ゆっくり魔理沙「んでプレゼントされたんだぜ」
「早く着いたな…」
「本当ですね」
仁淀の運転する新幹線に乗って鎮守府に戻って来た天龍は速さにそう呟き、五月雨も頷く。
「しかし、あっち側、何やらこちらの帰り際に何かあったようじゃのう」
「確かに島風が連れて来てたみたいだけど、吹雪はどうなの。綾波と一緒にいたのでしょう?」
「あーその…なんでも、別の世界から来たとか、しかも普通の島風ちゃんと違う感じみたいですね」
その後に利根がそう言い、加賀も思い出して吹雪に聞き、そう答える。
普通とは違うねぇ…と天龍は頭を掻く。
「別の世界か…色々とありえそうだな…」
「それでは私は戻りますね。あ、それと綾波さんから渡してほしいと言うのでこれを」
天龍がそう呟いた後にそう言って仁淀は一旦新幹線に戻って、何かを持ってメンバーに渡す。
それはリンゴマークがついたスマホとタブレットであった。
「これって…」
「はい、皆さんにお近づきにとの事です」
「おお!プレゼントじゃな!嬉しいものじゃのう!!」
渡されたのを見て聞く天龍に仁淀はそう言い、利根は喜ぶ。
「あ、それとイ級ちゃんには名前との事です」
「名前?」
「あー、何時でもそのままだと区別が付かないからですね」
「ぐー?」
続けてのに首を傾げる天龍のに五月雨はイ級を見て言う。
「名前はメルヴィンでフレッチャー級駆逐艦、DD-680から取ったとの事です」
「メルヴィンか…お前的にどうよ?」
「ぐ?ぐぐ~~♪」
出て来た名前にそう聞く天龍にイ級――もといメルヴィン――は嬉しそうに喜ぶ。
「それでは、私はこれで」
「三笠提督やそちらの皆さんにお互いに頑張りましょうとお伝えください」
そう言って新幹線に乗る仁淀に信濃は敬礼して言い、天龍達も習う。
「はい、では!」
そう言って仁淀も返してから扉が閉まった後に新幹線は動き出し、基地へと戻って行く。
「色々と感慨深い演習だったな」
「そうね…色々と習う所もあったわね」
「そうですね」
「さて、それでは久々の我が家で休もうではないか!」
そう言う天龍に加賀も頷き、大和も笑ってから利根がうーんと背伸びして言う。
「それじゃあ私は長月さんを先代の提督の所に連れて行きます。皆さんは英気を養ってください」
「あ、私も行くわ信濃」
「それだったら提督。建造を数回させて貰っても良いか?」
そう指示を出す信濃に大和も同行を求め、天龍がお願いする。
「分かりました。これから遠征も入れないといけないのでよろしくお願いします」
「了解だぜ」
そう言って車の方へと向かう信濃達を見送って天龍達は建造に向かうのであった。
次回を待て
ゆっくり霊夢「と言う訳であとがきだよ~作者代行のゆっくり霊夢だよ~」
ゆっくり魔理沙「助手のゆっくり魔理沙だぜ☆」
ゆっくり霊夢「はい、8話から15話ぶりに戻ってきました」
ゆっくり魔理沙「こう見ると長く空けてたな」
ゆっくり霊夢「んで次回は2回目の建造祭りです」
ゆっくり魔理沙「どうなるのやら…」