ゆっくり魔理沙「しちゃったなうん」
前回、ダンデライナーに乗って現れた隼人と玲奈の兄妹
話を聞いていた所で大和により深海棲艦の大群が接近していると言う報告が来る。
その後に1人単身で行こうとした隼人に天龍が気づいて同行し、先行して向かった。
その途中で天龍は信濃に連絡していた。
「と言う訳だ。後から来てくれ提督」
『そうだったの…分かりました。ですが無茶しないでくださいね』
あいよ…と連絡を終えた天龍は鎧武イチゴアームズに変身した隼人を見る。
「しっかしまさか変身する奴を別ので見るとはな」
「別のって…此処で見た事あるのか!?」
そう言う天龍に鎧武は驚いて聞く。
「ああ、それに…」
そう言って天龍は前に綾波から有事の後に記念に貰ったブレイバックルを装着し…
「俺も仮面ライダーだからな!変身!」
ターンアップ!
「はあ!?」
飛び上がると共にレバーを引いて現れたオリハルコンエレメントを通り抜けてブレイドに変身して着地する。
「うおっ!?ってマジか!?」
「おう、マジだ」
ダンデライナーの姿勢を崩させない様にしながら驚く鎧武にブレイドが笑って言うのに対して突っ込むのは後と考えて鎧武はさらに加速する。
するとしばらくして大和の報告であった大群が見える。
「見るからに、戦艦棲姫に軽巡棲姫、装甲空母姫と中間棲姫、んで空母水鬼と港湾水鬼と…数20体以上のル級やイ級、そしてヲ級…こりゃまたほっぽの所であったほっぽを狙った空母棲姫のを思い出させる大群だな」
「ちょっと待て、ほっぽって北方棲姫の事か!?」
見えて来たのにそう漏らすブレイドに鎧武は驚いて聞く。
「ああ……な~る。もしかしてお前の方でも似た様なのあったんだな」
「あ、ああ…なぁ、なんでお前はそんなに驚かないんだ?さっきだって俺が自分の事言った時驚いてなかったし」
鎧武の驚きからそう言うブレイドに鎧武は気になったので聞く。
「まぁ、オフレコで頼む。実は俺は精神は艦娘じゃない。人間の男だ」
「はぁ!?」
続けざまのに鎧武は変身とは別に驚く。
その後に慌ててダンデライナーの姿勢を安静させる。
「ど、どう言う事だ!?」
「さあ?俺も分かんない内に目覚めたら天龍になっててよ。ちなみにこの姿になる前の実年齢は20歳以上30歳以下だ」
「そして年上だった!」
戸惑いながら聞く鎧武は続けての言葉にえーとなる。
「えっと…んじゃあどうして俺に教えたんですか?」
「まぁ、同じリアル的な住民と言う事でな…いやーホントこの姿になってマジで大変だったからな。着替えとか女湯で裸体見ない様に目を瞑って五月雨にだけ話して手伝って貰ったり、吹雪にセクハラされたり…」
「た、大変なんですね」
年上と聞いたので敬語で聞く鎧武にブレイドはしみじみと言って、鎧武は冷や汗を掻く。
「さてと…色々と逃避な為の雑談はここで終わりにしますか?」
「え?逃避って」
首を動かしながらそう言うブレイドに鎧武は聞く。
「そりゃあ…久々に同じリアルとかの奴と出会ってからの深海棲艦とはいえ殺すと言う事への重みかな」
そう言ってブレイドは降りて着水すると水上を滑りながらカードを取り出してブレイラウザーにラウズする。
サンダー!
「おりゃあ!!」
勢いよく振るわれた雷の斬撃が戦艦ル級へ直撃して大破させた後にそのまま接近して発艦させようとしたヲ級を切り裂く。
それに先ほどのブレイドの発言でで呆気に取られていた鎧武は慌てて自分も戦場へと入ってからイチゴロックシードを戦極ドライバーから外して無双セイバーに取り付ける。
イチ…ジュウ…ヒャク…
鎧武「はっ!」
イチゴチャージ!!
そのまま深海棲艦の頭上を通り過ぎ様に無双セイバーを振るう事で放たれる斬撃を無数のイチゴクナイに変化させたクナイバーストを炸裂させていく。
「チィ…忌々シイ者達メ!」
「悪いな、お前等が襲わなきゃこっちも極力手を出さないんだが見るからに襲撃しますって殺気を出されたらこっちもさせない為に戦わないといけなくなるんでな」
憎々しげに言う戦艦棲姫にブレイドは攻撃して来たイ級を両断してからそう言う。
「散レ!!」
その言葉と共に姫級と鬼級の深海棲艦の砲撃がブレイドへと襲い掛かり、ブレイドは砲撃による爆風と水柱に覆われる。
「天龍!!うお!?」
それに鎧武は叫んだ後に装甲空母姫と別のヲ級が放っていた艦載機にダンデライナーを撃たれ、その衝撃で体勢を崩してしまい、ダンデライナーから落下してしまう。
狙われない様になるべく高い所から狙っていただけにこのまま落ちたら大ダメージは免れないのと深海棲艦に狙われてしまう。
「(やばい!)」
マグネット!
それに鎧武は目を閉じた瞬間、聞こえて来た音声と共に体が引っ張られる感覚を感じた後に誰かに受け止められる。
「たくっ、やっぱり予想通りじゃねえか」
「!天龍。すいません!」
目を開けるとダメージを受けているが健在のブレイドが映り、自分は助けられたんだと理解して謝る。
「さてと…この状況をどうするかだな」
「確かに」
まだ複数いるル級やイ級にヲ級を引き連れて自分達を見る走行空母姫達に2人は身構える。
「まてい!!!」
「全艦隊!うてい!!」
その時、大きい停止の咆哮と続けての声と共に深海棲艦たちへ砲撃や空爆が行われる。
「!今のは!」
2人は慌てて声のした方を見ると4組の艦隊とそれに併用するモーターボートが見えた。
「ふっははははははは!!待たせたな天龍に仮面ライダーに変身する異界の提督よ!!」
「音呂提督!?」
「赤セイバーだぁぁぁぁぁ!!!!」
モーターボートに乗っていた内の1人にブレイドは驚く中であ、俺と同じだと初めて会った際の自分と似た反応な感じの鎧武と共に艦隊へと近づく。
「待たせたな天龍!信濃に第1艦隊、さらに彼らの艦隊も増援で来た!」
「(ポカーン)
「…信濃。今は戦艦モードだから鎧武ボーイが誰って感じになってるぜ」
「やる気ださせる為に戦艦にしたが普通に装甲空母が良かったか?」
「仕方ありません零児殿、信濃殿は装甲空母の時は演習しかしてないのですから」
前に出てそう言う戦艦形態の信濃にボートに乗せられた鎧武は誰?となり、肩を竦めるハーケンの隣で頭を抑える左側が白髪の青年に運転していたバカでかいチョンマゲヘアの青年がそう言う。
「零児提督まで、ってかいたのか?」
「丁度演習をしに来たらな」
「余も同じだ!話を聞いたからには余達も手伝うぞ!」
同行しているメンツを見て呟くブレイドに零児がふうと息を吐き、音呂も胸を張って言う。
「あなた方は?」
「自己紹介がまだだったな。俺は有栖 零児。別の鎮守府の提督だ」
「同じく別の鎮守府の提督を務める帝政 音呂とは余の事だ!嫁は扶桑と山城だ!よろしくな異界の提督よ!」
「ハーケン殿のツァイト・クロコディールの操縦を務めておりますアレディ・ナアシュと言います。ハーケン殿から大体の話は聞いております」
話かける鎧武に3人はそれぞれ自己紹介する。
ちなみに嫁の紹介はいらんと音呂は零児に頭を叩かれていた。
それぞれ零児の艦隊は旗艦を利根改二に筑摩改二、木曾改二、北上改二、大井改二、長門
音呂は旗艦を扶桑改二に、山城改二、翔鶴、瑞鶴、雪風、島風
ハーケンは旗艦を霧島改二、初春、ビスマルク、多摩、球磨、榛名改二
そして信濃は自分を旗艦に大和、加賀、吹雪、五月雨と天龍を入れる為か1隻分開けていた。
「お兄ちゃん!」
「玲奈!お前も来てたのか!」
「お兄さんがいない事で心配してたぞ」
「シスターは大事にした方が良いぜミスター鎧武」
その後に音呂の背中からひょっこり現れる玲奈に鎧武は驚く中で零児とハーケンがそう言う。
「忌々シイ艦娘ニ人間共メ!」
「……やはり違うか」
「おおっと今回も外れとはなかなか出くわさないな」
「?どういう意味ですか?」
憎々しげに睨む戦艦棲姫を見て呟く零児へハーケンは肩を竦めるのに対して鎧武は気になって聞く。
「なあに、昔の育て親を探しているのさ」
「え?戦艦棲姫が育ての親!?」
「小さい時に親父の船に乗っていた時に別の深海棲艦に襲撃された事で海に放り投げだされた後にとある無人島で怪我を負っていた俺をとある戦艦棲姫が助けてそのまま育てられただけだ…それに俺を育てたのは白い髪に右側の角が折れた個体だ」
肩を竦めてそう言うハーケンに驚く鎧武へ零児は腕を組んでそう言う。
「さて、それよりも行くぞハーケン」
「OK、ミスターアリス。さっき貰ったのを試すとしますか」
「なっ!?それって!?」
そう言って何かを装着する零児と銃を取り出すハーケンに鎧武は驚く。
彼らがそれぞれ取り出したのはディケイドライバーにディエンドライバーだからだ。
「それ!?」
「ん?ああ、これは妖精さんが作ったのだ」
「なんか天龍のブレイバックルを見て即発されたんだってな」
驚いて指さす鎧武に零児はそう言い、ハーケンも言いながらお互いにカードを取り出してセットする。
カメンライド!
「「変身!」」
ディケイド!!
ディ・エンド!!
音声と共にそれぞれの姿が変化して仮面ライダーディケイド、仮面ライダーディエンドに変身すると水上へと降り立つ。
「ほれ!お前もこれを付けろ!付ければ水の上を浮けるぞ!」
「あ、はい!」
変身したら水上も浮けるの!?と驚く鎧武へ音呂は足に付ける様なブーツを投げ渡し、鎧武は言われた通りにブーツを装着すると恐る恐る水上に足を付けて浮いてるのを確認してディケイドとディエンドに並ぶ。
ブレイドも変身を解いて天龍に戻ると信濃達の艦隊に加わる。
「全艦隊に告げる!目の前の深海棲艦の艦隊を迎撃せよ!」
「乗り遅れるなよお前等!さあ、ショウ・ダウンだ!」
「行くぞ!切り開く!」
「艦隊、戦闘開始せよ!」
「ようし!ここから俺達と艦娘のステージだ!」
5人の提督の号令と共に戦いが始まった。
次回を待て
ゆっくり霊夢「と言う訳であとがきだよ~作者代行のゆっくり霊夢だよ~」
ゆっくり魔理沙「助手のゆっくり魔理沙だぜ☆」
ゆっくり霊夢「やっちゃったぜ☆」
ゆっくり魔理沙「確かに今回は壮絶にやっちゃったぜと言いたくなるわな;」
ゆっくり霊夢「いや~本当に作者はやっちゃったぜと言うか感化されちゃったね」
ゆっくり魔理沙「怒られても知らんぞ私は;」