憑依天龍が行く!   作:鳴神 ソラ

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ゆっくり霊夢「タイトル通りだよ~」

ゆっくり魔理沙「今回、信濃の形態チェンジお披露目だぜ」


14話:演習する~の

「いやーホント大変だったな」

 

「ホントですね;」

 

艤装を装備しながら言う天龍に五月雨は今朝の事を思い出して言う。

 

今朝、此処の艦娘達の裸を見ない様に朝風呂を五月雨に手伝って貰いながらしていた天龍だったがそこに前回保護した菊月を連れた綾波が来た。

 

その際、菊月は長く不明になっている間になのか元いた鎮守府ので患ったのか対艦娘恐怖症になっていたので2人に怯えていた。

 

挨拶はしたけど五月雨から綾波の後ろに隠れる様子を聞いてこりゃあ重症だなと天龍は困った。

 

それを見て天龍はこれ、元の鎮守府に戻しても大丈夫なのかと思った。

 

その後はきちっと自分の体にタオルを巻いて貰った後に相手側もタオルを巻いて貰って目隠しを外して話しかけ、相手側も勇気を出してくれたので天龍はホッとした。

 

ただ、仲良くなってくれたは良いがまだ五月雨は無理で綾波がいないと不安な様で綾波の腕に抱き付く様子から親に抱き付く子の様な印象を天龍は受けた。

 

「頑張りましょうね皆さん!」

 

「そうね…相手に狼藉を働かないようにね淫獣」

 

ふんす!と気合を入れる吹雪に加賀は自分の弓を確認しながら注意する。

 

「私は演習中は真面目ですよ!!後、もう撃たれたくないんですはい」

 

「そんなに撃たれたのが嫌だったんじゃな;」

 

伊19のに撃たれた事を思い出してか震える吹雪に利根は呆れる。

 

「いやだって、天龍さんはただ突き飛ばすだけだったから相手もそうするだろうなと思ってたら撃たれたんですよ;」

 

「俺と相手の反応を一緒だと思うな;」

 

「え、えっと、皆さん。準備はよろしいですか;」

 

弁解する吹雪に天龍は呆れていると信濃が話しかける。

 

「うむ!吾輩は準備良しだぞ!」

 

「ぬぅん。すまんが利根。お前は待機だ」

 

自信満々に胸を張る利根にまだいた刈牛羅がそう言う。

 

「なんでじゃ!?」

 

「それについては…信濃。お前が旗艦として演習に参加しろ」

 

「ふえ!?」

 

まさかの待機に叫んだ利根は刈牛羅の言った事にあーと納得する。

 

「そう言えば信濃の艤装は見てないわね」

 

「そう言えばそうですね!私達も見たいと思った時に演習の話が来たから聞けてませんでした!」

 

大和のに追従して吹雪も興味津々に言う。

 

恥かしそうだった信濃はちょっと待っててくださいと艤装を装着しに行く。

 

「も、戻りました~」

 

そう言って戻って来た信濃の格好に誰もがん?となる。

 

戦艦だから大和と同じ感じと思っていたのだが信濃の艤装は違っていた。

 

まず艤装は天龍が知る装甲空母である大鳳の物に近い。

 

ただ、大鳳が持っていた手持ちのボウガン型艦載機射出装置がより大型化し、両手で構えるような、長いライフル型になっており、その射出装置の先端に銃剣も装着されてて、銃剣術や薙刀術のような近接格闘も可能となっている。

 

「なんじゃ?戦艦とは思えんな…」

 

「それはそうだ。今の信濃は装甲空母形態だからな」

 

「装甲空母…ですか?」

 

見たままの感想を言う利根のに返した刈牛羅が言った事に誰もが驚く。

 

「形態って事は…戦艦にもなれるのか?」

 

「うむ、ただ、こやつは恥かしがるのでな…」

 

「だ、だって…」

 

天龍の問いに刈牛羅は頷いてそう言うと信濃は顔を赤くする。

 

すると見ていた島風がほいっと信濃のメガネを取る。

 

その瞬間、信濃の雰囲気が変わり、信濃は纏めていた髪をロングに下ろし、目つきが勇ましくなるとコートのボタンを外してバッと脱いだ後に肩に羽織ると見えていなかった大和型の服装が見えた。

 

さらに艤装も大和と細部以外は変わらないが両手に空母形態で持っていたライフルと同じ位の長さの薙刀を持っている。

 

その際、見えた胸に吹雪ははうわーと目を輝かせる。

 

「こら島風、勝手に眼鏡を取るな」

 

「だってそうしないと信濃は戦艦にならないじゃん」

 

注意する信濃に島風はぶーぶー言う。

 

「やはり信濃さんも胸が大きいですね~」

 

「あー、だからお風呂入った時、眼鏡を外さなかったのね」

 

しみじみと言う吹雪の隣で大和は着任した日の夜に入った風呂の時を思い出して言う。

 

「まぁ、戦艦の方でもよろしく頼む」

 

「分かった」

 

「了解です。それでそのまま出るんですか?」

 

そう言う信濃に天龍は頷くと加賀が聞く。

 

「まぁ、そうだな。お披露目な感じで良いだろう」

 

「事前に伝えてある。良い演習をして来い」

 

そう言った刈牛羅のを背に誰もが演習場に出る。

 

その近くで駆逐イ級が応援する様に口に咥えた旗を振っている。

 

しばらくすると川内、土佐、雲龍、夕立、春雨と共に綾波が来るが綾波の格好に驚く。

 

まず、両脚と両腕に北上と大井が改二となる事で得る五連装酸素魚雷を装着していて、さらに加賀の飛行甲板と矢筒を装着して弓を握っており、背中には自分の主機と大和の艤装を装着していた。

 

「「「ええ!?」」」

 

「これは驚きました」

 

「だ、大丈夫なのかしら?」

 

「ほう、これはまた重武装だな」

 

天龍と五月雨と吹雪は驚き、加賀はそう呟き、大和は疲れないのか心配して信濃は関心する。

 

「遅れてすいません」

 

「いや、こちらも先ほど来たばかりだ。有意義な演習をしようじゃないか」

 

謝る綾波に信濃はそう返すとあれ?となっている綾波にやっぱ戸惑うか…と天龍は頬をポリポリ掻く。

 

「みんな、油断せずに行こう」

 

「全艦、戦闘開始!!」

 

気を取り直したのか綾波は自分の艦隊にそう言い、信濃も合図を出すと共に演習が開始された。

 

 

 

 

 

次回を待て




ゆっくり霊夢「と言う訳であとがきだよ~作者代行のゆっくり霊夢だよ~」

ゆっくり魔理沙「助手のゆっくり魔理沙だぜ☆」

ゆっくり霊夢「はい本来の目的である演習が始まりました!」

ゆっくり魔理沙「それと共に信濃の形態変化も出せたんだぜ~」

ゆっくり霊夢「いや~ホント出せて良かったよ~」

ゆっくり魔理沙「結果がどうなるんだろうな」

ゆっくり霊夢「だね」

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