに戦治郎はそう返す。

 

「あー、そう言えば、確かに最初見た時にそっちが言った奴らいたな…」

 

「あのー、話に出てた太郎丸や弥七って子は?」

 

「そういや太郎丸と弥七はいなかったな……通~お前なんか知ってる?」

 

「確か弥七は精肉場で作業をすると言ってて太郎丸がヘルプに入ってた筈です」

 

最初に出会った際ので思い出して言う天龍の後に白雪がそう質問して、答える前にその本人達がいない事に戦治郎も気づいて聞き、通がそう答えると……

 

「ちょっとご主人様!!この肉の追加注文でこの量は何!?大量に消費するってありえないよ!?この通りに精肉したら牧場の豚が全滅しちゃうんだけど?!」

 

「そうだぜご主人!と言うか美味い匂いが凄くしてるのはなんでだ!?」

 

タイミング良い感じに2人の人物が突撃して来る。

 

北方棲姫にレ級エリートなのだが…それぞれ格好が2人共血がべっとり付いた白いビニールエプロン装備で、レ級エリートに至っては肉切り包丁を持っていた。

 

「なんかホラーに出てきそうな恰好の人が来たんですけどぉォォォォォォ!?」

 

「ぴゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

「はわわ、落ち着いて;」

 

「おーい太郎丸に弥七……事情説明してやるからそれ置いてこーい;」

 

それに天龍は再び絶叫し、マーベラスの駆逐棲姫は顔を真っ青にして望に抱き着き、宥めてるのを後目に戦治郎は来た2人にそう言う。

 

言われた2人は顔を見合わせて首を傾げるのであった。

 

 

 

 

 

次回を待て

 

 

 




ゆっくり霊夢「と言う訳であとがきだよ~作者代行のゆっくり霊夢だよ~」

ゆっくり魔理沙「助手のゆっくり魔理沙だぜ☆」

ゆっくり霊夢「虧蚩尤さん、ネタ提供ありがとうございます」

ゆっくり魔理沙「マジネタに困らねえから感謝、マジ感謝なんだぜ」

ゆっくり霊夢「だからこその展開のスピードがスローペースなのはシカタナイネ」

ゆっくり魔理沙「そんだけあっちはネタに溢れているからな」

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