ゆっくり魔理沙「ホントお待たせなんだぜ」
前回、どんよりの原因であるレ級達を撃破し、コアを破壊しようとした所、川内姉妹の那珂と神通を模したロイミュードが現れた。
「どうする?」
「もし戦闘になるならやるしかない」
『だが相手も未知数だからな』
一応構える天龍に綾波も警戒しながらそう返してベルトさんも液晶画面の顔を顰めながら呟く。
すると2体のロイミュードはコアを回収するとそのまま去って行く。
「前の川内の様に回収だけが目的だったのか?」
「かもな」
『相手は本当に何が目的だろうね』
それを見届けてから天龍はレバーを引いてオリハルコンエレメントを潜ってブレイドの姿から元の姿に戻る。
「えっと、ありがとうな。これ」
「ああ、良いよ。それ上げる」
礼を言ってからブレイバックルを返そうとする天龍に綾波はそう言う。
「良いのか?」
「ああ、それに結構戦い方様になってたし」
そう聞く天龍に綾波は評価する。
「ガムシャラに近かったけどな…けれどありがとうな」
「良いって良いって、さあ戻ろうか」
そう言って2人はトライドロンに乗り込んで前線基地へと戻る。
☆
「あ、天龍さん!」
「無事だったんですね!」
戻ると丁度吹雪や春雨達が待っていた。
菊月に至っては綾波に抱き着いている。
「戻ったようだな」
「ああ、原因の奴をなんとか退散させた」
コアを破壊してないのでそう報告する天龍に刈牛羅はそうかと呟く。
「それで、先ほど三笠提督と話したが演習は後日になった」
「まぁ、それは仕方がないか」
まだ戦艦形態な信濃の言い分に天龍は仕方ないよなと納得する。
「結果がどうなるか分かりたかったですよね」
「確かにな、不完全燃焼でもあるな」
そう言う吹雪に信濃が出たので出れなかった利根もうんうん頷きながら同意する。
「こっちも不完全燃焼だよ」
「うん、演習とはいえ綾波さんと一緒に暴れられると思ったのにね」
同じ様に夕立と春雨もつまんなさそうに言う。
と言うか彼女達が砲撃する前だったのもあって不満は誰より強いだろう。
「では、俺はこれから帰る。島風を姪の所へ帰さんとな」
「刈牛羅司令の艦娘じゃないんですか?」
「違うよ~」
そう言う刈牛羅に驚いて聞く五月雨に島風もそう言う。
「ではな」
そう言って海に飛び込むと物凄い速さで帰って行き、島風も続いて飛び込んで並走して続く。
「………ぶっ飛んでますねあの人」
「うん、それは俺達も思った」
そんな刈牛羅を見送ってコメントする綾波に天龍は心底同意した。
とにかく、吹雪を除いて各々自由行動に出るのであった。
次回を待て
ゆっくり霊夢「と言う訳であとがきだよ~作者代行のゆっくり霊夢だよ~」
ゆっくり魔理沙「助手のゆっくり魔理沙だぜ☆」
ゆっくり霊夢「待たせたね」
ゆっくり魔理沙「だな。ホントに待たせたな」
ゆっくり霊夢「今回は刹那さんへ聞きに行った結果こういう結果になったよ」
ゆっくり魔理沙「次はどうなるか楽しみにしといてくれなんだぜ」