憑依天龍が行く!   作:鳴神 ソラ

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ゆっくり霊夢「文字通りのです」

ゆっくり魔理沙「まぁ、鍛えるのはな」


37話:これから~の、鍛え~の

前回から翌日、早速吹雪がいつもの病気を発動して玲奈にやって隼人にアイアンクローをされた。

 

その後に玲奈がお兄ちゃん成分を補充しちゃって少ししてから食堂にて朝食を食べ終えたのであった。

 

「あ、比叡さんおはようございます」

 

「吹雪おはよう~いや~そっちもやった?」

 

「お山がありましたので」

 

「私もハーケン提督の所の榛名がいたからダブル榛名を堪能しようとしてダブル霧島にやられたよ」

 

はっはっはっと外で宙ぶらりんにされてるのに賑やかに話してる淫獣と妹LOVE馬鹿淫獣2号の会話にこいつ等は…と天龍は眉間を揉む。

 

「まぁ、ハヤト、愛は色々とあるが家族は大事だぜ」

 

「うむ、その愛がなんだろうと行き過ぎなければ良いのだ」

 

「ちょっとお2人さん!何言ってるの!?」

 

「お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!」

 

「その未だにスリスリしている妹の事だろう」

 

「た、大変ですね;」

 

「止めて!現実逃避していたのに直面させるのは止めて!!」

 

一方で温かい目で隼人の肩を叩くハーケンと音呂の言葉に隼人本人は叫ぶと零児がまだくっ付いている玲奈を見て呆れて指摘して、隼人は叫ぶ。

 

「んでこれからどうするんだ?確か帰る目処がないんだったな」

 

「あ、はい…ホントそこが…」

 

「まぁ、しばらくは信濃の所で厄介になっとけば良いんじゃないか?俺も帰れるまで気になるからしばらく此処にいるしな」

 

空気を換えようと改めて聞く零児に隼人は困った顔をするとハーケンがそう言う。

 

「え、それは迷惑じゃあ」

 

「大丈夫ですよ。それに賑やかなのは嫌いじゃないですし」

 

「まぁ、ブラコンに頑張れ」

 

「ちょっと!?いや、まぁ、それは助かりますけど…」

 

イ級の頭を撫でながら笑って言う信濃と天龍のに隼人は叫んだ後にううむと唸った時…

 

「邪魔するぞ」

 

「グッモーニングだな諸君」

 

そこに刈牛羅と老けた男性が来る。

 

「おお!叔父ではないか!」

 

「オヤジ!?どうしてここに!?」

 

「誰?(もう1人は分かるけど)」

 

「音呂の叔父の帝政 刈牛羅元師とハーケンの父のジョーン・モーゼス中将だ」

 

それに音呂とハーケンが驚き、隼人の問いに零児が答える。

 

「はぁ!?元帥ってあの元帥ですか!?」

 

「ああ、お前が考えてるのと同じ元帥だ」

 

「オーライ、ブラコン好かれボーイ、照れるじゃないか」

 

「オヤジは中将だろ」

 

驚きの声を上げる隼人に零児は頷くとジョーンがそう言い、呆れたハーケンに突っ込まれる。

 

「ってか何で2人とも来たんだ?」

 

「そりゃあ霧島から報告が来てな。異世界から来た提督と言うのに興味があってな」

 

「我もジョーンから聞いて来たのだ」

 

気を取り直してそう聞くハーケンにジョーンがそう言い、刈牛羅も続ける。

 

「OK、ファーザー、本題を頼む。それだけで来た訳じゃないだろ」

 

「…オーライ、マイサン。その前にハーケンの榛名、オレの右に、ビスマルクは左に」

 

「はい」

 

「また?」

 

そう言うハーケンにジョーンは肩を竦めた後にそう言って自分の隣に呼んだ2人を並ばせる。

 

「さて、本題だが」

 

「またかオヤジ」

 

「お、おう…」

 

「(むう)」

 

そう言って進めようとするジョーンにハーケンは呆れ、隼人はジョーンの2人を自分の横に並ばせる際の自然な流れに思わず2人を見て、玲奈は榛名とビスマルクが胸の大きい美人なのもあって頬を膨らませて隼人の脛をつまむ。

 

「痛てぇ!?」

 

「まずここに来たのは…ハーケン・ブロウニング中佐、岡本隼人提督ならび岡本玲奈の保護の為2人がいる間ラバウル鎮守府に着任して信濃中堅少佐と共に護衛せよ」

 

「OK、モーゼス中将。その任務は承った」

 

痛がる隼人をスルーしてジョーンは真剣な顔になるとそう言い渡し、ハーケンもいつも通りだが真剣な目で了承する。

 

「そして有栖 零児中佐、帝政 音呂中佐は情報を漏らさない様にし、なおかつこれからもブラック鎮守府の摘発を頑張ってもらう」

 

「了解」

 

「心得た!」

 

続いての刈牛羅の指令と激励に2人は敬礼する。

 

「え?2人ともそう言うのをやってたのか!?」

 

「ああ」

 

「うむ、艦娘を艦娘として見ない奴らを野放しにはせん!」

 

「そうなんですか」

 

驚く天龍に零児は頷き、音呂はそう言うと隼人は何か思い当たる事があるのか考える素振りを見せる。

 

「ただな、余達も人の子。完璧ではない所もあるからな」

 

「確かにな、だが、元帥や中将は結構ぶっ飛んでるから色々とはしょっている分、早かったりするがその際の書類とかがな…」

 

「オヤジの所の海軍部下が徹夜ですって愚痴って来るしな。よ~く今の地位に普通でいられるのはこれまでの功績もあってだろうがホントにこの元帥とオヤジは…」

 

「そんなの待っている暇がないだろ?」

 

「その通りだ。元帥として我々と共に戦ってくれている者達に敬意を払わない者に提督を、そして海軍を名乗る資格はない」

 

悲しい顔で言う音呂に零児も同意した後に呆れて、ハーケンも呆れるとジョーンはあっけらかんにそう言い、刈牛羅が力強く言う。

 

「えっと…今さらだけどなんでジョーンおじさんとハーケンおじさんの苗字が違うんですか?」

 

「なあに、俺は養子なのさ。親は深海棲艦の戦いで亡くなった…と言うかオレはおじさんかよ。これでも零児と同年代なんだぜ」

 

「そんなハーケンを俺が息子として迎え入れたのさ。納得したかいレディ?」

 

恐る恐る聞く玲奈にハーケンはそう答えてから玲奈にどう見られてたのかに落ち込み、ジョーンは苦笑しながら締める。

 

「あ、そうなんだ。ごめんね。おじ…おにいさん」

 

「さん付けで良いぜ。ブラザー呼びはハヤトの特権だろ」

 

「分かったよハーケンさん」

 

「しっかし、ほっぽの時と同じ様に進化したままって…やっぱ勝手が違うのか?」

 

謝る玲奈にハーケンがそう言う隣で天龍はBアークとブルーカードを取り出して呟く。

 

「え?そっちの北方棲姫も玲奈の様な状況になったのか?」

 

「ああ、ほっぽの場合は港湾棲姫になったけどな、玲奈の様にじゃなかったぜ」

 

そうなのか…と隼人は納得していると妖精さんが来る。

 

「お、妖精さん。そっちはあれの調査はどうだ?」

 

「はい、せんごくどらいばーはしらべちゅう。そんしょうというそんしょうはないけどふぐあいとかふちょうがないかでまだまだかかります」

 

「調べてくれてるのか…ありがとうな」

 

「いえいえ、あ、それとなくなったやつのかわりをわたしておくです~」

 

そう聞く天龍へと返した妖精さんのに隼人は礼を言うと妖精さんがどこからともなくカチドキロックシードを取り出して隼人に差し出す。

 

「あ、ああ…ありがとう…」

 

「隼人殿、起きられたのですね」

 

それに隼人は複雑な顔で受け取るとアレディがやって来る。

 

「あ、アレディさん。ありがとうございます。あなたも俺を助けてくれたそうで」

 

「いえ、それで隼人殿。あなたに提案があります」

 

頭を下げる隼人にアレディはそう切り出す。

 

「提案?」

 

「ええ、私とライダーの力に関する修練をしませんか?」

 

提案された事に隼人はすぐさまお願いしますと頭を下げる。

 

隼人自身、カチドキアームズの時の自分を映像を込みで聞いていて鍛えるべきだと考えたのと、今の所ディケイドので変身出来るのがクウガ、龍騎、ブレイド、カブト、電王の5人のライダーだけなのでやっていればあるライダーが覚醒するのではないかと考えたのだ。

 

 

 

 

「では双方!ド準備は良いかしら?」

 

「はい」

 

「俺も大丈夫…ってかこれ有無も言わさず着せられたけどこれは?」

 

広い場所でそう聞くビスマルクにアレディは頷き、隼人も頷いた後に先ほど妖精さんから着る様にと押し付けられて着たダイバースーツの様なのとフルフェイスなマスクを指して聞く。

 

「妖精さんが作った対深海棲艦用の特製防弾+衝撃吸収スーツ一式です」

 

「いや、別にライダーに変身するのなら必要ないんじゃ…」

 

「甘いぞ隼人提督。例えライダーに変身していても衝撃などが通り越して中に来たら外は無事でも装着者に影響があっては意味がない。必要なのは勝つ事以外に生き残る事を重心的にせねばならん」

 

「まぁ、元帥の言う通りだ。たとえプロでも艦娘だろうと直撃を受けちまったらその場で御終いだ。年長者の意見としてはライダーであろうと変身する前の防具にも注意しとけって事だ」

 

そう答える信濃にそう言う隼人に刈牛羅はそう説教し、ジョーンがそう付け加える。

 

「え?けどハーケンさんと零児さんは?」

 

「当たらない様に動くだけさ」

 

「頭はともかく、ちゃんと服の下に特製防弾+衝撃吸収スーツを着ている。生身のままで動くわけないだろ。後ハーケンもカッコつけるな。お前も着てるだろ。」

 

そう聞く隼人にハーケンはキザッたらしく返して呆れた零児に突っ込まれる。

 

「男はカッコつけたくなるからな」

 

「カッコよさより守りだ」

 

「(ああ、ハーケンさんって中将の影響受けまくってるんだな…なんで元帥は普通なのに姪は俺の知る性格なんだろうな…)」

 

そう言うジョーンに返す刈牛羅を見て隼人はつくづくそう思った。

 

「ちなみにアレディさんは?」

 

「避けたり腕に霊力を纏い、弾く。それだけです」

 

「アレディさん。それ私たちでも無理なんだけど;」

 

最期に隼人はアレディに聞いて真顔で返されたのに玲奈はそう言い、他の艦娘面々も頷く。

 

「は、はぁ…まぁ、行きますね」

 

生返事してから隼人は戦極ドライバーが調査中なので自分のディケイドライバーを装着して、アレディはベルトを取り出す。

 

「本当にアークルを装着してるんですね」

 

「我が部族に伝わる霊石が遠いこの地でまさかああいう形で伝わっていたのには私や師も驚いています」

 

そう呟く隼人にアレディは目を瞑ってそう言う。

 

「私の部族でのクウガは空より来る牙と書いて空牙と呼ばれ、はるか昔に我が部族の土地に落ちて発見された霊石が装着者を選び、憎しみや悪意のある魂を浄化する力を授けます。無論、変身する者も恥じぬ様に己を磨いて行くのです」

 

「な、成程…(そうなるとこの世界だとアレディさんの所のを元に仮面ライダークウガは生まれたって事か?)」

 

アレディの説明に隼人はそう考えながら凄いなと考える。

 

そしてアレディは目を開いて構え、隼人もカードを構える。

 

「「変身!」」

 

<KAMENRIDE DE・DE・DE・DECADE!!!>

 

「(あれ?ディケイドのカメンライドのはスクラッチしなかったよな?)」

 

何かが回転するような音と音声とともにアレディはクウガへと、隼人はディケイドへとなる。

 

ただ、その際のディケイドの音声に天龍やディケイドを見ていた艦娘達は首を傾げていた。

 

「それじゃあお願いしますアレディさん!」

 

「はい!こちらこそ、理を轟き破壊する者との闘い、糧にさせて貰います!」

 

その言葉と共に両者は駆け出して拳をぶつけ合う。

 

「ねえねえ、アレディさんの言ったのって」

 

「ああ、あいつなりのライダーの称号だな」

 

ちなみにクウガの言った事が気になったので聞いた玲奈にハーケンはそう答えたのであった。

 

 

 

 

 

次回を待て




ゆっくり霊夢「と言う訳であとがきだよ~作者代行のゆっくり霊夢だよ~」

ゆっくり魔理沙「助手のゆっくり魔理沙だぜ☆」

ゆっくり霊夢「はい、あちら側の隼人さんの修練の始まり始まり~」

ゆっくり魔理沙「話を持ち込んだ際はマジ危なかったとしか言えんよな;」

ゆっくり霊夢「あっちの考えている次なる展開を聞いたらホントにね…あっち側もならずに済んで良かったとホントに言ってた程重かったし;」

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