ゆっくり魔理沙「そこで見せるはタイトル通り！」
突如現れた空母棲姫によりハマグリ鎮守府の海岸は戦場になっていた。
「ああ、もう！多すぎやで！」
「確かに敵の生成率が戦った時より多い！」
「それだけ激戦だったと言う事か！」
「確かにこの数は…」
迫る駆逐艦を撃ち抜いたり、艦載機を撃ち落としながら自分の艦載機を飛ばしつつぼやく龍驤に近くにいたＨ不知火も顔を顰めながら撃つのに対して那智と赤城は苦い顔をしたまま応戦する。
「このこのこの！」
「落ち着け伊勢！多いが焦らずにやれば問題ない！」
天龍に秋月の力を付与させて貰って艦載機などを撃ち落として我武者羅に来る重巡や戦艦を砲撃する伊勢にＨ日向が落ち着かせながら軽巡を撃沈する。
「大丈夫ハマグリの私！」
「うん！そっちも気を付けて！」
こちら２人の五月雨はお互いに大井改二と北上改二の力を付与させて貰って雷撃をしつつ砲撃していた。
「私、終わったら私の所の榛名の胸を揉むんだ…ひえぇぇぇぇぇ！！」
「何言ってるのあの人！？」
「あらあら～」
「トラック鎮守府の榛名が聞いたら顔を赤くしそうね」
一方で死亡フラグっぽいのを言いつつ避ける比叡にＨ朝潮は砲撃しながら叫び、Ｈ荒潮も困った顔をしながら撃沈する隣で陸奥は軽口をいうがその顔を厳しくしていた。
それぞれが奮闘する中で吹雪と天龍はイ級と共にＨ大和とほっぽと共に空母棲姫と対峙し苦戦を強いられていた。
「くそ、なんて固さだ」
「確かにあの時より強い…」
直撃しているはずなのにもろともせずに自分たちに攻撃を仕掛けてくる空母棲姫に顔を顰める天龍にＨ大和もほっぽを守りながら砲撃する中でそう呟く。
「ワタシノテイトク…カエセェェェェェェェェェェェェェェ！！！」
その直後に突進して来る空母棲姫に誰もが慌てて左右に飛び退る。
それにより吹雪とイ級、Ｈ大和は左、天龍とほっぽは右へ分断されてしまう。
しかも直後に天龍は空母棲姫の右腕から繰り出された裏拳で吹き飛ぶ。
「どわっ！」
「テンリュウ！！」
地面に倒れる天龍にほっぽは叫んだ後に慌てて逃げようとするが空母棲姫に捕まってしまう。
「ヤット…ヤットテイトクヲ…」
「ア、アア…」
「ほっぽちゃん！」
嬉しそうに目を細める空母棲姫に怯えるほっぽを助けようとＨ大和は駆け出そうとするが展開された敵艦載機や深海棲艦に妨害される。
そして空母棲姫は飲み込もうと艤装の口を開こうとする。
「くそ…」
なんとか起き上がろうとする天龍だが放ったのが姫級のもあってダメージが大きく、体の上半身を起こすしか出来ない。
どうすれば…と思ったとき、天龍は先ほどので自分から散らばったカードの中にあるブルーカードに気づく。
「…一か八かだ！」
震える手でブルーカードを掴んだ後にＢアークを取り出して画面をほっぽに向けた直後にスリットに通す。
「カードスラッシュ！」
その間も空母棲姫はほっぽを手に入れられると言う顔で艤装の口を開ける。
「マトリックス！エボリューション！！」
そして放り込まれようとした直後…カードは読み込まれる。
Matrix Evolution
音声と共に画面が光輝いた後に光はほっぽへと向かって行き、ほっぽに命中する。
「グッ！？」
光に包まれるほっぽに空母棲姫は左腕で目を守る。
その直後に光から現れた何かに殴られる。
「！？」
「え？」
「何が起こったんです？」
殴られた事で吹き飛ぶ空母棲姫に自分達を妨害していた深海棲艦を撃破した吹雪とＨ大和が驚いている間にほっぽを包み込んでいた光は弾け飛ぶ。
その中から現れたほっぽ、いや姫に誰もが驚く。
額には大きな角、体の右側に滑走路、左側にはクレーンのついた砲台のようなものがあるほか、両手には大きな鉤爪を持っている。
ほっぽが進化せし姫にＨ大和は名前を呟く。
「こ、港湾棲姫…」
次回を待て
ゆっくり霊夢「と言う訳であとがきだよ～作者代行のゆっくり霊夢だよ～」
ゆっくり魔理沙「助手のゆっくり魔理沙だぜ☆」
ゆっくり霊夢「大変長らくお待たせしました」
ゆっくり魔理沙「そして作者やっちゃったんだぜ」
ゆっくり霊夢「Ｂアークを考えた際に浮かんだネタで『そうだ。ほっぽちゃんを進化させよう』とね」
ゆっくり魔理沙「色々と読者の反応が怖いな」
ゆっくり霊夢「まぁ、そう言うのを受けるのは作者だからね」
ゆっくり魔理沙「次回を待っておけなんだぜ！」