憑依天龍が行く!   作:鳴神 ソラ

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ゆっくり霊夢「川内ロイミュードとの会話だよ~」

ゆっくり魔理沙「どういう感じかは見てくれよな」


18話:出会い~の、そして話し~の

 

 

前回からしばらく経ってお昼を終えた後に中断された演習の準備をしていた。

 

ただ、その前に綾波に頼まれたと言う長良によりある場所に天龍は連れて行かれていた。

 

「どこに向かってるんだ?」

 

「それは着いてからのお楽しみですよ」

 

ホントどこに向かってるんだろうと天龍が考える中で牢獄の様な雰囲気のある所を通ってここですと長良はとある扉を開ける。

 

何がいるんだろう?と天龍は恐る恐る入る。

 

「やあ、初めましてだね。もう1人の仮面ライダー」

 

中は窓代わりの鉄格子にベッドとトイレと洗面台が備われた部屋で中央に川内がいた。

 

ただ、朝出会った川内ではないのを天龍は理解した後に眼帯をずらして、左目で見る。

 

遠くを見ると言うのが出来たなら気配を探るとか出来そうかなと思いながらやってみたのだ。

 

んでやってみた結果、やはり彼女は艦娘ではないのを認識する。

 

「お前は…ロイミュードか?」

 

「へぇ~分かるんだ。もしそうならどうする?」

 

再び眼帯で塞いでから問う天龍に川内ロイミュードは笑って聞き返す。

 

「何もしないならこっちもしねぇよ」

 

「ふうん。そうなんだ」

 

そう言って胡坐を組んで座り込む天龍に川内ロイミュードは観察する様に見る。

 

「と言うか、なんでこんな所にいるんだ?」

 

「ああ、それがさ聞いてよ。もう1人の仮面ライダーがさ、私らに興味津々だったからさ、会いに行くついでに手土産にバイラルコアを持って来たんだけどいきなり変なミニカーが数台で襲い掛かって来て撃退しようとしたら艦娘が来て連行されて今の状態になった訳よ」

 

なぜいるかの理由を問う天龍に川内ロイミュードはそう答えて手土産も取り上げられるしさとぼやく。

 

「(変なミニカーってシフトカーの事か…)まぁ、そりゃあ実態も分かってない奴がいきなり来たら警戒されるに決まってるだろ。俺も警戒しちゃうな」

 

「えー、あいつ等の肩を持つの」

 

そう返す天龍に川内ロイミュードは不満げにぼやく。

 

「そりゃあ理不尽な状況はともかくな…と言うか綾波にも会ったのか?」

 

「そうだよ~ちなみになんでキミは私に会いに来たの?」

 

質問する天龍に川内ロイミュードは肯定して質問を返す。

 

「なんか連れて来られた。お前に会わす為かもしれないけど目的は知らねえ」

 

「ふうん。そうなんだ…」

 

興味深そうに天龍を見る川内ロイミュードに天龍は気になった事を聞く。

 

「と言うかなんで綾波に会いに来たんだ?綾波が興味あったからと言っても損得考えたら損の方が大きいかもしれないぞ?」

 

「これは綾波にも言ったけど、人間と艦娘、その両方を勉強したいなら綾波に肩入れしてみろ、って言われたからね。とある艦娘にね」

 

帰ってきた事にそりゃまた…と呟いた後に川内ロイミュードの最後に言った事に考える。

 

とある艦娘と言う事は艦娘が彼女たちと一緒に行動していると言う事、誰なのかは聞いても答えてくれるか分からないが行方不明になっている3人の艦娘の誰かかもしくはどこかの鎮守府から逃げて来た艦娘かとも考えるが後者の場合は矛盾が出来る。

 

後者の矛盾とは綾波を知っていると言う事だ。

 

なぜなら綾波は行方不明だった艦娘の1人であり、最近になって見つかったのは今いる防衛基地のみである。

 

例え刈牛羅の様に知っていたとしてもまだどう言う目的で動いているか分からないロイミュードに勉強したいならで綾波でと指定するのはおかしいのである。

 

「(ホント謎だな)」

 

「ねえねえ」

 

ううむと唸る天龍に川内ロイミュードは話しかける。

 

顔を向ける天龍に川内ロイミュードは質問する。

 

「キミにとって君たち艦娘はどう言う存在だと思う?」

 

「どう言う存在……そりゃあ人間と同じ様に生きてて感情もある生命体じゃないのか?」

 

出て来た言葉に川内ロイミュードはぽかーんとなる。

 

「ん?どうしたこっちの返答おかしいか?」

 

「あ、いや…綾波から返って来たのとは違うなと思ってね。あっちは自分達の事を兵器って言ってたし」

 

聞く天龍に川内ロイミュードは慌ててそう返す。

 

「んーそこらへんの見解は人それぞれじゃねぇ?」

 

「そんなもんかな?」

 

そう返す天龍に川内ロイミュードはんーと首を傾げる。

 

「天龍さん、そろそろ演習を行うと言う事で出て来てください」

 

「ん?分かった。んじゃあな。あんま変な事をしないで大人しく出られるのを待っとけよ。ロイミュードだから壁を壊せるかもしれないけど悪い印象を持たれたくないならじっとしとけよ」

 

扉越しの長良のに天龍は返した後に川内ロイミュードに向けてそう言って出て行く。

 

「やっぱ分からないもんだね。人間ってのは…」

 

そんな天龍を見送って川内ロイミュードはそう呟くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

次回を待て

 

 

 




ゆっくり霊夢「と言う訳であとがきだよ~作者代行のゆっくり霊夢だよ~」

ゆっくり魔理沙「助手のゆっくり魔理沙だぜ☆」

ゆっくり霊夢「はい、天龍と川内ロイミュードの会話でした~」

ゆっくり魔理沙「ちなみに天龍の川内ロイミュードの問いに対しての返答は作者がそう艦娘を認識してるんだぜ」

ゆっくり霊夢「次はどうなるのやら~」

ゆっくり魔理沙「そこはやっぱり相手側の結果待ちなんだぜ~」

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