ゆっくり魔理沙「今回は長月とその提督の再会だぜ」
信濃が運転する車で長月はスカートを握り締めて今か今かと緊張していた。
「緊張しますか?」
「あ、ああ…」
一緒に乗っている大和のに長月はこくりと頷く。
「そんなにしなくても大丈夫ですよ」
「そうかもしれないが…それでも、やはり…」
運転しながらそう言う信濃のに長月は不安を隠せない気持ちで顔を伏せる。
会わないとダメか…と大和が考えていると車は止まり、ここですよと信濃の言葉と共に降りる。
そこは広い一軒家でここが…と長月が呟くと家から数人の少女たちが出て来て長月を見て目を見開く。
「長月ちゃん!」
「長月ちゃんだぴょん!」
わーと長月に群がる少女たち…睦月型艦娘達に長月は皆…と呟く。
「刈牛羅総帥から連絡が来て集まったの」
「長月が見つかって良かったよ」
なんでいるのかに疑問に思っている長月に弥生が答えて、皐月は笑って言う。
「だが…まだ菊月が…」
「まぁ、長月がこうやって見つかったんだから菊月だって見つかるんじゃないの」
「そうですよ長月姉さん。菊月姉さんも必ず見つかりますよ」
顔を伏せる長月に望月がそう言い、三日月も続く。
そこに文月により車いすに乗せられた青年が来る。
「提督…?」
その青年を見て呟いた長月のに反応してか、ほとんどどこも見ていない様な視線は長月へと向けられる。
「………なが……つき……?」
目を見開き、呟いた青年に長月は恐る恐る近寄る。
「長月…なのかい?」
「ああ…私だ………キラ提督」
確認する様に聞く青年に長月はそう言う。
その言葉を聞き、青年は生気を感じられなかった目に輝きが戻り、涙を流す。
「……あ、ああ………長月、長月!!」
抱き締めてギュっとする青年、キラに長月も涙を流しながら抱き返す。
「すまない!いなくなって本当に!」
「いいんだ。ホントに良いんだ。長月が…こうやって帰って来てくれたんだ!」
謝る長月にキラはそう言って放さないとばかりに強く抱きしめる。
しばらくしてお互いに抱き着きを止めた後にキラはポケットから何かを取り出す。
それは小さい箱でキラは長月を見る。
「長月…君が消える前に僕が言った事を覚えているかい?」
「……ああ、覚えているよ」
なら…とキラは箱を開ける。
そこには緑色に輝く宝石が付けられた指輪であった。
「改めて聞くよ……僕と生涯を共にしてくれますか?」
「………ああ、ああ…あの時は言えなかった。今は言える…私も艦娘とか提督とか関係なく、あなたと一生を過ごしたい」
そう答えた長月の指にキラは指輪を通した後に見あい、顔を近づかせる。
そんな2人に睦月型全員は顔を赤くしたり、感動して涙を流したり、照れ臭そうに見ていた。
信濃と大和も本当に良かったと笑い合う。
こうして、離れていた2人は…再会できて、幸せを得た。
次回を待て
ゆっくり霊夢「と言う訳であとがきだよ~作者代行のゆっくり霊夢だよ~」
ゆっくり魔理沙「助手のゆっくり魔理沙だぜ☆」
ゆっくり霊夢「『特型駆逐艦、綾波(偽)と申します。』の刹那・F・セイエイさんから設定の許可を貰った際にやりたかった事を出来ました」
ゆっくり魔理沙「ちなみにモデルはガンダムSEEDのキラ・ヤマトだぜ~」
ゆっくり霊夢「いらん情報だけど作者は好きなのはシン・アスカです」
ゆっくり魔理沙「ホントGジェネとかスパロボで良く使うもんな」
ゆっくり霊夢「誰にしようかパッと考えた結果です」
ゆっくり魔理沙「行き当たりばったりな作者である」