憑依天龍が行く!   作:鳴神 ソラ

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ゆっくり霊夢「タイトル通りだよ~」

ゆっくり魔理沙「ただ、その建造されるのがな…」


43話:建造祭りパート3

 

 

前回からアンデルセンの研究所から帰った天龍達は刈牛羅から隼人の鎮守府が見つかったと聞き、迎えが来るまで待っとく様にと言われた。

 

「はいと言う訳で建造やるぞ!!」

 

「何がと言う訳!?」

 

建造施設を前にそう言う天龍に隼人は思わずツッコミを入れる。

 

「最近なんかシリアス空気が続いちゃってるからそう言うのを尻拭い的な意味を兼ねてハラハラドキドキをしたいから始めます!」

 

「メタイですよ天龍さん!?」

 

「けど、そろそろ金剛姉様を出迎えて第4艦隊を開放したいのも事実ですしね」

 

「ウチはまだ金剛姉様が来てないもんね」

 

「ですね。来たとしても榛名達のカードばかりですし」

 

ドドン!と言った天龍のに再び隼人がツッコミを入れる中で霧島、比叡、榛名がそう言う。

 

ちなみに比叡は天龍が呼びかける前に榛名にまたも変態行為をしようとして隼人により成敗されたお蔭で頭にタンコブが出来ている。

 

「カードってなんです?」

 

そんな3人ので榛名が言った事に隼人は気になって聞く。

 

「ああ、なんでも妖精さん曰く、建造のシステムで着任してる中で同じ艦娘が来た時は改修用のカードになる様に出来る便利なのが付いてるんだってさ、ONOFF切り替え可能でウチはカードになる様にしてるんだ」

 

「ちなみに鎮守府それぞれに付いてる奴だ。まぁ、ドロップ艦とかはそのままだったりするけどな」

 

そんな機能あるのか…と天龍と補足のハーケンのを聞いて隼人は納得する

 

「さらに補足すると正式な形式で艤装の解体をした子達や改修に使われた子達は妖精さんの技術で新しい名前を貰ってからとある街に設立された専用の学校に送られ、そこで勉強して社会に出たりするんだよ。勿論卒業するまでは専用の寮で生活するんですよ」

 

続けての明石の説明にへぇ~と隼人が感心する中、天龍が肩を叩く。

 

「と言う訳で…お前の運でかかっているからよろ~」

 

「ええええ!?」

 

「はいは~い!質問です!!なんでお兄ちゃんにやらせるの?」

 

まさかの指名に隼人が驚く中で玲奈が聞く。

 

それに…ラバウルメンバーは目を逸らす。

 

「え、ちょっと…」

 

「あのね…これより前のでね…大和やら武蔵などをそれぞれの建造1回目で1発で当てた弊害か、ここ数ヶ月の建造で金剛とか翔鶴型がなかなか来ないの…大型建造でやってもなかなか来ないの…」

 

「狙ってはいますが数か月経った今も全然来ませんよね;」

 

目元を抑えて言う天龍のに立ち会っている五月雨や信濃も冷や汗流し、明石も流石にいや~物欲センサー怖いわよね…と言ったりしている。

 

聞いた玲奈はごめんなさいと謝った。

 

「と言う訳で気兼ねなくやっちゃって頂戴!!!」

 

「ア、ハイ」

 

もう色々と振り切っている天龍のに隼人は頷いた後に早速建造を開始する。

 

自分の知る戦艦レシピで早速やって見た所…

 

4:20:00×2

 

5:00:00

 

6:00:00

 

と言う結果になった。

 

「おいおいおい、これって!?」

 

「確か順番的に扶桑型、長門型、翔鶴型のですよ!」

 

「マジか!?と言うか戦艦レシピで空母が来るってマジか!?」

 

「凄いよお兄ちゃん!」

 

おおおおおおお!?とその結果にどよめきが起こる。

 

「扶桑型は扶桑と山城が来てるけど、後の長門型で陸奥や翔鶴型は来てねえからラッキーだな提督!」

 

「そうですね。これで戦力の幅が上がりますね」

 

「金剛姉様は来てませんけどね」

 

ぼそりと呟かれた霧島のをスルーして、高速建造材を早速使用する。

 

そして出て来た艦娘達に誰もが目を点にする。

 

まず1番目と2番目に出て来たのは…ピンク色の目と髪を持った女性とその女性と似た顔付きの水色の目と髪の女性であった。

 

「いっ!この情熱的な演奏で、あたしたちの出会いを祝おうぜ!アラスカのライブ、始まるよ!」

 

「大型巡洋艦グアムです。戦闘でも演奏でも、失望させません」

 

そう言って手に持ったギターと思われるのをかき鳴らすアラスカと名乗った女性の後にグアムと名乗った女性がピアノと思われるのを奏でる。

 

3番目は白い砲門を4つ装着し、青い上着の様なのを黒い服の上から来た金髪の女性であった。

 

「貴方が新しいコマンダーか、私は貴方の水先案内人、ヴァンガードだ。まぁ良い、これでようやく退屈な演習から解放される」

 

そう礼儀正しく名乗り上げる。

 

そして最後のは…どことなく女王の様な風格を持った女性であった。

 

「幻想の海から生まれ、現実という海に消える、妾は戦艦ライオン。やっと貴方にお会い出来て光栄だ」

 

「え、あ…はい」

 

名乗り上げた4人に信濃は唖然としながら返事をし、後ろで誰もが口を開けていたが…

 

「「「「「か、海外艦だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」」」」」

 

思わず絶叫するのであった。

 

 

 

 

「ええっと…まず、アラスカさんとグアムさんはアメリカで特殊用途に開発された軍艦で、大型巡洋艦と言われ、一般的な巡洋艦より優れた火力と防御を持ち、主に敵巡洋艦の殲滅と艦隊の前衛として使われていたのがアラスカさんで、妹に当たるグアムさんは主に空母編隊の護衛艦と火力支援艦として活躍していたそうです。ヴァンガードさんとライオンさんはイギリスの戦艦ですが、ヴァンガードさんと違い、ライオンさんは未完成のまま戦場には出なかった戦艦みたいです」

 

落ち着いてから明石は出て来た4人の事を調べて分かった事を説明する。

 

「あれ?んじゃあ4人とも建造できたのも凄いけどライオンはさらに凄い確率だったって事か?」

 

「うむ、そこの者の言う通り、このライオンは完成されず幻想となり果てた。だが、此度の事で来れたのだ」

 

説明からそう聞く天龍にライオンは頷く。

 

「けれど…建造されてきた中で海外艦、しかもこの人達が建造されたなんて記録はないですから普通にビックリものですよ」

 

「まぁ、綾波がいた基地だと普通になんか建造されていたっぽいけどな;」

 

「確かにそうね」

 

頭を掻く明石のに天龍は思い出して言い、加賀も同じように思い出しながら頷く。

 

「ええっと、これ、俺のせい?」

 

「いやー、妖精さん技術だし…けどまぁ、新しい戦力をありがとう」

 

そう聞く隼人に天龍はそうお礼を言う。

 

「そうですか…(なんと言うか…帰る前に良い事出来た…で良いのか?)」

 

「なんか分かんないけど、難しい話はともかく歌おう!」

 

「姉さん…」

 

「あ、那珂ちゃんのライブを盛り上げて!」

 

「那珂ちゃん;」

 

頬をポリポリ掻く中でアラスカがそう言い、グアムは良いのかなと思う中で那珂も乗るのに神通は顔を抑える。

 

とにもかくにも、新しい娘たちが加わったのであった。

 

なお、金剛は後でちゃんと出ました。

 

「ヘ~~~~イ!?私のが雑過ぎデース!!!」

 

「出るタイミングが悪かったとしか;」

 

「お姉様…哀れ;」

 

「ひえ~;」

 

 

 

 

 

 

次回を待て

 

 

 




ゆっくり霊夢「と言う訳であとがきだよ~作者代行のゆっくり霊夢だよ~」

ゆっくり魔理沙「助手のゆっくり魔理沙だぜ☆」

ゆっくり霊夢「と言う訳で…作者が前にコラボした刹那・F・セイエイさんに勧められてやった戦艦少女Rから4人の戦艦少女が出ちゃいました」

ゆっくり魔理沙「なんかこう。シリアス多いからギャグ的展開にしたかったとの事」

ゆっくり霊夢「ちなみに実際に今回ので出た4人はあっちの建造で出ちゃう面々なんだよね~」

ゆっくり魔理沙「んで作者は手に入れてると言う。しかもアラスカは最近手に入ったと言う」

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